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 第184号へ 第185号 2004.12.17 第186号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆大沢オフィスの忘年会の「しゃぶしゃぶ」は、"肉しゃぶテーブル"と"伊勢海老しゃぶテーブル"の二種が用意されるらしい。(席をめぐる醜い争いが勃発か?)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ドラクエ
「ドラクエ8」を始めた。週末だけ家でやっているのだが、今のところいつものドラクエって感じ。まだ頭のさわりなのでこれからが本番。やり込み度が高いゲームと言われているので、暮れから正月にかけての冬休みにどれくらいできるか…。

◆暖冬
 各地によって気候は違うけど、今年の東京はほんとに暖かい。12月なのにコートなしで外を歩ける。風があるとさすがに寒いが、その木枯らしがなかなか吹かない。冬っぽさがなく、まだ晩秋という感じ。寒いのは嫌いだからこのまま暖かくていいんだけど…それだとスキー場など困るところが出てくるだろう。洋服や暖房器具も売れない。暖冬は経済効果が薄いかも。

 そのせいもあるのか…街に出ると去年よりも景気が悪いように思う。とくに盛り場。銀座や六本木で飲んでいると、飲み屋さんからヒマだと聞く。タクシーの運転手さんももうひとつだと嘆いている。今週に入って道は混みはじめたが、人出は去年より少ない。
 景気の先行きが暗いという日銀の発表があったり、減税が廃止されることになったりと、諸々不安な要素が多いから買い控えているのか。暮れをかき入れどきと考えている関係業界は頭が痛い状況だろう。個人的にはクリスマスとか暮れとか正月とか…そこに合わせて盛り上がれるタイプじゃないので、特別な思い入れはない。

 それにつけても…
 来年のスギ花粉は今年の20倍とか!?
 わずかだが眼がかゆかったりと、正直ちょっと症状が出始めている感じがある。脅威だ。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 さすがに忙しくなってきた昨今。
 毎日コントローラーを握ったり、タッチしたりすることは難しく、やっとこさ「FE聖魔の光石」のエフラム・ルートをクリアしたのでございます。
 今回、ラクドゥ遺跡(先週、ラグジュ遺跡と書いてしまいました。すみません)を進んでゆくと、4層か5層目ぐらいで、メインキャラがぜ〜んぶレベル20になってしまうのですな。
 そこで、面子を入れ替えて再挑戦。すると、入れ替えた面子もレベルが完ストしてしまう。宝玉とか取れるので軍資金も溜まる。
 という次第で、ラグドゥ遺跡10階へ行く前に、ラストバトルをしちゃったのです。
 案の定、楽勝。
 敵の攻撃、まったくあたりません。ラトナの杖どころか、リカバーも使わず。
 リオンなんて、気の毒に、彼がどんな魔法攻撃を繰り出してくるか見もしないうちに、わたくし、最初のターンで倒してしまいました。
 先にGC版の新作が控えているせいか、この「聖魔の光石」は、ノーマルモードが易しくなってません? 宝を取り逃したときに1回リセットしただけだったもん。とはいえ、マリカという剣士を反撃で倒しちゃって、仲間にできなかったもので、ベストエンディングは見られなかったんですけどね。いえ、彼女のためにリセットしようかと一瞬考えたのですが、それはまあエイリーク・ルートでやりゃいいやと思って、先に進んでしまったのです。
 そういえば、ジストが戦死しちゃったという椿事もありましたっけ。傭兵がねえ、真っ先に。意外だったなぁ。これも一瞬だけリセットを考え、それはまあエイリーク・ルートで(以下略)。
 お話の筋書きを知ってみて、いろいろ考えさせられました。わたしは新参者のFEプレイヤーで、ファミコンやスーファミ時代の傑作を知らず、プレイしたのは「封印の剣」と「烈火の剣」と今作だけですから、深い見解を持つ資格はない。あくまでも、この3作をプレイしてみての感想なのですが。
 FE世界のテーマには、「神になろうとしてしまう人間」というのがあるのじゃないですかね。
 そういう人間の起こす戦乱を、他の人間たちと、人間とは敵対的な悲劇の歴史を持つ竜族が、力を合わせて平らげてゆく、と。
 ま、常に侵略戦争が背景にあるとはいえ、「オウガ」シリーズほど人間関係がどろどろしていない(民族浄化とかは出てこないし)ところが、爽やかでもあり、さっぱりしちゃってるところでもある。
「聖魔の光石」で楽しかったのは、主人公の兄王子エフラムが、「封印の剣」のロイや「烈火の剣」のエリウッドとは違い、口八丁手八丁の自信家であるところです。ビッグマウスぶりが可笑しい。ま、実際にめちゃくちゃ強いキャラですし、それがまたいい。彼をこういう性格にした以上、ユニットとしてもオールラウンドに強くなくちゃカッコ悪いもの。だから、全体にクリアし易くなったのかなぁ。さらに特筆すべきは、自軍の攻撃にほとんどスカがないこと。だから武器が壊れる壊れる。これも、「易しくなったなぁ」と感じた理由でしょう。
 あと、「あ〜あ、またぞろこういう女の子キャラかよ」と思いつつ、しょうがないから使っていたエイリークも、クラスチェンジすると強くなるのは助かりました。クリティカルがよく出るので、非力でも何とかなるのね。不安なので、常にゼトとセットで使っとりましたが(あら、脚韻を踏んでる)。
 さて、次は「ふしぎのぼうし」ですが、早く攻略本が出ないかな♪ 風の宮殿で足踏みしているところなのですよ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆京都遠征中につき原稿は休み。写真だけ届きました。(送ってくださった角川・T嬢に感謝です。 by まるひ)



