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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼レポート

▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆大沢が『小説すばる』4月号(集英社)から始める連載は、どうやら
“SF”らしい。タイトルは…未定。

◆本日(更新日の22日)発売になった“Xbox”。ゲーム女ミヤベは
気になるソフトがないので、しばらくは買い控えるらしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆安寿のカラオケの会
司馬遼太郎賞受賞を祝うカラオケ会は、ラストの4時までいた。
借りた部屋を一時間おきに行ったり来たりしていたのだが、
その度にノリノリが松浦亜弥の曲を歌っていたので呆れた。
ひょっとして松浦亜弥を歌いっぱなしか?
と疑ったぐらい。(たまたまです…ノリ)
で、そういう自分は“ユーミンしばり”で5曲は歌ったかなぁ。
マニアックな選曲と言われたけどね…。

◆ウォーキングを再開!
ついにウォーキングを再開。冬晴れの午前中に一時間ばかし歩いた。
どうやら、心配していた花粉はまだ大丈夫みたい。
クシャミが一回出ただけだったから。

◆ドラマが完成!
NHK−BSで放送される『新宿鮫 氷舞』のドラマが完成したという
ことで、ビデオが送られてきた。
一足お先に観させてもらったら…
津川雅彦さんと黒沢年男さんがシブい芝居をしていた。
鷲尾いさ子さんも雰囲気があった。
舘さんの鮫は、舘さんの鮫になっている。(晶役の島谷ひとみさん
との絡みはちょっと照れているようだったけど…)
非常に丁寧に作ってあった。乞うご期待!

◆新刊情報!!
新刊『ザ・ジョーカー』が、講談社から4月5日に発売決定!!
以前、このホームページでも書いたとおり、
とぉぉぉぉぉっても長い年月をかけた“連作短篇集”です。
こちらも、乞うご期待!!

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆無事校了!
新刊『あかんべえ』が3月にPHP研究所から発売になります!
(大極宮書店でも発売の予定。おまけは“登場人物一覧表”です)

◆新調
長年愛用してきたフィルコのキーボード、一度コーヒーをこぼし
ちゃって、水洗いしてまた使ってきたんだけど、最近、さすがに
調子が悪くなってきました。
押しても反応しないキーが出てきちゃったの。
で、新しいのに代えました。
なんか新鮮な感じです。

◆今週のゲーム女のひと言
『ウイザードリィ BUSIN』をこつこつと進めていますが、ゲーム
キューブの新作『動物番長』が気になりますねえ。

◆何故にミヤベはゲーム女になったか(その6)
 「わたくしとセガ・サターン」
世をあげて熱烈歓迎PS2『バーチャファイター4』のこのごろ、爪を
割ったり指の皮を剥いたりしている皆さん、お元気ですか?
カップルの皆さんは、二人で対戦するのはやめましょうね。
指ばかりでなく、二人の仲を傷めます。
対戦しちゃうとムキになっちゃうってのは、人間の悲しいサガなのね
(ところで『サガ・フロンティア3』はいつになったら出るのだろう?)。

前回その5でも「PSの後に、『パンツァー・ドラグーン』やりたさに
SSを買った」と白状しましたが、真実掛け値なし、わたくしにとっては
サターンといえば『パンツァー・ドラグーン』なのですよ。
もちろんソニックちゃんもいれば『ナイツ』という美しいゲームもあるの
ですが、それでもやっぱり『パンツァー』なのです。
まことに失礼ながら、『バーチャファイター』でさえお呼びでなかった。
『パンツァー・ドラグーン』。機械文明と魔法(的なもの)が共存する
不思議な異世界を、ドラゴンに乗って空を飛びながら敵を倒して
進んでゆくシューティング・アクションゲーム。
設定はいたってシンプル。しかしハマってしまうと抜けられない、
麻薬的な魅力のある傑作ゲームでした。
ただねえ、難しすぎるのだ。これほど褒め称えつつ、実はミヤベ、
クリアしていないのです。いえ、クリアできなかったのでした。
何度やっても、エピソード5のボス「帝国軍空中艦隊旗艦」にたどり
着くのが精一杯。
いったい、何体のドラゴンを戦死させてしまったことやら。
ゲームオーバーになるたびに、「ごめんねー」と泣きながら再スタート。
今でもココロの傷になってます。

