第181号へ | 第182号 2004.11.26 | 第183号へ | |||
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから |
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■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ | |||||
◆連日のコンペで、山椒大夫の黄金の右腕負傷、悪化の兆しか!? |
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■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー | |||||
◆『柴田錬三郎賞』贈賞式 集英社文芸四賞「柴田錬三郎賞」「すばる文学賞」「小説すばる新人賞」「開高健ノンフィクション賞」の贈賞式および祝賀パーティーが帝国ホテルで催された。 当日、開会を待つあいだ、各選考委員とそれぞれの受賞者は同じ控室に集う。その中には「小説すばる新人賞」選考委員の北方謙三氏と安寿、「開高健ノンフィクション賞」選考委員を務める映画監督の崔洋一氏をはじめ、知っている顔がいくつもある。なので馴染みの感じではあるのだが…一方で受賞者の側に立つのはどうも落ち着かない気分。 自分が選考委員の立場のときは、ちょっと緊張気味の受賞者に余裕をもって「やあやあ」と言えるのだが、受賞者側だとなんとなく居場所が見つからない。厨子王がひょっこり顔を出し、安寿と「小説すばる新人賞」を受賞した三崎さんと並んで座ったときも、ほんとは三崎さんの位置が俺の座り位置なんだけどなあ…などと心の中でつぶやいたり。 で、厳かに贈賞式がとりおこなわれた後は「孔雀の間」の東と西をぶち抜いての盛大な祝賀パーティー。この集英社文芸四賞のパーティーは出版関係のパーティーの中でも最大規模を誇るので、千人近い人が来場しごったがえす。オイラは、「おめでとうございます」と言われるたびに「ありがとうございます」という言葉を舌にタコができるほど言いました。
その後は二次会、カラオケの三次会と…深夜三時半まで騒ぎまくり。K方K三先生は、お約束の「夜霧のブルース」を各部屋の採点マシーンではそれぞれ評価が違うのではないかと借りていた全5部屋で熱唱したらしい。で、最高点95点をたたき出し御満悦だったところに、石田衣良氏があっさり2点上回ってしまったため、激怒して石田氏に正座を強要。説教をたれたとのうわさも…。真偽のほどは不明だが、もしそうだとしたら石田氏には迷惑な一夜だったろう。企画の主催者としてこの場を借りて…「ごめんなさい」。
船戸のおっちゃんや志水のおとうちゃんといった普段あまりパーティーに来ない面々もオイラのために来てくれて盛り上がった今回。でもやっぱり…どちらかというとこういうパーティーは主役じゃなくて脇役の方が気楽だなあというのが本音。賞をいただくことはすごく嬉しいんだけど、セレモニーになるとなんとなく我を忘れて遊べない。ついついみんな楽しんでくれてるかなと気持ちがいってしまう。気疲れもするし。まあ、これから先こんなことはほとんどないだろうが。もしかしたら最後かなと思ったりもして。 いろいろ裏方をやってくれたまるひをはじめとするスタッフには、感謝している。 ◆受賞記念コンペ 贈賞式から一日おいて、受賞記念コンペを勝浦で開催。4日連続のゴルフで後半3日間がコンペ。普段ゴルフをやってるメンバーや編集者諸氏を集めてのもの。賞品を出して、楽しんでもらえました。 でも…オイラはボロボロ。 3年前にグアムで開いたコンペ「シャークバイトカップ」もそうだったが、なぜかこういう自分主催の大コンペになるとゴルフがメロメロになってしまう傾向にある。ゴルフの神様がお前は接待する側だからと決めているのかもしれない。やることなすことすべてうまくいかず、4日間すべて90を叩くというていたらく。右肘の痛みがまだ若干残っているので、これもやむをえないかなあ。 それにしても…帝国ホテルでパリッとスーツを着ていたのが、一転して民宿のオヤジモード。宿泊者27人という状態に、ジャージにエプロン掛けでの大奮闘とは。 参加メンバーがお金を出し合ってプレゼントしてくれた親子お揃いのキャディーバッグも嬉しかった。
◆さて… お祭も一段落。これから先、忘年会までのあいだは、年末進行モードで毎日毎日ただひたすら原稿を書く状況。まあ、これが物書きにとっての日常なのだけれど。95%が原稿書きの日々で、あとの5%だけがイベント事で盛り上がれるもの。 11月はほんとうに朗読会あり受賞式ありコンペありとイベント目白押しだったけど、できれば楽しいことはもっと分散していればいいのにとおもったりして。三か月にいっぺんとか。今月のように集中してやってくるのは、ただひたすら次から次にやって来る波を体調をくずさないようにクリアしているみたいで。いっぱいいっぱいな感じだった。 とはいえ、スタッフの存在がなければそれもクリアできなかったにちがいない。ほんとにありがとう。 |
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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー | |||||
◆お祝いで大バクハツ! 大夫さまの柴錬賞のお祝い、三次会まで大騒ぎで楽しゅうございました♪ 当日、控え室でスーツ姿の大夫とカクテルドレスの桐野夏生さんが並んでいると、お似合いでカッコよかったのよう! 宮部は妙にエスニックな服を着てエスニックな帽子をかぶって行ったのですが、3人で記念写真を撮ってもらったら、「在ブータン日本大使夫妻のパーティに招かれたブータンの民」とゆう感じでありました。想像できます?
