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 第160号へ 第161号 2004.6.25 第162号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆『理由』の劇場公開が決定! 詳細は後日。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆母校
 19日の土曜日、母校東海学園東海高校で催される「サタディ・プログラム」に招かれ、講演に行ってきた。
 このプロジェクトは一般の人たちも聴講できる公開講座で、在校生が中心となって企画を立て講師の出演交渉もおこなっている。第五回となる今回は3部構成で計47講座の開催。国会議員の討論会やタレントの講演もあり(隣の教室は、イエローキャブの野田社長の講義だった)高校生の主催としてはビックリするぐらいレベルの高い企画だ。もちろんPTAやOBの協力がなければ不可能だろうが。

 オイラの講座の方は、高校生ではなくむしろ中学生と年配の方々が多く、教室に入りきれず窓ガラスを開けて廊下で聞いてくださるお客さんもいたほど盛況だった。


教壇に立っております

黒板を使ったりして
気分はもう教師♪

黒板に書くのはキモチイイ!! と言ってました


 で、終了後…
 高校時代の友達の女の子とか、幼稚園で担任だったという先生が現われて(もちろん俺は覚えていないんだけど)「あり君」とオレのことを呼び「あり君は『ジャングルジムの上から傘を開いて飛び降りる』と言って聞かなくて困ったわよ」なんて話をされ、トホホという感じだった。
 あと、高校時代の同級生にも何人か会ったりしたが、人間の顔と名前を覚えるのがすごく苦手なオイラは、なかなか思い出せなくて失礼な思いをさせてしまった。なにしろ卒業してから30年経っているから…申し訳ない。

 在学当時と比べると、校舎全体もキレイになっていて、昔はカツ丼とカレーしかなかった学食はラーメンやフライ物とかずいぶんメニューが充実していた。
 また、学力のレベルが高くなってきているようで…一学年600人以上の生徒は上位200人までがA群、その下がB群とクラス分けされていているのだが、(オイラはB群のそのまた落ちこぼれだけ集めたウルトラC群にいたわけだが)今はB群からでも東大とか京大に進学する生徒がいると聞いて驚いた。
 落ちこぼれのOBとしては、とぼけた格好をした生徒もいない、みんな真面目そうで進学校としてしっかりしているんだなぁと、感心しきりだった。




講座終了後、廊下でプチサイン会



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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 引越しまでカウントダウン!
 荷造りに忙しいです。同じ攻略本が3冊も出てきたりしてハズカシイです。買ったのを忘れてまた買って、また買ったのを忘れてまたまた買って
しまうんですね。
 引っ越したら♪
 さあやるぞ、ついにXbox解禁だ! 『パンツァードラグーン オルタ』だ!
 というわけで今週は短く失礼いたしますが、今現在、宮部とは別のカウントダウンをしているゲームファンの皆さんも多いことでしょう。そ、『ゼノサーガ エピソード2』が発売になるからですね。ゲームショップ店頭のポスターがカッコいい。
 わたしも引っ越したらやろうかな、エピソード・ワンから。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆イベント
 ですね。明日(注1)。
 出演者が多いのでボクはおとなしくしていることにしよう。
 そうしよう。
 という感じです。あれだけ怪しい人が(褒めてます)揃っていれば、それだけで面白いように思います。
 はい。

◆死者の書
 国書刊行会から折口信夫の『初稿・死者の書』が刊行されました。『死者の書』単行本バージョンとは違う、雑誌掲載時の初出バージョンを初活字化・完全収録。晩年に書かれた「続・死者の書」草稿二種、大嘗祭に関する論功などがまとめられてます。
 これはウレシイ。名作です、死者の書。半世紀ぶりに雑誌バージョンが本になるなんて。
 フレイザーの『金枝編』完訳の刊行も始まりましたし、『稲生物怪録絵巻集成』やら『北斎妖怪百景』やら、国書刊行会は夏にがんばる(笑)。
 北斎〜は多田(巨)克己さんともどもボクも寄稿してます。

◆お知らせ
 してはいかんそうなので、うーん、来週にでも。
 はい。

◆風
 デビューしてからいままでずっと、講談社ノベルズ、Cノベルズの装幀・挿画は故・辰巳四郎さんにお願いしておりました。
 残念ながらお亡くなりになってしまい、長年の辰巳ファンとしては痛恨の思いだったわけですが、問題なのは後継だったわけで。
 で、今回から講談社ノベルスの表紙の絵巻(注2)は『豆腐小僧』でお世話になった妖怪絵師の石黒亜矢子さんにバトンタッチ。装幀は同じく『豆腐小僧』を手がけてくれた坂野公一君。豆腐コンビでの新生『百器徒然袋』となります。ぜひご贔屓に。

注1)イベント  ダ・ヴィンチ創刊10周年記念、幽創刊記念、第十四回怪談之怪のこと。十四回もやったのか。うーん。

注2)絵巻  意外に知られてないんですが、講談社ノベルスの表紙の妖怪画はぜーんぶ繋がった絵巻になってるんですね。姑獲鳥→魍魎→狂骨→鉄鼠→絡新婦→百鬼チーム→塗仏チーム→百器チーム→続百鬼チーム→隠摩羅鬼という。紙が足りなくなったら継ぎ足して描かれてたようで。ボクも本物は見たことないのですが。狂骨なんか見ると魍魎のウラが見えてますね。

