大沢 在昌

大沢 在昌 おおさわありまさ,1956年生まれ,山椒大夫,人生は、釣りとゴルフと酒とムニャムニャ実は
ゲームも大好き悪い噂(?)が絶えない困った奴 著作リスト/立ち読み

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吉川英治賞贈呈式

14/4/15

先週の金曜日、吉川英治賞の贈呈式に出席してまいりました。

 
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受賞者は...吉川英治文学賞が東野圭吾さんと私。吉川英治文学新人賞が和田竜さん。吉川英治文化賞は障害者用自助具を作り続ける加藤源重さん、イワナの漁場を守り続ける志賀高原漁業協同組合、そして80年以上にわたる挿絵画家の中一弥さん(作家の逢坂剛さんのお父さん)。
 
予想はしていたのですが会場はたいへんな人出で、銀座方面からも幾多のおねえさんがお出でになり、なかなかスリリングな雰囲気のなかで滞りなくおこなわれました。
 
2次会は東野さんと私と合同で行うことを申し合わせていたもので...
銀座ライオンにて京極夏彦先生の司会によりとりおこなわれました。

 
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「ご歓談の時間がないという抗議は一切受け付けません!」という司会進行のもと、最初から最後まで次々とゲストの作家の方から祝辞を頂戴するという...前代未聞の2次会で、ほんとうに幸せな時間でした。

 
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その後は3次会、4次会と朝方5時過ぎまで宴は続き...心地良い疲れを感じる週末を過ごしたのです。
 
週が明けてから、参加していた方々がメールをくださいました。
とにかく感動的な夜をありがとうございましたという声が多く、我がことなのですが、そういう時間を提供できるひとつの材料に自分がなったことが幸せなのだとあらためて思ったしだいです。
 
セレモニーはこれで終わり。
また今週からは新しい作品の原稿と向かい合う日々が始まります。この繰り返しというのが作家の人生なのですが...自分はほんとうに幸せな作家人生をおくれているというのを感じています。
これから先もただただ良いものを書けるように...それだけしか考えておりません。
皆さまどうもいろいろありがとうございました。
 
...という殊勝なオイラでした。
 
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(担当編集者からのサプライズプレゼント)

 

「ミステリーと私」 in 徳島

14/3/24

今年で開館2周年を迎える徳島市立図書館から講演を依頼され、徳島に行ってきました。

昨年、開館1周年記念に厨子王が講演をし大好評だったということで、今年はオイラに白羽の矢がたったのです。

 

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早めに徳島入りをして美味しいご飯を食べ、ゴルフもしてから講演に赴いたのですが...当日の徳島は快晴そして強風、東京をはるかに上回る花粉が吹きすさび、たちどころに今年はラクだなあと思っていた花粉症が悪化してしまいましたけども...。

 

徳島市立図書館は徳島市の人口が26万人なのに対し、なんと2年間で来館者が100万人を超えるというたいへんな高回転率の図書館です。
館内の設備も充実しており、それだけ多くの利用者がやってくるのも当然だなと思いつつも...、一方でそれだけ多くの方が図書館を利用するということは、本が売れなくなるのもある意味当然かもしれないと複雑な思いももったのであります。

 

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とはいえ講演会場には多くの方がおいでになり、なかにはたいへん熱心なファンの方もいて、アツく楽しく90分語ったのでありました。どうもありがとうございました。

 

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帰京してその日の夜は、逢坂剛さんが受賞された「日本ミステリー文学大賞」の贈呈式に参加。
二次会にも行きましたが、多くの作家が逢坂さんの受賞を慶んでおりました。なにより人柄によるものだと思われます。
逢坂さん、おめでとうございました!

 

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(講演会場から望む眉山)

 

タイで吉報

14/3/06

先週、タイでゴルフをしてきました。
2年ぶりとなる今回の日程は4泊6日。
同行したKADO○○のS戸氏、S英社のN村氏、K談社のS見氏、そしてなじみのバンコク在住H田氏や彼の後輩らと、ひと足というか...二足も三足も早い夏を楽しんできたのです。

そんな滞在中の2月28日。
ゴルフを終えシャワーを浴びていたら携帯に着信、留守番電話にメッセージが...。
第48回吉川英治文学賞をオイラの『海と月の迷路』と東野圭吾さんの『祈りの幕が下りる時』がダブル受賞したという知らせでした。
我々エンターテイメントの作家がいただける賞としては最高の賞でたいへん嬉しく...と同時に、作品でいただける最後の賞ということで若干寂しい気持ちにもなりました。
いずれにしても候補作非公開ということもあってみんな驚き!?

