週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.11.23

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆幻の名作(?)『眠らない街 新宿鮫』(真田広之さん主演)のDVDが、来年初めにようやく発売になる模様。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆朗読会
 無事に終了いたしました。たくさんのお客さんが来てくださって盛りあがりをみせました。ありがとうございました。

ありがとうございました

 公演当日はノドに気をつかい、なるべくタバコを吸わないように心がけていたのだけれど、今回は夜の回で若干声がかすれてしまった。
 考えてみると朗読する姿勢にも問題があって、木箱に座って斜め左下に視線を落として台本を読むのは、どうしても下を向いてしまうのでノドが少しつまる感じがする。おそらくそれがかすれた原因なのだろう。少しアゴをうえに上げるようにして、台本を読める体勢にした方がノドがつまらずに読みやすいのかなあと思いました。

この姿勢はちょっとツラかった?

 公演終了後、打ち上げの会場には60人もの編集者が来て、座る場所もなくぎっしりという状態で…ありがたいやら困ったやらという感じでありました。その打ち上げのあと、『怪』ラヂヲにゲスト出演予定の安寿は、厨子王や担当編集者と元気に打ち合わせに行ってしまったが、オイラは二週連続のイベントにいささかくたびれて、この日はまっすぐ家に帰りました。

 一夜明けて…大きなイベントがたて続けに終了したこともあって、ちょっとした虚脱感に襲われましたが、ここで気をゆるめると風邪とかをひいてしまいそうなので、気を引き締めて日曜日も原稿を書いておりました…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆「大極宮」自作朗読会、第6回が無事終了しました。
 光が丘IMAホールでの公演は2度目になりますが、前回は大雨だったのに、今回は爽快な秋晴れに恵まれて、嬉しい1日となりました。

 ご来場くださいました皆様、
 本当にありがとうございました。

 また宮部宛に、可愛らしい招き猫やお花など、心のこもったお手紙と共に頂戴し、ありがたく拝受いたしました。感謝感激しております。
 楽屋見舞いをいただくなんて……なんか一瞬だけプロになった気分です♪
 今回の宮部は、第一部では特殊効果担当。このところ読みあさっている映画関係の本を参考に、「小中メソッド」を実践。お化けははっきり顔を見せないということで、ラストにはあのようにやってみた次第でございます。皆様に怖がっていただけたみたいで、嬉しいです。
 でも本当は、紗幕のうしろで独りぼっちのわたしが、いちばん怖かったの(-_-;)。

これはリハーサルの日


◆ゲーム女の生きる道
 で、当日楽屋で大夫様とも話していたのですが……。
 出ましたね。『アンブレラクロニクル』(^o^)。
 カプコンの皆様、いつもご恵送ありがとうございます。
 うほほほほ♪ いや〜、傑作『バイオハザード4』をプレイして、たったひとつだけ「?」だったのは、

 あれ? いつの間にかアンブレラが滅びてる。。。

 その謎が、いよいよ解けるんでございますね〜♪ ガンコン、買います!

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆朗読
 しました。
 恐わあ、とみんなに言われました。すげえこええよ、過去最凶だよとか。
 そうかなあ……。納得いきませんねえ。
 僕が読んだのは『魍魎の匣』作中作の「匣の中の娘」。
 これは別に、お化け出て来るわけでも祟られるわけでも呪われるわけでも殺すわけでもなんでもない普通の話です。ちょっとズレてるだけで。
 多少、気色悪い夢の話は出てきますが、ユメですから。夢だと思えばもっとずっとヒドイ困ったイヤな夢は、もうごまんとあるわけで。
 つまり、内容は怖くない、と。
 じゃあ何が怖かったの?
 はい、きっと、安寿姫が怖かったんですねえ。きっとそうです、はい。
 なにせ、ぼおっと四角に浮かび上がって「ほー」とかいいますからねえ。
 あれ、間違えて「ぞう」とか「にゃー」とかいったら、きっとほほ笑ましかったでしょうが。
 え?
 安寿姫の後に立っていたもう一人のぼんやりした人は誰かって?
 それは、怖いかもだ。

ギリギリまで照明を落として、怖さ倍増

 と、いうわけで今年もつつがなく朗読会を終える事ができました。
 これもスタッフと、いつも支えてくださっているみなさまのおかげです。
 ありがとうございました。

◆取材
 連発。
 自著が出たわけでもないのにインタビューされるそのわけは、映画『魍魎の匣』の公開が近いからなんですね。
 というわけで、恒例の連発取材。
 ばんばんばーん、という感じでこなしてまいりました。

ばんばんばーんと、こなし中

ほぼ日
 に出たんですねえと、なぜかみなさんから指摘されたわけですが、そう指摘されたのは糸井さんとお会いした翌日。
 え? なんでみんな知ってるの?? まだ載ってないよ、昨日だよ?  まさか見てたの? と思いきや。
 いや、写真だけ載ってたんですねえ。びつくりしました。
 糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞の取材。テーマは「睡眠」。
 でも、睡眠の話なんかなーんにもせんかったですが。
 糸井さんとも久し振りにお会いしたので、ざっくり楽しく雑談しちゃいましたー、みたいな感じだったわけですが、あれで良かったんですか糸井さん!

