週刊大極宮

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- 第445号 -

2010/5/14

HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

『死ねばいいのに』

 広告を拒否されたところもあるらしい(笑)。

燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

民宿のオヤジ

 お休みをいただいたGWは、いつものように千葉の勝浦で民宿のオヤジ。
 今年の来客は前半と後半に分かれた分散型で、例年のように3、4、5日にそれぞれ30人!…などと集中することはなく、比較的ラクな民宿のオヤジぶりでした。
 これまでの天候不順を吹き飛ばすかのように良い天気が続いて、おかげさまですっかり日焼けをしました。
 そして花粉症対策に伸ばしていたヒゲもさっぱり落とし、東京に戻ってきてからはウォーキングを久しぶりに再開。健康的な日々を送っております。
 ただ唯一の問題点は…朝起きてすぐにウォーキングに出て、帰ってきてから筋トレをして朝昼兼用の食事をとって、さあ仕事に取り掛かる、というときに必ず眠くなってしまうこと。
 それで小一時間ばかり昼寝をしてからでないと机に向かえないという…健康なんだか不健康なんだかわからない習慣になっています。

安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

ゲーム女の生きる道

 皆様、大型連休をいかがお過ごしになりましたか?
 宮部はのんびりと「FFXIII」をプレイしておりました。
 いやあ、楽しかったです。

  <下界>で「モンハン」(^o^)

 ミッション受けまくり♪ コクーンへ戻る飛行艇を入手すると、踵を返して逆戻り。
 バルトアンデルスに用はねえ。クリスタリウムをレベル9にしたかっただけ(^^;)。
 でも、最初に<下界>に降りたときには、途方にくれちゃったものでした。
 やたら広い。マップが回るので現在位置がわかんない。迷うこと迷うこと。
 チョコボに乗れるまで、テレポの冥碑が使えるようになるまでの我慢だ! と、ひたすら走りまくり。「アルティマニア」がなかったら諦めてるところでありました。
 その結果、パクティを見つけて修理したときには凄い歩数を踏破していて、プラチナインゴット3つもらえて嬉しかったです〜♪ わあ、お金持ちだ!

  ところで、何しに<下界>へ来たんだっけ?

 さすがにこれはいかん??と、ミッション40ぐらいのところでお話を先に進めたら、何かエデンでは死んだはずのヒトが生き返ってて、またすぐ死にました。どうゆうことかしら。
 そもそもこのヒト、敵になったり味方になったり忙しいんですけど、

  誰だっけ?

 このロールとオプティマのシステムは本当に凄くて、間違えて選択してすぐ選び直しても混乱しないし、戦い方がわかってくると、とてもとても楽しいですよね!
 でもその分……何かストーリーの方が置いてきぼりになっちゃって(^^;)。
 
複雑な世界観という点では「X」と似ていると思うのですが、「X」では、わからないなりにプレイしながら世界を理解し、物語を探ってゆく楽しみがあった(だから感動も大きかった)のに対して、この「XIII」では、世界観も物語りもすべてオートクリップのテキストで説明してくれるので、わかりやすいことは充分にわかりやすいのですが、プレイしながら発見し理解してゆくという楽しみは、残念ながらほとんどないように思いました。
 だもんだから、つい話の筋道を忘れちゃう。騎兵隊の皆さん、ごめんなさい。
 ミッションごとに「アルティマニア」の推奨パーティを組んで進めていますが、わたしはファングが大好きで、ほとんど彼女を外さずにバトルしています。ディフェンダーが2人必要になる局面以外は、スノウはずうっと二軍。ファングがいれば幸せ♪
 で、彼女の声をあてている声優さんが、テレビドラマ「FBI 失踪者を追え!」のサマンサ・スペード捜査官の声をあてている方で、だからファングの台詞を聞いていると、
「お、サムだ♪」
 と、二重に楽しい。スタイル抜群の勝ち気な美人(ちょっとヤンキー入ってる)というキャラも似てるんですもの。
 ファングがお気に入りのプレイヤーの方は、ぜひ「失踪者を追え!」もご覧くださいね。現在、第5シーズン放映中であります。

さて、その後

 クリアしてエンディングを見ました。
 クリスタリウムをレベル10にしたかったんだもん♪
 さあ、これで心おきなく残りの難ミッションに挑めるぞ! ついでにアダマンタイマイも倒しまくって金稼ぎです。
 アダマンタイマイのそばへ行く途中、「え〜い、行きがけの駄賃だ!」と、

  キングベヒーモスを瞬殺できるようになって嬉しい(^o^)♪

 今現在、総プレイ時間が85時間という。。。<下界>でどんだけ無駄に迷子になったかバレちゃいますねえ(^^;)
 ラストまでプレイして、やっぱりファングがいちばんのお気に入りキャラです。このゲームは、ファングとヴァニラの物語なんですね。
 では、いちばん役に立つキャラは?

