第180号へ | 第181号 2004.11.19 | 第182号へ | |
最新号へ | |||
▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから |
|||
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ | |||
◆妖怪大戦争のエキストラには、大沢オフィススタッフの全員参加が決定したらしい。 |
|||
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー | |||
◆朗読会 今年も無事に終えることが出来ました。 オイラは第一部のトリで、「新宿鮫」番外短編書き下ろしの『雷鳴』という作品を朗読した。今回はカッコいいジャズのBGMを作ってもらったおかげで、それなりに作品世界に入って読むことが出来た。けっこうハードボイルドでキメなきゃならないので噛んだら大変。とくにキメのセリフなんかで噛んじゃうと雰囲気が台無しになるし…。ガラにもなく緊張しました。 第二部の作品は安寿の『トラブル・トラベラー』。 これは語り手役なので、なんとなく出ずっぱりだった感じ。正直、ノドの方はいささかくたびれた。朗読中にエヘンムシがからんで咳払いをしたくなるときもあったし。のどアメだけじゃなく、来年の朗読会前はタバコを控えるとかしないとだめかな。 公演終了後はチャンコ料理屋さんでにぎやかに打上げ会。けっこう盛り上がったんだけど、オイラは疲れもあって、その打上げだけで早々に帰ってしまった。続きのドンチャン騒ぎは「柴田賞」の二次会、三次会になるかな(この原稿作成日は11月16日)。それが終われば週末は「柴田賞受賞記念ゴルフコンペ」をやりに勝浦だ。 とにかく、朗読会に来てくださった皆さま、ありがとうございました。ノリも悪くなかったので、楽しんでもらえたと手応えはあります。 なお、公演入場料からは「交通遺児育成基金」へ、チャリティーオークションからは「新潟県中越地震災害対策」の方に、寄付させていただきます。
|
|||
▲TOP | |||
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー | |||
◆今年も わたしたちの自作朗読会「リーディング・カンパニー」に大勢のお客様に来ていただいて、本当に嬉しゅうございました。ありがとうございました。 来年もまた頑張りますので、よろしくお願いいたします。
◆ゲーム女の生きる道 情けない。 いきなりデカ字。それぐらいナサケナイ。自己嫌悪。 だって、2マップ目にしてすでに行き詰まっちゃったんです。「ふしぎのぼうし」。 山に登れないんだよう! 緑の水のある池に、どうやって近づいたらいいのかわからないんだよう! 魔法のつぼも使いまくってみたし、何度も竜巻(あのミニサイズのやつね)に飛び込んでみたし、あっちこっちバクダンを仕掛けてもみました。 でも、先に進めないんだ。 雑誌の攻略情報が出るまで待つしかない。ぐすん。ああ情けないよう。 ということで、涙をふきふき「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」へ移動。 一瞬、ためらったんです。なにしろFEシリーズ最新作ですからね。またぞろくらうよ、クリティカル。マップ攻略に泣くよ。もっと深い自己嫌悪に落ち込む危険がどっさりあるよ。 でも、ゼルダが楽しくって(ひっぱれ〜 ひっぱれ〜 キノコをひっぱれ〜)、ゲーム心が勢いづいちゃって、手がコントローラーを求めてウズウズするのです。 で、開始しましたら。 あれ? 序盤はそんなに難しくないぞ。今のところ、誰もロストしていません。 とゆうか、主人公の一人、エフレム。 この兄ちゃん、めちゃめちゃ強いぞ。 合流前の城攻めマップでは、3騎の部下を従えて大暴れ! まさしく一騎当千ってやつですな。光栄さんの「真三国無双」を上手にプレイするときの快感って、きっとこんな感じなんだろうなと思いましたです。右に左にバッサバッサ! でも、宮部のお気に入りは別のキャラ。 魔道士のルーテ嬢♪ 「わたし、優秀ですから」の台詞のとおり。あなた、優秀です! フランツをアッシー君にして、ばんばんファイアを唱えてもらってます。どこまで強くなるか、楽しみだ! その一方。ヨシュア。ああ、まただよ。むきハマグリのごとく「やわらかい」ソードマスター。キルソードがないと、ただの人。 でも、これがファイア〜エムブレム♪ なんだよなあ。 ◆ゲーム女の生きる道・追補 その後、先にプレイしていたおーつか君に教えてもらい、緑の水を手に入れて山登りに成功、大地のエレメントをゲットしました! バクダンを仕掛ける場所がちがってたのだ。 で、現在は「風のとりで」で詰まってます(泣)。もぐらグローブが見つからない! でも、これが「ゼルダの伝説」なんだよなぁ。 ◆さらに追補 見つけました。もぐらグローブ。またバクダンがキモでした。 |