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サイン会同時開催写真館

◆サイン会続いてます。6月24日(木)は八重洲ブックセンター本店にて、大沢&宮部、初の同時開催でした。



大盛況

仲良く並んでサイン♪

せっせっせ



パタパタ その1 パタパタ その2

来場者全員プレゼントの特製うちわ



終わったぜー

終了予定時刻を大幅にオーバー

オツカレサマデシタ



■編集者Sのウラ情報

 昨日の山椒大夫、安寿のサイン会ご来場くださいました方々ありがとうございました。同時開催という初の試みでこちらも勝手がわからず、予想以上に時間がかかってしまいました。なんと2時間半。長時間並んでくださった皆さん、すみませんでした。座りっぱなしだった二人も大変だったでしょうが。
 完全に二人をセパレートする、人数を減らす、サインを一冊に限るなどもっとシビアに限定すればよかったのでしょうか。でもせっかくの機会ですしね。反省点多数です。当日の模様は二人が報告してくれるといいな。写真はアップされてることでしょう。
 今回は版元の講談社と徳間書店が販促用に「ICO」と「パンドラ・アイランド」の広告を片面ずつに印刷したうちわを作ってくれました。写真で二人が手にしているのがそうですが2社のご好意で来てくださった方にもプレゼントすることができました。サイン会の開催に向けて奔走した下さった八重洲ブックセンター、講談社、徳間書店の皆さんありがとうございました。最後に我慢強く並んで待ってくださったみなさんに改めて感謝です。
(ロングランサイン会で八重洲ブックセンターの店員さんのシフトが大幅にくるったらしい……S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」
 コウちゃんとシンちゃん。悪ガキ仲間、久々の再会ですか。あっというまに時間が「あの頃」に巻き戻る瞬間。いいですねいいですね。

 コーミソース買ってきました。すがきやのラーメンも食べました。カールのうすあじは、行ったスーパーには置いてませんでした。シクシク。
 あああ、アレ忘れてたコレも食いたかった!(たとえばコンパルのカツサンドとか、風来坊の手羽先唐揚げとか)って心残りがいっぱいの名古屋の旅。一泊二日じゃ時間が全然足りませんね。今度はもうちょっとゆっくりするぞー!

 というわけで、山椒大夫と安寿がほぼ同時に引っ越しです。安寿のウチはオフィスから離れているせいもあって、私たちが何か手伝うことはなかったりするんですが、山椒大夫の引っ越しには、スタッフ一同休日をつぶして手伝いです。こりゃもう、ものすごーーーく高い晩ゴハンをおごってもらうしかありませんね!

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■ノリノリ編集後記

 講談社で催された『小説現代』創刊500号記念 公開対談・朗読会に行ってきました。なんとも豪華な顔ぶれ! 自作朗読は石田衣良さん、室井佑月さん、伊集院静さん。対談は北方謙三さん山田詠美さん。貴重な体験でした。とくに室井さんと伊集院さんの「朗読しながら自作に自分でツッコミを入れる方法」は新たな朗読スタイルの発見でした。今後、大極宮朗読会の参考になるかも…。
(ある飲み屋でムチでぶたれた…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

サイン会

◆サイン会に行ってきました!生の大沢さん、宮部さんに出会えて感激しました。サイン会というものが初めてなもので無様なほどに緊張してしまって、お礼しか言えずとても残念でした。名前って書いてもらえたんですねー。もう何が何やらって感じだったので、もし次の機会があればぜひ…!サインをもらい終えてほっと一息つき、後ろを振り返ってみたならば宮部さんが大沢さんを団扇であおいでおられました。暑い中お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

◆今日は、楽しみにしていた、サイン会に行ってきました。
実は、今日は アルフィーのコンサートでしたが、そっちを蹴って、大沢さん&宮部さんの方に、行きました。だってお二人揃ってのサイン会なんて、めったに、見られないと思います。三省堂での「アルバイト探偵」のサイン会の写真を大沢さんに、渡す事も出来ました。二歳の娘に「沢山並んで疲れた?おなかは空いていない?」と、大沢さん 気にかけて下さいました。やはり実物の方が、カッコイイ。宮部さんは、初めてでしたが、お話が出来て、嬉しかったです。
今回、このような タクラミを企画された事、とても、感謝しています。有難うございます。
P・S 娘は、家族中に、サイン本二冊を見せては、ニコニコと喜んでいます。

◆サイン会行ってきました!事前に整理券をゲットしこの日を待ちました。しかし、ついた時間はすでに予定時間をはるかに過ぎていて、「終了」が頭をよぎりましたが、心配無用。この時は思いました、混んでて良かったと・・大沢先生とガッチリと握手してもらい、宮部先生とはそっと手を出したらやさしく握手してくれました。二人とも「遅くまでありがとう!」と皆に言っていましたが、いえいえお二人こそ遅くまでご苦労様でした。「私もうちわで扇いでたよ」とぼっそと言った宮部先生がかわいかったです。またぜひ参加します!

ううう、私も行きたかったですぅぅぅ。(まるひ)

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