大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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- 第418号 -
2009/10/16
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
ゴルフ
この秋とにかくゴルフは天気に恵まれていて、やるたびに快晴、微風。
いいのかなぁ…というぐらいのゴルフ日和が続いています。そのうちひどいしっぺ返しがきそうな不安を感じるほどです。
そんななか、各出版社が主催する秋のコンペシーズンに突入。
先日、第1戦があって(って書くとまるでツアープロみたいですが…)、スコア的には悪くなくまわれたものの、ハンディキャップが「2」ということで上位入賞はなりませんでした。
道具のことで言うと…。最近ちょっとやさしめのクラブを使っていたところ、なにかこう――ゴルフがなまってきたような気がして、ドライバー、アイアンともスペックをハードなものに戻しました。
たとえばシャフトをSRからSにするとか。難しくはあるのだけれど、今からやわらかくやさしいクラブを使ってしまうと、将来が不安ですからね。
一種の筋トレだと思って使うことにしています。
さいわいスコアはコンスタントにハーフ30台が出ているので、じつはこっちの方がいいのかなと思ったりしているのですが…。
明日、土曜日は名古屋に行って講演です。
久しぶりに実家にも顔を出してみようと思っております。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー
「TOKYO FM」の
平山夢明さんと京極さんのラジオ番組収録を見学してきました。
平山さんも厨子王も、一人でも充分に面白いコトをいっぱい言うキャラですが、二人揃うとかけ算になるので、ギャラリーはもう笑いっぱなし(^o^)!
制作スタッフの皆さんも、笑い出してしまわないように我慢するのが大変だそうです。
私はしゃべるのヘタですが、ラジオは好きなのです。「『怪』ラヂヲ」のときと同様、ちょこっと乱入してしまって、お邪魔しました。ヘタの横好きとは、こういうことを言うのです(^^;)。
ともかく、平山&京極の必殺(笑)コンビのトンデもないコンビネーションをお楽しみに♪
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週の活字文化◎
青山学院大学に行ってまいりました。21世紀活字文化プロジェクト青山学院大学公開講座、だそうです。
一時間ばかり僕がお話をしまして、後に准教授の大屋多詠子さんと対談、という運びです。
会場となるガウチャー記念礼拝堂はその昔、唄にうたわれた「蔦のからまるチャペル」だったとか。
ほうそうなんだと感心し、聞いてみれば700人だか入る大講堂ということで、も一度びっくり。定員オーバーだったそうで、またまたびっくり。
かなりの方がハズレたのだそうでして、いかにも申し訳ないことです。
お題は「抽象力」。
これは与えられたお題ではなくてですね、白状するならいつもいつも「お化け」じゃあねえと思いまして、ちょっと言い方を変えてみました(笑)。
中味はまあ、お化けなんですが、やや切り口と着地点と扱う素材が違ったよ、ということでご勘弁ください。
そんなわけで毎度ながら大人数の前でしどろもどろであります。学生さんがほとんどなのかなと思っていたのですが、ご年配の方のお姿も多く、みなさん熱心に聞いてくださいまして汗顔の至り。
研究者や学者ではないのでそんなに難しい話はできませんし、芸人でもないのでそんなにオモシロイ話もできませんからね。いつも申し訳なく思うわけですが。
それから、この手の会場では混乱するおそれもありますし、またサイン会がもうけられていないイベントなどの場合は公正にできないということもありますので、基本的にサインはお断りさせていただいております。こちらも申しわけありません(トイレの中でご年配の方にサインペンを押し付けられた時は……かなり困りましたが/笑)。
対談は馬琴や秋成について語るというような予定だったようですが、時間が押してしまったので踏み込む前に終わってしまった感じです。これまた申し訳ない。
聴講してくださいましたみなさん、それから青山学院大学のみなさん、ありがとうございました。
◎今週の山奥◎
ウラでオーツカ君が妙な写真をアップしてますが、まあ実際山奥に行ってきたわけです。ナニをしていたかはヒミツですが、まあいつもの連中ですよ。
ちなみにジェイソンのホッケーマスクは、純正品らしいです。
◎今週の対談◎
稲川淳二さんと対談をば。
稲川さんは僕の学校の先輩なのであります。しかも、その昔同じレンタルビデオ屋の会員だったという仲(仲なのかそれは)。幾度か同じビデオに手を伸ばし、指先が触れたこともあったはず。袖すりあうも他生の縁というならば、まあ物理接触している仲ではあったんですね。
と、いうわけで、これまで過去の文豪などを主に取り扱ってきた『幽』個人特集のセカンドステージとして稲川さんの特集が組まれることとなり、私めがお相手に選ばれたという次第。
