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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼レポート ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆作家三人が三人ともクソ忙しいので、これといったウワサすら立た
ないというウワサ。

◆それでも何とかスケジュールをやりくりして、大極宮HP会議だけは
やるらしい。6月5日に全員集合だ!

超高級中国料理はまだまだおあずけ・・・しくしく(;;)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ダイエット合宿敢行!(予定)
なぜかゴルフコンペが木曜日に3週続いているわけだが…
先週もスコア、内容ともにパッとせず。で、それ以上に悪いのが天気!
毎週、雨じゃん! 心掛けがそんなに悪いのか?
真面目にゴルフに取り組もうとしているのに…。
最近、良いスコアを出してラウンドしたいというよりも、良いショットを
したいというふうに気持ちが切り替わった。特にドライバーの飛距離を
伸ばしたい(単なる“飛ばしに命”とは違う)と思う。もちろん方向性も
安定させて。だから道具にも凝っている。ありふれているようだが、
自分にとってはゴルフにおける新たなテーマだ。
……というわけで、ゴルフ強化を含めたダイエット合宿を千葉の別荘
で敢行しようと思う。サウナスーツを着てシャカシャカ走リ、クラブを
ブルンブルン振りまくる。
ヨシッ!6月8日あたりから行くぞっ!! と、思ったら…
関東地方の平均的“梅雨入り日”らしいじゃん…。

◆ぼちぼち夜の街にも…
出たいなぁ。一段落したら飲みに行きましょうって誘われてるけど、
いつになったら一段落するのか…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週のゲーム女のひと言
前々回、攻略本が大好きだと書いた後でフト思ったのですが、
『FF\』に攻略本が無いのは、やっぱりツライですね。もったいない
という気もします。
わたしは、攻略本やガイドブックは最初から見ないという強者プレイヤー
ではないし、ネットであれ口コミであれ攻略の方法さえわかれば他の
情報は要らないというストイックなプレイヤーでもないので、ソフトだけ
あって攻略本やガイドブックが存在しないという状況は、とてもとても
寂しい。なんだか、遊園地のチケットだけ渡されて一人置き去りに
されてしまったみたいな、トホホな感じですよ。

◆自主カンヅメ敢行
仕事場で"自主カンヅメ"中です。
もちろん集英社の文庫書き下ろし『R・P・G』執筆のため。
シティホテルとかだとかえって仕事できないので、いつもの仕事場
なのですが…6月14日までを予定。
で、お楽しみの進行度は……まだ明かせません。

◆決定! 第47回江戸川乱歩賞
第47回江戸川乱歩賞は、高野和明氏の『13階段』に決まりました。
選考会では満場一致! ミヤベもイチ押しでした。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆歳を取るとなあ。
一週間が早いんじゃ。何をしたかと思い起こしても……
何も思い出せんわい。
ただ仕事しとったからなあ。何の変化もないわなあ……
(笠智衆風に読んでね)。
あ、脱稿した『ルー=ガルー』の初稿をな、あっという間に戻しましたぞ。
徳間書店さんは、何やらいろいろと考えているそうな。
グッズらしいがなあ。
使うというので『ルー=ガルー・ロゴマーク』とか作っちゃったぞぅ。
何に使うのかのう。何か作るんじゃろうなあ。

◆落語を。
春風亭小朝師匠に新作を頼まれてはや十ヶ月。
高座にかかるのが夏だということが判明して早一ヶ月。
でもって書き始めてはや二日半。出来ました。
三遊亭円朝没後百年記念『死に神リミックス』。
果たして小朝師匠の目に適うものなのか……心配だったりする。
没になったらどうしようとか考えると、また寝られなくなっちゃう
(春日三球で読むこと。知らないか)。

