大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
大極宮公式ホームページ
Since 2001.2.20
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◎房総ゲゲゲコレクション
13/2/20
某日未明、密命を受けた我ら水木谷三人衆は、安房国へとひた走った。しかし行く手には暗雲が垂れ込めていた。雨はみぞれになり、やがてしんしんと降り積もる雪へと変わった。頭に積もる雪。「こんなことで諦めては忍びの一分が立たぬぞ」「密命を果たせぬ時は死じゃ」「わしはラジオ収録を蹴ってまで来ておるのじゃ。どうせ抜けラジオ忍として追われる身、辿り着けねば無駄死にじゃ」「天はわれわれを見放したか」「忍びが通るのはけもの道じゃ。これでいいのだ」「それは作者違うし」と、何だかよくわからないでしょうが、水木しげる漫画大全集編集委員三人は水木プロの原口社長ともども、降りしきる雪の中、なななんとあの、白土三平先生にお会いするため、房総半島の某所へと向かったのでした。
し、白土先生ですよ。イズナ落としかけられちゃいますよ。僕ら少し足りない下忍ですし。
相当に緊張しましたが、白土先生は実に優しく迎え入れてくださいまして、貴重なお話を山ほど聞かせてくださいました。
いや、漫画界の巨人です。というか、漫画の歴史そのものでいらっしゃいます。
白土先生には『水木しげる漫画大全集』第1回配本の解説をお願いしたのでした。
そんなわけで、どうしても都合がつかずに今回ガベージコレクションはお休みしてしまいました。
来月は平山夢明さん「ピン」のラジオが聴けます!
13/2/10
今宵は『東京ガベージコレクション』のON AIRです。ゲストは女優、文筆家としてご活躍の森下くるみさん。(TOKYO FM 日曜25:30-26:00)
ひごろ忙しい方も明日は休日なので是非・・・。(T)
「あやかしの世界」‐妖怪と伝説‐
13/2/03
「埼玉の妖怪」をテーマに2/2トークショーが行われました。
映像作品「あやかしの世界」の上映会ではスタッフと出演者の舞台挨拶もあり、劇中に登場した
妖怪たちも場内にあらわれイベントに華をそえました。(T)
それゆけ!妖怪馬鹿おやじ
13/1/29
イチ押しにもあります「それゆけ!妖怪馬鹿おやじ」購入してみました。
ファンプラスの会員登録だけしてしまえば、購入は面倒ではないですよ。
少しだけご紹介。
厨子王が出演・編集。
購入したのは第三巻-家の妖怪-。
ちなみに各巻315円(税込)です。
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このチャプター選択画面もきっと厨子王が作っています。
気になったのがこのコーナー。
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郡司シェフの怪的化けグルメ。
リベンジしようと企んだのだが遅刻したのだ。
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このくだり。
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それ以外にも村上健司氏による「村上健司のさすらいお化け探し旅」。
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厨子王、村上健司氏、郡司聡氏(雑誌「怪」顧問)三名による「家のお化けを語れ」。
第5回MOE絵本屋さん大賞2012第3位記念
13/1/21
豆狸
13/1/17
今春、『西巷説百物語』の文庫が角川書店さんから刊行予定です。
その表紙に使われる張り子の撮影がおこなわれました。場所は厨子王宅(ソフト館)。
製作はもちろん荒井良氏。
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見事なかぶりっぷり。
ぐるっと後ろから回してかぶっているのですね。
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上から見るとこうです。
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愛嬌のあるお顔。
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「大玉屋」。見事な大玉。
張り子が海外にわたるという噂もあるそうですよ。
またまた大量更新
12/12/19
◎ガベージ
いったい何が面白いのかわからないのに、いっこうに終わる気配のない平山夢明プレゼンツ東京ガベージコレクション。
相変わらずゲストで呼ばれ続ける無間地獄な私。しぶしぶ収録に向かうと、そんな意味なし格調なし進歩なしの番組に、水樹奈々さんが来てくださいました。しかも二度目。すごい。
