週刊大極宮バックナンバー

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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆先日の「怪談の夕べ」終了後、九段一丁目にある町名由来板前で、京極の撮影会が行われていたらしい(笑)。(由来板に京極が文章を寄せてます)

実物を初めて見て嬉しそう


 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆明日は…
 有楽町の「よみうりホール」で安寿とトークイベント。
 日本近代文学館が主催する"第44回夏の文学教室「作家の誕生 デビュー作・出世作の周辺」"のなかの公開対談。今週23日から6日間、日替りでさまざまな講演がされていて、我々のテーマは『作家になること、作家であること』。
 ところが…
 直前になって安寿がギックリ腰を発症。今をさること2年前、やはりオイラと安寿がホテルオークラで文藝春秋社主催のトークショーをする3日前に、オイラはゴルフ場でギックリ腰になったことがある。そのとき安寿から「大夫の乗った車イスを押してでもトークショーにお連れします」と、とても優しい…お言葉をいただきオイラは泣けたものであった。今回はオイラが車イスを押すことになるのだろうか。安寿はトークショーまでには腰を治すと言っているので、今は回復を祈るだけである。
 二人で何かをやろうとすると、どちらかがギックリ腰になるというあまりありがたくないジンクスが生まれてしまったような気がしている。果たして明日、安寿は皆さんにお目にかかることができるのでありましょうか…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
   ↑
 …というわけで、
 今週はお休みさせていただきます。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆いえない
 誰にもいえないインタビューを受けました。
 その後、誰にもいえない打ち合わせをしました。もう、すごくヒミツらしいです。
 で、それから某社と出版の打ち合わせをしたんですが、誰にもいわないでくださいという話でした。
 何も書けないじゃないか!!!

◆いってない
 映画「怪談」公開にあわせたトークライブ『幽』presents「『怪談』の夕べ」なるイベントがありまして。
 出演は主演の尾上菊之助さん、中田秀夫監督。ゲストは平山ミサイル夢明さんと僕。司会進行は東ヒビキ雅夫編集長。

看板

 どうも僕は平山さんとご一緒するとあらぬ方向に向かって一直線に行ってしまう傾向があるので、菊之助さんのいらっしゃる間はマジメな感じでいきましょうなどと打ち合わせまして、中田監督には「で、実際は無軌道なボクらです」と無軌道ぶりを確認していただいたりしてるうちに菊之助さんが到着。
 みるみる登壇の時間に。
 MFスタッフの誘いで、東さんに呼び込まれる前に平山さんが出ちゃったりしましたが(笑)おかげで場がなごんじゃいまして極めてスムーズに進行いたしました。
 で。
 一部報道で、ワタシが次のような発言をしたことになっておりまして(Tくんに教えてもらいました)、あまりにも笑えたのでご紹介します。
 えー、ワタシが菊之助さんに

「チューしたりして?」

 と聞いたとか。わははははは。チューって。チューってネズミですか。
 別な媒体では、

「忠告しないんですか?」

 になってましたが、正確には、

「注意しちゃったりして?」

 と言ったと思います。まあ、平山さんがキワドイことを質問するからなあ←あんまり関係ないですが。チューと。
 で、ダンディな菊之助さんが退場されたあとは、無軌道な怪談話で始終しました。
 ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

「チューしたりして?」とは言っていません

 終了後、木原トナリノカイ浩勝さん、村上こどもしんみみ健司くん、水沫シチメンザカ流人さんらと合流し、スタッフと打ち上げ。
 その後、黒ヨルハイッショ二史郎くんも合流、妖怪関係者で二次会……といってもなぜか絵を描いてましたが。みんな。不気味な二次会だなあ。

◆いいたくない
 ええ、あんまりいいたくないんですが、もうすぐ『世界妖怪会議』です。
 太秦映画村です。時代劇+妖怪なので、出ないわけにいきません。
 僕だけ二日間、計四回も芝居小屋に出ます……。
 一度お客で見てみたい。
 壇上で語る水木大先生のお姿。

