週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.6.29

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆神戸に講演に出かけた厨子王、前夜当日と神戸牛を堪能して帰ってきたらしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆パーティー3連発
 先週の金曜日。
 ホテルオークラでおこなわれた「新潮3賞贈呈式」に行ってきました。この賞のパーティーにはあまり出かけないオイラだけど、恩田陸さんが「山本周五郎賞」を受賞されたので、そのお祝いを言うために。恩田さんには今、推理作家協会の60周年記念事業のことでお世話になっている。「ウイスキー&ミステリー」のイベントで、京都にご一緒したこともある。
 まず会場に着いて、作家と編集者の多さにびっくり。酔うと「おで、おで」を連発する恩田さんのまわりには、その可愛らしさに一緒に飲みたいと願う編集者が引きもきらず…という感じ。恩田さんがみんなに愛されているのがわかる。二次会にも顔をだしてそこで引き上げようと思ったら、すでに"おでモード"になった恩田さんに「大沢さんも行きましょうよ、三次会」と誘われたのだが…横にいた編集者がポツリと「こうなると翌日は何も覚えていないはずです…」とつぶやいたのを聞いて、オイラは退散。馴染みの編集者と六本木のクラブに移動して飲んでおりました。

 今週の月曜日。
 帝国ホテルで「松本清張賞」、「大宅壮一ノンフィクション賞」の授賞式。「松本賞」の選考委員でもあるので行ってきました。
 授賞式のあとの二次会は「松本賞」「オール讀物新人賞」、「オール讀物推理小説新人賞」の歴代受賞者がそろって参加するもの。昨年参加した際、デビューして数年の人たちに、オイラが11年間初版作家であったことを話して励ましたのだが…今年はその人たちから「大沢さんのオーラを受けたおかげで5刷りになりました」なんていう声があちこちから聞こえてきた。"5刷り"という声がやたらに多くてオイラはだんだん不機嫌に。オイラのオーラというより何かを吸い取られているような気がしないでもないような……。
 そのあとは銀座と六本木をはしごして飲んでおりました。

 続いて火曜日。
 第一ホテルで「日本推理作家協会賞」の授賞式。その前に…
 11月11日に立教大学でおこなわれる日本推理作家協会60周年記念イベントの準備会がおこなわれ、まずイベントの正式名称が決定しました。
『作家と遊ぼう ミステリーカレッジ』
 当日はさまざまなイベントをおこなう予定です。詳細は後日ご報告いたします。
 で、授賞式の方はつつがなくおこなわれました。ものすごく大勢の人に来ていただけたのですが、会場の中は冷房が効いているのかというぐらいの暑さ。ネクタイをしていたオイラはシャツが汗びっしょり。授賞式のあとは受賞者の桜庭一樹さん、小鷹信光さん、巽昌章さんの二次会に顔をだし…そのあとは銀座で飲んでおりました。

 翌日。
 …さすがにへたばっておりました。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道

 「獅子戦争」、停戦。

 理由は??

 DSの「ゼルダ」。


 ハロー、ちびリンク! 「ふしぎの帽子」以来だね〜♪♪

 リンクはちっちゃい方が好きなゲーム女でございました(^^)。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆神戸に
 行って参りました。
 甲南大学、文学部さんのお招きで、お話をさせていただいたわけで。
 一応前日に神戸入りをいたしまして、関西方面の「全日本妖怪推進委員会」関係者などと密談。
 で、ゲラなんぞという野暮なものを持ち込みまして、校正などという無粋なことをしつつ、すぐに時間がやってきます。
 クルマに乗りますと、あっという間に甲南大学。
 田中貴子先生と久し振りにお会いいたしました。歓談の間もなく開場。

テーマは「妖怪の楽しみ方」


ぎっしり

 会場もぎっしり。でも、緊張する間もなくタイムアウト。うひゃあ、もう登壇ですか。
 で、肝心のお話の方なのですが。
 ははは。一時間半は長いですね。
 始まるまでは「あ」という間だったのに、始まってからは長ーいわけです。
 クルマの中で一時間くらいの組み立てをしていたワタシは、なにやら1,5倍の実のないお話をしたような、しなかったような。
 いや、高いところで喋るのは苦手なんですねえ。

高いところで喋るのは苦手

 足をお運びいただいたみなさん、ちゃんとお話できてなかったら、すいませんでした。はははは。
 忙しなく走り回ってお手伝いいただいた学生スタッフのみなさん、ありがとうございました。
 田中先生をはじめとする関係者のみなさま、ほんとうにお世話になりました。

◆銀座に
 行ったんですね。神戸からまっすぐ。
 推理作家協会賞の授賞式だったわけで、式には間に合いませんでしたが、受賞者の方々それぞれの二次会にはせ参じまして、お祝いをば。
 ジャンル、世代ともにバランス良くばらけておりまして、会の雰囲気もそれぞれ。詳しくは(もしかしたら)↑大夫様のコーナーに載っているかと。
 いや、みなさんおめでとうございました。

◆というわけで
 これから、また出撃なわけで、非常に急いでいるワタシ。
 また来週ー。

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■編集者Sのウラ情報

 今週は酷い風邪をひいてしまいました。そんななか、推理作家協会賞の授賞式に行ってまいりました。今回の長編部門はご存知の通り「赤朽葉家の伝説」。短編部門は残念ながら無し。評論部門は 「私のハードボイルド」「論理の蜘蛛の巣の中で」の2作。結果はともかく今年から大夫理事長の悲願だった推協賞改革が始まり、まずは短編部門は一次候補作を各雑誌の編集部が推薦するという形となりました。「ウチの雑誌に載せた短編のなかで最高はこれだ」というのを押すわけです。これは雑誌ごとの闘いになるでしょうし、以前に編集部内の戦いもあるかもしれません。編集者のモチベーションも上がるでしょう。
 短編は雑誌の華です。しかし単行本化を考えての長編連載にどうしても重きがおかれがちです。がんばれ短編編集者(専門家はいませんてっ!)。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 大極宮インフェルノ
 元ネタがアレだとしたら、もう30年以上も前の映画ですか…。うーん、さすがによくオボエテいません。観たはずなんだけどなあ。それよりもなぜか映画「姑獲鳥の夏」の病院が燃えるシーンを思い浮かべてしまいましたですよ。

 身体中にカビが生えそうなジメジメした季節がやってまいりました。皆さまご自愛くださいませませ。

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■ノリノリ編集後記

 スタッフブログ「裏大極宮」にも書きましたが、"ZARD/坂井泉水さんを偲ぶ会"に行ってきました。それ以来…無性に山に登りたい気持ちになってます。で、さっそく山仲間と飲み食いしながら打ち合わせ。とりあえず八ヶ岳のどこかに行こうということになりました。ただし大幅な体重オーバー。まずはダイエットからか…と話しながら飲み食いは続きました。大沢さんから例のビリーを借りようかなぁ…使わないなら。
(地元の石見銀山が世界遺産登録! 良かった良かった…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆ こんにちは。
いつも楽しく拝見してます。
さて、今年の妖怪会議の時間なのですが、イベント情報の欄では2回目が19:00〜となっていますが、週刊大極宮にUPされているイベントポスターをみていたら20:00〜になっています。
どちらが正しいのかな?と思い連絡させて頂きました。
チケット取れたらお邪魔しますよ〜★
ではよろしくお願いします。

●くぅぅぅぅぅぅ……(そのポスターを見ながら作業していたのに、なぜ時間を間違えたのか…、頭抱えて唸っているまるひ)
ご指摘ありがとうございます。いつもマヌケですみません!

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