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 第88号へ 第89号 2003.1.17 第90号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆みんな気になる『陰摩羅鬼の瑕』進行度・・・今回はヒミツらしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ネタなし!
仕事仕事。三連休も仕事仕事。
報告するようなネタはなし(いわゆる京極モード)。
ゴルフの予定も当分なし。
『アルバイト探偵』がスタートして週刊連載2本体制になっちゃったから(あと
二ヶ月は続くかな…)。
仕事があるのはありがたいことだけど…なにか明るくなれるニュースがない
ものかねぇ。

◆祝成人!
しょうがないので自分の成人の日の思い出話でもしよう。
今から26年前…名古屋市立自由が丘小学校で、小学校の同級生が
集まって成人の日のセレモニーがあった。
中学高校と男子校だったので、女の子達の晴れ姿は眩しかった。
ガラッと変わっている子もいたし。
でも、話やナンパをした記憶はない。てゆうか、あれっ? 
これ以上思い出せないなぁ。遥か彼方のことだから…。おしまい。
ただ、成人式で喜ぶっていうのは今となってはよくわからない。
タバコも酒も高校卒業したらOKだったし、世間的に二十歳になったから
なんだろう…ってことぐらいでしかなかった。暴れたりもしなかったし。
今の成人の日は、暴れていい日みたいになっちゃってる気もしないではない。

◆フク来たる!
『終戦のローレライ』という大作を発表した福井晴敏君に"ふぐ"をご馳走に
なった。前々から「おごりたい!」と言っていたのが実現したわけで、
彼の地元の向島のふぐ料理屋さんに案内された。そこの白子酒が絶品! 
熱燗に白子がこしてあって見た目はカルピスみたいなんだけど、日本酒が
苦手な俺もおもわずお代わりしたほど。美味かったぁ。
そのあと銀座へ。
新作で思いのたけを全部吐き出したらしく、さっぱりとした顔の彼が、
飲みながらサインが欲しいと差し出してきた本は『標的走路』。
イヤな奴だねぇ。福井君のデビューに立ち会った俺に、デビュー作(長編)に
サインをしろと迫るなんて。
さらに、「小説現代」でまだ今のようにけがれていない大沢さんの写真を
拝見しました…なんてほざくし(さすがに、オシボリぶつけたけどね)。
お前もけがれるんだよ。
まあとにかく、後輩作家にメシをおごってもらうのは生まれて初めての経験
だったわけで……福井君、"ふぐ"美味かったよ。
でも、後輩作家におごられて嬉しがっている自分というのが、オヤジになった
みたいでなんだか情けなく思えてきたりしてね。
ついこの間まで、先輩作家のあとをくっついてまわっていたような気が
してたのに。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 メドリちゃん可愛い!
 なんて叫んでるくせに、彼女を担いで飛ばすとき、何度も失敗して岩肌や
橋の残骸に叩きつけ、ピヨらせてしまったのはわたしです。
 それに、お尻を焦がしちゃってごめんね、リンク。溺れちゃったこともあった
なぁ。キラービーとのかくれんぼうでは、やたら走り回らせちゃったし、灯台に
炎の矢を射ろうとして、観覧車から落ちたこともありました。ブイババの実で
ジャンプするときも、タイミングをつかむまでは苦労したよ。
 ああ、苦難の道! でもやっぱり『ゼルダ』は面白い♪ 生活パターンが
乱れちゃうほど夢中になってます(アイロンかけが溜まっちゃってる)。
赤獅子の王に乗って海を帆走しているだけでも楽しいですね。
ときどき出てくるモンスターをブーメランで倒しつつ(ダイオクタ狩りにも燃え
ました)、サルベージに励む毎日。海賊の櫓の砲台と大砲の撃ち合いをする
のもコーフンします。今回初のシステムであるこの大砲はホント面白くて、
2度目に魔獣島を訪れたとき、用もないのに全部の砲台を撃ち壊してしまった
じゃないか。

