大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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「森村誠一展」関連イベント講演に行ってきました!
24/11/05
「没後1周年 森村誠一展 -小説を生きた男の肖像-」の
関連イベントとして、講演に行ってきました。(代理:ノリ)
講演の前に現在開催中の「森村誠一展」を見学。
そんなにエピソードを語れるほどではないのだが...と言っていた大沢、
それでも長いお付き合いをさせていただき、森村先生の趣味の写真でも
文学賞の贈呈式・パーティ会場で被写体となっていましたし...。
会場で展示品をながめているうちにいくつか思い出がよみがえってきて、
講演本番ではそのエピソードを披露していました。
展示会場内の森村先生の筆記具の前で足を止める大沢。
森村先生といえば、執筆にガラスペンを使用されることで有名ですけど、
同じショーケースの中に、なんだか見覚えのあるものが...。
なんと...いくつかある原稿用紙の中に、
大沢も愛用するコクヨの原稿用紙を発見!
一緒に見学していた私(ノリ)も思わず声をあげてしまいました。
厳密に言うと、
大沢は横書き400字詰(20マス×20行)タイプ、
森村先生は縦書き200字詰(20マス×10行)。俗に"ペラ"と呼ばれるもの。
このペラ...昔、手書き原稿が全盛だったころは、
映画やドラマの脚本では、1枚で1分。漫画原作だと1枚で1ページ、
というのが業界の基本だったと思います(たぶん)。
超ロングセラー品なので、愛用者は多いですよね。
講演の演目はもちろん「ミステリーと私」。
与えられた時間が90分だと、概ね講演を60分、質疑応答を30分とる
のですが...最近はどの講演でも質問の知識・レベルが高く、大沢も
テンポよく丁寧に答えるので、30分はあっという間に過ぎてしまいます。
誰も挙手しなくて、関係者がオロオロするなんてことはありません。
平日の夜、駅からもちょっと離れた会場でしたが、
足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。
展示会・イベント運営の皆さま...お世話になりました。
(会場の閉館時間の関係でサイン対応ができず残念でした...ノリ)
テレビ朝日ドラマプレミアム「霊験お初~震える岩~」
24/5/02
5月4日(土曜)、21:00~22:54...放送です。(代理:ノリ)
『震える岩』のドラマ化企画をうかがったのが2年前(...もっとかな)、
主演に上白石萌音さんが決まり、相手役には京本大我さん、そして
次々とキャスティングか固まっていき...去年のGW前後に京都で撮影。
制作はテレビ朝日さんと東映さんですから、現場はもちろん太秦...
東映京都撮影所。(撮影見学に行きたかった~!)
その後VFXを組み合わせた編集を経て、ついにGWでの放送となりました。
この間、最初の情報解禁までは誰にも何も言えないのがもどかしく...
(映像化など二次使用企画、あらたなコンテンツをつくる場合、
情報管理は徹底され、情報解禁までは我々も守秘義務があります)
「まだオフレコだけどね...」と、話したくって話したくって...(苦笑)
最近は情報も小出しですから...話せるようになってからも気をつかいます。
<ドラマ化に寄せた宮部のコメント>
駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書きあげた懐かしい作品が、
年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮な
パワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。
萌音さん、時代劇でも可愛い!
お江戸の不思議ミステリーを、
たくさんの視聴者の皆様に楽しんでいただけますよう願っております。
宮部みゆき
ドラマの詳細は...
テレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』でご確認ください。
PR動画や、出演者さんのコメントなど...見どころ読みどころいっぱいです。
(主題歌は坂本冬美さんの「恋の予感」。素敵です!紅白の予感...ノリ)
※リアルタイム視聴終了後の番組配信に関しても、
テレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』でご確認くださいませ。
随時情報が更新されております。
コミカライズ『前巷説百物語』第1巻発売中!
