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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆先週号で大沢がボヤいていた「J-PHONE スカイミステリーの字数
問題」は、1回の連載量を800字から600字に減らしてもらって、一件
落着した模様。(ヨカッタネ)

◆ミヤベの初の文庫書き下ろし作品『R・P・G』(集英社)の発売日は
順調に行けば8月20日の予定らしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆最近
昔の新東宝映画の復刻DVDにハマっている。
先日も、石井輝男監督の『黄線地帯』を買った。
その前は、中川信夫監督の『女吸血鬼』。
どちらも、昭和30年代の"街"の様子が面白い。
そして、天知茂のコワい演技が見もの。

◆残念!二連覇ならず…
サントリーと推理作家協会がつくるウヰスキー"謎"。
今年のブレンダーは小池真理子さんに決まった。居並ぶ男性諸氏が
マイルドで口当たりのいいブレンドを目指したのに比べて、キツめで
ガツンとくる味わい、ハードなブレンドを目指したのが決めて。
男女逆転、今の時代を象徴するような…
女性の方が、やるときゃやるな…という結果。
今回、樽づめされたものは11月に樽ばらいされる予定。
週刊誌の取材もいろいろきてたから、来週あたりグラビアページを
要チェック。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週のゲーム女のひと言
夏場になると、ときどきプレイ中にゲーム機を扇いであげないと、
止まっちゃうことがありますよね。
PSの場合、ひっくり返してやると良いという話をよく聞きますが、
ミヤベのPSはまさにそうでした。
裏返すと動き出す。しかし、セーブできないダンジョンのなかとか、
レア・アイテムをゲットした直後を狙ったようにフリーズするのは、
ナゼだ??

◆何故にミヤベはゲーム女になったか(その3)
これまで何気に「ゲーム女」と書いてきましたが……
これはエンターブレイン(旧アスペクト)刊の『ゲームの話をしよう』という
インタビュー集のなかで、永田泰大さんが使っておられる言葉を拝借
しているものです。定義は、以下のとおり。

 友達とか兄弟という他者からの影響なしに
 自力でゲームにはまり
 周囲の理解が得られなくとも、
 ゲームを娯楽のひとつとして積極的にやり続ける女性のこと

ミヤベは友達に勧められてゲームを始めましたし、幸せなことに周囲の
理解は充分以上に得られておりますので(アゼンとしている担当さんも
いるけど)、厳密にはこの定義にあてはまらないのでありますが、ゲーム
中心の生活を送っているということにはものすごい(!)自信があります
し、ここ数年はもっぱら自力で爆走しておりますので、自称している次第
なのであります。
ところでこの『ゲームの話をしよう』、週刊ファミ通で連載されている
インタビューをまとめた本ですが、とても面白いし刺激的なので、ゲーム
好きな方にはお薦めです。同じくエンターブレイン刊で、ミヤベもちょこ
っとコラムを書いている『カプコン 電子の猛者たち』も読んでね。

※「何故にミヤベはゲーム女になったか」その1はバックナンバー第10号に、
その2は第13号に載っています。


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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆るうが届く。
ちゅうて、ルウがルウのことたい。巷じゃずいぶん前の話題なんでっ
しょうが、忙しゅうて見本も見とらんかったです。
なんか凄か装幀ばいね。祖父江さんはほんまこつ凄か。
そう思ったばい。

◆怪談の人たち。
来ましたで。怪談の怪や。どこにって、うちとこでんがな。
第2ステージの作戦会議やて「ダ・ヴィンチ」のKはんとTはんが言います
のんや。『新耳袋』の木原浩勝・中山市朗コンビに東雅夫はん。
怖わおましたで。
打ち合わせしただけなんやけどね。ま、『怪』に引き続き「怪談の怪」も
様変わりするようでっせ。
この様子は来月の「ダ・ヴィンチ」誌上に載るんやて。

◆納品する私。
はい、第一回本格ミステリ大賞の授賞式があったんですね。
まあ、なんて豪華な顔ぶれなんでしょう。
式典は夕方からなんですが何故かしら午後一に会場に入る私。
受賞者でも執行部でもないんですけどねえ。
業者なんです。本格ミステリ大賞の正賞トロフィーを作らせていただいた
んです私。謎の職人と。
で、納品に伺ったわけです。重いんだこれ。
5キロ近くあるんじゃないか、1本。それが3本。
豆腐より重いものを持ったことがない豆腐小僧の私は(本は別ね。
何キロでも持てます)もう腕が抜けて河童になっちゃうかと思いました。
会長の有栖川有栖さんにお渡し致しまして、笠井潔さんやら北村薫
さんやら二階堂黎人さんやら貫井徳郎さんなんかにじっくり見られて
緊張。無事に受賞者の手に渡るまではもう、生きた心地もしません
でした、はい。
受賞者のみなさん、おめでとうございます(重かったですか?)。


納品風景

業者・京極、腰が低いです

お受け取りください

重いんですよコレが!