30過ぎてゲームに目覚めた遅咲きのミヤベはまったく知らなかったの
ですが、サターンのユーザー――つまりセガのゲームをこよなく愛する
ファンのスキルは、本当にハイレベルなのですね。
『パンツァー』でさえ「ぬるい」と感じる強者がわんさといる。
敬服! であります。

さて、この『パンツァー・ドラグーン』の新作が、Xboxで出るらしいです。
うちにはもう、新しいゲーム機を置くスペースがありません(泣)。
移植を待ってます。

ところで竹崎さん、ホントにカラオケやりましょうね。

※「何故にミヤベはゲーム女になったか」その1〜その5掲載号
 その1 → バックナンバー第10号
 その2 → バックナンバー第12号
 その3 → バックナンバー第18号
 その4 → バックナンバー第24号
 その5 → バックナンバー第33号

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆今週の災難情報
ついに猫に襲いかかる災難!
いや、うちの化け猫が餌を摂らなくなって、やがて痩せはじめましてね、
どうも変だと医者に連れて行きましたらね、まあレントゲンやらCT
スキャンやら。
そしたらあなた、5p×7pの腫瘍があるぞと。
で、あんたこりゃ癌ですよと。もう大変。
なにしろ齢20年になんなんとする年寄り(中味は子供のつもり)猫。
とても手術は難しかろうという話。でもって専門医が召還されて
悪性か良性かの組織検査と相成りました。
いやあ、もう駄目だろう、さすがの古猫も年貢の納め時かと思って
いたら。なんと。腫瘍じゃなくて中味は膿。
ってことはハレモノじゃなくてデキモノ。巨大おでき。
わはははは。これは笑い事です。ただ、獣医さんも驚く大きさで、
原因もまったく不明とか。「こんなん初めてや」といわれましたが。
とはいえ、しぶとく生き残った化け猫は、いつもよりいい餌を食って
ぬくぬく昼寝をしています。
ただ首の回りにアサガオ見たいなカラーがつけられているため、
トイレに行けず、仮設トイレは私の書斎。
災難は結局こっちに降りかかってるじゃないかよ。

で……
一家全員順番に風邪にやられまして、最後に残った僕だけなぜか
高熱を。
え? 僕だけインフルエンザじゃないかよォ。どこも行ってないのに、
何でよ。

◆秀治(音声のみ)。
そんな災難な私の耳に心地よい響きが……あの声は!
テレビから流れるあの声は……大滝秀治さま!
宮部さんも気になるゲームソフトで挙げられているらしいのですが、
ゲームキューブの新作『動物番長』のCMのナレーションが秀治さま。
友人の“秀治マニア”からも連絡有り。
「顔が出てないし声だけだから、もしかして関根勤かもよ、ギャラ高い
だろうし……」
「うんにゃ、いくら関根勤が名人でも、あの声に滲む人生の深みは
出せんじゃろうて」
と。

◆特製ブックエンド完成。
市販のブックエンド使い勝手がどうも悪いので、ついに自分で作って
しまいました。
謎の職人がハッスル(死語)した手作りモノ。
で、さっそく使ってみたら……なんといっぺんに200個も使っちゃい
ました。
自分でいうのもなんですが、使いやすいぞ。綺麗だし。
収まり具合もよい感じ。
バジャー社員曰く、それぞ“愛と執念”グッズだそうで。