  断然、パクティ(^o^)!

arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー

◎二週間は長いですね◎

 あまりにもいろいろなことがあったので、もう覚えていません。
 
 怪談専門誌『幽』プレゼンツ女性限定百物語怪談会で九時間黙って座っていたり、新刊+既刊インタビューがいくつかあったり、全日本妖怪推進委員会の会合があったり、TFM「東京ガベージコレクション」のやれやれな収録があったり、第5回ダ・ヴィンチ文学賞+第4回『幽』怪談文学賞授賞式があったり、福澤徹三さんのカラオケを聴いたり、『小暮写眞館』+『死ねばいいのに』同時刊行記念書店さん懇親会があったりしたようです(カレンダーを見ている)。

授賞式

 
 その他にも、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の応援を書いたり水木大先生のアンソロジー本を編んだり解説を書いたり「オール讀物」の「百鬼夜行・陽」の校正をしたり『死ねばいいのに』インタビューを戻したり、それから極秘プロジェクトのあれやこれやそれやどれをまるで隠密同心か英国諜報員の00ナンバーのように進めたりしたようです(またカレンダーを見ている)。
 
 気がつくと『死ねばいいのに』が出来ていて、途中いっさいデザインを見なかったので自分の著作物なのにちょっと驚いたり(ひどいタイトルがどーん、ですし)、「IN★POCKET」に中島駆さんが『死ねばいいのに』の力作の書評を寄せてくださっていたり(安寿姫ロングインタビューも載ってます。三津田信三さんの特集も面白かったです)、講談社の社屋に不謹慎な巨大垂れ幕が下がっていたりして、困ったような気になったり。すいません、ヒドい題名で。

すいません、ヒドい題名で。

 と、いろいろあれこれ混ざってしまってよくわからないのですが、流石に昨日のことなので、安寿姫と御一緒したトークイベント&懇親会は覚えております。
 書店員のみなさんと(レジ以外で)じかにお話できる機会というのはあまり多くないので、いろいろと勉強させていただきました。書店ファンとしては嬉しかったです。

トークイベント

 
 現在は七月刊行予定の『西巷説百物語』(角川書店)の書き下ろし部分の調整をしつつ、次号の「怪0030」と「オジいサン」(中央公論)なんかに取りかかろうという状況なわけですが、明日はお化け大学校。化け大生限定講義・水木えつこさんの「お父ちゃんと私」であります。「ゲゲゲの女房」も調布編になってぐっと盛り上がっておりますし、どんなお父ちゃん話が聞けるか楽しみであります。
 
 では運が良ければまた来週。

編集者Sのウラ情報

2週間のご無沙汰でした……

 2週間ぶりの更新になりますが、みなさんはどんな休みをすごされたのでしょうか。
 で、2週間分のネタが豊富にあるかというとこれが意外にないんですね。勝浦いってゴルフして、トランクルーム片づけて、「小暮写眞館」「死ねばいいのに」の立ち読み用データ用意して、講談社でのイベントへ行って。こんなもんです。
 今週はやっぱり「iPad」の登場でしょうか。これをもって本格的な電子書籍の時代がとか、あおっていますがはたしてどうなんでしょうか。まずはどれぐらいの台数、普及するか、そこからだと思います。とくに「iPad」はメールやネットなどのモバイルPCとして買われるかたが大部分ではないかと。
 やはり安価で手軽な専用端末の本格的な普及まで、待たなければならないと考えています。

まるひの秘書ヒショバナシ報

今週の厨子王原稿メール件名

 大極宮の金曜日8ジェイソンNYへ行く
 お、方針転換?

おかげさまで

 裏大極宮のアクセス数が100万を超えました。ご覧くださっている皆様、ありがとうございますー。
 約三年半かけて100万。ちっともたいしたことじゃないかもしれませんけど、書いているスタッフとしては嬉しいものです。ひとつの節目ですしね。
 実は、いつ100万アクセスを達成するか、ヨーコちゃんとオーツカ・ハルとワタシで、けっこう前から賭けをしていたんです。
 ヨーコちゃんが5月10日、オーツカ・ハルが11日、ワタシが13日。
 ワタシがビンゴです! えっへん!(賞品は別にありませんけどね)
 予想も当たり、5月13日は二重に嬉しい日になりました。
 表の大極宮ともども、今後とも裏をよろしくお願いします。ぺこ。

ノリノリ編集後記

石見銀山

 世界遺産になってから初めて(と言っても…地元でありながら生涯2回目ですけど)行ってきました。街も含めて全体的に以前よりはずいぶん良くなっていました。でも…世界遺産としてちょっともの足りないのは否めません。それと交通の便が悪いです。駐車場はなんとかならないものでしょうか。
 地元ではもろもろ問題をかかえているようで…住民生活と観光資源の両立は難しいんですねえ。せっかく遠方から訪れてくれる観光客の負担が少なくなればよいのですが…。世界遺産なのに外国人観光客をほとんど見かけないのも寂しかったです。
 一方、怪遺産に認定されている境港「水木ロード」は大賑わい。GW中に、過去最高の人出を記録したそうです。私ももう何度も行っていますが本当に楽しい街。こんど帰省したときはまた行こうと思っています。
(大田市出身としては、やっぱり三瓶山が一番好きです…ノリ)

アンケートから

◆いつも「大極宮」を楽しく読ませていただいてます。
 そして、間違いを発見しちゃいました!
 雑誌掲載の「『死ねばいいのに』は二十一世紀“ん”の『荘子』である」
 “ん”は要りませんよね。
 プレゼントに当たったみたいに嬉しくなりました!

・ご指摘ありがとうございますー! なぜそんなところに「ん」がついたのか、自分でも不思議です。とにかくこっそり直しておきましたー。(まるひ)

- 第445号 - 2010/5/14