大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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年末恒例!?...「大竹まこと ゴールデンラジオ!」出演!
24/12/09
5月に8年連続出演を無事達成した
文化放送 「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」コーナーに、今年2度目の出演を果たしました。
(代理:ノリ)
12月6日...大沢と弊社にとっての年末恒例行事!?
浜松町文化放送に押しかけました。
今回は最新刊『夜刑事(ヨルデカ)』(水鈴社)の宣伝をメインに...
と思っておりましたところ、この小説『夜刑事』が、
オーディオブックのAudibleで先行配信した作品であったことから、
予想外(?)にもAudible談議に花が咲きました。
Audibleを含めたオーディオブック市場、浸透してきましたね~。
文芸作品に関しては、電子書籍を上回る勢いを感じます。
オーディオブックは聴けば聴くほどスキルが上がって、"ながら聴き"が
できるようになるといいますから...強い媒体コンテンツです。
もちろん、大竹さんリードのもと...『夜刑事』の内容に関しても、
ネタバレしないよう気を遣って魅力を伝えていただきました。
放送の番組レポートはこちらでご覧いただけます。
お聴き逃した方は、コチラから、radiko(番組の聴取期限がございます)
ポッドキャストでお聴きくださいませ。
大竹まことさん、壇蜜さん、スタッフの皆さま...今年もありがとうございました!
(来年、9年連続なるか...ちょっと心配なノリ)
Audible配信コンテンツ...とても好評です!
24/11/20
ラジオドラマ好きな宮部...オーディオブックもよく聴いており、
自作のオーディオブック化も時代物短編から始まり、
今では現代ものも含め長編を制作していただいています。(代理:ノリ)
Audibleさんに制作していただいているコンテンツが多いのですが、
プロデューサー、演出、監修、関係者の方々のこだわりがすごく、
(あたりまえですけど...)アクセント、イントネーションも厳しくチェック
されています。ただ、日本語発音アクセント辞典そのままだと
むしろ会話文などはぎこちなくなってしまうケースもありそうで...
(教科書ではなくエンタメ作品ですから...)
そのあたりの塩梅というか、調整具合が毎度お見事なんです。
宮部もコンテンツが完成するたび、クオリティの高さに驚いています。
最も重要な朗読者(ナレーター)さんの選定に関しては...
著者サイドからはとくに指名をしたりはしません。作品によっては、
男女の希望を伝えることはありますが...基本は制作サイドにお任せ。
制作チームみんなで作品を読み込み、議論を重ねての朗読者決定。
でっ...これが毎作品ハマっていると思うんですよ~。
作品それぞれ聴き心地がよく、内容も頭に入ってきやすい...。
"没入"という言葉をここ数年よく目にしたり耳にするようになりましたが、
自ら集中して世界観に入っていくのではなく、ある程度リラックスして
自然に世界観に浸る・沈む感覚が本物なのではないでしょうか。
そういう意味で、良質なオーディオブックは"没入型コンテンツ"と
言えると思います。(あくまで個人的な意見ですけど...)
今回、Audibleさんがバナーを作ってまで紹介してくださっているのが、
朗読は...沢城みゆきさんです!!
(※画像使用許可をいただいております)
沢城さんに決まったことを宮部に伝えたとき...
宮部「堕姫~!」
私(ノリ)「そうです!峰不二子も、鬼太郎も...」
みたいなやり取りをして盛りあがりました(笑)
声優さんとして、代表的なキャラクターは数知れず...。
と言いますか、"お初"の2作品にぴったりな予感がしました。
オーディオブックとして完成したこの2作品...素晴らしいです!
言葉が古くて適当かわかりませんが..."鳥肌モン"です。
とくにオーディオブック未体験の方にはおすすめします。
読書ともドラマとも違った楽しみ方を...
ぜひこの機会に聴いてみてくださいませ。
無料体験お試し期間もあります。
詳しくはAudible公式サイトにてご確認ください。
(これまでのオーディオブック化、とても恵まれています...ノリ)
コミカライズ『前巷説百物語』第1巻発売中!
24/10/25
小説"巷説百物語"シリーズは「了」となりましたが、
小説を原作とした二次使用...コミカライズが再開しています。(代理:ノリ)
シリーズ全7作の中の第4弾、『前巷説百物語』。
連載媒体はリイド社「コミック乱ツインズ」。
先日その第1巻が発売となりました。電子版も同時です。
なんとなく、小説の単行本と並べてみました。
どちらも、帯にも注目したいですねぇ。
小説の方...「いかに御行となりしか!!」。...なりしか。
で、コミックの方は...なんと!?
原作、版元の枠を超えて...志水アキ先生の推薦コメント!
キャラ画も2大シリーズの主人公が揃い、まさかの競演です。
それも、若い...もしくは若い頃設定(創作)で。
こういったコラボ、イイですよね。
「怪と幽」vol.016号の特集"「巷説百物語」了"の中で、
小説『前巷説百物語』を担当した編集Oさんが、
「又市の物語を最初から楽しむなら本作から読むことをオススメします」
と述べられています。あくまで小説で...ということですが。
ちなみにコミカライズの方は...
上で"再開"と書いたように、今回も漫画担当の日高建男先生が、以前、
『巷説百物語』(全4巻)...原作は『巷説百物語』と『続巷説百物語』
『後巷説百物語』(全3巻)...原作は『後巷説百物語』の前半3篇
を仕上げてくださっています。
興味のある方は、発売中の電子版で読んでみてください。
(巷説百物語と聞くと、ムック本「怪」創刊の頃を思いだします...ノリ)
故イ・ソンギュンさんのお墓参り。ダヒョンさんに...など。
24/12/17
今年の夏の話ですけど...
