大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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- 第466号 -
2010/10/15
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
お月見杯
3連休は恒例となったゴルフコンペ「お月見杯」のため、勝浦に行ってきました。
最終日の月曜日は朝から好天に恵まれましたが、前半の2日間はあいにくの大雨。とくに日曜日…東京は曇りだったようですが、勝浦は雨雲の通り道だったのか朝からすごい降り。はげしい雨音で目が覚めるほどの豪雨でした。
スタート時間を遅らせて、別荘で雨が小やみになるのを待って昼過ぎにゴルフ場に行ってみると、プレイしているのは2組だけという状況。
勝浦東急ゴルフコースのメンバーになって二十数年になりますが、こんなに空いていたのは初めてです。
スコアの方は…3日間を通してそこそこ。可もなく不可もなくという感じでした。
あぁ…これで秋のイベントも終わり。あっという間です。
あとは朗読会、忘年会、お正月ということになっていくのでしょうか…。
一年は早いものです。
今月はもろもろあって、原稿書きにいそしんでいる身なので、11月の後半はカレイ釣りにでも遠征したいなあと思っている今日この頃であります。
編集者Sのウラ情報
朗読……
お知らせしてきたとおり、ほぼ日で連載中の大夫作「絆回廊 新宿鮫X」、後半に突入です。そしてバックナンバーとして残っていた過去連載分が削除されました。その分、本人朗読による前半分あらすじがアップされております。「YouTube」にアップして、テキストを流しながら朗読を聴く。もしかしたら、電子書籍の一つの雛形になるのでしょうか。
もともと朗読書籍の歴史は意外と古く、カセットテープ時代から綿々と続いています。それがCDになりネットでのデータ配信と進化してきました。とはいえ、朗読のマーケットはそれほど広がってはいません。電子であれ紙であれ、活字にたいする安心感、みたいなものがあるのでしょうか。個人的には音声は緊張を強いられるような気がします。聞き逃すこともあるでしょうし、疑問に思ったところを確認しにくいとか。どうしても活字の方に分があると思っています。
というような個人的な感想はともかく、大夫のあらすじ朗読を聴いて、もっと聴きたいよと思ったかたは11月6日の朗読会へぜひどうぞ。
ノリノリ編集後記
ルパン三世
先週の金曜日、サッカーは録画にして金曜ロードショー「ルパン三世 カリオストロの城」を観ました。
観るのはいったい何回目ぐらいだろう。10回、20回…30回までいってるかも。それぐらい観ています。
そんなに観ている映画なのに、なんでザックJAPAN第1戦をさしおいてまで観たかというと…もともとこの映画が好きなこともありますが、じつは事務所で昨年の朗読会のもようを収録したCDの制作準備をしていたのです。
そう…演目は「ルパン三世」!!
去年の朗読会音源をチェックしているうちに、頭の中が「ルパン三世」一色になり、「ルパン三世」に酔いしれていました。
大沢さんが書いた小説「拳銃稼業もラクじゃない」は、青ジャケのルパン三世をイメージしたもので、カリオストロのルパン三世も青ジャケですね。
そしてルパン三世の声は山田康雄さん。朗読会のルパン三世は京極さんが担当していますが、青ジャケのルパンを意識したというだけあって雰囲気がほんとに似てるんです。
テレビを観ていたら去年の朗読会の感動がよみがえりましたよ。
大沢さんが書いた「ルパン三世」をいつかは朗読会で…と思い続けていたら、モンキー・パンチ先生と偶然お会いする機会があって…その後、関係各所のご協力によって成立した朗読会でした。
去年の朗読会は自分の夢がかなったようなものでもあり、その舞台は自分の想像を超える素晴らしい公演となりました。
今年の朗読会の会場で販売する予定のCDでは、残念ながら大絶賛だった京極さん制作の映像…公演のオープニングを飾ったルパンのテーマ曲とCMに入るときの曲は収録しておりませんが、朗読はほんとうに素晴らしいです。
あっ、ちょっと手前みそになってしまいましたが…ぜひ会場でCDを買ってくださいませ。
(大沢さん、「ルパン三世」をもう一篇書き下ろしてくれないかなあ…ノリ)