第12号へ 第13号 2001.5.25 第14号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼レポート ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ
 
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆京極『ルー=ガルー』の気になる進行度・・・・・・ついに100%!!!

◆ようやく地獄を抜け出して(でもないか)、最近京極の電話の声がなんだかとっても明るいらしい。

超高級中国料理「勝利の宴」は、作家3人の多忙のため、なかなかスケジュールが決められず、スタッフ一同おあずけ状態・・・(;;)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆まだまだぼやき節
引き続き忙しい。もはや悲鳴も出ない。
数年ぶりの記録的月産原稿枚数。
連休明けてからだからホントにハード!
次から次にくる締め切りに追われ…マシーンのように書いている。
あっ、福井氏の『Twelve Y. O.』の文庫の解説もあった…。

◆わずかな光明?
先週のゴルフコンペに、二代前のドライバーを持っていったら意外にいうことをきいてくれた。アウト・インともドラコンゲット!!
……までは良かったが、トータルでは…。
で、今週こそっ!と思っているのに天気が悪そう…なんで?
天気のいい日に部屋にこもって原稿書いて、外に出る日は崩れるの?
あんまりじゃん! 

◆ラジオ出演
FM TOKYO系の「コミュニケーション エッセイ」に出演。
今週、収録を終えた。放送は6月の予定。

◆もはや唯一の楽しみは…
この忙しさ、身体をこわさず乗りきれば…
安寿のおごりの超高級中国料理が食える!

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週のゲーム女のひと言
先週のこのコーナーで、「『メタルギアソリッド2』の発売が近づいた」と書いたのですが、雑誌を見たら、ナント発売予定が「2001年冬」に…。
あれ? 6月だと思っていたのはミヤベの勘違いだったかしらん。
それでも「2」の体験版もありますし、「1」ももう一度クリアしたいですね。
ただ、いつも思うんだけど、潜入工作員て、みんなあんなふうに猫背なのかなあ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆朝から朝まで。
晩とか昼とか夕方とか夜とかどこ行ったんだ。
朝から仕事して気がつくと……。朝なんだよう。
でもって1日仕事して気がつくと……。朝なんだよう。
一週間で外に出たのは子供と公園でバーベキューした数時間だけ。
ああ昼だ、日本にまだ昼があった! とか思ってかえって仕事して気がつくと……。朝なんだまた。
日本は夜明けばっかりだ。と、いうわけで、以下こんなことをしましたつう文章が続く。

◆で、ルー=ガルー。
脱稿しました。けけけけけ。
600頁だったんですよ、予定。で、執筆率90%越して、「あッ!」と驚くキョーゴク。「ラスト遠いじゃん!」。終わらないんだ。
でもって朝から朝まで書いたんですね。
結局150頁増(当社比)。1500枚くらいなんですかね。知らないけど
(また秘書の人に叱られる)。
ラスト300枚のペースで最初から書いてりゃねえ……
(結局自分が悪いんじゃん)。

◆で、トロフィー。
第一回本格ミステリ大賞が決定しました。
記念すべき第一回の受賞者は……。
小説部門が倉知淳さんの『壺中の天国』。
評論研究部門が、権田萬治さんと新保博久さんの『日本ミステリー事典』。
特別賞が鮎川哲也先生。
で……。授賞式が6月23日。トロフィー納入業者であるところのキョーゴクは、国籍不明の謎の職人と共にトロフィー作りにせっせと励むのでした。
間に合うのか!
もし間に合わなかったら、どんなトリックで殺されるか判ったもんじゃないや(怖ええッ)!

