大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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- 第519号 -
2011/11/25
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
柴田錬三郎賞
先週のこの欄でもお話したとおり、厨子王の柴田錬三郎賞の授賞式がおこなわれ、いってまいりました。この柴田錬三郎賞は、あわせて小説すばる新人賞、すばる文学賞、開高健ノンフィクション賞の授賞式がおこなわれ、会場はたいへんにぎやかであります。
パーティではよく顔をあわせるK方先生であるとかO坂先生にもお会いし、その後二次会に流れました。二次会では、本来司会は角川書店の若い編集者がやる予定だったのですが、いかんせん彼は声が小さくて満場のお客さんになかなか響かないので、急きょオイラが出しゃばって二次会の司会をすることになりました。
二次会のあとはお約束のカラオケボックスの展開へと。オイラは30分ほどそこにいてハニトーなどを食べ、六本木へと向かったのでした。
あけて今週は仕事仕事の毎日です。
来週はゴルフ関連の仕事で、浜松のほうへいってきます。月曜火曜とそちらのほうへいって、火曜の夜には戻ってくるのですが、どうもこの時期のゴルフは恰好が難しい。暖かいと秋の格好、寒くなると真冬の格好という、天気予報とにらめっこしながらボストンバッグの中身を考え込む時期であります。
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎お祝い◎
集英社四賞(柴田錬三郎賞・すばる文学賞・小説すばる新人賞・開高健ノンフィクション賞)の授賞式がありました。
私も柴田錬三郎賞をいただいたので、出席させていただきました。
盛大な式でございまして、大勢の方にお祝いしていただきました。ありがたいかぎりでございます。
賞状、正賞の時計などいただきまして、浅田次郎選考委員からは過分なお言葉をいただきました。
新人賞とノンフィクション賞のお三方(澤西祐典さん、橋本長道さん、水谷竹秀さん)はそれぞれに大変初々しい感じのご挨拶をされておりましたが、僕だけくたびれてた感は否めません。まあ年寄りなので仕方がないです。
パーティのほうはあまりにも大勢の方々がいらっしゃって、とても書き切れません。
高田衛先生が駆けつけてくださいまして、久しぶりに興味深いお話をお聞きすることができました。東アジア恠異学会の大江篤先生も遠方からおいでくださいました。
分冊文庫版『ルー=ガルー』に解説を寄せてくださった藤咲監督ご一行と同じく分冊文庫版『ルー=ガルー2』の解説を担当してくださった小谷真理さんが偶然にも同じタイミングでいらっしゃったり、中々スペシャルな顔ぶればかり。
ファンタジーノベル大賞を受賞された勝山海百合さんからは出来たてのご著書をいただきました。小路幸也さんにもお会いできました。で、どんなに大勢人がいてもどこにいるかすぐにわかるのが妖怪関係の人々(多田克己さん、村上健司くんほか)。で、なぜか北方謙三さんの居所を気にしながら顔を隠してこそこそこそこそしている平山夢明さんが約一名。どろぼうか。
うれしいことに、明石散人先生までおいでくださいました。
二次会は受賞作『西巷説百物語』のPVで幕開け。化け大イベント用に作ったもんです。
唐沢なをきさんをはじめ、二次会からいらっしゃった方々も大勢いらっしゃいまして、こちらも満員。
で、どういうわけか大沢大夫が司会でした。作家の方は普通しないんじゃないですか、司会。
郡司怪編集長の乾杯のご発声があり、東野圭吾理事長、真保裕一さんをはじめ、多くの方にご祝辞をいただきました。
それから、目玉は藤山晃太郎さんによる手妻ショー。近くで見てましたが眩まされます。
そして、水木プロの原口さん、松久保さんから、水木大先生直筆の色紙を、なんと二枚もいただきました。実をいえば、水木先生に色紙を書いていただいたことはなかったのです。色紙は、デビュー直後に「屁のような人生」をいただいただけ。
家宝にします。
三次会はカラオケ。
東雅夫幽編集長の沢田研二で始まり、安寿姫とその一味による特別余興もあり、おめでたデコレーション仕様のハニトーなんかも出てきて、もう大変。
