週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.6.15

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆(先週の続き)御祓済の効果のほどは…、さほどでもないらしい。拡大コピーなのがいけないのかも!

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆夏風邪
 ダイエット合宿から帰ってきたら、夏風邪をひいてしまいました。体力の低下を感じてしまいます。だけど鼻がつまって食い物の味がわからないぶん、食欲もわかないのでリバウンドせずにいる…という話も。怪我の功名といえるのか!?
 あとはまぁ、粛々と原稿を片づけて…報告ネタのない一週間でした。
 ゲーム関係でいうと…Wiiで『バイオハザード4』をはじめたくらいかなぁ。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 先週はお休みしてしまいましたm(_ _)m。この異常気象のせいか、ちょっと体調が不安定なゲーム女でございます。
 先週は、余暇は寝転がって本ばっかり読んでいたので、あらかた手持ちの本を読み尽くしてしまいました。こうなると、大詰めにきている「FFVII」をぜひやりたい。
 で。ふと気づきました。
 携帯ゲーム機は寝転がっててもできるんだから、PS−oneだって何とかなるんじゃないか??
 何とかなりました♪ 本体をお腹の上に載せるんですよ(^^)。だんだんお腹がぽかぽかしてきて、温熱療法みたい。
 今回、10年ぶりの再プレイなので、とにかくまず1度はエンディングを観たい♪ よって、エメラルド、ルビーの両ウエポンとは戦わず。海チョコボも作らず。だからマテリア「ナイツオブラウンド」は無し。「HPアップ」「MPアップ」のマテリアも、マスターレベルまで育てたのが3〜4個というこぢんまりした軍装で北の大空洞に突入いたしました。
 全員、リミット技はレベル4まで習得、最終武器も持たせましたが、ティファだけは、使い勝手の難しい「プレミアム・ハート」ではなく、「ゴッドハンド」で挑みました。10年前もそうだったんです。ゴッドハンドで「ひっさつ」。まさにティファのためにあるような組み合わせ。
 クラウドのレベルが70。他のメンバーの平均レベルは67。ラーニングし損ねてしまった「シャドウフレア」は無し。ドラゴンゾンビを倒すときに「なんとか???」は覚えることができました(結局、使わなかったんですけどね)。
 この状態で最初のセフィロス戦に臨んだら、パーティを2つに分けることになりました。
 10年前は3つに分けた覚えがあります。つまり、そのときより、今回のパーティが弱かったんですね。まあ、誰もHPカンストしてなかったから、当然でしょう。

 それでも、「不倶戴天」を持ったユフィは強かった!

 セフィロスとの2戦目でクラウドが途中戦闘不能になったんですが、ゼンゼン問題なし。
 もう一人はヴィンセント(「えんきょりこうげき」がマスターになってないと、1つしかなく、それをクラウドにつけちゃうと、あとは飛び道具系のキャラしか使えないんですよね)で、バトル開始間もなくリミットゲージ満タンで変身しちゃったもんですから、ノーコントロール。カオスセイバーとサタンインパクトでどんどん攻撃してるだけ。それでも問題なし。
 ウータイの家出娘、万歳♪
 無事、しみじみとエンディングを味わうことができました。また、別の組み合わせでラストバトルをやりたいです。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆幽が
 だいたいできた模様です。心配されていた某氏の原稿もナントカ入ったようですし。良かったねデスメタルS君。
 さきがけて、木原・木守り・浩勝さんと中山・なまなり・市朗さんの単著も同時に完成。もちろん幽ブックス(メディアファクトリー)から。
 はからずもお二人同時に「新耳袋」から新しいステージへと踏み出された、ということになったわけです。なんだか感慨深いものがあります。
 中山さんの『なまなりさん』は長編聞き書き怪談という新境地。たしかに、この長さでこれはなかったかも。
 木原さんの『隣之怪・木守り』は一人称の中編怪談集。「新耳」の手法的には相応しくないということで封印していたネタで勝負されたとか。つまり、手法が違うということですね。隣之怪は映像のシリーズもスタートしているので、新しいブランドになるやもしれません。怪談スキな方はセットでどうぞ。
 まあ切れ切れに交互に読んだりすると(しないって)、読後感は新耳風味だったりするかもですが。
 幽怪談文学賞の三作品も順調なすべり出しのようですし、良かったね編集RことN君。
 次は映画『怪談』とのジョイントイベント「怪談の夕べ」です。うはー。
 で、新耳の方もまだまだ終わりません。幽ブックスは夏に向けて大攻勢ですねえ。