◆そして。
なんか仕事はしたんですが、インタビューなどの情報は秘書のお姉さま
がフォローしてくれるでしょう(おいおい)。
今書いてるのは「百器徒然袋第五番・雲外鏡」ですね。
何に載るかもそのうち判ることでしょう(こら)。
引き続き第六番も書くんだよなあ。鉄鼠もあるし。

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■蔵出し写真館 謎のクリスマス会

◆1999年12月24日
クリスマス・イブだというのに「何も予定がない」という情けない作家と
情けない秘書と情けない編集者が集まって、夜通しカラオケ大会を
繰り広げました。
もっと情けないことに、この「クリスマス・イブ 他に過ごす相手はいない
のかい! ヒマ人が集まるカラオケの夕べ」は定例会と化し・・・
以後、毎年イブの夜に行われる運びとなり・・・(2000年もやりました。
2001年もやるでしょう)
「一緒に過ごす人ができたら、いつでも抜けていいのよー」ってことに
なっているにもかかわらず・・・
いち抜けたするどころか、なぜか参加メンバー増加の傾向にあり・・・
(以下自粛)



お菓子がぎっしり詰まった長靴をプレゼントされて
子供のように喜ぶミヤベとまるひ

いやホント嬉しかったんですよお!



イブなのにヒマな連中のマヌケな姿・・・
ここから「いち抜けた」するのは誰?

これでいいのか???

(社名・氏名ともに敢えて伏せます。くす)



いや実はですね・・・
この日ミヤベとまるひは立派な予定があったのですよ。
「室井 滋さんのディナーショー」を観に行くという・・・。
(イブだから他に予定があると悪いかなぁと思ってたんだけど・・・と
室井さんからお誘いを受けた時にミヤベは言われたそうですが、ええ
予定なんぞなかったわけですな)
情けない編集者の方々とは、ディナーショーの後で合流したわけです。
これらの顛末は、室井 滋さんとの対談集『チチンプイプイ』(文藝春秋)
の中の「アブラカタブラ」で、ミヤベが面白オカシク書いていま〜す。

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■まるひの秘書ヒショバナシ

忙しいです目まぐるしいですわけわかりません。(;;)
更新作業の他にも、やることまだまだいっぱいありまして・・・
んがー、とりあえず週刊大極宮とトップのお知らせだけは今日じゅうに
アップすんぞー! とガシガシがんばったですが、自分のコーナーまで
手が回らないっす。すみませんがそおゆうわけで今回はサボリまっす。
前にお知らせした新企画のアップは、土曜か日曜か月曜になります。
しばらくお休みしていたアンケートも同時に再開します。アンケートに
お寄せいただいたご意見を、この週刊大極宮で紹介する予定もあり
ます。取り急ぎお知らせまで。ぺこっ。(髪も切ったし、メガネはカラオケ
の時ぐらいにしかかけないし、しかも今使ってるのはアレじゃなくて、
ものすごくヘンなメガネだし・・・、蔵出し写真館とは現在まったく別人の
まるひ)

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■編集者Sのウラ情報

今午前3時、日本推理作家協会賞の授賞式から戻ってきたところ。
なんか先週と似たパターン。作家に贈られる賞は数々あるけれども、
協会賞は推理作家(ばかりでは無いけれども)の集まりである推理
作家協会が作家に贈るという点でちょっと異色。
それだけに受賞者側にも特別な思いがあるようです。
もうひとつ協会賞の特徴としては、日頃なかなか賞の対象にならない、
短編や評論にもきちっと目配りをしていること。
直木賞のようにニュースで大きく取り上げられることもなく、必ずしも
営業的に貢献するわけでもありませんが、仲間に認められたという
思いで他の賞とは違った喜びを感じる人が多い賞ではあります。(S)

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■ノリノリ編集後記

昨年の宝塚記念から先日の宝塚記念まで、テイエムオペラオーと
メイショウドトウが出走したレースは6回連続この2頭で馬券は決まって
いる。
最初に千円分“馬連”を購入し、配当全額を次のレースに1点買いで
転がしていくと…ナ、ナ、ナント6回で1884万円になっているらしい。
義理でステイゴールドの馬券を買い続けている間にこんなことに
なっていたとは…。 (ノリ)

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