宮部みゆき

宮部 みゆき みやべみゆき,1960年生まれ,安寿,カラオケとテレビゲームが大好き。怪獣とUMAに興味しんしん。怖がりのくせにJホラーにもハマり中。 著作リスト/立ち読み

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文芸評論家の北上次郎氏の訃報に接しまして。

23/1/26

「昨日の北上次郎さんの訃報に、たいへん驚きました。闘病されていたことも知らぬままお別れする形になってしまい、二重に残念でたまりません。

 私が今日あるのは、まだ海のものとも山のものともつかぬ新人のころから、北上さんが変わらぬエールを送り続けてくださったおかげです。近年も、三島屋シリーズの新刊を上梓すると、必ず評を書いてくださいました。ご冥福を深くお祈りするばかりですが、とても寂しくて、心に穴が空いたような気持ちでおります」 宮部みゆき

第三十三回伊藤園お~いお茶 新俳句大賞

22/11/14

第三十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞が開催されました。
今年も宮部は審査員として参加しております。
公式サイトで最終審査会の様子など動画も観る事ができます。いつ見てもこのサイトは充実しているなあ・・・。

伊藤園お~いお茶新俳句大賞公式サイト

今年の宮部の審査員賞です。
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※入賞者や審査員の方に配布される特別限定品です。

ooiocha_2022_02.jpg

宮部の選評です。
 子猫はよく遊び、よく眠ります。まだ世の中に恐ろしいものが在ることを知らない無垢の愛らしい輝きを描きつつ、実はそれに向けられる守護のまなざしの方こそが主役の素敵な句だと思いました。

とても可愛い句ですね。入賞おめでとうございます。
第三十四回の募集も始まっていますよ!!
とても楽しいサイトなので是非覗いてみてください(オーツカ・ハル)。

三島屋シリーズ10作目は...!? そして、菊池寛賞受賞!

22/10/27

ここ、「宮部のブログ」コーナーにて。

2つ前...8月8日付で、宮部本人が書いたコメントの中にあります、
三島屋シリーズ10作目に関しまして...(代理:ノリ)
 
「10月から「週刊新潮」(新潮社)で連載が始まります。」
...と触れておりますが。
 
菊池1.jpg
 
その後、版元さんのご都合で...連載開始時期が来年の1月か2月になりました。
 
「三島屋シリーズが終了するのでは!?」
...との誤解を解くために、8月8日に宮部本人がコメントを出した訳ですが、
あらたな誤解が生じてしまいそうなので、正式にご報告いたします。
連載、続きます! ご心配なく。
すでに週刊連載数回分の原稿が、新潮社の担当編集者さんに渡っております。
その、「十之続」(...でイイのかな)のタイトルは...
守秘義務があって今は申し上げられません。ごめんなさい。
どうか連載開始を楽しみに...お待ちくださいませ。
 
 
そして、10月11日。 嬉しいお知らせがっ!
第70回菊池寛賞が発表され、宮部も受賞いたしました。ありがとうございます。
菊池寛賞は、12月上旬に贈呈式がありますので、
そのときに受賞の挨拶・コメントが発表となります。こちらも楽しみです。
 
受賞の御祝いに、いくつかお花をいただきました。ありがとうございます!
で...その中にめずらしいカタチ?のお花が。
 
菊池2.jpg
 
液体の入った薬瓶に、いろいろな品種のお花を詰めたボトルフラワー。
ご覧のように、赤が基調になっていますが...実物の鮮やかさはスゴイですよ。
贈り主は...『はじめての』の版元、水鈴社のS社長。
さすがさすがのセンスです!
(思わず私が持ち帰りたくなりました...ノリ)

韓国映画『火車 HELPLESS』のピョン・ヨンジュ監督!

22/10/07

1992年に刊行された小説『火車』...なんと今年が刊行30周年!
 
これまでに何度か、原作として映像化をしていただきました。
そのたびに話題となり、制作に関わった方々には感謝しかありません。
...(代理:ノリ)
 
宮部火車韓1.jpg
(発売中の新潮文庫版『火車』。カバー装画は藤田新策さん)
 
 
映像化された作品で、私(ノリ)のお気に入りは...
2012年、韓国で制作された映画『火車 HELPLESS』。
こちらは公開10周年!
 
