週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2006.11.17

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆「裏大極宮」スタッフアバターの到着が遅れているのは、厨子王の"どうせなら、より良いモノを!"というコダワリが原因らしい。楽しみですなあ。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆朗読会もつつがなく終わり…
 観てくださった方の評判も上々のようで、よかったよかったと胸をなでおろしております。今年、5回目を迎えてお客さんをよろこばせるコツのようなものをもしかしたらつかめてきたかなと手ごたえを感じました。ただ、このコツみたいなものがパターン化してしまうと、これはこれで飽きられてしまうので来年以降も気を引き締めてまいります。
 この公演は多くのお客さんがリピーターで、期待している"楽しさ"のなかには「いつものもの」と「新しい試み」の両方があるはず。このあたりを意識すると、読者へ向けて小説を書く作業と似ている部分もあるなと思ったり。…とはいえ、これで食べているわけではないので(笑)、苦しみのような喜びのような感覚を毎回楽しんでおります。

 …と、
 朗読会は終わりましたが、オイラはまだこのあと群馬県大泉町での「町民文化教養講座」(更新日である本日開催)や、恒例となったサントリーと日本推理作家協会とのコラボレーション企画「シングルモルト&ミステリー・トークショー」(来週月曜日開催)など…イベントがまだまだ続いていて、11月も慌ただしく過ぎていっています。
 例年だとこのあたりで「街に飾られているクリスマスツリーは早すぎる!」とぼやくのですが、今年はそんな余裕もなし。

 まあ、あたりまえのことだけど、年々時間がながれるのが早く感じられるようになったなか、こうしたイベントなどに対して良かったなぁと言える自分は幸せなのだなと小春日和のような暖かさに想う…山椒大夫でした。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週はお休みいたします。


ネコ耳安寿

元気です♪



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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆朗読会
 終わりました。はい。
 ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。
 チケット買えなかったみなさん、ごめんなさいね。
 と、いうことで本業にはげみます。

◆幽とか怪とか
 おなじみ「一文字雑誌シリーズ」の季節がまたやって来ましたよ。すぐに来ますね、この季節。
 今回の「幽」は、なぜかいつもより関わっている時間が長い気がするんだが、編集RことNくんは「勘違いですよう、うはー」といいます。吸血Kさんは、「そうなんですか? けけけけ」と、とぼけ、東編集長は「むふふふふ」と笑ってました。ええ。
 僕は騙されているのでしょうか。
 そして、「怪」なんですが、「今回は締め切り後に発注するようなことはしませんよ」と胸を叩いていた工作員Oが、どういうわけか口ごもる電話の向こう。さらに下を向いてぶつぶつ言うだけの悪人編集長G。
 何があったんだG。
 僕は、また騙されるんでしょうか。
 くっそう、いまにみていろお←何をするつもりなのか。

◆異とか。
 採算の合わない丁寧な作業で、読者の評判はいいものの「大丈夫なのか?」と内部では心配されている中公ビブリオ異の世界シリーズ。
 第一期の掉尾をかざる『動物妖怪譚』が、ようやく校訂作業を終えた模様。
 泣くな、担当N。人知れず重ねた苦労は、必ずや来世で報われるから。←おい。
 いや、今回も相当苦労があった模様です。
 村上健司くんが泣きながら校訂した付録の「妖怪変化語彙」も必読。
 というわけで、第二期に向けた打ち合わせなどもしたわけですが、なかなか良い感じですよ。
 でも売れなくっちゃあ二期はないわけで、みなさんどうぞ、ご協力を。

◆そしてもろもろとか。
 なんか、インタビューやら対談やら講演録やらが、つるべ打ちで上がってきまして。デスクトップの上に常時5つくらいアイコンが。
 一つやっつけると二つ増え、二つやっつけると三つ増えで数が変わらないのですが気のせいですか?
 うーん、デスクトップがきれいなのが自慢なのにねえ。
 くっそう、まけないぞう。

◆装幀大賞
 驚いたことにまだやっていたんです、本格ミステリ装幀大賞。
 もちろんお相手は喜国雅彦さん。一年に一度、本をサカナにだらだらと楽しいお話ができる良い仕事←コラ。
 今年はなんと、10回目。うひゃー。
 でもなぜかスンナリ決まる今年の大賞。
 そのヒミツは、本が出てからのお楽しみ。

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■朗読会・舞台裏写真館(11月11日 ヤクルトホール)


===== 楽屋では =====

DSと山椒大夫

ニンテンドーDSを持ち込み、ヒマさえあれば

「FF V」に励む山椒大夫(↑)と

こんな日にまで仕事を持ち込み

ゲラを読みふける厨子王…(↓)

お仕事ちゅうの厨子王


===== 最終リハーサル =====

主役は帽子とバーボン?

