大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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週刊大極宮
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- 第339号 -
2008/3/07
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
クラブ『数寄屋橋』
銀座にクラブ『数寄屋橋』という文壇バーがあります。
オイラは作家になる前からその存在を知っていて、かつては『数寄屋橋』、『眉』といえば文壇バーの双璧といわれた店でした。『眉』はもう20年ちかく前になくなってしまいましたが、『数寄屋橋』は今でも営業を続けています。
オイラが初めて『数寄屋橋』に足を踏み入れたのは今から27年も前で、亡くなった生島治郎さんに連れられての入店でした。そのときは自分が本当にそこにいることが信じられないぐらい興奮したのを憶えています。
その『数寄屋橋』が今年40周年を迎えるにあたり、記念のパーティーが2月29日に帝国ホテルで開かれました。そこでなぜかオイラと北方謙三先生が司会を受けもつことになり…諸先輩の作家、マンガ家、画家、財界人などなどのお歴々を前にタキシード姿で大役を務めたのです。ある意味、この司会をやらせていただくのは名誉なことだと自分でも思いました。
文壇バーというのは酒場ではあるのだけれども、そこでは数多くの作家や画家や編集者、あるいは財界の人間が交流し、いろんな話をする場所。多くは酒場でのたわいないやりとりであったとしても、あるいはそこから生まれた作品というのもたくさんあるわけで、そう考えると文化の生まれた場所であるという見方もできる。
今はもう文壇バーというのはすたれつつあるのだけれど…であるからこそ、その文化の生まれる場所をなるべく長く続けていってもらいたいと思う(そう言っているわりにはオイラも最近は行かないんだけど…)。
そんな応援する気持ちもあわせて司会をさせてもらいました。
当日は千人近いお客様がいらしたうえに、花も多くてそれはたいしたものでした。40年築いたのはだてではないなぁと感心したしだい。とはいっても北方先生とオイラの漫才コンビなので、比較的やわらかな雰囲気の進行でした。週刊誌やらテレビやらが取材に来ていたので、もしかしたらその様子を目にされる読者もいらっしゃるかもしれません。
※まるひの豆情報
「週刊新潮」3月13日号(3/6日発売)の巻末グラビアに、パーティの様子が載っています。
山椒大夫のタキシード姿も見られますよん。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー
ゲーム女の生きる道
今週はお休みさせていただきます。
※オーツカ・ハルのプチ情報
六本木 東京ミッドタウン FUJIFILM SQUAREでおこなわれている椎名誠氏の写真展にて、安寿作成のお面が展示されております。
詳細はこちらご確認くださいませ。
『椎名誠写真展「ニッポン ありゃまあ お祭り紀行」』
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週の怪ラヂヲ◎
な、なんとゲストは平山夢明さん。
話題は、うーん、放送できるのか? とご本人がおっしゃるような。
いや、そんなヤバイ話じゃないんですけどね、平山さんが語るとそういうふうに聞こえるんです。
しかも、のっけからハイテンションなミサイル絨毯爆撃をうけたので、レギュラー陣はもう瞬殺でした。
おそるべしヒラヤマミサイル。
ボクはあいかわらず風邪の声だし。
いつかリベンジします。←なんで?
で、先週、先々週の宮部さん登場の回、カット部分がポッドキャストで配信されてます。
「すげえカットされました」と、ここで書いたからでしょうか。
風邪っぴきでナレーションでもないでしょうが、宮部さんの声はきれいです、はい。
TBS RADIO 「怪」ラヂヲ〜妖怪の周辺〜
□今週の全日本妖怪推進委員会□
えー、出動いたしました。
派遣先は、水木大先生宅。
膨大な水木コレクションを飾ろう大作戦ステージ2の発動です。
ミッションを受けたのは肝煎の僕と、世話役の村上健司くん、編集長グンジ、工作員オイカワの怪ラヂヲ組。
仕切りは親方のUさん。助っ人はTくん。そして水木プロのみなさん。
昨年、お面の引っ越し&展示作戦が遂行されたわけですが、今回はそれ以外の小物(小さくないのもあるけど)の整理と陳列。
並べる場所が確保できるまでバックヤードに格納しておきましょうということになっていたわけです。
でもって、完成した特製陳列台を搬入……する前に、モノをどけなきゃ何も入らなくなってる!!