◆ゲーム女の生きる道 「FE聖魔の光石」。お金とアイテム欲しさに塔にいりびたってるので、「父と子と」マップから先に進んでいないのですが、攻略本が出たのでほっとひと息。 魔物狩りをしていると、武器や魔道書を消耗しちゃうけど、みんなのレベルががんがん上がり、クラスチェンジもばんばんできちゃう。最初は頼りなかったコーマとネイミーの二人が、支援をAにしてクラスチェンジしたら(ローグとフォレストナイト)、キラーカップルになってビックリ! 今のところわたしはエフラム・ルートを進んでいるのですが、「騎乗せずアーマーナイトでもない槍使い」という珍しい役割のこの兄王子、あいかわらず強いです。とっくにレベル20で、クラスチェンジが待ち遠しいわ。 あと、やっぱ使い道がなくて宮部のニクシみをかっているペガサスナイトですが、ドラゴンナイト→ワイバーンナイトのクーガーがめっちゃ強力なので(人相は悪いけど)、初めて飛行ユニットの良さを体感することができました。 一方、「ふしぎのぼうし」は、マップ攻略はまだ止まっているのですが、こちらも雑誌の情報おかげで、ハイラルの町でいろいろやることが見つかって楽しいです♪ 今作には、「神々のトライフォース」のテイストが濃く漂ってますね。嬉しい! カプコンさんのつくったゼルダは、以前の「ふしぎの木の実」もそうでした。だけど、「ふしぎの木の実」は後半がものすごく難度高くて、宮部、クリアできなかったのです。今度は頑張るぞ! 2Dの可愛いリンクを見ていると、なぜかしらむらむらと「風のタクト」を再プレイしたくなってきちゃうのが、また不思議。 |
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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー | |||||
◆めでたい 大沢・山椒太夫・在昌先生の柴田錬三郎賞授与式、祝賀会、二次会、三次会に参加させていただきました。 上の方↑ですでに紹介されていることでしょうから、華やかな部分はあえて省略させていただきます。 で、三次会の様子などを。いくつかの部屋に別れてカラオケ、という毎度のスタイルなのですが、部屋の構成員によって雰囲気がガラッと変わるところが面白いわけです。出版社によってカラーが違ってたり、人の組み合わせで選曲も変わったりします。で、各部屋を覗いてみた訳ですが、脱力しちゃった部屋もいくつか(笑)。たとえばバヂャーのノリちゃん、悪漢G(怪編集長)、どすこいC(健忘症)あたりが溜まっていた部屋は「眠らない街」縛り。入って来る人来る人「眠らない街」(映画の新宿鮫の主題歌ですね)だけを何度でも唄わせるわけで。どんな歌でもテキトーに唄うGさんはまあ置いておくとしても、これが中々唄えないもので。みんなサビはあってるんだが。鮫担当のWさんも苦戦。結局受賞作の担当編集Mさんがいちばんマトモに唄ったようで。 で、この曲で踊っていただいて「ダンシングカンパニー」をやろうというノリちゃんの提案は、即刻却下されたようですが。
◆たいへん。 妖怪大戦争のセットが燃えちゃいました!!! もうすぐクランクアップだったのに。しかもクライマックスの500人エキストラ大集合週間の直前だったのに……。 参加予定だった全国のボランティアエキストラのみなさん、延期になっちゃってどうもすいません。無理に日程を調整してくださった方や、飛行機や新幹線のチケットを買っちゃった方、宿の予約などをされていた方もいらっしゃったようで、まったくもってもうしわけない。 スタッフも大慌て&大急ぎで日程を立て直しておりますので、仕切り直しの際はぜひ、ふるってご参加くださいませ。 いやはや、皆さんも火事には気をつけましょう。 今年はホント、「地震雷火事(山)オヤジ」の年です……。 ◆幽 第二号のメドが立ったもよう。なんとか予定通り間に合いますね。 東編集長、吸血K、デスメタルS、汁気Rくん、お疲れさまです。 お楽しみに。 |
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■編集者Sのウラ情報 | |||||