|||
▲TOP | |||
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー | |||
◆新刊 出ます。「新書版 ルー=ガルー 忌避すべき狼」(徳間書店)と「どすこい。」(集英社文庫)ですね。 ボクの場合、書名が変わっているものは加筆訂正の他に改行変更・ページネーション変更をはじめとする改定が行われています。「新書版」「文庫版」とついているもの、それから「どすこい(仮)」「どすこい(安)」「どすこい。」のようにタイトル自体が変わっているもの、ですね。そうでないもの、例えば「嗤う伊右衛門」や「巷説百物語」「続巷説百物語」は、若干の加筆訂正はなされていますが、改行やページネーションは変わっていません。 どすこいの場合、(仮)と(安)は段組が同じですから本来書名を変更する必要はなかったのですが、諸事情で変更せざるを得なくなり、今回はほんとに変えました。もう変えないので「。」がつけられたわけですね。 ちなみに「文庫版」になる「。」には、過去の二冊に載っているしりあがり寿さんの四コママンガがすべて掲載されています。巻末には児嶋都さんのマンガも載ってます。児嶋さんは綾辻さんのご紹介で(笑)、『怪奇大盛肉子ちゃん2』のおはがきコーナーにはがきを書かせていただいたというご縁。児嶋さんに解説代わりのマンガを依頼したといったら、綾辻さんに「なんて恐れ知らずなことを……」と呆れられてしまいましたが。 ◆朗読会 が終りました。今年も墓場系。Oh!水木しげる展と同じ「江戸東京博物館」でした。 ラスト、黒鉄ヒロシさんも舞台に上がっていただきまして、豪華なカンジでした。突然のお願いを聞いていただきありがとうございました。 スライド、マペット、ご本人と、黒鉄づくし。黒鉄ファンにも告知するべきでした。新宿鮫の新作短編もカッコよかったですし。 でもボクは墓場系。 ご来場の皆さま、ありがとうございました。スタッフの皆さん、おつかれさまでした。 来年もやるそうですので、よろしく。
|
|||
▲TOP | |||
■編集者Sのウラ情報 | |||
朗読会に来られたかた、楽しんでいただけたでしょうか。大きな事故もなく、無事終了できたのは皆さんのおかげでもあります。ありがとうございました。心残りは時間がなくて(当たり前か)「大水木展」が見られなかったこと。出直すことにしましょう。 江戸博はコンパクトで見やすいと評判は良かったようですが裏方はちょっと大変でした。なぜなら楽屋から舞台までが遠い。スタンバイする作家も大変でしたけど、一往復するだけでもかなりの距離を歩かされました。設計者の意図は? という感じでした。おかげで翌日は筋肉痛。いい運動にはなりましたが。来年は鍛えなおしてパワーアップした「芸」をお見せできるよう一年練りに練ります。お楽しみに。(眠い……、S) |
|||
▲TOP | |||
■まるひの秘書ヒショバナシ | |||
◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ) 麹、発酵。 味噌樽でも仕込んでるんですかね、厨子王家。実は醤油もすべて自家製なんです、今年の麹、発酵は順調でイイ感じっすよ、とかね。わはは。いやひょっとして酒を密造してるのかもしれない! あ、厨子王は酒飲まないから、ソレはないか。 さて間違い探しクイズです。安寿のコーナーの写真、上と下で違っているところはどこでしょう?(ピアノの有無、照明の色は除く) 正解は、台本をのせているのが"椅子"か"譜面台"か・・・。 公演前日のリハーサル。お昼前。椅子とかテーブルとか舞台で使う小道具来ましたー。さー搬入だ! ステージでの設置場所を決めなくちゃ! ドタバタドタバタ。あっ、安寿の台本を置く譜面台がないぞ! どうなってんだ! 業者さんに電話で確認! アタフタアタフタ。 ハイ、業者さん車に積み忘れてました。急いで届けてもらって、二時間後には無事に到着したんですけどね。安寿にはそれまで椅子に台本置いて読んでもらっていたので、ああいう違いになったわけなのでした。 他にも「(荷物の積み卸し中に)ノリノリが腰痛めたー」「グッズ販売ダイジョウブかー!」