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■ノリノリレポート

◆その1
司馬遼太郎賞受賞奉祝【宮部みゆきさんとちゃんこを食べる会】

2月15日、元幕内力士が営む相撲茶屋“佐賀昇”で、
司馬遼太郎賞受賞奉祝「宮部みゆきさんとちゃんこを食べる会」が
開かれました。
二次会は、お決まりのカラオケ大会。
大沢さん京極さんも合流して、社歌を熱唱。

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ちょっとピンボケ


大画面に正面から挑む!?
宮部さんの歌う後姿。

当然…宴は朝まで続きました。



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◆その2
【模倣犯 製作発表】

2月18日、東宝スタジオで『模倣犯』(森田芳光監督)の製作発表
記者会見が行われました。
(宮部さんは締め切りがあって、残念ながら行けませんでした)
会場で配られたプレス資料によりますと…

映画「模倣犯」では、現代的な視点と、視覚的な驚きに満ちた脚本を
執筆。時代設定を、2〜3年後のブロードバンド全盛となる日本にし、
近未来の凶悪事件を予見するような衝撃的な内容で、人間の持つ
悪魔性までをも浮き彫りにさせる。
前代未聞の劇場型犯罪を目指す知能的な異常犯罪者たちと、突然の
事件で平穏な生活を奪われた被害者遺族たちとの対決を軸に、
個性的な登場人物を配し、被害者、加害者、マスコミ・警察などの
複数の視点で先の読めないストーリーを展開。
撮影では全編デジタルカメラを導入、通常のフィルム撮影では出せ
ないスピーディーな演出とデジタル技術を駆使した編集・仕上げ作業で、
現代日本の断面をスリリングかつ圧倒的な迫力で描き出す。

…と、なっています。

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2


第6ステージの受付けに並ぶマスコミ関係者


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3


記者会見場の様子(出演者の方々は掲載できません…)


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【CAST】(「」内は会見でのコメントを抜粋)

◆網川浩一………中居正広
「たまたま友人に薦められた原作本を読んでいる途中で(網川が出る
前)出演の話がきたので、台本を読むほうが先になってしまいました。
その後、原作本の続きを読んだのですが、こんな厚い本は『コロコロ
コミック』以来でした(笑)。
個人で映画に出演するのは初めてですが、原作を超える作品に
したいと思います。…なると思います。
気を付けていることは、春のバラエティー特番の話題をマネージャー
とかとしないようにしていること…」

◆高井和明………藤井 隆
「実は、吉本興行製作の映画に6本出ているので(笑)
これが7本目です。頑張ります」

◆栗橋浩美………津田寛治
「森田監督は自分にとってのヒーロー。かつて『メイン・テーマ』の
オーディションで落ちたこともあります。
今ここにいることが信じられんません」

◆前畑滋子………木村佳乃
「学生のころ『それから』を観て森田監督のファンになり、『失楽園』では
お世話になりました。
今回ふたたび森田組に加わることができてしあわせです」

◆有馬義男………山崎 努
「森田監督とは初めての仕事になります。期待に応えたい」

◆古川鞠子………伊東美咲
◆塚田真一………田口淳之介
◆高井由美子……藤田陽子
◆前畑昭二………寺脇康文
◆武上悦郎………平泉 成

◆宮部みゆきからのメッセージ
「以前から森田監督の作品が好きでしたので、一度は拙作の映画を
手がけていただきたいと願ってきました。
長大な作品なので、映像化には、難しいところも多いと思いますが、
原作にはとらわれない、思い切って斬新な“森田芳光だからこその
『模倣犯』を楽しみにしております。」

 
■まるひの秘書ヒショバナシ

というわけで、今年もやって参りました会社の決算と作家たちの
確定申告の季節が・・・。
しばらくの間、キーキー髪振り乱して数字と格闘します。ぅぅ(;;)

