大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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週刊大極宮
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- 第401号 -
2009/6/12
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
プレ合宿
今週はダイエット合宿に向けたプレ合宿で勝浦にいる予定だったのですが、いろいろと用事ができてしまったので残念ながら週の半ばに東京に戻ってきました。
それでもしっかり勝浦滞在中は釣りに出かけてみたのです。
しかし…夜釣りでアオリイカを狙って2つの漁港で餌木(エギ)を投げまくってみたものの、結果はノーヒット。
ならばとアジ釣り用の竿を出したら、ハリスをあっという間に噛み切られて、エサは秒殺状態。今年はフグの湧きが凄いようです。
結局この夜、魚を見たのはアオリイカ狙いの餌木の針に引っかかってあがってきた、小さなクサフグ一匹というていたらく。
今回はこんな状況で、ダイエット合宿のダの字にもなりませんでしたが、様子を見て7月のアタマにもういちど本格的なダイエット合宿をやりに勝浦に行きたいと思っております。
“サントリー ウイスキー&ミステリー”
本当だったら“サントリー ウイスキー&ミステリー”のイベントが、今週京都であるはずだったのですが、インフルエンザの影響で秋に延期となりました。詳細はまた報告いたします。
仕事に関しては…7月に出る新刊のゲラに手入れをしたり、夏から始まる予定の『ほぼ日』サイトでの連載のアイデアを煮つめたりという状況。
まあ、静かなりに忙しい日々をおくっております。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー
翻訳家の永井淳さんがお亡くなりになりました。
私は、永井さんが翻訳を手がけられた作品をたくさん読んで育ってきました。中学生のときに出会ったS・キングの『キャリー』もそのひとつです。
永年にわたる素晴らしいお仕事に、敬服と感謝の気持ちでいっぱいです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ゲーム女の生きる道
現在、<毎日本を読むモード>に入っているので、ゲームはお休み中です。
ちかごろ、面白い出物はありますかい(^^)?
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週の新刊◎
お待たせしておりました『文庫版邪魅の雫』『分冊文庫版邪魅の雫上中下』が揃って完成いたしました。
ノベルスを出荷停止にしていただいたので、しばらく在庫切れ状態だったわけですが、やっとお読みいただけるようになった次第です。
しかも、解説は西尾維新さん。実はこれを書いている段階ではまだ未読なのですが、なんとも豪華なことでございます。
表紙の張り子も、荒井良さんがふんばってくださったのでギリギリセーフ。とはいえ、撮影段階ではオバケを囲む「つづら」部分が未完成だったという、まさに綱渡り的なすべりこみ状態だったわけでありますが、これで一安心。
また、先日ご報告いたしました歴代担当者による十五周年座談会(決して積年の遺恨を晴らす会ではありません)が掲載されている『IN★POCKET』6月号も仲良く一緒に並ぶ模様。
◎今週の原稿◎
夏場になるとやってくるエライさわぎ。とりあえず「幽」(メディアファクトリー)はやっつけておりまして、現在は「怪」(角川書店)に攻撃されております。
どういうわけか、気がつくと今回も2本載ってるんだよなあ、幽。で、今回も前回くらいの分量があるんだよなあ、怪。一冊分はあるよなあ。
うーむ。
幽の方はそろそろ校了ですね。がんばれ東編集長。それからKやSやRやみんな。そして、誰とはいいませんが、も少し早く書きましょうね(笑)。
怪の方はもう佳境でございまして、水木大先生以下、我らシモジモに至るまで大回転中。村上健司君は取材先で二度も生れかわりました(どういう意味かは本誌を参照)。すごいなあ。
で、そんな中、こっそり『オジいサン』第二回(「中央公論」掲載)も書き上げましたので、そちらもよろしくお願いします。
◎今週のハードデイズナイト◎
なんか、タマってしまった一日。
まず11時から新宿某所に。徳間書店「本とも」(徳間書店)の対談があったわけです。
編集長のM山さんが「いやーこんな朝早くからスイマセン」なんていうわけですが、11時って早くもないし朝でもないと思うのだけれど、どうなのだろうかしらん。
朝4時開始とか、そういう時の言葉じゃないのだろうか。
15年もやってるのに出版業界のズレっぷりには馴染めませんねえ。
で。
お相手は噺家さん。なんと柳家喬太郎さんでございました。
