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◎記者会見◎

12/4/02

 いちおう、小説家、あるいは全日本妖怪推進委員会としての活動に「あてはまらないものごと」につきましては、「基本的に公表しない」というポリシーを持っております。このたびの震災に関するもろもろも、ほとんどが個人的な行動でありまして、上記の活動には「あてはまらない」と考えましたので、一切ご報告はしておりません――と、いうようなことは、いくつかの場所で申し上げておりました。
 ところが、今回は突然の記者会見という運びになりました。どうであれ、形としては「個人的寄付」の域を出るものではないわけで、どうなってるんだとお思いの方もいらっしゃったかもしれません。
 記者会見を開くにに到った理由はいくつかあります。

 実は、この「被災地文化財レスキュー」に協力させていただきたいという意思表示をいたしましたのは、昨年五月のことでありました。ただ、その段階では、まだまだ優先されるべき事柄が山積みでありました(それは一年経った今でもそう変わりはないのですが......)。何であれ、命に関わること、生活に関わることが最優先されるべきであることは明らかでありました。
 加えて、何よりもレスキューすべき文化財自体の実態把握が出来ていない状況でもあったわけです。
 可及的速やかに着手しなければ、刻一刻と取り返しのつかない状況になってしまうものなのだけれども、同時に長いスパンで取り組まなければ達成できない性質のものでもあったわけです。
 そこで、他のこととは切り離して、この案件については「細く長く」協力出来る仕組みは作れないものかと考えました。結果的には個人的な寄付と変わりのないスタイルにせざるを得なかったわけですが、その経過においては、講談社をはじめ様々な人の協力をいただくかっこうになってしまいました。そのため、個人的な活動の枠を少しばかり超えてしまったわけです。そういう事情があったために「ファンド」なんですね。

 もうひとつ、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成団体の活動を知っていただきたかったという思いもありました。

 と、いうわけで、財団の理事長である宮田亮平さん(東京藝術大学学長)とともに、記者会見に出席させていただきました。

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 詳しくはこちらを。

「電子」が生んだお金を「紙」の救援に! 「京極ファンド」設立

 こういう会見は苦手であります......。
 会見前に、宮田理事長の作品であるドラを鳴らさせていただきました。

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◎ラヂオ◎
 どういうわけかまたまた改編期を乗り越えてしまった呪いのラジオ「平山夢明の東京ガべージコレクション」。
 いったいいつまで続くのでしょう。
 そんなわけで今期の収録最初のゲストは、伝説の編集者(そんな風にいわれると「生きてないみたいじゃない」とおっしゃってましたが)、末井昭さんと、カメラマンの谷口雅彦さん。

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 末井さんにはあの『写真時代』の蔵出しエピソードや『パチンコ必勝ガイド』誕生のいきさつなどをお伺いしました。
 そして谷口さんとタッグを組んだ最新のお仕事、『沈黙と饒舌と~原発のある町』(白夜書房)についても、あれやこれやとお聞きいたしました。「脱」でも「反」でも、もちろん「推進」でもない、「原発」と暮らす町の簡単には言葉にできない「今」を、物言わぬ写真が饒舌に語ってくれるという、まさにタイトル通りの一冊であります。ご興味のある方はぜひ書店に足をお運びください。
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◎ミッション1・写真を撮りなさい

12/3/22

 小説すばる(集英社)で始まる新連載用の写真を、自分で撮ることになりまして。
 でもって神保町の古書店街に行ってまいりました。「怪」でもお馴染み、大屋書房さんを皮切りに、六軒の古書店さんをまわりまして、店内を撮影させていただきました。
 いやー大変でした。
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 何が大変って、営業中の古本屋さんにお伺いしているというのに本を買わないなんて、そんな無体な。
 大体、神保町にはお祭りか深夜にしか行かないのでそんなにお店巡りはできないのであります。仕事か売り子ですから。今回は、営業時間中。しかも、本を見なくっちゃいけないわけで。
 でも我慢しました。我慢しましたとも。今日は撮影なんだ。撮影だけなんだよう(少し買いました)。
 改めて買いに行きます。
 ご協力いただいた店舗のみなさま、お邪魔しました。お世話になりました。
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◎ミッション2・原画を見なさい
 怪談えほん(岩崎書店)シリーズ五冊の原画展が青山ブックセンターで開催中であります。
 会期中にいけそうもなかったので、ぜひ一目見ようと青山へ。
 くまもマイマイもゆうれいもきいきいする連中もいました。まあ、あの子はいましたが、あの男は留守でした。
 いやー大変でした。
 何が大変って、営業中の書店さんにお伺いしているというのに本を買わないって。そんな無体な。
 というか、結構買いました......。
 同じ日に町田尚子さんもいらしていたとか。ばったり会っていたら面白かったのですが。
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 みなさんも、ぜひに。