読みながら歩き回る厨子王

コスプレ安寿

安寿を笑うのを必死でこらえています


===== スタッフたちは =====

くずれないように留めるのが大変

おためし鳥の山を作り直したり

お弁当を食べたりで忙しい…

お赤飯〜♪


===== 一方ホールの入口は =====

開場を待つ人々

開場前からすでに列が…

ありがたいことです!

本当は偉い人なんです

なぜかカサ袋渡し係をやるハメになった

某社の編集長(笑)


===== というわけで =====

舞台演出スタッフ用の台本

リーディングカンパニー Vol.5の模様は

たぶん年末あたりのアップと思われる

「特別企画」で詳しくお伝えします。

お楽しみに♪


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■編集者Sのウラ情報

「裏大極宮」、みんなこぞって書き込んでいるようですが、ワタシャ、この原稿だけで手一杯なんですよ。だいたい「ウラ」はこっちが本家なんですから。
 昨夜は集英社主催の柴田錬三郎賞ほかの授賞式でした。今年の柴田錬三郎賞はご存知の通り小池真理子さん。その二次会の司会はご主人の藤田宜永氏が務め、お二人の人柄を慕って、そんなに狭い会場でもなかったのですがぎっしり満員。その後じゃーーーーーーーーーと流されて辿りついた六本木の某バーで昨年の江戸川乱歩賞作家の薬丸岳氏と遭遇、大夫は業界紙の購読を薬丸氏に勧めておりました。アンタは営業マンかい。
 今日は夕方の新幹線で大夫の大泉町での講演に同行です。六本木から東京駅までが40分、東京から熊谷が40分、熊谷から会場までも40分。そんな旅路です。(年末に向けてまたお祭り状態があるらしいです、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名(これまでの歴史は→コチラ
 昼メロ・私、流されないわ
 ヨヨヨ…と泣きつつ、相変わらず流されまくってますね^^(←イヤミな顔文字)
 オフィスに喜国先生も一緒に流れ着いたときは、ビックリでしたよ。「ううう、色紙にヒロシ描いてもらいたいいい!」のミーハー心を抑えるのが、そりゃあ大変でしたとも。

 朗読会のウラ話は、「裏大極宮」でスタッフたちが書いていたりしますので、よかったらご覧くださいませ。
 ブログを公開して約一週間。コメントもトラックバックも受付なしというワガママな設定に、非難ゴウゴウ押し寄せるかと思いきや、苦情はひとつもなく…。今のところ大極宮ラーの皆さんは好意的に受け入れてくださっている、と勝手に解釈してホッと胸をなでおろしています。
 未だに姿を見せない「ナゾのY」は、いったいいつデビューするのか、かたくなに「ネタがないんじゃあ!」と言い張って書かないSが折れる日は、はたして来るのか。今は張りきっているスタッフのやる気が、どこまで続くのか(実はコレがいちばん心配。笑)。

 しっかし、楽屋でずっと高らかに鳴り響いていた「FF V」の音楽、はっきりゆってウルサかったでっす!

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■ノリノリ編集後記

 朗読会vol.5…こまかい御叱りを受けたりもしましたが、大きな事故もなく無事に終えることができました。昼夜ともに満員御礼。足元の悪い中、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。アンケートでいただいたご意見は来年参考にさせていただきます。
 その来年の会場…第2回で利用した練馬区光が丘「IMAホール」を押さえました。これまで毎回、場所を変えてきましたが、朗読会に適したホール(客席数500〜600)が都内にはそんなに多くはないので、そろそろダブってきました。地域性を含めた好みのホールもございましょうが、"芸術の秋"真っ盛りである10、11月の週末を確保するのは、代理店やスポンサーの手を借りない我々の公演ではなかなか難しいのです。会場に関しては、今後も納得していただくしかございません。ご了承ください。
 ちなみに「IMAホール」の先週の出し物は、山本耕史と愛内里菜主演のロックミュージカルでした。立派な会場なんですよ〜。
 会場選びに関しては、関係者の中にもとやかく言う人がいますが(笑)、肝心なのは公演の中味です。来年は今回の『五徳猫』を上回るホンが必要。これはかなりハードル高いです。どうなるかわかりませんが…ご期待ください。
 と、その前に。ひょっとすると来年の3月上旬、今回の演目で地方遠征公演に行くかもしれません。現在調整中。決定次第ご報告いたします。
(大沢大夫の凱旋公演となるのか!?…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆「メゲ兵衛」…。「メゲ」というのは境港(を含む山陰地方の)の方言で壊れると言う意味です。
使い方としては、「このテレビ、メゲちょうだ?」(このテレビ壊れてるの?)、「あっ、メゲた。」「そげな事すりゃ、メゲぇわい」(そんなことしたら、壊れるよ)などとします。
境港に何度も来られてる京極さんならではのギャグですね。ひょっとしてご存知なかったりして。

