第15号へ 第16号 2001.6.15 第17号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆『ルー=ガルー』が終わっても仕事が楽にならないどころか、尻に
ボウボウ火がつきまくっている京極。「このままじゃ炭になっちゃう僕の
尻・・・」と、ボヤくことしきり。

◆子供の頃から縁日やお祭りが好きだった大沢は、このトシになっても
東京近郊のあちこちで催される"○○市"などの縁日に、ヒマをみては
いそいそと出かけていくらしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆7月後半、双葉社より『夢の島』ノベルス版が発売になります。

◆ダイエット合宿…再延期
月末まで延期。スケジュールの組みなおしだ…。

◆大失態!
先日収録したFM放送。放送日は後日お知らせしますといっておき
ながら…本人&スタッフもすっかり忘れていて、誰も気づかぬうちに
放送終わってました。
どうも、スミマセン。(ミヤベ風)

◆今年もやります…"謎"
サントリーと推理作家協会がつくるウヰスキー"謎"。
去年に引きつづき今年も実施することに。チーフブレンダー候補は
六人。北方謙三、逢坂剛、藤田宜永、小池真理子、馳星周、そして
去年チーフブレンダーに選ばれたオレ。京都のサントリー工場に
行って各自が思いおもいにブレンドし、試作品を作る。
その中から2001年版"謎"が出来上がるのだが…果たして誰が
ブレンドしたウヰスキーが選ばれるのか?

◆スクープ! アノ幻の作品がついに!
当ホームページで『標的走路』が電子出版という形になって復活する
予定。現在、編集者S氏が出したゲラを鋭意チェック中。
今月中には手入れを終える予定なので、夏か秋には…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週のゲーム女のひと言
いよいよカンヅメも今週いっぱい。少々バテ気味ではありますが、
21日にGBA(ゲームボーイ・アドバンス)の『タクティクスオウガ外伝』が
発売されるので、心おきなくタクティシャンになるためにも、あとひと息、
頑張ります!
それにしても、GBAで出るというのは意外だったなぁ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆誤記。
『続巷説百物語』に笑っちゃうような誤記が。
ストーリーその他には全く関係ないところなんですけどね。
誤認でも誤謬でも誤植でもない、誤記。
しかも小学生でも気付くような間違いなんですね。校閲の人も含めて、
あんなに何度も見てるのにどーして気付かなかったかな。
っつうか、そもそも何であんな間違って書いたんだあたしは(笑)。
あんまりおかしくて笑ってしまいましたな。(どの部分かはここでは書き
ませんね。インターネットはそれを見られる環境にある人にのみ開かれ
た媒体ですから)とりあえず気付いた人にも気付かなかった人にも
お詫び致します。ごめんなさいね(というか、「違ってんじゃん」と笑われ
てるのかあたしは)。

◆SF。
「SFマガジン」のインタビューを受けました。
といってもお相手は大森望さん。『ルー=ガルー』の前哨戦だった
「アニメージュ」の企画「FFN」でお相手をして戴いていたSF評論家
(なのか)で翻訳家(なんだけど)の(……というか大森さんの正体は
何者なんだろうか)あの大森(一児の父)望さんですね。
SFやらミステリやらの話。
ちなみに今月号の「アニメージュ」には『ルー=ガルー』完成を記念
して一回だけ「FFN」が復活して載ってます。
こちらは伝統に則って電話漫談方式ですが(忙しくてずっと電話で
やってたんですね、あの頃)なんか懐かしい感じが(書き下ろしは
『塗仏の宴・宴の始末』以来、二年数ヶ月ぶりなんだそーで。
そういえばその頃「始末」書いてました)。

◆怪談。
引き続き「怪談の怪」のパートナーである東雅夫さんと対談。
「幻想文学」編集長にして怪奇幻想文学研究家(なんだろうか……
大森さんにしても東さんにしても、もっとピッタリくる肩書きはないもの
かね)である博識の通人でございます。
東さんが『百物語の百怪』(同朋社)というなかなか素敵な本を出される
ことになりまして、『続巷説』発刊との合わせ技対談ですね。
媒体は「新刊展望」。怪談系てんこもりの二時間でした。

◆新聞。
で、その後朝日新聞の取材。今度は『ルー=ガルー』関係。
午前中『怪』を書いてて、午後SF→怪談→SFの話をして……って
頭の切り替えが大変だぞこれは。
混ざるよなあ。帰ったらそのまんま休みなしで『怪』の仕事なんだし。
混ざるって。
あ、混ざってる!

◆京都。
でもって、そんなこんなで迎えた週末、私は京都に旅立ったのでした。
そこで待ち受けていたものは……ええッ!(以下次号)。

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■蔵出し写真館 大沢オフィスの歴史 〜 京極以前

◆トップページから「大沢オフィスとは?」に飛ぶと、詳しい歴史(?)が
書いてあったりするのですが・・・
今回は、アルバムひっくり返して見つけだした1993年の写真をご覧
いただきましょう。
1993年といえば・・・大沢オフィスが本格的に稼働し始め、山椒大夫・
大沢在昌にうまく言いくるめられたミヤベが所属作家に名を連ねる
こととなり、加えて「火車」が山本周五郎賞を受賞する一方で、作家・
京極夏彦はまだ世に出ていなかった・・・そういう年です。



大沢在昌の昔の仕事場

なつかしの仕事場

94年1月に仕事場を今のマンションに移すまで
12年間、この部屋で小説を書き続けました。



93年12月、第1回大沢オフィス忘年会のひとこま

ツーショット

新宿・某カラオケスナックにて
うわあああ! 若い!