◆怪が
 いや、負けてられないと思ったものか、工作員Oと最終兵器Uさんが、なぜかうちに。
 カメラマンも一緒。あれれ?
 何故僕を取材しているんだ君たちは!!
 と、思っていたら村上健司くんやら謎のライターレオ☆若葉やらまで。
 い、いったい何をしているんだ君たちは!!!
 と、いうようなことがありました。
 いや、「怪」の方も着々と進んではいるようですね。
 工作員Oは「もうひとつの怪」の産みの苦しみ味わい中でもありますし(詳細はヒミツ)。
 何より大変なのは……。

 こ、今年もやってきてしまった「世界妖怪会議」が。うぎゃー。
 今年はなななんと、京都。しかも「東映太秦映画村」での特別編。特別編なので、特別に変ですよきっと。
 アクセスもいいですし、たぶん今までとは違った「思いもよらない」イベントになるでしょうから、常連さんはもちろん、ご新規さんもぜひどうぞ。
 でも……。
 大変かも。
 前夜祭もあります。

◆小すばに
 あの、どうしようもないオヤジが帰ってきました。まあ帰らせたのは僕なんですが。
 うーむ。

◆西荻に
 行ってきました。ええ、「西荻ブックマーク」。これは北尾トロさんらが主催されている、とても手作り感あふれるステキな催しです。
 一般的に「本の街」というと神保町を思い浮かべる人が多いのでしょうが、実は西荻も「本の街」なんですね。
 西荻窪は古書店、個性的な新刊書店、そして出版にかかわる人々、本好きが実に多いという、実に素敵な「本の街」なわけです。
 このイベントは本と西荻にかかわるあれこれを中心に、毎月一度のペースで、ゲストをお招きして開かれる「本を巡るマンスリーイベント」なんですね。
 そのスタッフの方々とポプラ社さんのコラボレーションである、『街角に怪談を〜西荻てのひら怪談』という催しがあったわけです(ま、街角に?)。
 もちろん、好評発売中の『てのひら怪談』(以前ここでご紹介した、bk1怪談大賞の応募作を厳選しで単行本化したものです)がらみのイベントなんですが、このイベントのために「西荻にまつわる800字怪談」を新たに募集したり、その中から選ばれた作品を綺朔ちいこさんデザインのポストカードに印刷しちゃったり、それを日本物怪観光の天野さん製作のフクロに入れて配付しちゃったりと、まあ力のこもった催しだったわけで。
 で、まあ出演はご存じ東・ヒビキ・雅夫幽編集長、福澤・すじぼり・徹三さん、加門・うわさの・七海さん(このお三方がbk1怪談大賞の審査員ですね)、そして西荻とも縁が深い歌人の穂村弘さん(穂村さんは『てのひら怪談』のオビに一文を寄せられております)。この四人にトロさんが加わって、怪談を読んだり語ったりするという趣向。豪華です。
 で、僕は穂村さん、トロさんとは面識がなかったわけですが、残りの三人とはまあその、縁が濃ゆいと申しますか、何かと親しくさせていただいているものでして、「見にきてくださいヨー」なんて言われていたわけですが。まあ本来その日は名古屋でのシゴトが入る可能性が高かったわけで。まあ僕も穂村さん同様オビに一文寄せさせていただいている関係上、ポプラ社さんからのお誘いもあったわけですが、その際も一旦はムリですとお断りしていたわけです。
 ところが平山夢明さんが「オレ徹っちゃんを見に行こうと思うんですがねー」などとおっしゃるもので。まあ確かに福澤さんは九州の方なのでそうそうお会いできませんし、穂村さんやトロさんにも会ってみたいし、「じゃー一緒に行く?」などというような運びに、いつの間にかなっておりまして。ええ。
「いらっしゃるのでしたらお席はご用意しておきます」とポプラ社のS嬢もおっしゃってくださったので、なんとかオフにしまして、顔を出してみたわけです、席、ありました。壇のヨコに。
 お客さんの方を向いて(笑)。
 マジすか。
 いや、サプライズゲストとかいわれてましたけど、ホントに客のつもりだったんですって二人とも。まあひと言くらいしゃべらされるかもと覚悟はしていましたが、こりゃココロの準備が。
 加えて、僕は平山さんと一緒だと、どうもテンションというか方向性が一般的でない方面に向いてしまうもので(笑)、東さんになんか振られると、イタズラ書き中に先生に当てられちゃった生徒みたいな心境でした、はい。
 何だかしどろもどろだったような気がしますが、会場にいらした方々ごめんなさい。
 で、東さんの美声などを聞いているうちに閉会。
 こんどはお客で行こう。西荻ブックマーク。イイ感じのイベントですので、みなさんもぜひ。