そ〜でした、そ〜でした! 島根出身の僕もすっかり忘れてました。田舎で古いモノに囲まれていたので毎日メゲまくり…「めげた、め〜げ〜たぁ〜のぉ〜♪」なんて歌ってました。気分的に凹んだときに使う「めげるなぁ」と同じなんですかね? (ノリ)
(メゲ兵衛って何? と思われた方は、「裏大極宮」のヨーコちゃんの日記をご覧ください)


◆厨子王の逆襲にて、「高橋葉介」が「高橋洋介」に……、ひさしぶりに見つけた間違ひなのでした。

◆誤字見つけました!!うれし〜!!
京極先生の文中の佛教大学シンポジウム本の出版社は「法蔵館」です。(内容は確かに宝のようではありますが)。
でも、今回の誤字の犯人はもしかして○極先生だったりするんでしょうか?

◆週刊大極宮での誤字。
21号、さまよう厨子王の鉄鼠の章 アングがル難しい
22号、さまよう厨子王 新発見絵巻など画豊富に 29行目
25号、編集者Sのウラ情報 台風直撃が心配されけど
27号、さまよう厨子王の妖怪の章 そこがが救い 最後の行
49号、安寿のがまぐち 模倣犯』(「『」がない)  
44号、さまよう厨子王の国営の章 あっ!あれば半眼になった某社編集長Dさんではないかっ!  

ご指摘ありがとうございます〜。バックナンバーまで! コッソリコッソリ修正しました〜!
えー、厨子王とて人の子、たまには間違うことがあります。それをちゃんとチェックするのが私たちの役目なんですよねえ。だからミスの犯人はやっぱり更新担当者ということになるのです。でもー、私は厨子王よりもさらに人の子なのでー、こうやって皆さまのご協力に思いっきり頼っているわけです。これからもよろしくお願いしまっす!(まるひ)


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下の方でコッソリ
■厨子王原稿メール件名の歴史

◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜

大魔神逆襲 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア → フランケンシュタインの逆襲 → 八岐之大蛇の逆襲 → 十津川警部の逆襲 → 虚航船団の逆襲 → 笑犬楼の逆襲 → 劇場版スタートレック2 カーンの逆襲 → 劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 → スネークマンショー ピテカントロプスの逆襲 → 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 → ヴァンパイヤー戦争7 蛮族トゥトゥインガの逆襲 → バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! → 地底人の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第三部 妖怪天狐地底王国の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第四部 逆襲!妖怪さら小僧 → トンデモ一行知識の逆襲 → MOTHER 2 ギーグの逆襲 → 火星人類の逆襲 → アラジン ジャファーの逆襲 → 化石人間の逆襲 → ハリセンボンの逆襲 → 殺人鬼(2) 逆襲篇 → 村上朝日堂の逆襲 → キリオン・スレイの敗北と逆襲 → 新宿少年探偵団 まぼろし曲馬団の逆襲 → 新ジェイムズ・ボンド・シリーズ スペクターの逆襲 → 二階堂警部の逆襲 → 逆襲の地平線 → 秘拳水滸伝2 凶剣軍団の逆襲 → 千里眼 メフィストの逆襲 → ナゴヤ帝国の逆襲 → 創竜伝3・逆襲の四兄弟(ドラゴン) → 社会派くんがゆく! 逆襲編 → 記号論の逆襲 → 風雲ジャズ帖の逆襲 → 蝿男の逆襲 → それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲 → 巨人獣 プルトニウム人間の逆襲 → 水曜スペシャル 川口浩探検隊 恐怖! ブラジル魔境に人食いピラニア大軍団を追え! 逆襲死闘 → 怪傑ハリマオ 第二部 ソロ河の逆襲篇 → 月光仮面 第4部 幽霊党の逆襲篇 → 逆襲大蛇丸 → デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲 → ドラえもん ギガゾンビの逆襲 → 十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲 → マリンコングの大逆襲 → マシンロボ クロノスの大逆襲 → 宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲 → 逆襲(終了)
 

◆旧シリーズ
「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号]

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 非更新。 → 故・牛毛雲崗氏(享年88歳)。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了)

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