宮部火車韓2.jpg
 
映画公開当時のポスターをオフィスの会議室に今も飾っています。
ヒロインはキム・ミニさん。小説と違って映画では出まくり役。最高の演技!
(右)は映画やドラマで大活躍。ベテランのチョ・ソンハさん。
この映画でも圧倒的な存在感。画が締まるんですよね。
(左)はアカデミー賞でレッドカーペットを歩いたイ・ソンギュンさん。
そのアカデミー賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』も代表作ですが、
近年、めちゃくちゃ活躍されていますね。
個人的にはちょっと前の『マイ・ディア・ミスター』が大好き。
挿入歌、Sondiaの「Adult」を聴くと名場面を思い出し泣いてしまいます...。
IUがおばあさんをショッピングカートに乗せて月を見せに行くところ。
長男がへそくりで葬式を立派に飾り付けるところ。あとは...
あまりに多いので、また別の機会に書きます。
 
...話が少々それました。
 
ちょっと前、駐日韓国文化院で雑誌をチェックしていたところ...
 
宮部火車韓3.jpg
 
「女性のナラティブ 韓国映画の新しい波」という特集をした本を発見!
なんとなく、ピンときて...ページをめくってみたら、
『火車 HELPLESS』のピョン・ヨンジュ監督が取りあげられていました。
 
ピョン監督...懐かしいです!
『火車 HELPLESS』の制作時...締切ギリギリに編集作業が終わったのち、
真っ先に宮部さんに観てもらいたいと、日本語字幕が入ったものを別に作り、
その映像を入れたディスクを持って、わざわざ日本まで来てくださいました。
夕方の便で着て、宮部と会食をし、翌朝の便で韓国に帰られました。
宮部に対する真摯な姿勢に関係者一同、心を打たれましたよ。
そして映画がヒットすることをみんなで祈りました。
 
宮部火車韓4.jpg
 
結果...興行収入1位にもなり、200万人以上動員! ヒットしました。
『火車 HELPLESS』は、日本でもDVDになっています。
 
宮部火車韓5.jpg
 
パッケージをご覧のとおり、宮部のコメントが載っています。
宮部が映像化作品にこのようにコメントを寄せることは珍しいことです。
この映画をまだご覧になっていない方...おススメですよ!
 
あと...
公開当時、ピョン監督に宮部からのプレゼント(?)があったのです。
「映像化してみたい(宮部の)小説があったら、どれでもどうぞ」
...というもの。
この特権が許されているのは、現在、世界中でピョン監督ただ一人!
ぜひこの権利を利用して、また撮っていただきたいです。
(宮部ともども映像化企画を待ってま~す...ノリ)

三島屋シリーズ最新刊で誤解が...申し訳ございません!

22/8/08

 
宮部くだんブロl.jpg
 
 
猛暑お見舞い申し上げます。
大雨の被害、新型コロナウイルスの感染状況の悪化と、
不安な日々が続いています。
読者の皆様が平穏におすごしになっていることを祈るばかりでございます。
 
そんななかですが、先日、三島屋シリーズの最新刊
『三島屋変調百物語八之続 よって件のごとし』
を無事に刊行することができました。
既に多くの皆様にお手にとっていただきまして、
著者としては感謝と喜びの気持ちでいっぱいでおります。
 
ところで、この『八』のなかで、
「おちかのお産が無事に終わるまでは、しばらく変わり百物語を休む」
というくだりがございますために、
一部の読者の皆様のあいだで、
「三島屋シリーズ自体が休む」 「このシリーズはここで終了する」
という誤解が生じているようでございます。
 
これはまったく私のアナウンス不足から生じた誤解でして、
たいへん申し訳ございません。
労いのお言葉なども頂戴してしまい、身を縮めております。
 
『三島屋変調百物語』のシリーズは、今のペースで続けて参ります。
既に来年刊行予定の『九』がほぼ書き上がっておりますし、
10月からは週刊新潮で『十』の連載も始まります。
どうぞ今後ともよろしくご愛読のほどをお願い申し上げます。
 
今日も猛暑日になりそうです。皆様、ご自愛くださいませ。
八月八日
宮部みゆき拝

"きたきた捕物帖"シリーズ第二弾『子宝船』発売中!