喬太郎さんは、講談社が企画しました『京極堂トリビュート妖怪変化』にもご寄稿いただいておりまして、何かとご縁はあったわけですが、実は初顔合わせ。
前日は立川談春さんとの二人会、当日も午後一で高座というご多忙の中、おいでくださいました。
高座でははじける芸が魅力の喬太郎さんですが、実に紳士的で真面目な印象の方でございました。でも、端々に喬太郎節が。実に楽しい対談でした。ありがとうございました。
載るのは「本とも」9月号だと思われ。
で。
取って返して取材。
媒体は中国の雑誌『南方都市週刊』。中国のかたがたにもお読み戴いているのは存じておりましたが、はたしてどのように感じられているのかはわかりませんでした。そういう意味ではいろいろと勉強になりました。
ただ、記事は中国語になるので、読んだってわからないんですけど。
で。
引き続きCSチャンネル銀河の『ガリレオナビ 銀河天文台』収録。
映画『嗤う伊右衛門』が放映されるんだそうで、それに合わせたインタビュー番組のようです。
ただ、ラインナップの中に、土ワイの天知茂『江戸川乱歩美女シリーズ』6本も入っていたので、ついついその話をしてしまったことはナイショです。放送されるかもしれませんけど。
で。
その後、某社の某プロジェクトにかんするプレゼンがありまして。新しいビジネスモデルの実験台になって、というようなお話。
で。
それから、ようやく普通の新刊インタビューが。まずはPHP『Voice』(PHP)の『厭な小説』(祥伝社)著者インタビュー。もう、けっこうヨレヨレになっているので写真がどんなふうに写ってるものか(笑)。
でもって、「週刊ポスト」(小学館)の著者インタビュー「著者に訊け!」が。こちらも「厭な」について。もう、かなりヨレヨレヨレになっているので、写真に写っていたものかどうか(笑)。
わはははは。
合間にサインなんかもしました。
で、戻ってから部屋片づけました(←まだやっている)。
そんな感じで、また来週。
編集者Sのウラ情報
敬称略……
8月4日に北九州市で行われます「大極宮トークショー」(イベント情報参照)のチケット、若干残席があるようです。お近くの方、ぜひよろしくお願いします。
生誕100年というと松本清張さんばかりがクローズアップされていますが、同年生まれ(1909年)の作家には太宰治、大岡昇平、中島敦、埴谷雄高氏などがいることを今回知りました。
トークショー会場近くの松本清張記念館では、同時期、その5人の特別展が開催中だそうです。ご一緒にいかがでしょう。清張さんと太宰が同い年といわれてピンとこなかったのは、太宰が若くして(といっても38歳ですが)亡くなっているからでしょうか。
でも、「太宰治」と敬称をつけないのがいちばんしっくりくるのはなぜでしょう。
まるひの秘書ヒショバナシ報
今週の厨子王原稿メール件名
ア大極宮No.1
スポ根推進スタート?
苦しくったって〜♪
もう401号なのに……
「悪だくみ」はもう少しお待ちください。402号が更新されるまでにはナントカ!
裏にちょこっとだけ伏線を張っておきましたケド。
生まれ月
6月某日はワタシの誕生日でありました。
このトシになると、もう「わーいメデタイ」とも思わないし、逆に「ああまたひとつ齢を重ねてオバサン化に拍車がかかるのか」なーんて、タメイキつくこともないです。実に淡々と、普通に仕事しながらその日を過ごしました。
んが、実はこっそりこんなものをポチっと注文していたり。 それが今ごろ届いたり。
ドクロ♪(裏に書くだけじゃ足りないのかっ!)
ノリノリ編集後記
U20世界ラグビー選手権
あまり報道されてないのでご存じないかもしれませんが…
今、日本でやってるんですよ。世界のトップ16チームが参加して、東京・愛知・大阪・福岡・佐賀の全国5会場で開催中なんです。
昨年15位だった日本もとうぜん出ていて、薫田真広監督のもと学生中心の選手達が戦っています。日本以外はほとんどがすでにプロ契約している選手たちのチームなので、日本は正直かなり不利ではありますが…。
先日、観戦に行ったサモア戦はあと一歩のところでした。これで予選リーグ2敗。明日、13日に行われるスコットランド戦は、来年の出場権(12位以内)を賭けた大一番になります。応援にも熱がはいりますよ〜。
会場のお近くの方は、日本以外の試合もぜひ観戦に出かけてみられてはいかがでしょうか。各国の強者どものぶつかり合いをぜひナマでご覧になってください。
(来年のサッカーW杯、南アに観戦行きたいなぁ…ノリ)
アンケートから
ひとつ多かった!
◆いつも、裏も楽しみに見てます。
今日は、あっちこっちのコーナーをのぞいてたんですが、著者リストの京極先生欄の「怪vol.0013」の値段が1575円円になってます。
円をひとつお消しになったほうがよろしいかと…
・こんなスミッコのところの間違いを発見していただき、助かります! ありがとうございます!!! こっそり円をひとつ消しておきましたー。(まるひ)