良かったんですか糸井さん!

ほぼ日トップページ、「今日のダーリン」コラムの右にある「気まぐれカメら」を"もっと見る"と、厨子王がチラリと出てきます)

◆で。
 その後、これまた久し振りに春日武彦先生にお会いしました。で、平山夢明さんとも。シゴトじゃないんですが、まあ楽しいわけですよ、あのお二人はお話が。

 でまあ、その他あんなことやこんなことがあって、ですね(なんじゃそれは)これからラヂヲ収録に行きます。
 なんだろう、夏場でもないのにこの過密なスゲジュールは?
 というわけで、来週は激闘編です。生きて戻れるか!!??

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■編集者Sのウラ情報

 朗読会も無事終了いたしました。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。ほっとしているところではありますが、一年なんかあっという間です。すぐ次回です。どうやってら今回以上にパワーアップさせられるか悩むところではありますが、また面白かったよ、といっていただけるよう来年に向けてスタートは切られているのです。交通費をかけて遠くからいらっしゃる方も貯金をスタートさせてください。すでに来年の日程も裏大極宮でお知らせしている模様。
 さてどこかで告知されているはずですが、本日(22日)、NHK-BS2で放送される「週刊ブックレビュー」収録に立ち会ってきました。メンバーは大夫のほか逢坂剛氏、北方謙三氏という歴代推協理事長。先日開催された推協60周年イベントのVTRを観ながら推協の歴史、活動などを中心に非常に真面目に語っております。イベントに参加された方、チラッと映っているかもしれませんよ(S)

収録スタジオにて


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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 大極宮ジョーンズ
 元ネタを思い出すのにミョーに時間がかかってしまいました。なぜか最初にポコッと浮かんだのが"スティーヴ・ジョーンズ"。ってゆうか、そのスティーヴさんって誰だっけよ! いや、もちろん知ってるはずなのよ、どっかのバンドのメンバーだよムムム、と悩んで余計に遠回りしたわけです。ええと、スティーヴさんはセックス・ピストルズの人でした。ダメじゃん私、そんな大事なことド忘れするなんて。わははは〜。

 では楽屋の様子を少しだけ。

去年はDSだった…
今年はPSPっすか!
(バックナンバー第276号参照)


書かされているところ
裏にも書いた「うなぎ」ちゅう


これをかぶれば「誰でも宮部」
「みやべ代理」と本人

 あとは年末の「特別企画」更新をお楽しみに〜♪(写真がいっぱいありすぎて、わけがわからなくなっているらしい…うひ)

 唐突ですが、これはなんでしょう?
  ↓
 でつ

 正解は後ほど。

「ノシ」ってなんだあ???
 ネットゲームのチャットにひんぱんに登場して、一時期ものすごーく私を悩ませたモノのひとつ。
 だっていきなりチャットウィンドウに、ただ
 ノシ
 と打たれるだけ。私以外の他の人たちにはそれだけで通じるようで、やっぱり「ノシ」とか「ノシノシ」とか返してるし。なんとなくアイサツっぽい感じだけど…「のし」のどこがアイサツなんだあああ?
 知らないことはきけばいいわけで。で、「ノシってなんじゃらほい?」と恥をしのんでコッソリ教えてもらったところ…
「手を振ってるところ」を文字で表現したものですと。
 ノは手なのね。でシの左上のテンテンは、手の動きを表してるわけね。言われてみれば、そう見える。なーるーほーどー。打つのが簡単で便利だー。というわけで、今では使いまくっています(ゲーム内で)。
 そういえばもっと昔に悩んだのが…ミ☆。「星の横のミ(み)に何の意味があるのだ! ミホシってなんだよおお」ってね。ハイ、これは流れ星。ミは流星のしっぽでした。

 ああ、自分でナニが書きたいんだか、よくわからなくなって参りました。
 珍しく下の予告で(^o^)ノシなんていう顔文字使ったせいかな。
 まあ、他のコーナーが朗読会だらけなので、少しは違った内容にしようと思ったのもあるんですが…。すでにアタマが全然まわっておりません。うはは。
 三連休はゆっくりするぞー。
 それではまた来週です〜ノシ