だの、「安寿の台本が消えたー! どこ行ったーー!」「オレ見てねーぞー」だの(ちゃんと見つかりました)、「山椒大夫の台本が壊れたー!」(綴じが甘くてバラバラになった)「あうあう、すぐ作り直しますー」だの、「双子におそろいのキャップかぶせることに今決めたー!」「走って(大水木展のグッズ売り場で)目玉オヤジキャップ買ってこーい!」「売ってませんでしたー」「ギャー、なんてこったー!」だの(本番に間に合うよう手配してくれたUさんに大感謝)、「弁当足りないかもー」「ええー!」「いや、むしろ余ったー」「わーい、もう一個食べていいっすか♪」だのだの。舞台裏ではこのように怒声やら悲鳴が飛びかって(?)いるわけです。今思い出すと笑えることのほうが多いんですけどね。 何はともあれ終わりましたです。ほっ。(朗読会の収支計算をするこれからが、実は私の本番だったりしますが) 今回も、関係者の皆様にはたくさんの差入れをいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。美味しくいただきました。ありがとうございます。ぺこ。 先週から今週にかけてハードなイベントがふたつ続いて、スタッフ一同疲労困憊の大沢オフィス。ひとつは朗読会。そしてもうひとつは山椒大夫の「柴田錬三郎賞贈賞式」(この模様は次号でお知らせします)。ま、疲れたといってもそれは"体力的"に、という意味。どちらのイベントも心から「よかったよかった、うんうん」と思えるものですからね。なんていうか、今は"祭りの後の寂しさ"を噛みしめている感じ。しみじみ。 もちろんスタッフだけじゃなく、作家たちだって疲れたに決まってますから、この週末はゆっくりのんびりしていただきたい・・・と書こうと思ったら、「受賞記念ゴルフコンペ」三連チャンですかい山椒大夫ったら! そのタフさを少し分けていただきたいもんですな、まったく。コンペに参加するS氏(隣の机にいるけど目がウツロ)やノリノリくん(腰痛いまだに治らず)の無事を祈らずにいられないです。 |
|||
▲TOP | |||
■ノリノリ編集後記 | |||
とりあえず…朗読会は無事終了。ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。チャリティーオークションなど新たな試みもありましたが、公演全体として楽しんでいただけましたでしょうか。演出も含め、来年以降も知恵をしぼっていきたいと思います。 で、来年の朗読会。さっそく会場の予約をいたしました。11月19日の土曜日、場所は銀座「ヤマハホール」。毎回、場所を変えることによって新鮮な気持ちと緊張感でのぞみたいと思います。果たして演目は何になるやら…またしても贅沢な書下ろしになるのか? その前に、今回の朗読会の様子は後日レポートいたしますので…お楽しみに。 (朗読会は腰痛との戦いだった…ノリ) |
|||
▲TOP | |||
■アンケートから (●はスタッフのコメントです) | |||
◆初朗読会、とても楽しかったです。京極ピカソの高笑いが未だに頭から離れません(笑) 3人の先生方、スタッフの皆様、ご苦労さまでした&素敵な時間をありがとうございました。 ◆初めて朗読会に行ってきました。今まで熱中して読み自分で消化してきた物語を、憧れていた京極先生の声で聞ける事は新鮮で不思議で、、とても言葉にはならない程感動しました。毎日つらい事や嫌な事もいっぱいあるけど、先生方に幸せな時をいただいて、また明日から頑張れる気がします。ありがとうございました。 ●朗読会についてのコメントを、他にもたくさんたくさんいただきました。ありがとうございます! 作家・スタッフたちにとって、何よりの励みになるとともに、次回に向けてのエネルギーもモリモリわいてきます!(まるひ) ◆まるひさん今回の更新日12日では・・・・。(他、超多数) ●ヽ(`Д´)ノ (最近「あの間違いはワザとでしょ? ウケ狙いでしょ?」と他のスタッフから言われるようになってしまいました。ううう、そんなわけないじゃん! 自分自身にあきれ果て、キィィィィとなっているまるひ) |
|||
▲TOP |
|||
第180号へ | 第182号へ | ||
最新号へ | |||
下の方でコッソリ | |||
◆厨子王原稿メール件名の歴史(本人確認用?) 更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) → 前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 |
|||
▲TOP |