朝まで宴が続きました。
いや、お祝いはされるよりするほうがずっと得意です。どんな顔していたらいいのかわかりませんね。思い出しただけで汗が出ますね。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。
◎のだま◎
野・球です。
スポーツが大嫌いだ、スポーツが不得意だ、スポーツは観るだけだ、スポーツに呪われている、そんな人たちが異様に多い妖怪関係者。
野球なんかやったことがないゾ、死んでもやらないゾ、やると死ぬゾ、バットとボール見ただけで死んだゾという人たちを集めて、ポロリだらけの野球大会をしたらさぞや面白かろうという企画が持ち上がりまして。
怪編集長(虎好き)と推進委員会年寄(燕好き)もいるし、やってみようということになりまして、全日本妖怪推進委員会後ろ向き運動部が発足。
やりましたよ。ええ。たぶん人生二度目(小学校の同級生であるTくんの証言によると、小学校の時に一回だけ草野球をしたようです。ただし、僕は下駄はいていたようですが)。
児島都さんも参加してくれました。編集Rと店長Cにデッドボールをくらいましたよ。わははははは。
人生長く生きてるとこんなこともあるんです。
◎ガベージ◎
収録中です。
編集者Sのウラ情報
鮫短編集
ツイッターで第一報を流しましたが、大夫の新宿鮫シリーズ、初の短編集の発売がきまりました。
朗読会ファンなら覚えているでしょうが、鮫の初短編はリーディングカンパニーのために書下ろされた『雷鳴』でした。2004年のことです。
それから7年。いろいろなところで書き続けようやく一冊にまとまる量になりました。こち亀の両さんやエンジェル・ハートの冴羽遼ともコラボしました。そのあたりの作品も入るはずです。
おそらく全部の作品を読んでいるとは思うのですが、改めて一冊にまとまり読めることを、ファンのみなさんと一緒に待ちたいと思います。
鮫の短編集『鮫島の貌(かお)-新宿鮫短編集』は来年1月下旬光文社より発売です。
ノリノリ編集後記
アメリカ横断ウルトラクイズ
クイズ番組、とくにクイズバラエティー番組を今はほとんど観ないのですが…先日放送された「ワールド・クイズ・クラシック」は、参加者リストに松尾清三さんの名前があったのでついつい観てしまいました。
松尾さんといえば「アメリカ横断ウルトラクイズ」第1回の優勝者で、私にとっては憧れの人。
当時小学生だった私はこの『木曜スペシャル』枠の「アメリカ横断ウルトラクイズ」に出たくて出たくて…毎年食い入るように放送を観て(ビデオが無かった時代ですから)、書籍化されたクイズも丸暗記するほどでした。
そして中学、高校を卒業しついに参加申し込み資格年齢に到達すると…満を持して第8回から参加したのです。
友人と後楽園球場に出向き、司会の福留さんが「ニューヨークへ行きたいかぁ!」と叫んだときは、感極まって泣いてしまいそうでした。まあこの時点で田舎から出てきた私にとっては夢がかなったようなものでしたから…。
ちなみに結果はというと…第1問で敗退。球場入りするときの○×クイズで不正解側を選択してしまい、感動にひたっていたときはすでに敗者席に座っていたのです。
で、翌年からも連続参加したものの…知力、体力、時の運を何ひとつ持ち合わせていなかったので第2問までいくのが精一杯。初めて取ったパスポートは使わずにまっさらなままでした(申し込みの際、パスポート取得が義務付けられていたのです)。ああ…懐かしいなぁ。
さて、「ワールド・クイズ・クラシック」。問題が難しすぎですよ。唯一、宮部さんに関する問題だけわかりました。早押しでは負けてましたが…。
(YouTubeでウルトラクイズのテーマ曲を聴いたら、めちゃめちゃテンション上がりました!…ノリ)
アンケートから
届きました
☆朗読会のパンフレットが届きました。
ありがとうございます。感激です。本当に当たるもんなんですね?
来年も絶対いきます!!(来年の会場は決まったのですか?)
決まったら教えてくださいね。
☆昨日、朗読会のサイン入りパンフレットが
娘(11歳)の名前入りで届きました!
もう大興奮です!
たったの10名だけなんですね。
娘に大感謝です。
・来年も開催に向けて、ノリノリがより便利な会場探しに奔走しています。
いましばらくお待ちください。