今月12日に発売されたばっかりの(その時は発売前ですね)ニューアルバム『ROCKBOUND NEIGHBORS』のお話などをお聞きしました。
もったいない。
で、さらに俳優の肘井美佳さんと哲人さんが登場。頭周りがご自慢の哲人さんとその半分くらいの顔の肘井さんは、ともに今月15日から公開中(その時は公開前ですね)の、平山夢明原作映画『いま、殺りにゆきます』(千葉誠治監督)で、ヒドい目にあわせたりヒドい目にあったりした人達なのでありました。
無駄にゲストが豪華だと思いました。
◎角川三賞
山田風太郎賞の選考委員を拝命しているので、贈賞式に行ってまいりました。日本ホラー小説大賞、横溝正史ミステリ大賞の贈賞式も同時に行われます。
横溝賞の綾辻行人さん、北村薫さん、坂東眞砂子さん、馳星周さん、ホラー大賞の貴志祐介さん、荒俣宏さん、山田風太郎賞の赤川次郎さん、奥泉光さんと、何だかかなり濃い選考委員が並んでおりまして、まあ私もその中の一人。一方、受賞者は若くてさわやかな、冲方丁さん、窪美澄さん(山田風太郎賞)。若くてういういしい小杉英了さんと櫛木理宇さん(ホラー大賞)。若くてたのもしい河合莞爾さんと菅原和也さん(横溝賞)。
贈賞式の後は懇親会、それからホラー大賞・横溝賞合同二次会(恒例)。毎年、森村誠一さんの心温まる励ましのおことばで始まり、鈴木光司さんの心が飛び込み前転をするようなおことばに引き継がれるというしきたりになっているこの会ですが、今年は鈴木さんがご欠席のため、どういうわけか私が代打。急だったので心ない夢も希望もないような話をしました。
というわけで受賞者の方と。
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北村さんが角川歴彦会長の名前をくっつけていばっておられたのでへつらってみるの図。
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その後、冲方さんと窪さんの二次会に顔をだしてご挨拶させていただきました。
涼やかな冲方さんと草葉の陰っぽい私。
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◎怪談
『男たちの怪談百物語』刊行記念の男だらけの怪談大会(通称ふんどし祭)が行われるというので、わざと時間を空けてヱヴァンゲリヲン新劇場版Qを観に行ったのですが、夕方からだから(客として)来いとRがいうのでしぶしぶ帰りがけによってみると、楽屋は男臭がむんむん。黒史郎、水沫流人、安曇潤平、松村進吉、黒木あるじ、小島水青、朱雀門出、怪談社のお二人に、司会は東雅夫編集長。濃いです。だれか薄めてください。
あまりに濃ゆいので二組に分けて登壇。二度に分けたって濃さは変わりませんけどね。これだけ怪談な男どもが集まってキャラがかぶってないのもスゴイといえばスゴイです。
というか客席といわず壇上といわず至るところにトイレットペーパーが並んでいるのはどういうわけなんだろう、どんだけトイレ近いんだと思ったら、『眩談』の便所紙でした。しかも一個に一枚、ぺらぺらしたものがついてるし。何なんだコレは。
最後は何だかわからないけど段に上げられてしまうという恐ろしさ。
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でもってそのへんにいる人達と記念写真をとりました。長島槙子さんや、天野行雄さん朝宮運河さんもいますね。
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◎異の世界
中央公論新社主催の『異の世界』公演が行われました。
手妻師・藤山晃太朗さん、江戸糸あやつり人形の上條充さん、そして長唄三味線は杵家七三さんという豪華な布陣。題して「伝統芸能と江戸怪談の夕べ」。
司会というか口上はスパ帝こと西村さん。
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これ、「僕要らないじゃん」と何度も言ったんですが、ダメだと変種Nが怒るので、仕方なく朗読しました。すばらしい芸と芸の間に素人朗読でお恥ずかしい限り。
それにしても、江戸手妻は何度観てもいいですね。わかっていても観てしまう。というか、単にサプライズだけではないわけですね。
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あやつり人形は初めて拝見しましたが、これも見事のひとこと。獅子舞の「中の人」まで操る手技には呆然とするしかありません。
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ちなみに黒子は中公の人達で、黒子衣装も手作り。そういうところは激しく手作りします、あの会社。
会場は満席。能舞台はお客様との距離が近いので、独特の場が形成されますね。朗読には七三先生の三味線をつけていただいたのですが、リハ1回のほぼぶっつけ本番。いや、すごい緊張感でした。
