週刊大極宮

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- 第480号 -

2011/1/28

HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

テレビドラマ「カルテット」

 深夜放送にもかかわらず高視聴率らしい。
 アクションシーンが凄い、と盛り上がっているようです。

燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

ドラマ「カルテット」台湾ロケ

 先週ご報告していたとおり土、日、月曜の2泊3日で台湾に行ってきました。
 短期間だけど身体を温めてこよう…と出かけたのですが大誤算。
 台湾は今、異常寒波が来ているらしく寒くてビックリ。
 なにが寒いって…外が寒いうえに、レストランやタクシーに暖房が入っていない。それどころかエアコンで冷房が入っていたりして、とにかく外にいても中にいても寒いという状況でした。
 いちばん不思議というか頭にきたのは、タクシーの運転手がロングコートを着たうえで車内に冷房を入れて運転していること。それってどうだろう…? って話ですよ。普通ロングコートを着て運転はしないでしょうに。
 台湾の人はもしかすると暖かい所から寒い所へ出てヒヤッとするのが嫌なのかもしれません。夏場、冷房をガンガンに効かせ涼しくて寒いぐらいの所から、暑い外に出て「ああ、ホッとする…」ということを経験したこともありますし。じつは台湾の人は寒さに強いのではないでしょうか。
 ドラマのロケ隊もこの寒さには参ったそうで、スタッフやキャストが体調を崩してたいへんだったらしいです。

 そのドラマのロケ…現場の陣中見舞いが今回の台湾行きの目的ですが、エキストラで出演もいたしました。それも“ツイッターの女王”と呼ばれているまつゆうさんとの共演。原作「カルテット2」に登場するミドリ町という無国籍タウンが舞台でオイラがそこの顔役、まつゆうさんがその愛人という設定です。
 このときの様子は、ロケ当日にまつゆうさんのツイッターでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
 オイラはまつゆうさんとは初対面だったのですが、以前、化け大のイベントに参加したことがあって厨子王のことは知っているとのことでした。
 あとロケ前日にみんなで食事をした際、次の「新宿鮫シリーズ」…今「ほぼ日」で連載している『絆回廊』がいつ頃単行本として出版かという話をして、それをまつゆうさんがツイートしたところ、即座にリアクションがありました。そのとき話した出版時期に関しては、仮の話ではありますがおそらくそうなるでしょう。
 ちなみに今回出演したシーンは第7話だそうで、3月に入ってからの放送です。
 第1話の視聴率は関西地区でひじょうに高かったようで、関東地区でもこれからどんどん上がっていけばいいなと思っています。それぐらい応援したくなるほど、気合が入った撮影現場でしたから。まだ放送をご覧になっていない方は、ためしに一度ご覧になってください。

 松下さんと
  タケル役の松下優也さんに台湾版サイン入り「毒猿」をプレゼント

  
 まつゆう、夏菜さんと
  カスミ役の夏菜さん(中央)、取材に来てくれたまつゆうさん(左)と


 まつゆうさんと
  ヤクザ役の大沢と、その愛人役のまつゆうさん


 監督と
  演技の前に西海謙一郎監督と笑顔で打ち合わせ

 今回の台湾ツアーは、羽田空港から松山空港という最短コース。
 羽田は入国管理も税関も混んでなくてスイスイ。海外旅行に行ったというより国内旅行のような感覚でずいぶんラクでした。
 今後エアラインが多くなると混み始めるのだろうけど、今は海外に行くなら羽田だなあとつくづく思ったしだいであります。

安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

ゲーム女の生きる道

 今週はお休みさせていただきます。

arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー

◎今週の祝賀◎

 直木賞が決定しておめでとうなんぞと言っておりますうちに、推理作家協会の新年会などがありまして、司会なんぞしているうちに角川書店の謝恩会なんかもありました。あんまりパーティには行かないのですが、『コミック怪』なんかでお世話になっております漫画家さんもたくさんいらっしゃるというので、実は今回初めて行きました。すごい人でした。
 まず数が。
 綾辻行人さんと宝野アリカさまがいらっしゃったので、なんかホラー映画の話なんかをずっとしていた気がします。

 そんな『コミック怪』最新号が発売中。でもって志水アキさんの『狂骨の夢』の第一巻も出た模様。『百器徒然袋・鳴釜』は、たぶん来月。

 というか、それ以外の記憶がありません。
 同じ行為を繰り返しているからですね。

編集者Sのウラ情報

フェア展開、ありがとうございます。

 みなさん、「大極宮フェア」、もうご覧いただけたでしょうか。
 参加書店リストがアップされまましたので、お近くの書店をご確認ください。
 さて、わたしもいくつか書店さんにうかがっています。
 そのうちの1件、「リブロ 汐留シオサイト店」です。
 お忙しいところ、対応ありがとうございました。

 リブロ汐留

 さて今日は「大藪春彦賞」の選考会です。誰が選ばれますやら。

まるひの秘書ヒショバナシ報

今週の厨子王原稿メール件名

  がんばれ! 大極宮
(ちなみに先週のはそれ行けスマートのつもりだったというのは秘密。スマートは漢字なのね)

 アジアカップもがんばれ!大極宮……応援だけね。

できました。

 大極宮フェア2011のページで、「準備中」だった開催書店リストができました。
 ぜひぜひ皆さまチェックをお願いします。お目当ての書店探しはもちろんのこと、「県が間違ってるよー。この市は◎◎県じゃなくて××県だよー」という、いつものご指摘も大歓迎でっす。よろしくお願いしますー。(他力本願)
 さて、この土曜深夜は(起きていられれば)アジアカップの決勝ですね。勝ってほしいです。がんばれ日本!

ノリノリ編集後記

角川書店新春謝恩会

 昨年に続き行ってきました。まあ盛大なパーティーでした。たくさんの人、人、人。若い漫画家さんが多いせいか平均年齢が低い会で、私のようなオヤジは居場所に困ってしまうほどです。
 あと電子書籍関連のセミナーにも行ってきました。昨年から話題になっている事業分野なので、こちらも大盛況。ただし参加者はぐっとアダルトな感じで、私なんか若造に見えてしまうほどです。ヒゲ…付けヒゲとか持ち歩こうかなあなんて、難しい講義を聴きながら思ったしだいです。
(日曜日、あの東村山で草野球をしてきます。なん丁目かなあ…ノリ)

アンケートから

裏社会系小説

★義母から借りた『魔女の笑窪』の大極宮通信を拝見してアクセスしました。約6年間、出産育児で裏社会系小説とは疎遠になってましたが、久しぶりに読んでとても刺激的でした。それにしても72歳の義母は何を思ってこの本を買い、私に貸してくれたのか(笑)去年から急にミステリーにはまって、うちの宮部本その他多数が義母宅に出張してますが、なぜ『魔女の笑窪』が? パッチワークが趣味でのほほんとしている義母の意外な一面。今後が楽しみです。
 
 本棚をみると、その人が分かるとかいいますが……。

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