12月15日(水)

京都精華大学明窓館201教室で講演


真面目にしゃべる


テーマは、『見えない世界』の文化的実在とその表現


しゃべるしゃべる



それを聴く人々

立ち見も出る大盛況!

と思いきや

大学ならでは(?)のこんなホホエマシイ光景も

まるひがいちばんウケた写真!




12月16日(木)

松竹京都撮影所にて、堤幸彦監督と青空対談


足袋の色も着物に合っているオシャレな厨子王


内容は、WOWOWで新たに映像化される
『巷説百物語』について(たぶん)


傘が良い味出している


お疲れさまですー


『巷説百物語』の映像化については
バックナンバー第178号で厨子王がちょこっと
書いてます。




おまけ

どこだ?

観光もしたらしい?

(後ろ姿は角川・T嬢と村上健司さんと推測)




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■編集者Sのウラ情報

 今年の更新も今回をいれてあと2回。で、今年を振り返ってみると……。やっぱり「セカチュー」の大ヒットが一番かな。現在進行中の「いま、会いゆきます」とあわせ「泣かせ」と「感動」がキーワードの年だったようです。もともと主題としての「泣かせ」はフィクション、ノンフィクションを問わず珍しいものでありませんし、過去いくつものベストセラーが生まれています。
 本ばかりでなく、オリンピックで感動し、レスキュー隊の活躍に感動し、感動ばかりしていた年だった気がします。
 本の世界で生きるものとしては、皆さんに「感動」を与えられるものの一番が本であってほしいと願いますが、「事実」にはどうしてもかないそうにありません。
 来年はどんな本が皆さんに「泣き」と「感動」を与えてくれるのでしょうか。(毎晩、人ン家の箪笥を漁っています、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ
 お休み。
 前号の件名「光子力ビーム!!」についての私のコメントに、まさかあんなにたくさんの反響(つーかツッコミ)をいただくとは! しかもこんな素敵な解釈までされるなんて!

 まるひさんて「光子力ビーム」がぴんとこないほど若い方だったんですね。

 キャー、そうなんですよ〜う@@v
 って、自分以外オフィスに誰もいないからって、ウソいっちゃいけません。マジンガーZぐらい知ってますがなー。観てましたがなー。ただあまりに昔のことなのと、ごく一部のアニメを除いて思い入れがないので、すっかり忘れてしまっただけです。うひ。
 マジンゴー♪ でパッと頭に浮かぶ必殺技は、主題歌(カラオケに行くとたいてい誰かが歌う)の1番に出てくる「パイルダー・オン」と「ブレストファイヤー」しかありません。あ、「ロケットパンチ」もあったかしら。と、ここまで書いてちょっと不安になったので検索検索…。(うはは、「パイルダー・オン」は技じゃなかった! またツッコミ来るとこだったー)
 なーんて調べておりましたら、じわじわといろんなこと思い出してきて急に懐かしくなりました。イキオイでマジンガーZのDVD-BOX買わないように気をつけないと…。