東雅夫編集長、ライターの朝宮運河さん、副編K、編集Rもろもろが待ち受ける都内某所に。
いやいや、稲川さんは実にお話がお上手なんですね。抽出しも大変に多くお持ちで。それでいて細かく気配りをされる方でもあり。まるで留まることなく繰り出されるトークに「ただ聞いていたい」と思ったり。
とにかく濃かったですね。
さて稲川怪談のコアに触れられたかどうかは……わかりません。次号の『幽』に掲載予定。
◎今週のラジオ◎
なんか始ってしまいました。平山夢明さんのラジオ。「バッカみたい、聴いてランナイ!」だそうです。
うーむ。その通りだなあと思いますよ。
でもって収録が。
おおむね、現場処理ですよ。どうも打ち合せしたくないようですね、平山さんは(笑)。つうか、打ち合せの時のほうがオモシロかったり。
今回は映画評論家の町山智浩さんほか、謎のゲストも登場。謎だなあ。
しかも新キャラまで。というか、パーソナリティは誰なんだろう。
◎今週のもろもろ◎
ずーっと水面下で進行していた『ルー=ガルー』映像化プロジェクトのお話が解禁になったようですね。ここまで来ると原作者はもう出番がないわけですが、以前にも告知しました通り、原作の方もリニュウアルバージョンとして講談社ノベルスから出版されます。
こちらの作業は完了しておりますので、遠からず出荷されるかと。
でもって「虚言少年」(小説すばる)と「オジいサン」(中央公論)もそれぞれ無事に載った模様。もう随分前に書いた気がするので、目次に載ってるとぎょっとしたりしますね。
先週お知らせしたオール讀物の「百鬼夜行―陽」も無事に終了。
現在は「怪」(角川書店)と、某お祝い企画(極秘)の準備もろもろで溺れそうです。溺れそうですが、「死ねばいいのに」(小説現代)もそろそろですね。それよりも何よりも、『数えずの井戸』(中央公論新社)のゲラがどーんと積んであるわけで。
長い間地方紙連載をさせていただいておりましたが、この度やっと単行本になるわけでありまして。って、長いですねこれ……。
うーむ。
でもって、長野に行ってまいります。
行き倒れなければまた来週。
編集者Sのウラ情報
名古屋といえば……
先々週の高松に続き、明日(17日)は名古屋です。味噌カツセンベイや味噌煮込みうどんセンベイでもあれば買おうかと思っています。
さて、アメリカで人気のアマゾンの電子書籍端末「Kindle」を日本を含む世界中で発売したとのことです。日本で手に入れても日本語のサービスがあるわけでないので、当面は洋書を購入する以外にはないのですが、当然に将来的には日本語のサービスも視野に入れているはずです。
で、日本での市場を考えると、四、五年前にソニーと松下電器が、同じような携帯端末を発売しましたが、失敗に終わっています。日本の電子書籍は「携帯」でという流れが強くなり始めたころです。
ソニーの端末はお借りして使ったこともあったのですが、軽くて読みやすく、よくできていると思っていたのですが、4万円近い価格のせいもあったのか普及しませんでした。
「Kindle」という黒船で日本の電子書籍市場も大きく変わるのでしょうか。
まるひの秘書ヒショバナシ報
今週の厨子王原稿メール件名
大極宮さん(←どの「さん」でしょう)
ワタシは「サザエさん」に一票!
せっかちすぎ?
金曜の更新日がやってきました。一週間は早いですなあホント。
このぶんだと、朗読会もあっというまに本番の日を迎えるのでしょうね。
そろそろ年末の忘年会も視野に入れなければなりません(せっかちすぎ?)。
日にちの決定、一次会のお店の選択に予約、二次会の場所押さえ。けっこう大変なんですよ〜コレが。
さて今年の大沢オフィスの忘年会はどうなりますやら。
ノリノリ編集後記
サインを…
してもらいました。先日のように作家が3人そろうなんて滅多にないですからね。…ってゆうか、作家が事務所に寄ったときは書いてもらわずにはいられないんですよ。それにしても、「今回が最後、お願いします!」と言って、いったいどれだけサインを書いてもらったことか…。
大沢さん。並べて見ると太芯で書いてもらった方が目立ちますね。あたりまえですが…。落款もいい感じです。
宮部さん。細芯なので見えにくいですが…最近は落款のかわりに名前の一部に赤でリボンやハートを書くことが多いです。
京極さん。この写真ではちょっと判読できないでしょうが、「京極夏彦」と書いてある方が貴重だということは…もうご存知ですよね。
これらは朗読会の会場で販売いたします。
あっ! チケットまだ残ってますよ〜。
(「おしゃべりまる子」8種で足ぶみ。ハッピーセットもあきてきた…ノリ)
アンケートから
これは悔しい間違い
◆☆アンケートより
他にも「チケット買ったよ〜」メッセージをたくさんいただいています。お買い上げりがとうございます〜♪ 「せびせび」お楽しみに!(まるひ)
さっそく誤字ではありませぬか。
「お買い上げありがとうございます〜♪」
ですね。こっそり直しておいてください(爆)
・うわあ、これは悔しい! 本人はちゃんと「お買い上げありがとうございます〜♪」と打ったつもりなのにいいいいい! こっそりこっそり直しましたとも! ご指摘助かります、ありがとうございます。(まるひ)