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 第153号へ 第154号 2004.5.7 第155号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆WOWOWで放映された『理由』が好評で、ひょっとしたら劇場公開もある! かも?

◆GW中、大沢と勝浦で雨風の中ゴルフをしてきたS氏、風邪と筋肉痛でダウン(大沢は元気)。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆GW
 風がとても強くて雨まじり、気温もすごく低く…去年の夏に続き天気に恵まれない連休。例年なら遊べる磯へも寒くて行けず、子供達にはちょっと残念なGWだった。
 そんな中、ゴルフはしっかり4日間プレー。冬物のズボンを引っ張り出して、さらにその上に雨合羽を着こむありさまではあったが。
 まあ、ゴルフそのものを楽しむというよりも、集まったみんなでワイワイガヤガヤやるのが楽しみなわけで。23人の宿泊者でごったがえし、2升炊きの大型炊飯器がフル稼働した日など、勝浦らしくはあった。

 滞在中は夜12時半に寝て、朝7時に起きる生活をしていたが、東京に帰ってきた日は12時間も寝てしまった。4日連続のゴルフがこたえたのか、足腰に疲れもみえる。歳かなぁ…という感じ。
 ウォーキングを再開せねば。

◆新車
 GW前に納車となった新しいボルボ。まだ慣れないというか、いまひとつしっくりこない。ステアリングの感じが違うし、サスペンションもちょっとやわらかい。点検のときにサスペンションを硬くできるようであれば調整してもらおうと思う。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆エドガー賞
 桐野夏生さんの『OUT』、惜しくも受賞には至りませんでしたが、とにかくノミネートだけでも大変な快挙ですし、今後も充分期待できるわけで、素晴らしいトピックでした。宮部は新聞で写真を見たのですが、黒いパーティドレスの桐野さん、とっても素敵でしたね♪
 輸入超過に甘んじてきた日本ミステリーが海外に(とりわけ英語圏に)進出することは、長年の悲願でありましたが、なかなか現実化しませんでした。でも、もう夢物語じゃありません。
 宮部の『火車』が英訳されて出たのはもう10年近く前のことで、幸い、けっこう良好な評価をいただいたのですが、やっぱりまだ全体に機が熟していなかったのと、英米の読者から見るとわたしの作品はパンチが足らなかったのかな。残念ながら後が続きませんでした。
 またチャンスがあるといいなあ。
 といっても、もちろん、作品や作風によって英語圏でウケるものとウケないものがあるのは当然ですから、あんまり性急になってはイケナイ。しかし我がオフィスでも、うわ言のように「ハリウッドで映画化〜」という言葉をつぶやいている向きがあるトカないトカ(笑)。夢はでっかい方がいいからサ。

◆ゲーム女の生きる道
 攻略本が出たので♪ 隠しイベントがあとひとつ見つからずに止まっていた「鋼の錬金術師 迷走の輪舞曲」をクリアすることができました。シェスカに会いに行くのがキモだったんですねえ〜。気づきませんでした。でも、あと2匹ネコを見つけなくちゃならないので、ゲームはまだ終わってないのです。
 さてその一方。

 「ピクミン2」だ(喜)。

 新種も増えて、ピクミンの愛らしさと健気さ、さらにパワーアップ!! 一緒に地下にもぐってお宝捜しが楽しくて楽しくて、肩こりになりそうです。今度はクリアのための日数制限がないので、トロい宮部でも途中で泣き泣き諦める必要がなく、のんびりとプレイできるのが何よりも嬉しい。
 ピーっと笛を吹いて集合をかけて、あっちこっち連れ歩き、ピクミンたちががやがやと何かしらしゃべっていたり、ときどき歌らしいものを歌っているのを聴いていると、和みます♪ 大事に連れ歩いてるので、みんな花が咲いてにぎやかなの。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆狂言
 ご招待していただきまして、茂山狂言を観てまいりました。
「春狂言」と題した今回の演目は三つ。
爆笑の「文荷」(ふみにない)、狂言にしては長めの「武悪」(ぶあく)、そして「新釈・鬼の継子」(おにのままこ)。
「武悪」のニセ幽霊もかわいいですが、何といってもオニです。オニ。
「新釈・鬼の継子」は、古典のストーリーをそのままに千之丞さんが新解釈したもの。オニキャラも代官キャラも良い味がでていて、現代性も加味された傑作 です。
 堪能いたしました。

◆鳥取
 へ、行ってきます。明日、というか今日か。
「大(Oh!)水木しげる展」の特別講座ですね。
 この「講座」、間違いじゃなくて、やっぱ「講座」なんだそうです。
 なので「講座」をやってきますです。
 ご報告はまた来週。

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■編集者Sのウラ情報

 皆さんのGWはいかがだったでしょうか。上のほうで山椒大夫も書いているでしょうが雨、強風、雨&強風と一日ごとにステップアップしていった3日間でした。このところの勝浦ゴルフは天候に恵まれません。誰のせいなんでしょうか。ぼやきしかでないGWでしたがこの週末は天気は良さそうだし、来週は北海道、パネルディスカッションに申し込まれた皆さん、札幌でお会いしましょう。(休み明けはネタが……S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 遅くなりましたー。すんません
 お待ちしてましたー。わはは。(メール受信時刻 23:03)

