大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式ホームページ『大極宮』
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週刊大極宮
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- 第428号 -
2009/12/25
HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ
1月1日(金)はお休み
1月1日(金)は「週刊大極宮」を休ませていただきます。
第429号は、1月8日(金)の更新になります。よろしくお願いいたします〜。
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー
よいお年を
2009年も残すところあとわずか。
今日、22日は今年最後のオフィス会議と忘年会があるため、事務所に来ております。そしてこの更新原稿も、いつもは電話取材で原稿をおこしてもらうのですが、今回は事務所で直接取材を受けることに。
さてこの一週間…東京は大寒波に見舞われて寒くて震えあがりました。
さすがにオイラも外に出るのが嫌になり仕事場でゲーム。プレステ3『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』。前作も面白かったけど、今回の続編もたいへん良くできていてハマりました。
で、じつは更新日の本日も含めて今週は半ばから家族旅行に出かけています。東京に戻ってからは、ササッと残った仕事を片付けて…後はいつものように民宿のオヤジとなるべく勝浦へ行き、別荘で年越しの予定。
来年はようやく(とうとう一年丸々延びてしまいました…)『新宿鮫』シリーズ最新作の連載がスタート。こっそり教えると…すでに100枚ぐらい書いてあったりします。
もろもろありましたが、どうぞ皆さま良いお年をお迎えください。
そしてまた来る2010年もよろしくお願いいたします。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー
ゲーム女の生きる道
今年も1年、ご愛読ありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えくださいませm(_ _)m
で。
まだ、オープニングを観るのも我慢してるんですが。
「FF13」はどないですか(^o^)??
体験版をプレイして以来、私はあの主人公を、勝手に「女クラウド」と呼んでいます♪
厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週のまだやるのかよ◎
なんだかいつのまにか始まってずっとやっています「バッカみたい、聴いてランナイ!」(TOKYO FM)。
ついに2クール目に突入だそうで。「かなり反響が」あるんだとラヂヲ局の人はいいますが、あれに反響があってもねえ……と複雑な顔の僕たち。
平山夢明さん曰く、「絶対に間違いないのは局の上層部は聴いていないってことだけ」に、まあ激しく同意します。
ちなみに、「シナリオあるんですか?」的なことを訊かれるのですが、
ないです。
ないです。
ないです。大事なことなので三回言いました。
まあ、今回は時節柄こういうネタで的なペーパーは用意されてるんですが、完全無視です。
もしそこから入ったとしても、およそ20秒くらいで脱輪します。
脱線どころじゃないです。解脱です。
人生相談の「相談」だけはちゃんと投稿されたものですが、まったく答えませんからね。しかも寸劇になってるし最近。
いいのかこんなで的な収録が、この期に及んでまだあったという。
もはや業。
◎今週の忘年その1◎
全日本妖怪推進委員会、古典遊戯研究会紙舞、もろもろ関連団体の忘年会兼集会がありました。
もちろん、そこでどのようなオソロシイことがくりひろげられたかは、口が裂けても言えません。
語るなかれ聞くなかれ。世の中には人知を超えた出来事というのはあるものなのだ。
これも業。
◎今週のここでやるのかよ◎
森博嗣さんと、久し振りにお会いしました。対談です。しかもお題は音楽。
リトルワールドで遊んで以来の顔合わせですね時の流れに身をまかせ的な感慨があります。
森さんとの対談は三度目。最初は森さんがデビューされてすぐのことですから、もうずいぶん前のことであります。
で。
対談場所はTOKYO FMのスタジオ。しかも。
いつもあの、デルモンテ平山センセイと阿鼻叫喚の地獄絵図を繰り広げている、まさにその場所。しかも。
ギャラリーもおなじようなメンツ。なんだか調子が……。
相手が違い過ぎるぢゃないですか。でも、おのずとノリが。
まさか「吸ってください」とは言えず。でもそこにはそうした残滓が濃厚に。
ちなみに、いつも平山さんが座ってる場所に僕が座りました。結局、音楽の話はあまりしませんでした。
脱輪です。
この対談は書籍に収録される模様。
◎今週の忘年その2◎
ウラで何度も言われておりますように大沢オフィスの忘年会が。
もう何年目になるのかしら。忘年会の前にマジメなミーティングがありまして、こちらはまあ深刻な話なんぞを致します。
後にスタッフオンリーの忘年会になりまして、まあこちらは美味しいものをばいただきながら細かい話なんぞをいたします。
さらに、編集者の方々の軍団がまじりまして、総勢百人くらい(ざっくりしたグロスの量ですが)あつまってアホな感じの宴になるわけです。
奈落の底に落ちていくような三弾変身。今年はロールシャッハがいました。小泉今日子を歌ってました。謎です。