◎ミッション3・新連載を始めなさい
 その後、小説現代(講談社)で始まる新連載の打ち合わせを。で、これに決定。
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 意味がわかりません(笑)。
 思想的な背景はまったくございませんので、誤解のなきよう。そのまんまR/Lの右であります。
 どんな小説なんだ。
 ちなみに、南米のエケコ人形が応援してくれます(小説内に登場はしません)。
 ますます意味がわかりませんね。

◎ミッション4・別の打ち合わせもしなさい
 でもって、まったくもって偶然に村上健司くんとばったり出会い、梅沢年寄とも出会い、ついでに某企画の打ち合わせ。
 その後、メディアファクトリーとも打ち合わせ。よくわかりませんが、幽とか幽談とか電子とか。
 最後は全日本妖怪推進委員会のいつもの様子に。

◎戻ったら
 小説新潮(新潮社)が届いておりました。
 今号から新連載「ヒトでなし」が始まります。三月に一度の掲載です。

ゲゲゲ・90!

12/3/21

 水木しげる大先生が九十歳を迎えられました。
 大先生は調布市の名誉市民でもあらせられますので、調布市のグリーンホールにてそれをお祝いする「調布市名誉市民水木しげる卆寿記念 ―妖怪の棲むところ―」が開催されました。
 会場は満席。
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 第一部は水木大先生がお住まいになっている調布市の長友市長を始め、大先生の故郷である鳥取県境港市、「遠野物語」のふるさと岩手県遠野市、こなきじじい生誕の地徳島県三好市(なんと三市とも『怪』遺産認定地!)の代表が集結、町おこしに対する取り組みついての報告会が行われました。おばけが町を元気にしてくれるというのは、何ともうれしい限り。
その後、記念の「手形」奉納。

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 奉納先は、もちろん大先生ご本人。
 弟子その1・荒俣さんと、その2・僕が先生と奥さまを壇上までアテンドさせていただいたのですが、大先生、中央でいきなりお客様にお尻を向けるという、ハイテク「ボケ」をかまされまして、弟子1弟子2もツッコみのタイミングを失ってただ笑うのみ。「いや先生、正面はこっちでんがな」とツッコむべきだったわけですが、あまりにも面白かったので、ただ笑ってしまった次第。いや、勉強になります。
 でもってこの手形が立派で、しかも重いのであります。
 記された文言が「屁のような人生」だったのが、かなりうれしかったり。
 
 第二部は弟子2、弟子1による「水木大先生を語る」。まったく打ち合わせなしでしたが、はからずも僕が幼少時から今まで、荒俣さんが完成された現在の大先生を取り上げる恰好になりました。
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 水木哲学のポイント「買う・喰う・(いびきを)かく」の3Kと、「忘れる、笑う、驚く(wonder)の3Wということでまとめようとしたところに、なんと水木大先生再登場。

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 いや、スリーショットは実は久し振りなのでありました。

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「人間の心臓は120までは動くそうです」と荒俣さんがおっしゃいましたらば、「まあ大丈夫そうです」と仰っておられました。
 心強いことです。

 新刊『水木しげるの古代出雲』(角川書店)も、当日初お目見え。古代人の霊に夢でノックされてから数十年、ついに完成した作品であります。感無量。

 懇親会の後、「怪」スタッフと次号以降の打ち合わせを延々といたしました。いや、水木先生にお会いすると、幸福な気持ちになってみんなテンションが上がるんですねえ。
 というわけで、『怪0035』も間もなく発売であります。

「小説新潮」で

12/3/16

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 という、また困ったタイトルの小説を書かせていただくことになりました。で、
 「小説すばる」で
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 という、変なタイトルの小説を始めさせていただきます。で、
 「小説現代」でも始まるのですが、まだタイトルロゴを作っていません。

 それから(何だか発売日のアナウンスの行き違いで色々とご迷惑をかけたようでありますが)、『定本百鬼夜行 陰』『定本百鬼夜行 陽』(文藝春秋)も明日発売になります(一部地域ではもう昨日発売になっているようです。これはフライングではなく、また他が遅延したわけでもなく、流通の都合そうなってしまうのだそうです)。
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 不思議な判型でありますが、四六判変形だそうです。わりと読みやすいかもしれません。
 「陽」は新刊、「陰」は新装版です。くわしくはこちら

 それからそれから、本日「電子百鬼夜行」シリーズが発売されます。
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 まずは『姑獲鳥の夏』と『百鬼夜行 陰』ですが、続けてぞろぞろ出るようです。『陽』も来月には並ぶとか。
 こちらは一斉発売ですが、電子でも「時間まではそろえられない」のだそうで、いつ購買可能になるのかは電子書店さん次第だそうであります。詳しくはこちら。電子出版はなんか敷居が高い、面倒そう、わからないという方のための買い方ガイダンスもあります。