久しぶりに韓国のソウルに行ってきました。(ノリ)
コロナ禍で行き来しにくかったことで間隔は空きましたが、
むしろ仕事面...韓国サイドから企画を提案・相談される数は増え、
その仕事相手の方たちとは電話、メール、zoomでやり取りを継続。
初めてだったり数年ぶりだったり...ようやく先方に直接会うことができました。
ちなみに私は日本語しか使えません。英語は簡単な単語とゼスチャー、
(韓国に限らず中国、台湾の映像関係の方は英語が堪能です。マスト?)
韓国語は...「アンニョンハセヨ」、「カムサハムニダ」、「マシッソヨ~」、
「ファイティン!」ぐらい...。まあ、なんとかなるものです。
...というのは嘘で、日本語が話せるプロデューサーか通訳さんが常に一緒。
現地に日本語バッチリの知人が数人いるのはとても心強いです。
今回、ソウルに行く前に...もうすぐ亡くなられて一年になりますね...。
故イ・ソンギュンさんの遺作の一つ、韓国映画『スリープ』を観ました。
とても面白かったですけど...不思議な感覚で...つらくもなりました。
ここ「大極宮」で何度も触れましたが、
宮部の『火車』が韓国で映画化された際、主役の一人として素晴らしい
演技をしてくださいました。以来、個人的にも大ファンになり、
出演された映画やドラマを楽しませていただきました。
次...韓国での「大極宮」所属作家原作の映像化のときも、
ぜひ出演していただきたいと願っていました。その願いかなわず残念です。
で、せめてお墓参りはできないものだろうかと...現地プロデューサーさんに
打診したところ、映画『火車』のピョン・ヨンジュ監督に相談してくださり、
故イ・ソンギュンさんの奥様に連絡・許可を取っていただき...墓参できました。
眺めの良い素敵な場所。皆さんが観ていたあの笑顔の写真が置いてあり...
いろいろ想うと泣けてきました...。あらためてご冥福をお祈りいたします。
そのお世話になったピョン監督ともソウルの事務所でお会いできました。
ちょうど、ドラマ『白雪姫には死を』を撮り終わったタイミング。
新作ドラマ、近況に加え...宮部新企画の話もしましたよ。
韓国映画業界はコロナ禍を機に不況に陥っていますが...どうなるか...
映像化が実現するよう、応援よろしく...見守ってくださいませ。
ソウルに行ったとき宿泊するエリアは、ほぼ明洞。
観光客も多く...大通り、路地を含めて街の雰囲気・雑踏が好きなんです。
昼と夜の食事は打合せを兼ねた会食になりますが、朝は基本ひとり飯。
早朝からぶらぶら店選びをするのですが...悩むんですよねぇ。
二泊三日だと2回(2店舗)しか食事できませんから。けっこう真剣です。
打合せ先との会食...今回も美味しいお店に連れて行ってもらいました。
ガイドブックなどには載っていない、常連さんだけの家庭料理の店とかも。
私が笑顔で「マシッソヨ!」「マシッソヨ!」しか言わないで黙々と食べるから、
お店の方もどんどん料理をサービスしてくれるんです。
そのときは「カムサハムニダ!」「カムサハムニダ!」を連発...(笑)
毎食そんな感じですから、ソウルに行くと必ず太って帰ります。幸せです。
某大手映像制作会社の方たちには、ウナギ料理をごちそうになりました。
食べるのに必死で写真が雑ですみません...。
日本ではしばらく鰻を食べていなかったので、3人前ぐらい食べました。
日本とはちょっと食べ方が違う...
ってゆうか、下手な写真でも思い出してお腹がすいてきました...。
塩でもタレでもチョーおいしい!焼肉みたいに野菜で包んでも食べます。
あっ、そういえば...、相手の方が、
「どうぞ(韓国語)」とウナギを一切れ私の取り皿に入れてくださいました。
ウナギの尻尾の部分です。
ああ、韓国ドラマで見たことある!...ってシーンの再現。
韓国ドラマ好きの私を試すように、みんながニヤッとして私を見ています。
姿勢を正し、感謝を込めて御礼を言いました。
「カムサハムニダ~!」。...爆笑。
先輩、上司、お客さんの男性に尻尾の部分をお勧めするこの習慣、
ある俗説によるものですが...迷信でもお約束でももはやギャグだとしても、
とても嬉しい気遣い、サービスです。ごちそうさまでした。
さて...最後に本当はもう一枚写真を載せたかったのですが...。
TWICEのダヒョンさんがヒロイン役の映画『あの頃、君を追いかけた』の
撮影現場にも行ったのです。親しい知人のプロデューサーさんのおかげ。
クライマックスシーンの撮影で...厳戒態勢、ピリピリムードの中、
ダヒョンさんとの距離を5メートル、一瞬3メートルぐらいまでつめました。
でも...ロケ現場の関係、撮影時間がおしていて休憩もなかったので、
ご挨拶、写真撮影(ツーショット)、CDジャケットにサイン...
どれもかないませんでした。持参したゼブラの「マッキー」は出番なし。
目が合いそうな瞬間、指で小さいハート(...今どき)、キュンを
送ったけど(←かなりの勇気がいりました)、それも空振り。いやいや...
いま考えると空振りでよかったです。舞いあがっていたのです。反省です。
...以上、久しぶりのソウル訪問報告でした。
(仕事もたくさんしました。お酒もたくさん飲みました...ノリ)