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■編集者Sのウラ情報

 先週、第137回直木賞が発表されましたが、発行元は幻冬舎。幻冬舎は初めての受賞作で、文藝春秋以外の版元が受賞するのは、130回の厨子王以来ということで、こんなことで名前が出るとは……。
 ところで、大極宮の三人とも直木賞をいただいているのですが、大夫が110回、安寿が120回、厨子王が130回と10回(5年)ごとに受賞しているのはご存知でしたか?
 110回、120回は偶然として、130回となると大夫と安寿は厨子王にその時期(候補作としてノミネートされる期間)に新刊を絶対出すように脅しておりました(誇張あり)。もちろん出したとしても確実に受賞するわけではないのですが。で、当時140回は、というのが当然話題になりました。オフィスは新しい作家と契約する予定がないので、じゃあスタッフの誰かがデビューするかとか、いっそ140回受賞者にオフィスに入ってもらうかなどと盛り上がっておりました。本気にしないでくださいよ。140回、はたしてどなたが受賞されるのでしょうか。2009年1月ですね。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 大巨獣大極宮
【続・業務連絡】
 厨子王様、チャーリーズ・エンジェルのDVDありがとうございました〜♪(だからナゼここで言う)

 あさって(7/29)いよいよ参院選ですねえ。私の住む東京選挙区は、定数5人のところに立候補者20名です。ふぅぅぅ。
 裏ブログで「政見放送」観てるって書きましたけれども、最近は他の選挙区の放送が多くて、よく考えたら20人全員チェックしきれていないですよ。はぁぁぁ。
 まあこんな便利なサイトもあって、東京選挙区を見ればけっこう詳細な候補者データも載っていて(私の"お気に入り"が誰だかわかるカモ)、おおいに参考にさせてもらってますが。むぅぅぅ。
 どうしてこんなにタメイキばかり出てくるのか。
 それはですね、過去のいろんな選挙の記憶をたどってみますれば…
 私が投票した人はほぼ全員落選しているからです。これホントの話。
 わはははっは。もうタメイキを通り越して笑えます。候補者にとっては疫病神のようなヤツですね。「お願いだからオレ(私)に投票しないで!」っていう悲鳴が聞こえてきそうですね。
 別にフザケて泡沫候補に入れてるわけじゃないです。毎回そりゃあ真剣に考えて悩んで投票してますよ。ええ。実際、どの人もイイトコロまではいくんです。次点とか、次々点(こんな用語あるのかは知らない)とか。
 うーうーうー、たまには選挙特番で自分が投票した人が「バンザーイ!」してるとこ観てみたいじゃないですか。いっつも「ギャー、またダメだったか」ばかりでツマラナイことこの上ない…。
 鉄板とウワサの高い人に入れればいいだけかもしれませんが、それはそれでまたツマラナイ…。(アマノジャク?)
 てなわけで、上記のサイトとニラメッコしながらウンウンうなっているわけでございます。
 さあ、長年の雪辱を果たすことができますでしょうか私。
 気になる結果は次号、いやいや選挙当日の「裏」で!?

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■ノリノリ編集後記

 映画『怪談』試写&"怪談の怪"イベントに行ってきました。映画…良かったですねぇ。僕の映画評価は単純で、綺麗な女優さんがたくさん出ているだけで☆2個プラスです。上映後の舞台挨拶および座談の菊さま(って呼ぶのかな?)…カッコよかった。歌舞伎役者は立居振舞がホントに優雅。初々しさを感じるトークは好感度アップです。座談で京極さんが時代劇を語るとき"まげモノ"と言っていたのもなんとなくよかったです。次の京極さんがらみのイベントは恒例『世界妖怪会議』。ひと月後が楽しみ。
(ビリー入隊も1日で脱落…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆私は宮部さんの大ファンです。作家さんの情報や裏話がきけるので、大極宮の更新は毎週楽しみにしています♪

最近は京極さんの本にも最近ハマッております。
ところで、以前ラジオドラマ化された「百器徒然袋 雨・風」を是非とも聴きたいのですが、現在聴く術はあるのでしょうか??

●心苦しいお返事ですが、現時点では残念ながらありません。ごめんなさいです。何かしらの形で聴けるようになりましたら、かならず大極宮でお知らせしますので、あきらめずにお待ちくださいませね。ぺこぺこ。
ちなみに「ラジオドラマ 百器徒然袋」のサイトは→コチラです。(まるひ)

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