 でつ
  ↑
 スヌーピー

 いつだったか、ゲーム仲間に教えてもらって大感動。あなたには見えますか〜?
 見えない人へのヒント。「で」のテンテンは目、「つ」は鼻です。

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■ノリノリ編集後記

 朗読会…無事に終わりました。御来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。規模的には小さなイベントですが、リハと当日は緊張します。年に一度ということで、やはり慣れませんね。

 当日は、たくさんの方にアンケートにも答えていただき感謝しております。ご意見ご要望は本当に参考になります。とくに運営面に関わることは改善点として、次回に反映させるようにしております。
 今回は簡易クロークを設けました。
 そしてなんといっても、ケータイ電源切りの前説を宮部さんにお願いしました。

前説!(のリハーサル)

 たまたま第二部の演目が短かったので、長年のご要望どおりフリートークが長くとれました。
 今後、公演のすべてにおいて…時間も空間も楽しんでいただけるようにスタッフ一同努力していきたいと思います。
 個人的に、今回いちばん間抜けだったな〜と反省したのは、アンケート用のボールペンです。昨年、一昨年に買ったものを会場にご用意していたのですが、何本か書けないものがあったようで…筆記具が少ないとお叱りをうけました。誠に申し訳ございませんでした。同じ建物内にお店がいっぱいあったので、すぐに買い足せばよかったのですが…。

 会場に関しては、都心から遠いというご意見が多くありました。去年会場をおさえる段階で、ココしか取れなかったのです。なかなか希望する会場をおさえることはできないので、今後も会場確保に関しては苦労しそうです。
 都内で、客席数は400〜600で、後部席がスロープになっていて、しかも使用料が安い…という条件なんですけどね。この条件から場所を山手線内と狭くしたり、客席数を300〜800と広げたりしましたが、それでもとるのは大変なんです。来年の秋、やっとおさえることができたのは「浜離宮朝日ホール」の小ホール。客席数は398。ちょっと小さくなります。チケットの販売数は、昼夜2回の公演合わせても730ぐらいになると思います。この数は正直申しまして…例年であればチケット発売初日、もしくは二日間で完売してしまう数です。
 今からあおる気はございませんが、来年8月頃のチケット発売情報には注意しておいてくださいませ。

 でっ…ここでひとつ。この場をかりて出版関係者、とくに編集者の方にお願いです。毎回たくさんの方々においでいただいておりますが、来年だけはご遠慮していただけないでしょうか。編集者も読者と同じ、いや…それ以上に観たい聴きたい気持ちでいっぱいでしょう。しかし、先に申し上げましたとおり、入場できる人数が大幅に減ってしまうのです。ここは『大極宮』読者に席を優先させていただきたいのです。今からお願いしておきます。どうかご理解のほどを…。

 と、早くも来年の心配をしているのですが…。とにかく、関係者の皆さまお疲れさまでした。とくに作家の三人は二週続けてのイベントで、いつも以上にお疲れだったことでしょう。
 そして客席を埋めつくしてくださったお客様…会場でよろこんでいただくことによって出演者のテンションも上がりました。ありがとうございました。飛行機や新幹線で遠方から来られた方はご苦労さまでした。アンケートに書いてあった「地方公演をぜひ!」という声もたくさん届いております。なんとか実現のはこびとなるよう提案していきたいと思います。

 今回の公演にご来場できなかった方。写真を含めた公演の模様は年内に特集で掲載できると思います。今しばらくお待ちください。その前に、スタッフが「裏大極宮」で、それぞれが見つけたエピソードを披露しておりますので、先にそちらをお楽しみください。私の競馬情報が邪魔してますが…スミマセン。
(「大江戸線で〜導くの歌」意外に好評でした…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆朗読会に初めて行きました。大沢さん、京極さん、宮部さん、そしてスタッフの方々、素敵な時間をありがとうございました!語り尽くせないくらいに、楽しませていただきました。来年も必ず行きます!
 また、裏大極宮に載っていた「大江戸線で来た方をIMAホールへ導くの歌」が大変役立ちました!!おかげさまで戸惑うことなく迷うことなく、会場にたどり着けました。ありがとうございました!
 皆様、本当にお疲れ様でした☆

◆朗読会楽しませていただきました。
第一部、毒猿は鮫シリーズで一番カッコイイ作品だと思うので大沢先生のシブイ声で読んでいただいて幸せでした♪
京極先生の作品はラスト鳥肌が立ちました。
ぶんぶんぶんでは、まさかあのキャラが帰ってこようとは・・・
笑いすぎて涙が出ました。
宮部先生のメイドさんはとてもかわいくて、すでに来年のコスプレが気になります。
裏ブログでホールまでの道順を教えていただいて助かりました。お疲れ様でした。
(他多数)

●たくさんの感想をいただき、スタッフ・作家一同喜んでいます。ありがとうございます。私もノリノリ君の「歌」を手帳に写して、それを見ながら無事にホールにたどり着きました〜♪(まるひ)

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