◆誤解ね。
実は僕、インターネットあんまり見ないです。しかし担当編集者さん
などは僕のファンの人のサイトなどをよく見てくれているようです。
この間、聞いた話です。
某社T嬢・談「続巷説が重たいという書き込みがあったんですよ。
それは事実なんですが……で、宮部さんの本を見習って欲しいと
書いてあったんですけど……ホントに見習って同じ紙にしたんです
けどねえ(泣)」
某社A君・談「世界妖怪会議は多田さんが出るンだから学術的で
難しい話になるだろうというのは……間違った見解ッすよ。
話がわかりにくくなることは確かなんでしょうが、あの人は、だって、
けけけけ(笑)」
知人B談「ルー=ガルーにいきなり副題がついたとか書いてあった
が、あれは三年前からついてたんじゃないのか? それとも俺の
デジャブなのか? どうなんだ!(怒)」
みんな一斉に見たのね。
なんか面白かったので書きました。元記事は見てないんだけど。
ちなみに『続巷説百物語』と『模倣犯』は本当に同じ紙使ってますね。
それから『ルー=ガルー』は、副題ではなく、正式なタイトルが『ルー
=ガルー 忌避すべき狼』なのであって、これは最初からずっとこう
でした。それから多田さんは本当に(以下略)。

◆一度に。
『後巷説百物語』『妖怪の理・妖怪の檻』書き始めました。
『百器徒然袋・第五番』も書き始めました。
『厭な小説・第四話』も書き始めました。
『文庫版鉄鼠の檻』にも着手しました。
って一度にやらせないでよもう。

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■まるひレポート

◆ナナオがオフィスにやってくる♪(その2)

前号までのあらすじ・・・
ある日、大沢オフィスに安寿ミヤベから電話があった。
あのナナオの高画質ディスプレイを、よかったらオフィスで使ってくれ
ないかという、びっくり仰天の申し出である。
そろそろオフィスに新しいパソコンを導入したいかも・・・などと考えて
いたまるひにとっては、願ってもないタナボタ話!
なんでまたいったいそんな嬉しすぎることが起こったのか・・・
まぢで、あんなお高いものを(タダで)もらっちゃっていいのだろうか・・・
渦巻く思いを胸に抱えながら、5月22日、「大切なお客さま」がご来訪
下さるという安寿ミヤベの仕事場に、デジカメひっさげて馳せ参じた
まるひであった。(って、先週ホントにそんなこと書いたのか・・・?)



その大切なお客さまは・・・

大切なお客さま

ナナオの高島 哲社長!(右)
挿絵画家の西のぼるさん!(中)
(高島社長の後ろには、例の勝負花瓶!)



なんと! 世界のナナオの社長みずから、ミヤベの仕事場に
ディプレイをお届けくださったのです!


モニターと一緒に記念撮影


  デモ画面の美しさに
素直に感動するミヤベ。
高島社長もちょっと得意そう?
いきさつを(乱暴に)ご説明しますと・・・

西のぼるさんとミヤベは、以前からの知り合い。
高島社長と西のぼるさんは同郷で(ナナオの本社がある石川県の
松任市)、普段から仲良し。
高島社長は、石川県小型船舶協会の会長もやってらっしゃる。
その協会の会報誌にエッセイを書いてくれないかと、西のぼるさんを
通じて頼まれたミヤベ、快く引き受け2本書く。
そしたら高島社長がとっても喜んで下さって、ナナオのディスプレイを
ミヤベに進呈するという話が!
しかし欲がなくケンキョなミヤベ、「ワタシは今使っているので充分だし
どうしましょ・・・」と考えた結果、大極宮で活用することを思いつき、
高島社長にもその旨の了解を得る。
突然のタナボタに、まるひ狂喜乱舞♪

