週刊大極宮

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- 第462号 -

2010/9/17

HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

舞台『南極(人)2』

 厨子王も参加(出演?)しているらしい…。
 
劇団あぁルナティックシアター公式サイト

燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

週末は勝浦

 今週は報告することが何もありません…。ただ粛々と仕事をしておりました。
 3連休となる週末は、釣りとゴルフをやりに勝浦に行く予定。
 めっきり秋めいてきましたが海水温はまだ高いはずなので、釣りシーズンとしては良い時季なのです。クロダイを狙っちゃおうかな…なんてこっそり思ったりして。きっと釣れないでしょうけど…。
 と、ひどく弱気ではありますが、釣果があれば来週お伝えいたします。

安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

ゲーム女の生きる道

 今週はお休みさせていただきます。

arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー

◎今週も修羅場◎

 なので簡単になってしまってスイマセン。

 銀座の老舗画廊・兜屋画廊において、「荒井良展」開催中です。
 なんと、いままでわたくしの文庫表紙を飾った作品のすべて+新作のスペシャル展示です。全部揃うのははじめて。豆腐小僧もあります。19日まで。

 先週お報せしましたが、劇場用アニメーション「ルー=ガルー 忌避すべき狼」が好評公開中。
 ユニバーサル版「ルー=ガルー 忌避すべき狼」も、AppStoreにて発売開始。一章分は無料です。
 樋口彰彦さんのコミック版「ルー=ガルー」も試し読みできます。でもってコミックの方は、「ルー=ガルー 完全版」第三巻(講談社・完結)がようやく発売です。
 続編・『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』は、いま書いてますです。

 先週大夫が報告しておりました、江戸川乱歩賞贈呈式の司会をしてきました。受賞された横関大さんは、八年連続応募してついに賞をゲットされたという強者。
 推理作家協会60周年記念事業の一環で作成したドキュメンタリー江戸川乱歩賞選考会の折りにも候補作となっておられまして、撮影・編集をいたしましたわたくしといたしましては大変に印象深い受賞でございました。おめでとうございます。

 その後、お化け大学校の「妖怪セミナーin遠野+第三回怪遺産認定式」に関するもろもろを相談。ツイッターなどで告知されておりますが、わたくしは『冥談』(メディアファクトリー)より「遠野物語より」を朗読いたします。朗読会のソロパートでも最長二十分くらいなんですが、これは三十分くらいかかります。協議の結果、縮めないでフルで読むことになりました。その後は近衛はなさんと遠野トーク。認定式の前には、高橋克彦さんと荒俣教授のスペシャル対談が。お神楽もあります。化け大購買部の物販もあります。
 でもって、追加特別イベントもほぼ決定。内容につきましてはまもなく発表される模様。

 で、水木総長の貸本版『悪魔くん』(角川文庫)の見本があがってまいりました。カラーページ(表紙も)はちゃんとカラーで再現されていて、三冊分が一冊にまとまっていてこの値段っていうのは、かなりお得かも。いい時代になったなあ。まもなく発売。遠野で初売りみたいな感じかも。

 化け大では11月3日にお化け大学校特別講座in神保町「奇祭・妖怪フィールドワークのすすめ」の開催が決定。妖怪探訪家・村上健司くんと奇祭研究家・杉岡幸徳さんの対決です。このカードはゴジラ対モスラなみですよ。詳しくは化け大のページで。

 で、その村上くんですが、10月23日より「知る・楽しむ 日本の妖怪」という講座を持つことになりました。毎月第4土曜日の16時-17時30分まで、全6回の講座です。詳しくはNHKカルチャー 横浜ランドマーク教室のページで。