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ご来場いただいたみなさん、お手伝いいただいたみなさん、ありがとうございました。
期間限定で配信されていたニコニコ動画も終了してしまいましたが、機会があれば是非ナマで観て聴いていただきたいものでございます。
(写真提供:中央公論新社 撮影:櫻井貴流)
◎妖怪馬鹿おやじ
第1回が配信中の「それゆけ!妖怪馬鹿おやじ」第5回、第6回の収録をしました。
それはだからいったい何なんだよという話しなんですが、まあ村上健司・多田克己・そして僕の妖怪馬鹿トリオに怪 特別顧問の郡司聡を加えた妖怪馬鹿ユニットがだらだらお化けの話をするという番組です。
それだけじゃもたないだろうというので、村上くんが東奔西走、お化けゆかりの地を取材する「村上健司のさすらいお化け探し旅」と、なぜかみんなでものを喰う「郡司シェフの怪的化けグルメ」というコーナーがあるわけで。今回は郡司シェフがカレーを作るということになり。作って喰って話をしたという次第。
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何故か、カレーを作る郡司シェフの横で、志水アキさんがひとり懸命に京極堂や榎木津の絵を描き続けていたことは秘密です。
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ちなみに、第2回配信分にはあのM木大先生のありがたいお言葉も収録。来年配信される第3回、第4回は遠野編で、あのM部先生が背景として映っていたり、台湾のご馳走が映っていたりします。
◎水木しげる漫画大全集
粛々と作業を続けております。しかし、歴史的な大仕事なんですねえ、これは。
人生の九割を水木漫画と歩んできた水木者としては、ファン冥利に尽きると申しますか。
でも、だからといって何でもかんでもできるというわけではないわけで。いや、書誌学的正確さが求められるのは当然の(というか大前提になる)ことですが、それだけじゃダメなんですね。水木先生は「大勢の読者を喜ばせる」ことに半世紀以上を費やされていらっしゃるわけですから、やはりそこが何より大事になるなわけで。一人でも多くの方に読んでいただくためには、工夫も要るというもの。その辺の調整が大変になるのであります。それ以前に、水木作品の全貌を把握するだけでも至難の業。冷や汗が出ますです。
いや、監修というのは責任重大であります、はい。編集委員会の三人とともに、水木プロと水木先生の全面的なご協力をいただきまして、半年後の刊行に向けて尽力いたします。
と、いうか......この予約特典は僕が欲しいです(まだ秘密)。
お楽しみに。
◎怪や幽やもろもろ
『怪0037』『幽18』ともに出来。怪は15年、幽は9年です。しぶといですねえ。
小説新潮に「ヒトでなし」第3話を載せていただいて、小説すばるに「書楼弔堂」第3話が掲載されたと思ったら、もう小説現代に「右の方に進むべきである」第4回が載るようです。と思ったら「弔堂」第4話の校正があがってくる前だというのに「ヒトでなし」第4話を書いているのはなぜなんでしょう。年を取ると一日が短くていけませんねえ。
◎またガベージ
とか何とか言ってるうちに今日はまたガベージだそうです。やっぱりしぶしぶ向かいます。
光陰矢の如し、今年も終わっちゃいますよ。ついこの間門松を立てたばかりのような気がしていたのに、また門松を立てなくちゃあなりません......。
「異の世界」
12/12/13
12月10日(月)に銕仙会能楽研修所にて中央公論新社主催の『異の世界』がおこなわれました。
「異の世界」イベント素晴らしかったです・・・。
とり急ぎ、その時の模様を写真でチラッとご紹介。
藤山晃太郎氏による江戸手妻。
藤山氏には厨子王の柴錬賞のパーティーの際にもお世話になっております。
ありがとうございます。
上條充氏による江戸あやつり人形。
写真の獅子舞は必見ですよ。
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三味線演奏家の杵家七三氏の演奏と厨子王の朗読のコラボレーションも。
まだまだ写真はいっぱいあるのですが、出し惜しみ。
このイベントに来ることができなかった方へのお知らせです(もう一度観たいという方にも)。
ニコニコ動画でこのイベントすべてを見ることができます。
ニコニコ動画のアカウントお持ちでない方は新規でアカウントを登録する必要があります。
また、視聴には1,000円の料金がかかります。
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ご興味ある方は下記URLからどうぞ。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116033516
とてもステキなイベントでしたよ(オーツカ・ハル)。