山椒大夫の柴田錬三郎賞授賞式、その夜の怒涛の二次会三次会、週末の飛び石連休を利用した受賞記念ゴルフコンペ「パンドラカップ」といったお祭り騒ぎもひと段落、ようやくオフィスも落ち着きを取り戻しております。しかし来週はもう12月、落ち着いている場合ではないのです。 最近の話題でちょっと気になったのは公開直前の某映画があるお方のご宣託で急遽タイトルが変更になったこと。これが小説だったらと考えてしまいました。作家が一生懸命を考えたタイトルを誰かの一言で、カバーまで刷り上っているのに変更することがあるのだろうかと。まずないでしょうね。もちろん映画でもそうあることではないでしょうが。 しかし関係者は話題つくりになっていいとか言っているようですが、作品やタイトルに対する愛はないのかと突っ込んでしまいたくなります。 (明日はドラクエの発売日、S) |
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■まるひの秘書ヒショバナシ | |||||
◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ) ここ押し。ん? 弦を、こう…… 弦楽器はイロイロありますが、ぜひ厨子王にはウクレレを! というか、ここのところのネタ件名、絶好調ですなあ。毎週楽しみです♪ 柴田錬三郎賞受賞パーティの二次会で、会費をいただくかわりに出席者の皆様から一人ひとくち1,000円の寄付を募りました。これは山椒大夫・大沢の提案です。 受付をやってくださった徳間書店の方々には、ひと手間余計に増やすことになって申し訳なかったですが、おかげで192,000円集まりました。ありがとうございます。このお金は責任を持って「新潟県中越地震災害義援金」に送ります。(机の引き出しに大事にしまったままなのをさっき思い出して、あわてて郵便振替用紙を書いたマヌケ。トホホ) なんか腕のあたりが妙にカユイと思ったら、上で大沢が殊勝なこと言ってました。スタッフたちへのお礼を2回も! ギャァァァ、ヤメテー! 雨が降るー、雪が降るー!(といいつつ、けっこう嬉しいらしい。この言葉でスタッフ一同の疲れも吹っ飛ぶというものです)) 来週からは怒濤の師走。速いなあ、はぁぁぁ。なんてタメイキついてる場合じゃないです。忘年会の日程を決めねば!!!(これも忘れてた。トホホホホ) |
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■ノリノリ編集後記 | |||||
なんとも慌ただしい一週間でしたが、角川大映撮影所の火災には一番驚かされました。撮影所のオープニングセレモニーにも参加したし、「妖怪大戦争」の撮影現場にも何度かお邪魔していたし。そして今週はクライマックスシーンのエキストラ参加もひかえていたのに…。残念でなりません。でも、すでに撮影は再開している様子。今回のことでいっそう結束が強くなっているかもしれません。逆にモチベーションが上がっているかも。これから先アクシデントが起きないことを祈るばかりです。がんばれ三池組! 負けるな三池組! (なんだか小粒なジャパンカップ。バルク→ロブロイで決まり!?…ノリ) |
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■アンケートから (●はスタッフのコメントです) | |||||
◆Q&A更新されない1周年ですよぉ!!!楽しみにしてるんですがねぇ・・・。 ●という催促をよくいただきます。私も楽しみにしているんですけどねえ・・・。Q&Aに回答してもらうためのまとまった時間が、なかなか取れないんですよ・・・。スミマセン。気長にお待ちくださいませ。ぺこぺこ。(まるひ) |
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下の方でコッソリ | |||||
◆厨子王原稿メール件名の歴史(本人確認用?) 更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) → 前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 |
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