 本日更新日の昼、新しく借りることになった大沢仕事場マンションの契約をしてきました。部屋探しを頼んだのは、オフィスからも近くて長い付き合いのある不動産屋だったのですが、物件の仲介をしてくれるのは別のところだったりしまして(ってまあ、これはよくある話ですけど)。で、旧知の方のオバサン(って私もオバサンですが)とふたりで行ってきたわけです。原宿・竹下通りまで・・・。
 うっはあ! 何年ぶりかもわからんぐらい久しぶりだよ竹下通り! 平日昼間なのに、なんじゃこの人出の多さわっ! ていうか、キョロキョロしながら歩くオバサンふたり、周囲から浮きまくってるぞ! いやそれよりも、こんなところにホントに不動産屋があるんかい!
 ありました。やっと見つけた不動産屋の隣は、ナンダカモウ私の貧困な語彙では表現できない奇抜なコーディネイトの服を売っている店でした。いやあお土地柄ですなあ。
 契約じたいは、アレコレ説明を聞いて(いるフリをして)ハンコをぺたぺた押して敷金やら手数料やらを支払ってハイ終了。ところが最後にオジサンが「これは口頭で説明できませんから、お持ちになってください」と机にドサっと置いたぶ厚いクリアファイルを見てびっくり。はさまっているのはすべてマンション付帯設備の説明書なんです。ドアホーンにドアモニター、床暖房にエアコン三台分にアルカリ整水器に他にもいっぱいナニヤラカニヤラ・・・床暖房はそれだけで1冊のファイルになってるし。
 うっはあ! その2でございます。いやー、面倒くさがりの大沢山椒大夫がこれらを全部見るとは、とても思えないっす。というより、「あら困った、これはどうすれば!」てな事態が起こったとき、すぐに説明書見つからないかも、多すぎて・・・。
 はぁぁ、整理してひとつひとつインデックスつけるしかないか。あー、かったりー。ってゆうか持って帰ってくるの重かったー! 
 設備の整った新しいマンションに住むのもなかなかタイヘンなんだな、と思ったのでありました。

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■ノリノリ編集後記

 個人的にGW最大のイベントだった天皇賞。新幹線で京都まで駆けつけましたが…ショックでした。愛馬ジェネラーレに望んでいたことを他馬にしてやられるなんて! 勝った場合は口取り写真に並ぶ予定だったため、めったに着ないスーツにネクタイ姿でレース直後は呆然と立ちすくみました。まあ、あれも競馬。しかたありませんね。
 とはいえ、出走までこぎつけたことには素直に感激。一緒に出走したウインブレイズと合わせ2枚のゼッケンを持って、初めて訪れた京都競馬場のシンザン像の前で記念撮影。まわりの人たちからは失笑をかってましたが、自分としては誇らしい気持ちでいっぱいでした。これで秋までは休養。またG1の舞台に戻ってきてくれることを祈るばかりです。
(馬体重は断然の一番だったけど…ノリ)



遠いパドック

超満員の京都競馬場。
パドックの愛馬には近寄れず…(泣)。


正装ノリノリ

シンザン像の前にて。
台座には「神賛」と書いてあった。



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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆情報もたくさんあるし、見やすいHPでよかったです。
ただ、新刊案内に将来の予定がもっと先のことまで書かれていると嬉しいです。
京極先生のファンなのですが、ハードカバーの方が好きなので、あればハードカバーを買うようにしています。まだハードカバーになっていないノベルも近い将来ハードカバーになるんでしょうか?
ならないなら諦めてノベルシリーズを買って読むんですけど・・・

『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』とハードカバーで出版された"愛蔵版シリーズ"(と勝手に命名してみました)。講談社の担当氏にきいてみましたところ、次の『狂骨の夢』は、今年の秋以降に出版予定だそうです。"秋以降"というだけで、時期などの詳細は未定とのこと。また、5作めの『絡新婦の理』まではハードカバー化を考えているそうですが、それ以降の作品に関しては"検討中"との答えも返ってきました。現在わかっているのはこんなところでございますー。(まるひ)

◆ランチジャー、現役で売ってますよ!
ヨーカドーとかホームセンターとか、弁当箱売り場で普通に。
とはいっても昔のおやじ臭いものではなく、女性でも使えるようなきれいな色のものも多いです。
子供のお弁当(幼稚園児)にどうかと本気で考えましたが、あれはさすがに量が多そうなので断念。しかもめんどくさがりな母としては朝からそんなに弁当に心血注げません(>_<)

「おおお、そうなんだ!」と、安寿の代わりに私がネットでいろいろ見て参りました。いやあ、確かに昔のものよりカラフルだしコンパクトなものもありますねー。くまのプーさんの可愛いやつや、和風ちっくなものまで! 真面目に購入を検討中です。わはは。情報ありがとうございます。お弁当作りがんばってくださいねー♪(まるひ)

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