週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.6.22

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆今年に入っていまだオフィスに三人が揃ったことがないらしい…。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆今週も…
 これといってネタがないなぁ。推理作家協会のゴルフコンペがあって、ベスグロはとったもののハンデが厳しいため順位の方はパッとしなかったし…。あとは「こち亀」小説版や、「ウイスキー&ミステリー」イベントに関連したインタビューを何件か受けたぐらい(どちらも推理作家協会がらみ)。

 それ以外は先週に引き続き目新しい事もなく、原稿を書く日々。なかなか治らない鼻水に、新手の花粉症かとも思ったのはやはり夏風邪で、一週間たってようやくおさまりひと安心といったところ。調子が良いのは我が家の"ぬかどこ"ぐらいなもので、今が旬の水茄子などを漬けて、美味しくいただいております。

 そんな感じで…。
 ダイエット合宿で締めた体をリバウンドさせないようにウオーキングを再開し、梅雨どきを乗りきろうとしている大夫でした。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 さて。
「FFVII」もひと区切りついて、宮部は「FE暁の女神」に戻る――かと思いきや。
「FF」には「タクティクス」もあるんですよね〜♪
 最新作「獅子戦争」、始めてしまいました。
 前作では、鍛えに鍛えた仲間をクリスタルにしちゃうという鬼畜のような所業をしたわたくしですが、この戦ではどうなるかな〜?

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆試写
 初号試写、と呼ばれる上映会がありました。
 何の試写かはあえて言いませんが(笑)。いや、「内容、感想などについてのブログなどでの言及は固くご遠慮ください」というアナウンスがあったものですから。
 タイトルも中味のうちかもしれないじゃないですか、屁理屈ですが。
 と、いうよりですね、ここをお読みになる方の大半は何の試写かおおむね了解していらっしゃるんだろうなあ、という。ええ、書くだけ野暮ですよね。
 と、いうよりですね、感想書きたいのに書けないので適当なことを並べて字数を稼いでいるわけです。ええ、そうなんです。すいません。

 ひとつだけ言えることは、「二時間強、かたときもスクリーンから目が離せない」ということですね。これは感想ではなく、そうだったという事実ですからいいんです、きっと。
 プロデューサーの黒いライオンみたいな人は「ヤバイでしょ? ヤバイですよー」としきりに言ってました。そうとう気に入っているんですね(笑)。
 終了後、監督キャストスタッフの方の打ち上げに御挨拶かたがた顔を出しまして、いろいろと苦労話などを伺ったり。大変だったろうなあ。
 公開まで五ヶ月、これから後がまた大変なんですねえ。みなさんがんばってくださいね。
 そして、何の試写かわかった方もわからなかった方も、期待して公開をお待ちください。

◆打ち合わせ1
 これまた言えない打ち合わせが。
 そうなのか。いや、そうなんだ←言えないなら書かないでよというスタッフの声が。
 だって言えないんだもの。いやーこちらも楽しみです。

 で、どういうわけか講談社の人たちとあれこれ密議。
 中盤以降は「アニメンタリー決断」と中岡俊哉さんの話題ばっかりでしたが←なぜだ!!
 恩田陸さんとばったり会ったりもしまして、びっくり。

◆打ち合わせ2
 またまた言えない打ち合わせが←いい加減にしろ!というスタッフの声が。
 だって言えないものは言えないんですよ。でも、これもまたものすごく楽しみなんですが。

◆対談
 これは言えますよ。
 世界妖怪協会のご意見番・荒俣宏先生と対談をさせていただきました。

初めての対談!

