大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』

化け大祭のために

　厨子王、せっせと内職ちゅう。

話題になった勝浦で…

　いつものように民宿のオヤジをしてきました。
　とにかく今年の夏は、大雨など気象関係でいろいろあったうえに地震までつづくという…たいへんな夏。
　勝浦では静岡が震度6のときはあまり揺れなかったけど、東北から関東にかけて震度4だったときはギシギシと音をたてて揺れてちょっとビックリでした。
　それから、毎年必ず海に行くことになっている日にちょうど台風がきて…
　今年はとうとう海水浴をしないで夏休みが終ってしまいました。
　で、その台風が過ぎた後は、ゴルフをしていると一気に秋の気配が。
　海のそばのゴルフ場だけにつねに風を感じてのプレーになるのですが、夏の風と冬の風…それは球を打つときに向かい風になるか追い風になるか、はっきりとわかるまったく正反対な風を夏休み中に両方経験するめずらしさでありました。
　期間中、遊びに来たお客さんの数は多い日で23人。夏休みというのは全体に来客がバラける傾向にあるので、それほど忙しく民宿のオヤジをすることもなく無事に10日間が終ったのです。

　…というわけで東京に戻ってきたのですが、海にも行かなかったせいで、いつもの夏のようには日焼けをしていない気がします。もっともゴルフをしているときにでている両腕や顔は真っ黒ですけどね。
　ハァ……。
　それにしても、何度も言うように海に入らなかったせいか、まだ夏休みが終ったという実感がない。
　つまりそれは、仕事に熱心に向かおうという気になれないということで…
　これはオイラのいい訳であるかもしれません。

ゲーム女の生きる道

　今週はお休みさせていただきます。

◎今週の谷中◎

　ぬるぬるとウナギのように合間を縫って谷中のイリアスに行ってまいりました。
　日本物怪観光・天野さんをはじめとするみなさんの「お化け物産展」。
　ご一緒したのは村上健司くんと店長C。天野さんは急なお仕事で入れ違いにお店を出られてしまったわけですが、その代わりに（全然代わりじゃないか）編集R、五所川原乱子さんがいたり。新作を中心に買わせていただきましたが、どうも人気のようで。それほど長くはいられなかったのですが、お客さんがひっきりなしにいらしてました。ナマズ巾着は僕も買いました、はい。
　その後、迷子っぽくなっていたTくんや、どこかから帰って来た角川Tさん、O塚くんとも合流。ブタのようなものを食べました。



　天野さんや田中屋さんは、お化け大学京都キャンパス化け大祭の「化け市化け座」にも出品されます。お楽しみに。

◎今週の本◎

　ええと、ほぼ丸一年かかったわけですが、中央公論新社・異の世界シリーズの新刊がやっとでき上がりました。
　とはいうものの、中公ビブリオというレーベル自体はなくなっちゃったので（あー）単なる中公文庫なんですが。残念ながら背表紙がそろいません。せめてマーク入れてほしかったがなあ。
　でも、中味はもう、じっくり作った中公Nさん自信作。泣いて作業の甲斐もありです。
　題して『阿波の狸の話』（笠井新也・著）。知る人ぞ知る名著であります。
　今回は、著作権継承者の方のお力添えをいただくことが叶いまして、著者遺稿などを反映させた多くの増補を加えることができました。また、付録として「阿波伝説物語」まで併録した決定版です。もちろん索引付き。
　表紙は前回の「遠野のザシキワラシとオシラサマ」に引き続き、↑の天野さん。解説はやはり↑の村上健司くん。



　こちらも、お化け大学購買部で販売できると思います。

　でもって講談社ノベルズでは石神茉莉さんの新刊『謝肉祭の王』もスタンバイ。長編第二作であります。こちらも楽しみ。
　それから黒史郎くんの『夜は一緒に散歩しよ』が文庫に（メディアファクトリー）。でもって解説なんぞを書かせていただきました。
　文庫になると読後感なんぞもまたいろいろと変わるものです。親本をお持ちの方も一度手に取ってみてくださいませ。

