大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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週刊大極宮
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- 第351号 -
2008/5/30
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
ゴルフ三昧
出版関係のゴルフコンペシーズン真っ只中です。
GWの頃には完全に“雨男”だったのが、このところは汗ばむほどのドピーカンだったり、やっぱり雨だったり…。
ドライバーを買い替えたので、本来ならこのコンペシーズン突入までに慣れるまで打ちこみたかったけど、残念ながら練習できず。コンペシーズン終盤にはなんとか結果を残したいところです。
ただし…どのコンペもハンデがキツイんだよね〜。
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週の怪遺産◎
後世に残したい妖怪文化を生み出している人・場所・モノなどを大いに讚えようと、世界妖怪協会・角川書店『怪』が主催する怪遺産。
昨年に引き続き「四国の秘境・山城・大歩危妖怪村」が二番目の認定地となりました。
その認定式を行うため、会長・水木大先生代行として郡司編集長、村上健司君、年寄Uさんと四人で徳島まで行ってまいりました。
いや、絶景ですね。
こちらは、知る人ぞ知る児啼爺の生誕の地。あ、漢字が読めない人のために書き直します。あの有名な「こなきじじい」さんの故郷なんですね。
コナキジジイの石像も建っています。記念碑もあります。
実は、この記念碑の題字は、ずいぶん前に僕が書いたものなわけなのですが……。
ええ、初めて伺いました。なんやかやで行けなかったんです。
とはいうものの、それだけで怪遺産に認定されたわけではありません。
いや、テキトウだと思ったら大間違いです。ものすごく真剣に選んでるんです。われわれは。
何よりも、「人」です。人のいないところに妖怪はいません。
それからそこで、妖怪が「生きて」いること。ここがムズカシイわけです。単に伝承地だとか遺物があるとか、そういうのはダメ。
ムズカシイことは多いけれども常に明るく前向きに(無駄なことやアホなことまでも)楽しげに続ける、お化けとともに暮らす、そういう暮らしかたが妖怪文化を次代に繋ぐんですね。
山城・大歩危のみなさんは、みごとにクリアです。
で、この認定式の様子は次号でお伝えします。
なぜか? そりゃ編集長が酔っ払ってカメラを(以下強制削除)
◎今週の妖怪推進委員会◎
ええと。
愉快な妖怪バンド「妖怪プロジェクト」さんとのコラボ企画も最終局面。
たいへんだから来てくださいというので行ってみれば。
なぜか森の中でお化けがゾンビに襲われていて、きゃー。
ごっつい腕の長いゾンビのラスボスまで!! 近所の子供が泣く!
散歩中の犬が参加しようとする!!
そして、僕はなぜかジャンケンをする!!!
何が何だかわかりませんが、そういう初夏の昼下がり。
◎今週の墓場◎
ええと。
墓場鬼太郎DVDブックレットのインタビューが。
何やらいろいろと。
現在、二巻まで発売中ですが、僕が載るのは最終巻の四巻目です。
テレビ放映版とはだいぶ違うようですよ、旦那。
◎今週のクロラ◎
ええと。
森博嗣さん原作・押井守さん監督の『スカイ・クロラ』の、何かのインタビューもされました。
何なのかは、実はよくわかりません。
きっと、何かに載ることでしょう。
と、いうわけで、これから全日本妖怪推進委員会の寄合でございます。
いってきます。
編集者Sのウラ情報
違法サイト
読者の方から安寿の作品をテキスト化、無断で全文を掲載しているサイトの存在をご指摘いただきました。さっそく確認のためアクセスしてみましたが、長編を3本も。あまりに悪質なので出版社とも対応を協議し始めたら、翌日にはアクセスできなくなっていました。
一生懸命面白い作品を皆さんにお届けしようと頑張っている作家からすると、許しがたい行為です。またお小遣いをやりくりして本を買っていただいている皆さんにも申し訳ないと思います。
「大極宮」をご覧の皆さんには、著作権の重要さを理解していただいていると思いますが、タダで読めるからといってこういった違法サイトはご利用にならないでくださいね。
同じタダでも友達同士での回し読みは、次は買ってねとは思うもののまあ……・。図書館に関しては各機関で話し合いが行われていますので別の機会に。
本屋さんで何日もかけて全部立ち読みましたなんて言うのは、お疲れさまでしたとしかいいようがないのですが。
まるひの秘書ヒショバナシ報
今週の厨子王原稿メール件名
屋根裏の大極宮
人間椅子も観てみたい…
違法サイトこぼれ話
何をするよりもまっさきに警視庁に電話をしたスタッフがいます。
イロイロきかれてイロイロ説明してました。たとえばウチはどういう事務所なのか、そのサイトのURLとかとか。ハタで聞いていても、担当の方がとてもていねいに対応してくださっているのが、よくわかりました。
警察に電話したスタッフは…オーツカ・ハルといいます。わはは。
私たちの間でもっぱら話題になったのは、「いったい誰があれだけの膨大なテキストを起こしたのだろう?」です。ハンパな労力じゃないですよ、アレ。んでもって、そうまでして違法なことやって「何の得があるんだろう?」という疑問も…。うーん。
プレゼント♪
これからこういうプレゼント企画が増える予定です。
今回の『長い長い殺人』の応募は本日金曜からスタートしましたが、この先はどうなるかわかりません。
平日のどこかで突発的に始まり、あっというまに締め切られるゲリラプレゼントもあるかもです。うひ。
そんなわけで、ご応募お待ちしておりまっす。
あ、今回から応募フォームがやっとSSLになりましたー♪
ノリノリ編集後記
『赤い虫』
現在発売中の「ビッグコミック」誌に、ちばてつや先生が描かれた『赤い虫』という読みきりマンガが掲載されています。作品の内容はちば先生の実体験なんですが、なぜ草野球を始めることになったかということも描かれています。初めての試合の相手が手塚治虫先生のチームであったとか…。
でっ、現在の草野球の様子のコマで、ファーストを守るちば先生の後方にセンターが描かれているけど…コレってボクかなっ!? 勝手にボクということにして…
この本は永久保存版となりました。念のため2冊購入。
(松本零士先生もチームの先輩なんです…ノリ)
アンケートから
申し訳ございませんでした
◆セブンイレブン・大沢オフィス共同企画「ペーパーバックスK」(講談社)新登場!、というのを見て5月19日に近所のセブンイレブンに行きましたが置いてませんでした。他に2軒回りましたがやはりなし。
「ひょっとして…」と思いながら第350号を見ると編集者Sのウラ情報に「関東1都3県のセブンイレブンで発売」。兵庫県で探してもないはずですね。どこかに書いてあったのか、そもそも「ペーパーバックスK」が関東限定なのかわかりませんが、だれもがわかるようにしておいて欲しかったです。
(他多数)
・肝心な情報を書くのを忘れていました。本当に申し訳ございません。穴があったら…なんてものではなく、地底の果てまで潜りたい思いでございます。ぺこぺこぺこ。(まるひ)