 わたしはRPG大好きのテレビゲーム・ファンですが、実はフルボイスの
RPGにはかなり抵抗がありまして、音声設定でボイスを消せる場合には
必ず消して、テキスト表示だけを見てゲームを進めるようにするくらいなん
です。だから『ワイルドアームズ アドバンスド・サード』や『幻想水滸伝III』が、
あのクラスのゲームでありながらボイスなしだったのは本当に嬉しかった。
 でも、『風のタクト』のボイスは好いですね! フルじゃなくて「パート」。
それも、各キャラとその会話の状況にぴったりマッチしたひと声だけに音声が
ついてる。開発者の方々が、インタビューで、個々のプレイヤーの感性に
介入するようなボイスは必要ないと言い切っておられるのに膝を打ちました。
でもって、テキストのふりがなの有無は選択できるというのがまた素敵です。
ところで皆さん、リンクの「にゃー」は聴きましたか?
そういえば、『アーク』のシリーズでも、戦闘シーンだけ各キャラの個性を
よく映したボイスが入るのが好きなのでした。トッシュを一人でフィールドに
出すと、「寂しいねえ」って言うのよね。敵の攻撃を避けて「無駄無駄!」と
言い返すし。
『精霊の黄昏』でも、このシステムは健在なのかな? だといいなぁ。

 さて、ちんたらプレイしているミヤベは、これからようやく「火山島」へ行き、
大地の神殿へといざ赴かん! という局面です。
ばあちゃんの特製スープと、妖精さんを入れたビンを3つ持ったぞ。
メドリちゃんと協力プレイができるのね。わくわく♪

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆展示会
2000年秋に銀座の篠田画廊で開催されたリトグラフ展『百怪図譜』が
1月22日(水)〜27日(月)まで横浜高島屋の8階ギャラリーで再び開かれ
ます。
『京極夏彦の世界 妖怪図譜』というタイトルだそうで。
完売品を含む35点全部が展示されます。在庫が残っているものは購入
できるとか。
時間やなんかは「イベント情報」の告知で確認してくださいね。
残念ながら新たに描いたものはありませんが、「妖怪画」という題字は
書きました。
そのまんまですが(笑)。
お時間のある方は、足を運んでみてください。

◆あとは
何もありませんね。ただ働くだけの毎日です。
仕事はしなくちゃいけませんなあ。はい。勤労一番。

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■歌って踊って写真館

◆2002年12月28日〜29日(未明) 大沢オフィス忘年会 第二部
 暮れも押し迫った土曜の晩にみんなでカラオケしましょう会
                     in 銀座 某カラオケ倶楽部




この日のベストショット

例によって社歌



踊る厨子王

安寿の歌に合わせて踊る(?)厨子王


ヘンな人たち

オマケ
新潮社と集英社の競演・・・


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■編集者Sのウラ情報

ファイルをクリック。
バシュッ!
無気味な音が深夜の部屋に響き渡る。
同時にブラックアウトするディスプレイ。
そうです。愛用マシンの電源がいきなりおちました。
しばらくまって電源スイッチを押しました。一度、二度、三度。
だめです。入りません。ファンすらまわりません。
5年ぐらい酷使してきたから、しかたないかもしれません。
昨年ぐらいから買い換えを考えてはいたのですが、Cel433+Win98という
いまさらのシステムながら、非常に安定していてスピードなども自分の
使用目的ぐらいなら不自由もなかったので、使い続けておりました。
せめてハードディスクだけでも元気でいてくれよと思いながら、手近にあった
パソコン雑誌を手にとり、購入マシンの検討を始めました。
30分ぐらいして、何気なく電源をいれると、ピッという音とともになんと
BIOSがたちあがりました。でもそこまでです。Winは起動しません。
2度3度、リセットボタンを押します。ようやくセーフモードで立ち上がりました。
すかさずハードディスクチェック。マスター、スレイブともエラー無し。
保存ファイルも無事のようです。
これで新マシンにデータ移行ができると一安心。
再起動を何度か繰り返すとようやく正常起動しました。
すかさず98を上書きして、一応は回復です。
翌日、オフィスへ向かう前に新宿に立ち寄り、新マシンの品定めです。
みつけました。某ショップのオリジナルマシン、牛丼パソコン特盛。
P4 2.4Ghz+XPです。
この週末は設定で潰れそうです。でも5年かかって作り上げた環境に戻せる
のでしょうか。
かなりの数のフリーソフトももう一度ダウンロードです。ふう。
PC環境は0.433から2.4、通信環境も56Kダイアルから12MADSL(実際は
5〜7M)に、今月に入っていきなり飛躍的に向上しました。
でもやってることといったら……。
環境のアップは使い手の性能アップも同時に求められるのでしょうか。
ところでXPって安定してるんですか。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