◎今週の原稿◎

　講談社「小説現代」に『死ねばいいのに』三人目が。もう三人目ですね。まもなく発売なのかしら。
　それから「中央公論」の『オジいサン』も三日目。もう三日目なんだなあ。こちらはもう少し先ですが。
　でもって、講談社文庫の「ブレンドミステリー」シリーズ、今年は僕が担当だそうです。というわけで決めたり書いたり。

◎今週の仕込み◎

　と、いいますかね、何故に僕が仕込みを。何の？ いや、ナントカ大学とかナントカの宴とかですよ。
　作ればいいんですね？ アレとかコレとかを。
　え？ もう行く時間だって？ って、まだ原稿が。

　そんなわけで、京都に行きますよ。はい、化け大祭だー。
　生きて戻れたらまた来週。

直木賞受賞作、言えます？

　今日（8/21）は芥川・直木賞の授賞式なのですが、どうもここ数年以前のような熱気を感じません。書店の扱いも以前だと受賞作家の既刊も含め大きな売り場が作られていましたし、もっと売れていたように思います。
　受賞作を知らないという人が80％もいるという調査もあったようですが、改めて芥川・直木賞だけでなく文学賞そのものをどうアピールしていくか議論する必要を感じます。受賞作はもちろんノミネート作も読んで損のない力作揃いなのは間違いのないところですから。

今週の厨子王原稿メール件名

　ス大極宮大作戦
　スがなければ、元ネタわかりませんよね、コレ（笑）。

いましばらくお待ちくださいませ。

　「厭なサイン本」の抽選は終わってますが、サインをまだもらっていません。
　発送は、厨子王の"夏の巡業"が終わるまで、今しばらくお待ちくださいませ。ぺこ。

そして再び……

　ボーコーエンがぶり返しました。(´・ω・｀)
　夏休みに、ビールを飲みまくったのがいけなかったんでしょうか……。
　今度はちゃんと治します！　しばらく禁酒、禁ビール！

ベイビー・フェイス

「ビルボードライブ東京」で3回目となる公演。毎年来てくれますねぇ。
　今回の公演は過去2回に比べるとパワフルでした。歌だけでなくステージでの動きも。客席におりて女性客とハグしまくりの大サービスまで！
　感動のあまり泣きだす方がいましたが、どさくさ紛れにキスする方もいたりして…観ているこちらはちょっと引き気味（苦笑）。それでも歌声には酔いしれましたよ。年に1回といわず2回、3回と来てほしいです。
（世界陸上の織田裕二さん、なんだか元気ないなぁ…ノリ）

いやげもの祭り♪

◆裏大極宮スタッフブログの「ガンダムまんじゅう」という記事に
「なぜ、私だけにいやげ物を？！」とありますが、いやげ物→みやげ物の間違いでは？
　みやげもの＋いやなものでいやげものというようないわないような・・・

◆こんにちは!
　私けっこう裏の方が好きだったりします〜
　最近は間違い探しがブームの様なので？？
　11日のヨーコさんのブログに「なんで私だけにいやげ物・・・」となってます。
　これはやっぱり土産物の間違いですよね？

◆ヨーコさぁん
＞「なぜ、私だけにいやげ物を？！」
　……って、「“い”やげ物」になってますよ〜。
「みやげ物」ですよね？
「いやげ物」って……「嫌気物」？？？(違)

◆はじめまして
　8/11付けの裏大極宮のおみやげのページで
「なぜ、私だけにいやげ物を？」
　おみやげでなく嫌げなもの？？に

・「いやげ物」、実は間違いじゃないんですよう……。みうらじゅんさんの造語なんです。
　意味は、こちらをご覧くださいませね→いやげものとは - はてなキーワード
　間違っていないものにご指摘がくるという、今回は希有な例です。いつもはちゃんと間違っていますので、これからもどんどんご指摘お願いしますううううう！（まるひ）