24/10/25
小説"巷説百物語"シリーズは「了」となりましたが、
小説を原作とした二次使用...コミカライズが再開しています。(代理:ノリ)
シリーズ全7作の中の第4弾、『前巷説百物語』。
連載媒体はリイド社「コミック乱ツインズ」。
先日その第1巻が発売となりました。電子版も同時です。
なんとなく、小説の単行本と並べてみました。
どちらも、帯にも注目したいですねぇ。
小説の方...「いかに御行となりしか!!」。...なりしか。
で、コミックの方は...なんと!?
原作、版元の枠を超えて...志水アキ先生の推薦コメント!
キャラ画も2大シリーズの主人公が揃い、まさかの競演です。
それも、若い...もしくは若い頃設定(創作)で。
こういったコラボ、イイですよね。
「怪と幽」vol.016号の特集"「巷説百物語」了"の中で、
小説『前巷説百物語』を担当した編集Oさんが、
「又市の物語を最初から楽しむなら本作から読むことをオススメします」
と述べられています。あくまで小説で...ということですが。
ちなみにコミカライズの方は...
上で"再開"と書いたように、今回も漫画担当の日高建男先生が、以前、
『巷説百物語』(全4巻)...原作は『巷説百物語』と『続巷説百物語』
『後巷説百物語』(全3巻)...原作は『後巷説百物語』の前半3篇
を仕上げてくださっています。
興味のある方は、発売中の電子版で読んでみてください。
(巷説百物語と聞くと、ムック本「怪」創刊の頃を思いだします...ノリ)
久々の下北沢!佐野史郎さん出演の舞台を観劇に。
24/10/08
今年は年明けから業務でも舞台に関わり、その関係者の熱気というか...
取り組む姿勢と熱意に目覚めたというか...コロナ禍に行かなかった分、
大中小、様々な規模の演劇を観に出かけております。(ノリ)
そんな中、ちょっとだけ知り合い(と言わせていただいていいものか...)
佐野史郎さんからお知らせをいただき、とっても興味をそそられたので
観に行きました。舞台のテーマはもちろん面白そうだったのですが、
"劇作家・演出家の竹内銃一郎と俳優・佐野史郎の演劇ユニット:
JIS企画...20年ぶり、最後の公演"と、あったからです。...最後!?
劇場は、下北沢の「ザ・スズナリ」。
30年、いや40年?...とにかく大昔は下北沢の劇場によく行きました。
その頃の記憶が強すぎて、小田急線を降りたらまったく別の街。まだ
都市開発途中なのかみょうに視界が開けていて...一歩目から迷う始末。
でも少し落ち着けば...なんとな~く通りにも見覚えが。
ああ、懐かしい!この看板(...変わってないですよね)
心細く(失礼。それはトシのせいかな...)、きしむ階段を上り劇場内へ。
変わらぬ(...変わってないですよね)「ザ・スズナリ」に入ったとたん
気分も高揚。建物も含めすべてが昭和レトロ!落ち着く~。
なんとなくノスタルジーを感じる愉快で心地よい上演作は、
とてもとても楽しめました。やっぱり舞台は良いですね~。
佐野さん、ありがとうございました!
ちなみに佐野史郎さんとは...
京極、宮部の原作ドラマにご出演の際、撮影現場などで何度もお会いし、
同じ島根県出身ということもあり、気さくにお話しさせていただいています。
あとはなんと言っても...約20年前、
角川書店のイベント"「世界妖怪会議」&「怪談之怪」inむつ"において、
故水木大先生、荒俣先生、京極さんなど錚々たるメンバーの皆さまと、
恐山ツアーにご一緒したこと。私にとって一生の思い出です。
ガラッと変わって。
舞台ではないんですけどね。『髙田賢三 夢をかける』展も観ました。
こちらの会場はもう...足がすくむような近代的なエリア・場所。
そこに、お洒落の"お"の字も知らないけれど...足を運んでみるのです。
...感じました。パリの空気。
マネキンのこんなところにもこだわりが(もしかして有名?)...素敵すぎ。
(私服は...BiSHのTシャツを着たおしています。ノリ)