 媒体は、もちろん『怪』。夏発売の0023ですね。
 意外に思われるかもしれませんが……。
 荒俣さんとの対談は初めてなんですよ。
「へえ・へえ・へえ・へえ」←4へえ。
 妖怪会議は13年もやってますし、怪大賞やら何やらでご一緒させていただく機会も多いわけですが、対談はなかったんです。水木大先生を囲んだ鼎談がほとんど。
 一時間くらいの予定だったはずが、気がつけば三時間を越すロング対談に。でも、三分の二くらいは「ミズキさんオモシロ話」だったような気もしますが。
 熱心なアラマタファンでもある僕としましては、大変うれしい三時間でありました。
 で、もうすぐ出ます。
新帝都物語・維新国生み編』(角川書店)。
 わははははは、20年ぶりだ!!!!
 表紙もモチロンあの方。いやー、帝都物語はその昔、何度も何度も読みましたからねえ。角川が何度も何度もリニュアルするので、何冊も何冊も買いましたし。
 実にウレシイわけです。早く読みたい。

 で、終了後今度は角川書店の人たちとあれこれ密議。
『怪0023』もろもろ、着々と進行中です。

◆会議
 えー、下のポスターをご覧ください。

謎のポスター

 仮面ライダー電王やらゲキレンジャーやらプリキュア5やらイナズマやらに交じって、あやしいレンジャーの姿が。
 オヤジ戦隊バケレンジャーという新番組ではありません。
 アップにするとこの通り。

 はははは。
 そういうことです。詳しくはどこかに出ていると思われます。
 あ。前夜祭にも出るんですね、僕は……。
 果たしてどんなことになるのだか。今年の夏は映画村へどうぞ。パレードやら演奏もあります。で、妖怪縁日も乞うご期待。

◆版画
 トップにありますアダチ版画さんの「北斎百物語」、解説の冊子やらタトウやらができ上がりつつあります。
 で、刷りあがりの見本が手許に来ているわけですが、

 良いです、これ。

 いや、刷りを見学させていただいた時(291、294号参照)は、まさか手にできると思ってませんでしたから、感激ですよ。

 実に良いです。

 特に「小はだ小平二」は、僕にとっては特別な絵なんですね。理由は、またいずれ。


 できましたー。
 今回も濃ゆいです。
 でもって『コミック幽』もどうぞ。
 こちらも濃ゆいです。

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■編集者Sのウラ情報

 20日に推理作家協会主催のゴルフコンペがあり参加してまいりました。今回の特徴は若い編集者の初参加者が多く、巷のゴルフブームの影響なのでしょうか。私はいつの間にか最古参の一人となりつつあります。初めて参加したのはもう20年ぐらい前になります。その頃の参加者は新米編集者の私から見たら飛ぶ鳥落とす勢いの大御所ばかりで、ゴルフビギナーということもあいまって迷惑をかけてはいけないという思いと不安感で一杯だったような気がします。
 それから20年、態度ばかりはでかくなったけれどスコアが延びていないのはなぜだろう。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 大極宮仮面
「大」「極」「宮」、それぞれの文字が派手にでっかく浮かぶ仮面をつけた謎の三人が、夜な夜な街に出没。「さあ、あなたも本を読みましょう!」と通行人を取り囲み、重たい単行本を無理やりカバンに詰め込む蛮行が、人々を恐怖に陥れているという……話ではありません。

 近日発売『影絵の騎士』の表紙を大沢のページにアップしてみましたが、「なんだかミョーに暗い」ですよねー。でもでもでも、実物は「ほおっ!」と声が出るぐらいカッコイイんです。ただ、表紙をスキャナーで取り込んでもデジカメで撮影しても、この質感をホームページ上で再現するのは無理でして…。
 ハイ、発売の折には、ぜひ書店でホンモノを見てお確かめくださいませね。かなり目立つんじゃないかという気がします。楽しみ〜♪

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■ノリノリ編集後記

 驚いたり呆れたりする事件事故が続いています。GWのときの遊園地の事故もそうでしたが、今回の温泉施設も保守管理がずさんな結果です。事務所の近くの六本木ヒルズのエレベーターもそうでした。最初に就職した会社が非破壊検査系で、建物やプラントの各種検査や設備診断が業務だったので、このような事故のニュースは特別な気持ちで見てしまいます。たしかに費用がかかりますが、安全管理をおろそかにしてはいけませんよねぇ。
(懐かしいなぁ超音波探傷、磁粉探傷試験…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆今週はお休みさせていただきます。スミマセン…

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