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■編集者Sのウラ情報

21日は昼間は大沢氏原作「撃つ薔薇」の完成披露試写、夜は話題の
「ロード・オブ・ザ・リング」と試写2本立て。
製作費や日数、スタッフ数などなど比較するすべもないけれど、
面白いか面白くないかという単純というか乱暴な見方をするならば、
二本とも充分面白かったです。是非見てください。「撃つ薔薇」は
WOWWOWで放映されます。
小説も読者からすればおなじことなんだろうね。
面白いか面白くないか。
そういう読み方もあっていいと思う。
もちろん書き手のほうからしたらあまりに乱暴だけど。
作品もしくは作家と読者の幸せな出会いがあり、人生のある時間を
その作品と至福の時を過ごし、面白かったと本を閉じる。
作家や作品にとって最大の喜びだろう。
さて、そういった作品にあとどれぐらい巡り会えるのだろうか。
読み手として、作り手として。(S)

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■ノリノリ編集後記

あぁ、冬季オリンピックも正直なところ飽きてきた。
やっぱり日本選手がもう少し健闘しないと…。
とくに、スケート関係は清水以外はキツかった。スケート選手は
夏場のトレーニングで自転車を使うことがあるが(橋本聖子なんて
自転車でもオリンピックに出てたし)その逆はどうだろう?
競輪選手がスケートに挑戦すれば…。
競技の特性上、ショートトラックなんてピッタリじゃん!
最終コーナーを伏見が強烈にまくり、最後の直線で太田がもがき、
稲村がインで粘る!でも、勝つのは神山。
見たいなぁ…バンクがないと駄目かい?
(バイアスロンは動く標的を撃つように変更して…ノリ)

  
■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆人気投票。。。どうして同じ事を2度、打ち込む様に誘導してあるの
でしょう? とても不思議なのですが。。。
人気投票??? ハテ???
大極宮ではそのようなコーナーないんですけれども。。。(悩)(まるひ)

◆開設一周年記念プレゼントの住所に海外が無いということは
対象外なのでしょうか?
現在マレーシアに左遷されており、日本国内に住所がありません。
あう・・・すみません。うっかりしてました。もちろん海外からの応募も
大丈夫です。住所の欄にローマ字でお書きくださいませね。(まるひ)

励ましの声♪

◆ファンとしてこのようなページがあるのは凄く嬉しいです。
これからも色々と頑張ってください。

◆はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いています。
こまめに更新されていて、お忙しいのに凄いなあ、といつも感心して
います。
作者というのは裏方仕事みたいに表に出てくる事があまりないので、
こういうふうに生の声が聞けられるというのは嬉しいです。

◆だいぶ(でもないかも・・)昔からこのHPを拝見させていただいてた
のですが、アンケートを送るのははじめてです。緊張してます…。
テキストが多いし、重くないしでいつも「おぉ、読み込み早い…」と
感動しております。…アナログ回線なもので…。
週刊大極宮なんかも、毎週毎週お疲れさまです…。
金曜は必ずバイトなんですが、その疲れを癒していただいてます…。
辛〜い金曜日のオアシスです…。週刊で更新ってスゴイ…。

◆大好きな作家様のお集まりになる場所と知り、ワクワクしながら
ノゾキに来ました。想像していた以上に、おもしろかったです。
アダチャなんてやってないで、早くノゾキに来ればよかったぁ。
ハマリました。≪週刊≫が≪月刊≫にならないようにお祈りいたして
おります。がんばってつくってくださいマセ。
ワクワクしながら待ってます。

◆一周年、おめでとうございますvv
大沢センセや宮部先生、そして愛する京極センセの色々な情報を得る
ことが出来るこの大極宮に通い続けてもう1年になるのですね〜。
時の経つのは本当に早いです。
また来年も、再来年も毎日通い続けます。
お身体に気をつけてどうか頑張って下さいませvv

こういう暖かいメッセージが、実はいちばん多いです。
とってもとってもとっても嬉しいです。励みになります。ぺこ♪(まるひ)


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