というわけでアレコレ大移動。
それにしても、よくたまったなあ(集めたというより、「たまった」という感じですね)という。
いや、もんのすごく貴重なものから、コレは先生ゴミなのと違いますか、というものまでが、渾然一体。
こんなスゴイものをこんなぞんざいに扱っていいの? という戸惑いと、これも飾るデスカ! という驚きが交互に。
そんな中、大先生みずから「あんた、コレはいいですよ、コレは大したことないねえ」と選別。
大先生にとっては、世間的な価値基準はどーでもいいわけですね。
気に入っていれば「いいもの」。そうでもなければ「大したことないもの」で。
水木基準で揃えられた世界の珍品名品奇品怪品、さすがに見ごたえたっぷり。
歴史もたっぷり。
5時45分までにミッションは終了の指令どおり、きっちり撤収。
ますますお元気な大先生でございました。
※まるひの豆情報その2
"昨年のお面の引っ越し&展示作戦"は、バックナンバー第295号をご覧ください。「過去の大極宮」からどうぞ〜。
△今週の新刊△
その水木大先生の奥様、武良布枝さんが『ゲゲゲの女房』(実業之日本社)という本を出版されました。
そして、次女の悦子さんも『お父ちゃんと私』(YMブックス)を刊行。スゴイです水木ファミリー。
妻の目、娘の目から見た水木しげる、水木ファンは必読ですね。
ゲゲゲ&墓場の鬼太郎総攻撃で、それでなくてもスゴイことになってるんですが。
で、怪談まわりも負けてはいません。
幽ブックス(メディアファクトリー)も続々刊行。
綾辻行人さんの新境地『深泥丘奇談』、安曇潤平さんの初の単行本『山の霊異記 赤いヤッケの男』、幽クラシックスとして、東編集長編の『飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選』、しんがりは南條竹則さんが編まれた『地獄 英国怪談中篇傑作集』。
なかなか壮観なラインナップじゃありませんか。
春でも怪談。
編集者Sのウラ情報
大極宮フェアプレゼントが……
大極宮フェアの読者プレゼントの応募締め切りが今月末と近づいてきました。正直申しましてプレゼント5回目ともなりますと、応募数が少しずつ減ってきております。確かに3人だけのフェアですから毎回ラインナップをがらりと入れ替えることは不可能で、もうフェアで買う本が無いというのがファンの方の大多数のようです。
もちろんフェアの目的は、新しい読者を開拓することでもありますし、その目論見自体は成功しています。ただそういった新しいというか、目立つところに並んでいたので初めて買ってみましたという方は、プレゼントの応募までにはなかなか至らないようです。これが現金ン百万円とかいうのなら別でしょうが。
そんなことで、時期的にお店でフェアオビを見つけることは難しくなっているかもしれませんが、手元に応募券がある方、全員当選とまではいきませんがかなりの高確率です。ご応募お待ちしています。楽しんでいただける「ホワイトブック」を準備中です。
まるひの秘書ヒショバナシ報
今週の厨子王原稿メール件名
ナニワ大極宮道
大極宮道…大極宮サイトの中から、いかに細かいところまで間違いを見つけるか。研ぎ澄まされた鋭い観察眼を要求される、それはそれは厳しい道であるという。
ちょこちょこと
アッチの裏の方にも手を加えたりしています。
記事タイトルの横に投稿者別アイコンをつけたり。これは、厨子王にスタッフのアバター描いてもらったときから「やりたいなあ」と思っていたこと。
これまでは、各自が記事の中にいちいち自分の画像を挿入してたですからね(私なんかメンドウだからそんなことやってなかったケドネ!)。厨子王作のアバターがようやく活用できましたなあ。スタッフの手間もひとつ減ってヨカッタヨカッタ。
あとは、ブログのタイトルが表示される上の部分(バナー)の画像を、コッチの本家と統一感を持たせるものにしたり。
ま、どちらも自己満足の世界ですが。こういう「ほとんどの人にとってはどうでもいい」ささやかな変更をちょこちょこやる作業、実はけっこう好きだったりします。うひ。
トップページのエラーについて
リニューアル当日の深夜〜朝方、私を「うわーん!」と叫ばせた、トップページのナゾのエラー。
二度目の金曜となる今夜(3/7)も起こる可能性があります。シクシク。
なぜエラーになったのか原因はわかったんですけど、今の時点では防ぐことができません。サーバー側の問題なので…。
[an error occurred while processing this directive]
[an error occurred while processing this directive]
[an error occurred while processing this directive]
こんなエラーメッセージがトップページに出てきても、ビックリしないでくださいませね。ココや他のコンテンツは、問題なく見られるはずですので、ちょこっとガマンをお願いしますー。
エラーは土曜の朝には直ることと思います。ぺこぺこぺこ。(まるひ)
ノリノリ編集後記
国立新美術館
初めて行ってきました。事務所から5分とかからない、窓から見える場所なのに…。
今回観たのは「横山大観展」。すべり込みで最終日に行ったのですが、ものすごい人、人、人。そのほとんどが、かなり年配の方。
最近は名の知れた企画展だとどこの美術館に行っても同じような盛況ぶり。そのたびに開館時間を延長してくれたら…と思います。ときどき20時までやっているところもありますが、集客が見込めるときはフレキシブルに対応していただきたいです。
あと、展示作品を観る以外にミュージアムグッズも楽しみのひとつ。企画展ではなにか1点買うようにしています。昔からよく買うのがマグネットの類。最近はガラスのペーパーウエイトがお気に入りです。
コミック版『ブレイブ・ストーリー 〜新説〜』
週刊「コミックバンチ」で連載中の『ブレイブ〜』。次週、3月14日発売号でいよいよ最終回を迎えます。
2003年連載開始から数えること199回。単行本だと全20巻になる予定(第19巻は明日8日発売)。誰もが予想しなかった長期連載となりました。小野先生、ほんとうにお疲れさまでした。
なお次週は最終回としてはめずらしく、センターカラーで掲載されるそうです。関係者みんなに惜しまれて連載を終えるこの作品。とても恵まれた企画でした。皆様に感謝感謝です。
(小野先生の次回作も楽しみ…ノリ)
アンケートから
リニューアルについて
◆「29日に何かが起こる!」という告知をすっかり忘れていたので、最初お気に入りから飛んだ時、目が点になりました(笑)。
第一印象を正直に申し上げますと、「yahooのトップページみたいになったなぁ」と……。
なにはともあれ、更新お疲れ様でした。これからは僕も新しい気持ちで間違い探しができると思います(笑)。
(他、超多数)
●裏大極宮のコチラでも、たくさんのコメントをお寄せいただいてます。スタッフ一同喜んでいます。ありがとうございます〜!(まるひ)
お前は誰だあ〜!
オーツカテストです。
オーツカテストです。
オーツカテストです。
オーツカテストです。
オーツカテストです。
(オーツカ・ハルによるリニューアル直前の送信テストでした。5回も書かんでも…)