という感じです。こんなラッキーなこと、あっていいんでしょうか・・・

初めてお目にかかった高島社長も西のぼるさんも、たいへん気さくで
お優しく・・・「ホントに偉い人はエラソーにしないんだなあ」と、心から
感動したまるひでした。

さ、あとはディスプレイにふさわしいニューマシンを導入するだけ。
そのぴっかぴかの新戦力の勇姿、いつご覧いただけることでしょう・・・

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■まるひの秘書ヒショバナシ

なんか先週からパソコン話で局地的に盛り上がっておりますが。
こうでもしないと、ネタがないんですな。かかか。
三人とも忙しいということは、皆とにもかくにも自宅やら仕事場やらに
こもって、せっせと原稿を書く他はないわけであり・・・。(大沢はその
合間を縫ってコンペにも出てますが)そんな地味な生活の中、そうそう
ネタが生まれるはずもなく・・・。
うーむ。作家も苦しいなら、スタッフもまた別の意味で苦しいっす。
自主カンヅメに突入したミヤベとは、ここ何日かはFAXのやりとりだけ。
よほどの急用がない限りは、仕事のジャマしないよう、こっちも電話を
かけませんしね。(声が聞けなくてちょっぴり淋しい・・・)
京極とは、怒濤のように押し寄せるしめきりを、お互いため息まじりで
確認しあう会話ばっかりだし。(たまに「ああ! それもあったかー!」
なんて、しめきり忘れてて焦る京極・・・。くす)
「ウワサがネタ切れの危機です! 何か面白いことなかったっすか?」
って大沢に最後の望みを託しても、しばしの沈黙の後で「んー、今の
忙しさは、ここ数年来でいちばんの地獄・・・って書いてー」とか言うし。
(いぢわるだから、そんなことウワサに書いてあげない私。うひひ)
まあこんな時もあるわさー、って開き直るしかなさそうです。
しかし、いつになったら超高級中国料理とご対面できるんでしょう・・・
このまま本格的に暑くなってしまったら・・・
その時が来ても、つい「大ナマと冷やし中華!」ってオーダーしてしまい
そうで怖いです。わはは。(超高級中国料理店のメニューに冷やし中華
なんか載ってるんですかね)

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■編集者Sのウラ情報

出番と言われちゃ出ないわけにはいかないでしょ、って妖怪じゃないよ。
妖怪は京極さんに任せておきましょう。
人のお金を使うっていうのは楽しいし。
でも今のPCの実用上困らないスペックってどんなもんなんでしょうね。
1.7GHZといわれてもようわからんし。こちとらはいまだに433、しかも
セレロン。メモリーは192で決して多くはないけど、実用上ちっとも困って
ないし。モニターはナナオだけどね。
でもみなさんはどんな基準でPCを買ってるんでしょうね。
WINDOWSマシンは所詮、似たような部品の組み立てプラモデルだし、
メーカー製ならバンドルソフトは似たようなもんだし。値段も大差ないし。
やっぱりメーカーの好き嫌いですかね。あとはデザイン?
お金のある人ならその時点の最高スペックを買っておけばというのも
ありかな。サポート? これは大きな理由になるでしょうね。24時間
サポートなどというところもあるようだし。
自作にしてもインテルかAMD、マザーは? ビデオボードは?
選択肢はいっぱいあるし、相性などというやっかいなものもあるし。
悩みだしたら夜が明けてしまったので今回はこれぐらいで。
結果はそのうちHP上で。
最後に皆さんの参考までに恥ずかしい失敗話を。
31日22時頃、一通のメールが。件名はウイルスのお知らせ。
メールに添付されて広まるウイルスで、6月1日からファイルを破壊する
という。送信者のハードディスクには当該ファイルがあったので、検索
して発見されたら速やかに削除してくださいと。その上で、再送信しろと。
で、わたしのディスクにもありました。その時点で冷静さを欠いていたの
ですね。送信者も素人じゃないし。順序を間違えました。
削除してから、HPを調べました。結果はもうおわかりですね。そうです。
デマメールでした。これから消したファイルをコピーし直しです。
皆さんも冷静に判断してください。
こら、O田、なにすんねん。とりあえず八つ当たり。(S)

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■ノリノリ編集後記

教わっているボクシング…当然、観るのも好きだ。
年に何度か“ボクシングの殿堂”後楽園ホールに足を運ぶ。
これまでに好きなボクサー、記憶に残るボクサーは山ほどいるが、
テレビのバラエティー番組に出ている竹原もその一人。
"前人未到、日本人初の世界ミドル級王座奪取!"
"ドン・キングも惚れこんだ選手"……凄いボクサーなのだ。
今の注目はやはり畑山だろうが、僕は辰吉の復帰を待っている!
あと、元王者でアゴを骨折している戸高の再起(徳山と対戦)!
それと、ノンタイトル10回戦で、坂本対リック!
そう…身体や心に傷を負った選手ばかり。
ちょっと酷かな?  (ノリ)

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