 でもって、あぁルナティックシアターさんが、今年も一箇月ぶっとおし日替わり公演をやらかしてくれています。で、『南極(人)2』もやらかしてくれている模様です。あの、まず不可能と思われた「毒マッスル海胆ばーさん用米糠盗る」や、なんと『どすこい。』(集英社文庫)から「すべてがデブになる」なんかまでが演劇に。うそっぽい! ばかばかしい! あぁルナ・オリジナルの「蚊に光線」も盛り込まれている模様。
 そんな『南極(人)』(集英社)ですが、ただいまノベルス版制作中。集英社さんはノベルスのレーベルはないのですが、『どすこい(安)』というのを作った手前、揃えたいという声があるようなないような。今回も祖父江さんが大爆発でございます。
 でもって、そんなあぁルナさんの「第三回ルナティック映画祭」の審査に行って参りました。

映画祭

 初回に呼ばれてもう三回目。あいも変わらずくだらない。くだらなさに磨きがかかってくるとくだらなくなくなってくるところがムズカシイですね。何だか知りませんがプリンを食わされました。

プリンを食べてました

 それから、野村萬斎さん監修の雑誌・「SPT」(世田谷パブリックシアター)の取材を受けました。特集は「古典のアップデート」。興味深い内容で、勉強させていただきました。
 さらに、先日亡くなられた村崎百郎さんについての取材を受けたり。

取材中

 「オジいサン」(中央公論)の最終回も書きました。はやいものです。
 というわけで、明日は金沢へ行きます。

編集者Sのウラ情報

秋だ、文庫だ……

 ようやく多少は秋めいてきたようですね。
 先ほど、新刊情報を更新しましたが、安寿の「ぱんぷくりん」て、何だっけと?の方へ。これは安寿初の絵本(でいいのかな)で、安寿と黒鉄ヒロシさんのコラボレーション。素晴らしい絵をつけていただいています。初版時は2分冊だったのが、今回の文庫化で1冊となります。 発売を記念としてというのも一つの理由ですが、11月6日に行われる朗読会では、収録作の「招き猫の肩こり」を安寿が朗読し、黒鉄さんの絵が背景を飾る予定です。
 もう一つ。刊行元のPHP文芸文庫、もともとPHP研究所は PHP文庫というシリーズがあったのですが、今回文芸文庫として新創刊。「ぱんぷくりん」はその創刊ラインナップの1冊でもあります。創刊といえば同じ10月に実業之日本社が文庫を創刊します。文芸書では歴史のある社だけに、文庫がないのが不思議なぐらいでした。満を持してというところでしょうか。
 今年の秋は文庫が熱い!?

まるひの秘書ヒショバナシ報

今週の厨子王原稿メール件名

  ママとあそぼう!大ン極ン宮ン
 カータンってカッパだったのかしら…。

ノリノリ編集後記

バリウム

 先日、健康診断で胃のレントゲン写真を撮る際、例によってバリウムを飲みました。コレ…なん度飲んでも慣れませんねぇ。苦手です(得意な人はいないと思いますが…)。
 毎回、ゲップを我慢しながら「ちょっとの辛抱、ちょっとの辛抱…」と検査が終わるのを待つのですが、今回はオペレーターに言われるがまま、検査台でグルグル回ったりしているうちにどんどん気分が悪くなりまして、検査が終って下剤を渡される頃には冷や汗でびっしょりでした。
 さいわいその後さらに悪化することはありませんでしたが…そんな状態になったことに焦りましたよ。
 バリウムが腐っていたとは考えられませんし…夏バテで知らず知らずのうちに胃腸が弱っていたのでしょうか。今夏の暑さは本当に恐るべしです。
(わたくし暑さで有名な練馬在住ですから…ノリ)

アンケートから

TV化!

◆「世にも奇妙な物語」のtv告知をぼんやり聞いていて、京極夏彦なのか京本政樹なのか聞き逃しました。が、今週号で確認できて良かったです。放送が楽しみです。(厨子王の現代劇ドラマ化は初めてですか?)
ちなみに「魔法使いの弟子」を「大塚愛の弟子」と聞き違えたのは私の娘です。

「厭な子供」が2001年に放送されておりますよ。
世にも奇妙な物語」楽しみですね!!

- 第462号 - 2010/9/17