私の住んでいるマンションに、最近やっとこさCATVが導入されまして。
2月19日の『ウルティマオンライン 正邪の大陸』発売に備えて、「よおし、
ケーブルに加入して、下り10Mbpsの高速プレーヤーになっちゃる!」なーんて
燃えていた矢先。
不幸の連鎖反応なんでしょうか。
S氏に続いて自分のノートパソコンをぶっ壊しました。(原因は書きたくありま
せん)S氏のマシンは生き返ったようですが、こっちのは完全にオシャカです。
ええ、私も注文しましたとも。新しいデスクトップ機を。
もうノートはやめたほうがいい、というのが周囲の一致した意見。自分でも
そう思います。ノート好きなんですけどね。場所とらないし、タッチパッドの
クリックボタンが意外と(ゲームで)重宝するし。
でも、マシンの心臓部がキーボードの下にあるというのが、私のような粗忽者
には危険すぎる構造なのですね・・・。
はぁぁぁぁ。
また膨大なパッチを当てるところから始めるのか・・・。UOAのマクロも全キャラ
ぶん組みなおしだ・・・。バックアップとっとけよなあまったく・・・。と、ウルティマ
オンラインを知らない人にとっては、実にどうでもいいコトで心が暗くなっている
私でございました。

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■ノリノリ編集後記

貴乃花光司が心配だ。どうするんだろう? どうしたいんだろう? 
さっぱりわからん。少しでいいから話して欲しいねぇ。
応援して欲しいのかすらわからないから。まあ、黙って土俵だけ見ててくれ
という気持ち(なんだろう)は理解できるけど、どちらかというと喜怒哀楽を
おもてに出すタイプのわかりやすいスポーツ選手が好きだから、せめて
スポーツを楽しんでいる雰囲気ぐらい出して欲しい。国技なんだし。
…とか言っときながら、千秋楽に「感動した!」でまた泣いたりするかもしれ
ないけどね。
あっ! 喜怒哀楽といえば…
宮部さんの"喜怒哀楽似顔絵判子(と勝手に命名)"を使ってデザインした
『宮部オリジナル風呂敷』を製作することになりました。
素材もちゃんとしたものです。初ミヤベグッズをお楽しみに!
(久しぶりに『仁義なき戦い』シリーズを観る決意…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

中華いろいろ

◆超豪華中華は絶対福×門だと踏んでいたので、大当たりで嬉しかった
です。
ところで12月28日、私まさにミレナリオに並んでいました。
東京駅から会場まで大体1時間40分かかりましたよ。
丸ビル前で、上を見上げて「この明かりはどこのレストランだろう」とか
「いつから予約したんだろう」なんて、ド貧乏人な話をしていたのですが、
まさかそこに大沢オフィスの皆さんがいたとは!!!
なんだか同じものを見ていたみたいで嬉しかったです。

◆高級中華料理特集、最高でした!
大体こういう記事(雑誌とか)って、「まだ食べたことないの?」っていう
感じの意地悪なのが多いのですが、庶民の目から見た(ごめんなさい)
コメント付で、「私にもいつか、これが、それに、これも(^^;食べられる日が
来るのかも知れない」と思わせて下さいました。
人間が一生のうちに食べられる料理の種類には限りがありますよね・・・。

◆ 「安寿のおごりで超高級中国料理を食いまくろう会」のレポート拝見
しました。
もっとビックリするような料理が出るのかと思ってたら知ってるものばかりで
ちょっとがっかりでした。
(テレビで見た事があるだけで食べた事は無いけど…)
次回はタツノオトシゴが入ったスープとか雪蛙の脇腹の脂肪のデザートとか
猿の脳みそとかジャコウ猫とか珍しいものを食べて下さい

次はあるんでしょうか・・・(まるひ)

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