大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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- 第479号 -
2011/1/21
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
第144回直木賞
今週の月曜日に第144回直木賞の選考会がおこなわれ、道尾秀介さんの『月と蟹』と、木内昇さんの『漂砂(ひょうさ)のうたう』が授賞作に決定しました。
そしてオイラは道尾さんと飲み仲間ということで、その夜お祝いを言いに行ったのです。
会場には厨子王も駆けつけており、編集者も含めると総勢4、50人が集結。授賞式の2次会ではなく、受賞が決まった当日にこれだけ多くの人が集まっているのも最近ではめずらしいことでした。それだけ道尾さんの人気がわかるということでもあります。
まだ35歳。若くて人気と実力があって、出版界全体がよろこんでいるのが如実に伝わってきました。
思いおこせば十ウン年前…オイラが直木賞をいただいたときはとにかくがんばることしか頭になくて、今までやってきましたが…。
これから道尾さんにとって、誇らしくも大変な日々が待っているのかなあという気がしますが、これも一つの儀式というか通らなければならない道。
彼ならきっとますますの活躍をみせてくれることだと思います。
カルテット
週末、台湾に行ってきます。
今週から始まったドラマ『カルテット』のロケが台湾でおこなわれているので陣中見舞い。
あとエキストラとして出番もあるらしく…どんな役をやらされるのか戦々恐々としております。
台湾に行くのは4、5年ぶりなのですが、この時季はやたらと雨が多い記憶があって、ひょっとすると今回も雨にたたられてしまうのか…。
まあ東京に比べれば10度以上暖かいので、2泊3日と短期間ですが少しだけ身体を温めてこようと思っております。
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今年の初ガベージ◎
年末まで放送したとかしないとか。明けても暮れてもくだらなさには変わりなく。
平山夢明には盆も正月もありませんね。
今月も引き続きゲスト強化月間だそうで。ゲストは漫画家のくらたまこと倉田真由美さん。
くらたまさん、ヒラヤマ毒に汚染されないでというギャラリーの声が。
それから『非道徳教養講座』(光文社)で平山さんとタッグを組んだ児嶋都さんもちょいとご出演。
クトゥルーがらみもありまして最近よくお目にかかりますね。
しかしガベコレも足掛け三年。続くなあ……。
◎今週のさっき書いた一文◎
「だからあたしは暴走するって言っただろ!」
いろいろ、なかなか終わりません。
というわけで、仕事の続きをいたします。
編集者Sのウラ情報
新直木賞作家誕生
またまた新直木賞作家が誕生しました。今回は厨子王が受賞した130回から7年ぶりの芥川・直木それぞれダブルで4人受賞となりました。130回はどちらかというと芥川賞の二人(綿矢りささんと金原ひとみさんでしたね)に話題が集中したように、今回も芥川賞の方が話題かな。ある意味正反対のお二人ですからね。
わたしは大夫、厨子王の二人と道尾秀介さんのお祝いの会に参加してきました。大夫がこれは授賞式の二次会だと呟いたように、多くの作家、編集者さんたちで賑わっていました。まあ誰もが待っていた受賞ですからね。
道尾さんは今回の受賞者の中では一番既刊の多い方ですから、書店でも大きく展開されるでしょう。書店がお祭りになるのはいいことです。ついでに「大極宮フェア」もよろしくです。
ノリノリ編集後記
東京ガベージコレクション
これまではなかなか都合がつかなくて観に(聴きに)行けなかったのですが、今週ついにラジオ収録現場に行ってまいりました。
収録スタジオはかなり広いもので、われわれ観覧者も同じ部屋にいていいんです。慣れない私は少々緊張して静かにイスに座っていましたが、収録が始まるとすぐに爆笑。多少の笑い声は大丈夫らしく、遠慮なく笑わせていただきました。ほんと笑いっぱなし。お笑いライブをたっぷり見せてもらった感じですよ。
次回収録もなんとか都合をつけようと思っています。
(「東京ガベージコレクション」は毎週金曜夜9時からTOKYO FMで放送中…ノリ)
アンケートから
次回更新をお待ちくださいませ。
◆毎回楽しく読ませていただいております。特に厨子王(京極先生)には毎度笑わされています。
あなたが選ぶ名ゼリフ大全が特に興味深くて面白いのですが、セリフ以外の地の文も募集に入れたら・・・大変なことになりますよね?
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名ゼリフの次回更新をお待ちくださいませー。