この翌年に京極夏彦なる作家が颯爽とデビューし、その2年後の96年
まさか大沢オフィスに入ることになるとは、誰が予想したであろう・・・

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■まるひの秘書ヒショバナシ

第14号「安寿のがまぐち」のゲーム女の一言で、『FF9』に攻略本が
なくてツライ、というようなコトをミヤベが書きましたところ・・・
アンケートを通じて「ネットにはありますよー」と教えてくださった方が
何人かいらっしゃいました。いやはやありがたいことです。
ありがたいんですが・・・肝心のミヤベったら・・・インターネットやらない
んですよ。いっさい、まったく、全然・・・。(T_T)
プロバイダとの契約もしてないから、メールアドレスも持ってないし。
そもそも自分のパソコンにモデムがくっついてることすら知らないんじゃ
ないでしょうか。彼女の仕事部屋にお邪魔したとき、「これがウワサの
高級ワープロ機にして、世界でもっとも安全なパソコンのひとつかっ!」
(完全スタンドアローンですから)などと、妙に感動しましたしね、私。
せっかくお寄せいただいた情報ですが、そんなわけですみません、
ミヤベは自力では『FF9』攻略ページにアクセスできない次第です。ぺこ。

それともうひとつ。
最近またぞろ増えてきた質問に「大極宮」の読み方は? っていうのが
あります。この件につきましてはバックナンバー第2号の私のコーナーで
一度お答えしているんですが・・・。
バックナンバーも増えてきたことだし、初めてこのサイトにアクセスして
くれた方が、いちいちそんなにさかのぼって読んでくれるとは限らないし、
というか読んで欲しいと思うのもゴーマンだし・・・と反省いたしまして、
トップページに説明を入れましたです。
ハイ、繰り返しになりますが「大極宮」にコレという正しい読み方は存在
しません。最初から決めていません。テキトーですみません。ぺこぺこ。

この号の更新が終わる頃には、ミヤベの自主カンヅメも落ち着いている
と思うんですがね。どうなんでしょう。作家たちが仕事で「キーーー!」と
髪振り乱している時は、あまり刺激しないよう"そっとしておく"もんで、
今回のカンヅメ進捗状況も、イマイチ把握できていない私。
息抜きがわりのグチの電話も来ないので、こりゃあ相当気合い入れて
追い込みにかかっているか、もしくは追いつめられているのか、どっちか
なんだろうなあって勝手に思ってたり。
秘書の仕事ってどういうことするの? って尋ねられても「うーん、頼まれ
たことは全部」と答えるしかないんですがね。その「何でも屋」が唯一
これだけはできない! のが、代わりに原稿を書いてあげること(当たり
前ですが)。他の面倒は軽減してあげられても、原稿ばっかりは自分で
がんばって書いてもらうしかなく・・・。順調に行くように祈り、梅雨寒の中
体調を崩さないよう祈り、はいもうひたすら祈るしかありませんです。
まあでも今週分の「ゲーム女の一言」がちゃんと届いたということは、
とりあえずの生存確認(なんじゃそりゃ?)にはなったわけで、ひと安心。

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■編集者Sのウラ情報

13日水曜日、まるひ氏よりメール。原稿催促か、でもいつもより早いなと
思いながら開いてみると次回更新で山椒大夫が爆弾発言!とのこと。
もうお読みだと思いますが準備を進めております。
確か直し用のプリントアウトを渡した頃は雪がチラチラ舞ってたよなあ…。
サーバーのこと、ファイル形式のことなど課題は山積みですけどね。
Adobe Acrobat4を購入したら、インストールさえ済ませないうちに5に
バージョンアップしたのはチョイ、ショックでした。
PDF形式を採用する予定なのは、汎用性がいまのところ一番高いこと。
リーダーはフリーでダウンロードできるし、雑誌などの付録CDにも入って
るし。最近のメーカーマシンにはインストールされてることも多いしね。
それと著作権保護に対する配慮がなされていること。主は理由はこの
2点ですね。どうすれば読みやすい形で提供できるか、研究してます
ので楽しみにお待ちください。今後随時情報はお知らせします。
でも、復活する"予定"……だからなあ。(S)

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■ノリノリ編集後記

サッカーのコンフェデ杯。決勝を前に中田がイタリアに戻ったのには、
来日していたベンゲル監督同様ガッカリした。
迎えた決勝戦。川口がナイスセーブを連発しようとも…春一番を
たくましくしたような森岡主将が雄叫びをあげようとも…中田のいない
代表は寂しかった…つまらなかった…勝つ気がしなかった。
せめてその数時間後、アウエーのナポリでスクデットを勝ち取り、
ピッチで歓びを爆発させるヒデがいたら少しは気が晴れたのだが。
ところで、準決勝のオーストラリア戦。自宅でテレビ観戦していると
大アクシデントが勃発した!試合の後半、鈴木が退場となり「こりゃ、
やばい…」と、身を乗り出したとき近所のテレビ塔に落雷があり、
テレビが映らなくなったのだ!
結局、試合終了までわずかに聞こえる音声を頼りに想像力を膨らませ、
砂嵐の画面を見続けるしかなかった…。
今年もっともイライラした時間。
だからよけいに中田のいる決勝戦が見たかったんだよねー。(ノリ)

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