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■ノリノリ編集後記

 今週、草野球チームの納会があった。でも今年はこれで納めず、暖かいからオフ無しで野球を続けることに。なじみの相手4、5チームとウインターリーグ構想もでている。たしかに今はさほど寒くないけど…1月に野球は嫌だなぁ。ユニホームって厚着できないし、金属バットも冷たくて握れません。
 あっ、バットといえば…
 「ビヨンドマックス」ってご存知でしょうか。芯にあたる位置の表面部分がウレタン素材になった、2年ぐらい前から発売されはじめたバット。ボールに当たった瞬間、ボールの変形を抑え反発を増幅する(だったかな?)というすぐれモノです。実物を手にするとウレタン部分がなんとも頼りなく違和感があるのですが、これが良く飛ぶ(らしい)。外野への飛球が5メートル前後伸びる(らしい)。僕の場合は、(知人に借りて打ってみたけど)スイングスピードが遅いのでかえって打球がつまる感じだったけど…。
 ともかくこのバット、すっかり草野球に定着している。例えば、打者が「ビヨンドマックス」を手にバッターボックスに入ると、キャッチャーは「バッターBM!」と叫ぶ。それを聞いて、外野は守備位置を数歩後ろに下げる。このバット、使いこなせる一部の人には脅威の道具だ。先日述べたゴルフ同様、新しい道具は良い。
 と、話はそれましたが…これからも毎週草野球。道具と違って選手は替えがきかない。ウチの年寄軍団、けが人が出なきゃいいけど。
(サードへコンバートの今年は22エラーを記録。チームダントツ失策王だ…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

朗読会特集

◆朗読会へ行ってきました、毎年行ってます。とてもよかった〜1回目より2回目、2回目より3回目と演出も先生方もすばらしいです。夜の回も見ればよかったと公開してます。毎回大沢先生が素敵で、久しぶりに声をお聞きしてうっとり〜かっこいい〜サメのショットグラスとロックグラスを購入!ロックグラスで水割り飲んでます。いつか大沢先生とお酒が飲める日がこないかな〜くるわけないですね!!

おかげさまでグラスは好評です。ありがとうございます。大沢さんとの出会いに関しては…「大極宮3」(角川文庫)で紹介しているお店に行けば会えるかもしれませんよ。(ノリ)

◆今年で3回目になります、今回も堪能いたしました♪ リーディング・カンパニー! (中略) ただ残念だったのは、今回はオリジナルTシャツがないのですね…残念。

時季的なものやコストがかかることから今回は作りませんでした。来年以降はまだわかりませんが、記念グッズは作りたいと考えています。(ノリ)

◆朗読会に行って来ました。今回も本当に楽しかった&素晴らしかったです。大沢先生の「雷鳴」を聞いて泣いてしまいました。いい話や〜。

◆新宿鮫の書き下ろし短編「雷鳴」ですか…。どんなお話なのか、知りたい…。朗読会に行かれた方、うらやましいなあ…。でも、いずれ何処かで発表されると信じて、楽しみに待っています。

「小説新潮」に掲載されるようですが…ぜひ、「自作朗読会vol.3公式パンフレット」を当HP通販で買ってください。完全収録してますので。(ノリ)

◆朗読会の話題の度に「行きた〜い!」と恨めしく思っています。今度は是非是非、京都近郊で、お願いしま〜す!!

同様の御意見、各地の方からいただいております。じつは今回も大阪近郊での追加公演を画策してはいたのですが…うまくいきませんでした。今後も今年の小倉公演のような企画があれば、検討します。ただ…三人のスケジュール等を考えると、来年11月の東京公演まではきびしいかと思われます。(ノリ)

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下の方でコッソリ
◆厨子王原稿メール件名の歴史(本人確認用?)

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!!

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