22/6/09

"きたきた捕物帖"シリーズ第二弾『子宝船』発売中です。(代理:ノリ)
で...このシリーズ名を書いたり伝えたりする際、気をつけることがひとつ。
「帖」の字です。絶対に「帳」と間違えてはいけません。
 
宮部の公式コメントに、
 「捕物帖」に「帖」の字を使おうと決めたのは、大好きな
 『半七捕物帳』と同じ「帳」にするのは畏れ多いと思ったからです。
...とあります。
並みのこだわりではございませんね。うっかりは許されません。
 
PHP研究所さんの特設サイトには、
"きたきた捕物帖"シリーズに関するエピソードやコンテンツ、
さらに、宮部の同社刊行既刊文庫の情報も載っています。
 
宮きた2プレ1.jpg
 
ぜひご覧くださいませ。
 
 
そして、新刊『子宝船』の購入者プレゼント企画も実施中です。
 
宮きた2プレ2.jpg
 
詳細は、読者プレゼントページをご参照ください。
 
(三木謙次さんのイラストが、ぴったりハマっているんですよね...ノリ)

"きたきた捕物帖"...シリーズ化です!

22/4/20

シリーズ化となった..."きたきた捕物帖"情報です。(代理:ノリ)
3月に第一弾『きたきた捕物帖』が文庫版で刊行されました。
そして5月にはシリーズ第二弾『子宝船 きたきた捕物帖(二)』
が発売となります。
 
出版元のPHP研究所さんが、
「ひと目でわかる人物相関図」など...
役立つ情報満載の特設サイトを作ってくださっています。
 
宮きたシリl.jpg
 
 
「生涯、書き続けていきたい物語です。」
...と語っている宮部のメッセージほか、
(まもなく締切ですが...)プレゼントフェアも実施中。
ぜひご覧になってください。
 
 
あと...「きたきた捕物帖」を連載していた『文蔵』5月号には、
第二弾発売を前に、宮部の最新インタビューが掲載されております。
 
宮部「作家になって34年ですが、これからの十年間でどんな仕事が
    できるかが、大事だと思っています。―――」
 
発売中の『文蔵』5月号もぜひ、ご一読くださいませ。
(PHPとは...Peace and Happiness through Prosperity の略、
  「繁栄によって平和と幸福を」という意味だそうです...ノリ)

1992年刊行『長い長い殺人』...長く愛されております!

22/3/17

1992年に光文社から単行本で刊行された『長い長い殺人』。
 
その後...カッパ・ノベルス、光文社文庫、光文社文庫新装版と
長く長く売り続けていただき、
このたび累計発行部数が150万部を突破したそうです!(代理:ノリ)
 
 
宮部長い150l.jpg
(現在発売中の光文社文庫新装版)
 
たいへんありがたいことです。
 
宮部からの感謝のコメントも載っております。
ぜひ読んでみてくださいませ。
 
そして、小説『長い長い殺人』に興味の湧いた方...
ぜひぜひ読んでみてくださいませ。
(『長い長い殺人』は2007年、WOWOWさんで映像化もされました。
  こちらも機会がありましたらぜひ観てください!...ノリ)

YOASOBIさんとのコラボプロジェクト『はじめての』打合せ!

22/2/25

辻村深月さん、森絵都さん、宮部みゆきの4人が書き下ろした小説、
楽しんでいただけていますでしょうか!? (代理:ノリ)
 
読んでから聴くか、聴いてから読むか、それを何度も繰り返すか。
あるいは楽曲が発表されるまで原作小説を読むのは我慢するか...などなど、
楽しみ方が悩ましいというご意見もあるようです。
 
私(ノリ)は、書籍発売前に業務として4作すべて読み終えておりました。
宮部が参加しているので褒めるのは手前みそのようになってしまいますが、
読んだ感想...4作ともすごく面白かったです! 早く楽曲化を...早く早く~。
そしてついに、島本さん著「私だけの所有者」を原作とした第1弾...
YOASOBIさん「ミスター」が配信リリース!
楽曲、めちゃめちゃイイ!! ちょっと島本さんがうらやましくなりました。
その後...小説を読んで曲を聴いて、読んで聴いて聴いて聴いて...です。
このコラボがあと3回(3曲)! 楽しみでなりません。
 