で、まあだいたい毎年、大夫が「前向きなイイ話」で皆さんをねぎらい、安寿姫が「癒される感謝の言葉」で皆さんを励まし、僕が「聞くも泪のオソロシイ現実」を陰気に語ってみなさんを突き落とすという構成になっておるわけでありますが。
とりあえずバランスはたもたれているわけですが。
今年は安寿姫が早めに上がりまして。で、途中で大夫が消えまして。しかもタクシーがまるで道におらず。切り上げることすらできないという状態に。
え? 僕ですか? シメですか? って。
というわけで、「背筋が寒くなるいやーな現実」を陰気に語ってシメ。
わっはっはっはっは。
まあ、たまにはいいじゃないですかい。
◎今週のまだ書くのかよ◎
毎年年末年始にかかることで悪名高い『怪』の仕事が、今年はありません。もう出ちゃいました。
今年は紅白見ながら表紙作ったり隠し芸見ながら小説書いたりしなくていいという。こうなるとどうしたって年末年始はあけたいところです。
十五年やってて初めてです。
なので、年明け〆きりの仕事は年内にやってしまおうと、まあそう思うと意外にあるもんで。
結局ギリまでかかるかしらん。
これも業。
◎今週の忘年その3◎
そんなわけで、今度は「幽」関係の反省会が。
反省することは多いですね。来年のスローガンは「人生罰ゲーム」にしたいと思います。
というわけでこれから行きます。
◎今週はまだあるのかよ◎
悪魔が来りて笛を吹くが東映で映画化されたとき、横溝先生は「この作品だけは映画化して欲しくなかった」的なコメントをされておりましたが。
まあこの作品だけは舞台化してほしくなかった、というか出来ないだろう普通、というかやらないでしょうにという、「南極(人)」の舞台が上演中でございます。
どうなるんでしょうねえ。というか、どうなっているのだろうか。近々版元の集英社と別件の打ち合せもあるので、ぞろっと陣中見舞い的に行かねばと。
ああオソロシイ。というか、橋沢さんが南極を演じられるということ以外、実はどのようにあのバカな世界が現実化されているのかわからないわけです僕には。
おおオソロシイ。ちなみに、この記事が更新される25日に観劇された方は、何かプレゼントがもらえるそうですよ。
◎今年は終り◎
ええ、終りです。
生きていたならまた来年。
編集者Sのウラ情報
壮観……
12月18日、八重洲ブックセンターでの「欧亜純白 ユーラシアホワイト」サイン会に年末の忙しい中、多くの方にきていただきました。ありがとうございます。
ブックセンターでは壁一面を使って展示してもらっていました。なかなか壮観でした。
さて出版界は今年も厳しい年となりました。なんといっても大きかったのはグーグル問題。グローバルでの著作権のあり方を考えさせられることとなりました。
オフィスにとっても出版界にとっても来年はどうなりますか。不透明な門出になりそうですが、頑張って続けていくしかないのでしょう。
とりあえず、みなさまよいお年を。
まるひの秘書ヒショバナシ報
今週の厨子王原稿メール件名
宇宙大極宮
今回のキーワードは「大」ですね。と勝手に決めました。
お刺身も食べました。
ヨーコちゃんがお寿司の写真を裏にアップしてますが、お刺身も食べましたよ。
中トロ、アジ、ブリ、カツオ、ホタテ等々、どれも美味でしたが、ワタシはとくにポン酢でいただくヒラメが大好きです。
他には、ぷりっぷりのイクラも出てきたり。あんこう鍋で体も心もホカホカ。幸せな忘年会でございました。
2010年も
よろしくお願いいたしますね、アレ、ホラ、間違い探しとか!(毎年同じことを書いている気がしますが、ホントに重要なことなのだ)
大極宮ラーの皆さまが良いお年を迎えられますように。今回は間違いがありませんように。
ノリノリ編集後記
よいお年を!
2009年…もう終りですかぁ。一年って早いですねぇ。
と、去年と同じ書き出しです。なんなんでしょ。ほんとに早い。
「大極宮」で“新”といえば、やっぱり新刊と新連載でしょうか。この“新”がなくなると困ってしまいますが…おかげさまで今年も三人は新刊も新連載もありました。来年も早々に京極さんの『数えずの井戸』、大沢さんの新宿鮫シリーズ『絆回廊』をはじめ新刊、新連載が予定されています。楽しみにお待ちください。
そして“新”ではありませんが…恒例となった企画やイベントも予定されています。まずは書店での“大極宮フェア”から。
来年も今まで同様、ご贔屓のほどよろしくお願いいたします。
では皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。
(M−1、笑い飯の“鳥人”ネタは傑作でしたね…ノリ)
アンケートから
サイン会
◆先日、大夫様のサイン会行かせて頂きました!
一緒に写メを撮って欲しいという図々しいお願いにも、快く応じてくださり、本当にありがたかったです。(速攻で色々な人に自慢しました。)
二十歳くらいの女性は他にあまりいなかったせいか、若干浮いている気がして、其の後に並んでいたプロのお姉さまたちとのお話を聞くために残る勇気が出なかったのが、少々悔やまれます。
ところで、携帯からアンケートを開けなくなってしまったのは、私の携帯の問題でしょうか。
◆大沢先生のサイン会行って参りました。
行く前は、野郎連中が多いのだろうな? と思っていたらエェーッ。かなりキレイなオネエちゃん達が大勢いらっしゃっているじゃありませんか。
男としての《真の実力》を、垣間見たような気がしました。サスガだなぁと思いました。握手もしていただき嬉しかったです。
・サイン会にお越しいただき、ありがとうございますー。「携帯からアンケート開けない」問題は、ちょっとワタシではわかりません。役立たずですみません。ぺこぺこ。(まるひ)