 で、終了後は打ち上げに。平山・福澤・加門のお三方と妙に盛り上がりまして。
 穂村さんとも少しだけお話させていただきました。
 その後、S嬢にいざなわれまして、メディアファクトリーの編集MRなんかと一緒に、『てのひら怪談』に作品が掲載された方々の集まりというのに交ぜていただきました。
 まあ幽文学大賞を受賞された黒史郎君はじめ、知った顔もちらほらあったわけですが、こういう感じの集まりに出席する機会というのはあまりないことなので、面白かったです。
 関係者のみなさん、お疲れさまでした。

 と、いうわけで。
 それ以降ずっと「怪」をやっているわけですが。やってますとも。
 でもこれから出撃です。どこへ行くかはナイショですよ。
 いざ。

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■編集者Sのウラ情報

 今年は推理作家協会設立60周年ということで、「こち亀」トリビュート本、サントリー「ウイスキー&ミステリー」グランドチャンピオン大会、読売新聞紙上タイアップ企画など、多くの関連事業や企画が進行中(終わったものもありますが)で、素顔の作家に出会える機会でもありますので、各種メディアでの情報をご確認のうえ足を運んでみてください。メインは11月に立教大学を会場に開催される「学園祭」ノリの記念イベント。内容はこれから詰めていくようですが、一線で活躍中のミステリー作家が相当数顔をそろえたものになるようです。もちろん大極宮の三人も参加予定。理事長に焼きソバでも作ればといったら、衛生上の問題などで即座に却下されちまった。そのすぐあとには朗読会と今年の秋は三人にとって多忙な秋になりそうです。みなさんも時間を空けておいてください(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 大極宮と機関銃
 もちろん四代目が安寿、子分が大夫と厨子王ですな!

『ドリフ大爆笑 30周年記念傑作大全集 DVD-BOX』、今予約しようかどうか迷っているモノ。うーむうーむ。って、『8時だヨ ! 全員集合』買っておきながらコッチは無視なんて、ありえませんですわよねェ。

 ちょっと前の話になりますが、『とりぱん』3巻が発売されてウレシイ限りです。その昔ベランダ園芸に凝っていた頃は、憎たらしくてたまらなかった虫たちが、とりのさんの手にかかるとカワイク思えるのが何よりもすごい。あの頃『とりぱん』があったら、もう少し楽しく(?)虫対策ができたかもしれません。
『誰も寝てはならぬ』も、そのうち単行本を揃える予定(同じ作者の『大阪豆ゴハン』もオススメ〜)。最近のヒソカなお気に入りは『もう俺、ハエでいいや』です。と、なんか「モーニング」の宣伝のようになってしまいました(まあ、創刊当時から買い続けているのは確かですけどね)。ハイ、お察しのとおりネタがないのでした。わははは。

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■ノリノリ編集後記

 桑田のメジャー昇格、マー君初完封など…野球界はネタが尽きません。そんななか私も、草野球チーム所属16年目にしてピッチャー初体験。ダブルヘッダーだったのにピッチャーが全員休んで、いなかったんです。急きょ、野手が交代で投げようということになりまして…。監督に2試合目の先発を言い渡されたのでした。相手チームには失礼な話です。で、打たれてもいいからと開き直って投げたところ…バカスカ打たれました。外野手大忙し。マウンドから投げるのって、意外と難しいんですね。渾身のストレートは全部高めに浮いちゃうし、8分の力でストライクを取りにいくとやられちゃう。いろんな握り(テキトー)で変化球を試みるも、どこにいくかわからない(あたりまえ)…打つ手ナシ状態。ところが、ヘバってきた3回から山なり(この山なりがミソ)のカーブを投げ始めたところ低めにコントロールでき、相手が凡打の山を築きはじめたのです。
 暑かったので打ち疲れ、走り疲れたのもあるでしょう。が、私はすっかり気分良くなり、じつにベタな"レインボール"と名付けて投げ続けました。三振を取るまで投げさせてとわがまま言っての続投です。結果…三振は1つも取れずに完投負け。でも7回を投げきっちゃいました。もはや点差は関係なく、妙な快感と悔しさが残りました。ピッチャー、ちょっと面白いかも。口には出さず、次に登板機会があれば三振を取りたいと心に誓ったのでした。ん〜ん、いくつになってもスポーツって面白いなぁ。
(さっそくシャドウピッチングを始めた…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆おためし鳥が届きましたー! つぶらなブルーバード〜!
届くのが早くてびっくりです。抽選で当選したのは初めてで感激してます。素敵な記念になりました(^o^)
ありがとうございま〜す!

◆きゃ〜!あたっちゃった!うちには緑のおためし鳥がやって来た。
娘に「ぬいぐるみ来てるよ」といわれ、「?」と思って見てみると「!!!!!」受験生の娘よ、ごめん!こんなところに運を使ってしまった・・・今度はサマージャンボも買ってみよう

●50倍以上の難関をみごと勝ち抜きましたね! おめでとうございます〜。末永く可愛がってくださいませ。(まるひ)

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