そして3月3日の早朝に帰国し、その日の夜はNHKの「ラジオ深夜便」の生放送。
2ヶ月に1度のミッドナイトトーク出演も今回が最終回。アンカーの遠藤ふき子さん、どうもお世話になりました。

翌4日は吉川英治文学新人賞の選考会。
すでに発表になっているとおり、受賞作は和田竜さんの『村上海賊の娘』。上下2巻のとても分厚い作品ですが、血湧き肉躍るたいへん面白い冒険活劇歴史小説であります。
その選考会終了後、18時からは吉川英治賞受賞記者会見が。
まず吉川英治文学賞受賞者として記者会見にのぞみ、続いて吉川英治文学新人賞の選考委員としてまた記者会見をおこなうという......。
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そのあとは銀座に流れて祝っていただき、最後は六本木のBAR「ブルー」。
仕事を終えた各出版社の担当編集者たちも続々と集まって...25人というかつてない人数にふくらんだカウンターだけの店内は、まるで『海と月の迷路』の舞台、軍艦島のような人口密度になり...そんな中で祝杯をあげたのでした。

翌日からは新聞記事などで知った方からお祝いの電話やメール...ここ「大極宮」サイトへもツイッターなどを通じてお祝いメッセージをたくさんいただいております。
この場をおかりして御礼申し上げます。ありがとうございました。
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クマ吉がホールインワン

14/2/05

 木更津にあるKゴルフリンクスで同業のI集院先生とやっている今年最初のゴルフコンペがありました。
 オイラは1組目で、スタートして2番目のショートホールでオイラの打ったティーショットはピン横20センチにナイスオン。OKバーディということで、これはニアピン賞はかたいとほくそ笑んでいましたところ、なんとふた組あとからまわってきたクマ吉がホールインワン! 彼とはゴルフを始めて以来の仲間で、ま、オイラはその場にいなかったのですが、彼自身もカップインしたのを見ていなくて、グリーンに上がったところボールが見つからないから、まさかとカップをのぞいたら入っていたという次第らしいです。
 ニアピン賞を取りそこねたオイラはがっかり。しかしこれからのクマ吉のホールインワンのお祝いを考える苦労を思うと、ニアピン賞でいってこいにはならないでしょう。
 おめでたいやら、かわいそうやら。
 ちなみに、オイラはまだホールインワンをしたことがありません。負け惜しみでなく、したいとも思いませんが......。

年越しは予定どおり勝浦で。

13/12/27

 寒い寒い年の瀬が続いております。こう寒いとわたしも勝浦に行くのを若干ためらう気持ちもありますが、予定どおり年越しは勝浦でおこなう予定です。

 どうぞみなさんよいお年をおむかえください。

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常磐方面へ単独釣行

13/11/06

 11月頭の連休は常磐方面に単独釣行へ行ってきました。狙いはカレイ。
 2日は北茨城の平潟港でカレイはこなかったものの、陸っぱりとしては良型のアジがサバ混じりで爆釣。
 翌3日は福島県の勿来港へ入釣。開始後5時間はノーヒット。あきらめ帰ろうかと思い始めた矢先、釣果をあげていた堤防先端部のかたが帰られるということなので、1時間だけやっていこうと決心。釣り座を移って10分後に30センチオーバーのカレイ、立て続けにひとまわり大きなカレイ、さらに400グラムの真ダコ、そしてきわめつけは35センチもあるアイナメ。
 2日間でわが陸っぱり人生最大の釣果。往復400キロ近い道のりを渋滞にもめげずに帰ったのでした。

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『海と月の迷路』トークショー&サイン会

13/10/09

『海と月の迷路』発売記念、また八重洲ブックセンター35周年記念ということで、トークショー&サイン会を行いました。

 およそ1年ぶりのサイン会ということでたいへん多くの方に来ていただきました。
 ほんとうにありがとうございました。

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ライターズ・ティアーズ

13/9/27

 赤坂の酒屋さんでみつけて、思わず購入。理由はもちろんこの名前であります。
 アイリッシュ・ウイスキー。
 アイリッシュ・ウイスキーといえば鮫島警部が愛飲するジェイムスンやオールドブッシュミルなどがありますが、このライターズ・ティアーズというのは初めて。"物書きの涙"ですぞ。お味のほうは......それがまだ飲んでないのです。

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海と月の迷路

13/9/12

毎日新聞で連載されていた『海と月の迷路』(毎日新聞社)がいよいよ本になります。
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発売日は9月18日と差し迫っております。

トップページにバナーも配して、立ち読みデータもアップしております。
まずは立ち読んでくださいませ。

『海と月の迷路』をお供にインドアな休日を是非是非(オーツカ・ハル)。

民宿のオヤジ

13/8/23

 民宿のオヤジをいつもどおり10日ほど勝浦でやってまいりました。ことしはお盆の日にちの関係で分散型になり前半と後半、2回ピークがきたのですが、勝浦入りしてすぐの段階で井戸のポンプの制御装置の故障という大トラブルが発生。水が使えない事態になって勝浦史上初の、たった二日で解散かという危機が懸念されたのですがなんとか回避いたしました。
 釣りにもいったのですが、夏前には好調だったアジがさっぱりいなくなり、ちいさなクロダイ、チンチンですね、を一枚とかカマスとかそんな程度の釣果しかありませんでした。みるにみかねた勝浦の釣具店「サンデー」のN島さんが、弟子が釣ったというカンパチを何本もくださって、それを刺身やアラ煮にしておいしくいただき、人の情けに涙を流したのでした。

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