 でもって、あの、南極のソフビ形の張り子プレゼント企画ですが、厳正なる抽選のうえ、

「岩手県在住の長根芳仁さん」

 に決まりました。当たってしまいました、長根さん。
遠からずスダレが参りますので、よろしくお願い致しますです。もちろん、張り子職人荒井良の作った一点ものであります。まあ南極夏彦自体はどうでもいいオヤジですが、荒井作品としては貴重であります。
 かわいがってやってつかあさい。

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どうということはないのですが イチ並び。うははははははは。

12/3/12

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 現在、二つ目の新連載第一回と書き下ろし長編を並行して進めております。ほぼ一時間置きにスイッチする感じ。
 今までは仕事が被る場合、時間が長くかかる仕事を中断し、短い時間で終わる仕事を合間に入れるというシフトだったので、こういう進行は初めての試みです。
 三つ目の連載も控えているので、当分このまんまのローテーションになる模様。効率がいいのか悪いのかはわからないので実験です(たぶんあんまり変わらない気が)。
 ちなみに、新連載その一『ヒトでなし』第一回は「小説新潮」に載ります。ものすごく久し振り。
 いま進めているその二は「小説すばる」であります。ちなみに、集英社なのにギャグじゃありません。うーむ。

日本図書館協会 選定図書

12/3/08

ストップ・プレス! ストップ・プレス!
いるの いないの』が、日本図書館協会より「選定図書」に選ばれました! こりゃスゴイ!
ツイッターで、厨子王自身も驚き、恐れ入っている模様です(笑)。

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ちなみに、3月20日(火)から「怪談えほん」全5作品の原画展が、青山ブックセンター本店で開催されます。
詳しくはコチラをご覧くださいませね。(まるひ)
 ↓
怪談えほん原画展|青山ブックセンター

東京ガベージコレクション

12/3/02

 まだまだ続きます。4月以降も続きまよ。
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 今週はあの大雪の中収録がおこなわれました。
 
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 なんとサプライズイベントが。
 照明が消えて運ばれてきたのがこれ。
 スタジオが暗くなった瞬間、平山先生が「なんだ、また誰か来るのか!」と言っていたのは内緒。

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 これ見てください。「あっ」と思った方。そうですそれです。

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 厨子王みずから切り分けてくれました。

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 私は「夏」を食べました。とても美味しかったですよ。
 ガベージスタッフさん感謝です。

 写真ぺたぺた貼ってみました(オーツカ・ハル)。

南極夏彦人形

12/2/28

『南極。』文庫化特別企画!!
「南極夏彦人形」プレゼントの締切が、明日2月29日(水)当日消印有効と迫っております。

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このすだれハ愛らしい人形(張り子 作・荒井良氏)があなたのものになるチャンスですよ。
詳細はこちら
どなたでも応募できます。お余りの年賀状のつかいどころですよ(オーツカ・ハル)。

【文庫版】『幽談』発売中です。

12/2/27

MF文庫ダ・ヴィンチ(メディアファクトリー)、620円ですー。

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この表紙を見るたびに、思い出しては背中がゾワザワするものが......。
それは、子供の頃にテレビで観たドラマです。(何十年前の話だ)
タイトルやストーリーなど、詳細はすっかり忘れてしまいましたが、女の人の手首が、どこまでも男性を追いかけてくるというホラーなドラマ。
とにかく手首がしつこい。箱に入れてヒモでぐるぐる巻きにして遠くに捨てても、脱出してまた追いかけてきたような。この辺はウロオボエですけどね。
人一倍怖がりなくせに、よく観られたもんです子供のワタシ。そりゃあ怖かったですよ、今でもこうやって思い出すぐらいですから。
「ああそのドラマなら知ってる」という方、いらっしゃいますかね?

幽談』の巻頭に収録されている「手首を拾う」は、もちろん手首が追いかけてくる話ではないです。
が、ワタシが手首ドラマ(勝手に命名)に思うぴったりなセリフを見つけてしまいました。

「覚えちゃあおりませんけども、忘れもしません」

どこにあるセリフなのか、よかったら探してみてくださいね。(まるひ)


【追記】
ツイッターってスゴイ!
更新の告知とともに、「手首ドラマ」をご存じの方がいると嬉しいとツイートしたところ、三名の方から教えていただきましたよ!
「手首ドラマ」は、『恐怖劇場アンバランス』の「墓場から呪いの手」でした。
いやあ、感無量であります。
教えてくださった方、ありがとうございました!

昨日の厨子王

12/2/08

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取材

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取材

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取材

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『いるの いないの』(岩崎書店)サイン50冊

という一日でした。詳細はまたおって。(オーツカ・ハル)

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