 
書籍発売前、版元「水鈴社」の社長S氏と宮部が打合せを行いました。
 
宮部YOAはじ打合せ1.jpg
 
今回のプロジェクトの企画者でもあるS氏...
仕事のし過ぎでくったくたのはずなのに...いつも明るく輝いています。
久々となる宮部との対面も嬉しそうでした。

余談ですが...私(ノリ)も宮部との対面、なんとこのとき約2年ぶり。
謹慎とか不祥事を起こした訳ではありません。コロナ対策で...。ほんとに。
 
宮部YOAはじ打合せ2.jpg
 
 
今回のプロジェクトに、宮部がコメントを出しています。
 
 いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を
 探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、
 その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。
 今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生する
 という企画で、
 私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。
 
 宮部みゆき
 
 
小説『はじめての』に関しては...
 
宮部YOAはじ打合せ3.jpg
(カッコいい帯を外してみると...表紙本体もステキなんですよ)
 
出版社「水鈴社」の書籍情報 でご確認くださいませ。
(書店様、引き続き告知ディスプレイをよろしくお願いいたします...ノリ)

書き下ろし小説楽曲化プロジェクト『はじめての』...始動!

22/2/18

島本理生さん、辻村深月さん、森絵都さん、
そして宮部みゆきの4人が書き下ろした小説を
音楽ユニットYOASOBIさんが楽曲化するプロジェクト...
ついに始動しました。 (代理:ノリ)
 
はじめて2001.jpg
 
楽曲化第1弾の原作は、島本理生さん著「私だけの所有者」。
曲となった YOASOBI「ミスター」は配信サービス でご確認くださいませ。
 
 
はじめての集合400l.jpg
 
 
思いおこせば...昨年。
出版社「水鈴社」の社長S氏から、この企画案をはじめて聞いた夜...
私(ノリ)、興奮して近所を駆けまわりたい気分になりました。
だって... YOASOBI さんですよ!
 
"小説を音楽にするユニット" として、「夜に駆ける」で世に出てきて、
ヒット曲を連発し、音楽シーンでは様々な快挙を達成!
コラボ企画も次々と成功!
瞬く間にスターダムに駆け上がって、2年連続紅白歌合戦にも出場。
 
紅白初出場のとき、KADOKAWA「ところざわサクラタウン」の
本棚劇場からの生中継を観て...
「大沢、京極、宮部...小説家三人、合わせて200作品以上の小説を
かかえる弊社とも、何かコラボレーションできたらいいのになあ...」
と妄想していたら、宮部に対し今回の企画を打診されたのです。
 
「謹んでお受けいたします!」と即答した私に決定権はございません...。
企画を宮部に報告すると同時に、なんとしても受けてもらいたいと考え、
絶対「受ける」と言ってもらえる策はないかと無い知恵を絞ろうとしたら...
早々に宮部から、「面白そう。受けます!」との連絡がっ!!
私、舞い上がりながら打診してくださったS氏にOKの返事をしました。
 
後日(私はまだ浮かれ気分)、詳しく企画内容の説明を受けると...
それは出版(小説)と音楽の融合、エンタメの将来・可能性を真剣に考え、
じつに志の高いプロジェクトだったのです。
浮かれていたのは私だけ、ほんとうに恥ずかしかったです...。
 
そしてついに2月16日、
原作となる本の出版と楽曲第1弾の配信というカタチでスタートしました。
 
はじめ帯付3002.jpg

小説「はじめての」の情報は、
出版社「水鈴社」の書籍情報でご確認ください。
 
なお、このプロジェクトは今年1年...
他のエンタメ媒体にまで広がればもっと長い期間、展開され...
るかもしれません。よろしくお願いいたします。
まずは、楽曲と小説を存分にお楽しみくださいませ。
(書籍を大々的に取り扱っていただき、書店様には大感謝です!...ノリ)

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