◆で、小説推理。
「小説推理」に好評連載中の喜国雅彦さんのエッセイ『本棚探偵の冒険』。あのタイトルの字はキョーゴクが書きました。
で、今度『本棚探偵の回想』という新シリーズが開始されます。
と、いうわけで書きました。字。もう榊莫山状態。莫山と呼んで。

◆そして水木さん情報
って、そんなコーナーいつ出来たんだ!
まず講談社コミックスから『ボクの一生はゲゲゲの楽園だった 1』発売中。水木先生の漫画の自叙伝ですです。キョーゴクも少し文章書いてます。
先週もお知らせした筑摩文庫『京極夏彦が選ぶ!水木しげる奇妙な劇画集』はただいま校了中。
講談社系の会社から『ゲゲゲの鬼太郎』の英語ヴァージョン全3巻も出る予定。こちらは選定と解説、装幀をやらせていただきます。
「怪」謹製『水木しげるコレクションカード』もよろしく(デザインしてます)。

◆そして、怪。
リニューアルいよいよ始動。新シリーズ開始に表紙デザインにと闇のプロデューサーも大忙し。
邪悪な編集長Gさんは忙しさの余り急性胃炎で救急車に乗るし。
でも帰ってくるし(笑)。
詳しくは来月発売の「ダ・ヴィンチ」に特集されてまっす。
しかしFAXインタビューったって、あんなにたくさん書かせたんじゃ、かえって手間がかかるじゃないのよ、「ダ・ヴィンチ」担当Kさんってば。
ちなみに同誌連載企画「怪談之怪」もヴァージョンアップ第2ステージ準備中。
『第五回世界妖怪会議』+『怪談の怪』イヴェントも8月4日、新宿文化センターで開催決定!
夏は忙しいって。お化け担当は。

◆そして、歴博。
佐倉にある「国立歴史民俗博物館」の夏の企画展「異界万華鏡」で小松和彦先生と何かやります。
詳細は追って。(追っ手がかかっているわけではない)

◆で、ジャーロ。
表紙入稿しました。次からイメチェンか……?

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■まるひレポート(初)

◆ナナオがオフィスにやってくる♪(その1)

PCマニア垂涎のディスプレイ! 世界のナナオ!
突然、棚からボタモチ的に大沢オフィスに導入決定! しかもタダ!
いったい何が起こったのか???

それは1本の電話から始まった・・・
安寿「まるひちゃん、ナナオって知ってる?」
まるひ「知ってますー。有名っすー。私もいつかは! って思ってますがとてもゼータクで手が出ませんー」 
(大幅中略)
安寿「・・・それでね、もしよかったら、大極宮のホームページ作るのに使ってもらえたらいいなって思ったんだけど」
まるひ「うおおおおおおおっ!」(あまりの嬉しさで言葉にならず)

(大幅中略)の部分に隠されたいきさつは、次号ということで・・・
とりあえずお披露目でっす!(5月22日、安寿の仕事場で撮りました)


▼これですこれですこれですーーー♪

神々しいお姿♪

限定ホワイトバージョン

  ナナオ GAWIN M-10
「TVチューナー搭載デジタルメディア
液晶ディスプレイ」(説明書丸写し)
要はコレひとつあれば、PCから
TVからゲームから何でもおっけー
ってことですね。超マルチだ!


がっ!


▼大極宮作ってるのは、実はこんなマシンだったり・・・

なんか汚れてますなあ・・・わはは

  DELL Inspiron 3200(3年モノ)
まるひの個人所有物。
サイト作成からネットゲームまで
仕事から遊びまで、ガンガンこなします。
超マルチノートPCだ!(強がり)


で、どうするつもり? 


えっと・・・今考えてます・・・(まるひ)


▼次号への伏線(?)

勝負花瓶!


  安寿ミヤベの仕事場に
さりげなく飾られていたこの花瓶。
大切なお客さまをお迎えするときに出す
という「勝負花瓶」ですって!


「大切なお客さま」とは???(続く)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

いや、オフィスにだってちゃんと立派なパソコンあるです。
4年モノの富士通デスクパワーなんたらかんたら。そりゃあ最新最速マシンに比べたら化石のようなものですが、経理ソフトや一太郎やエクセル使うぐらいの普段の仕事には、なーんにも不便を感じません。
一太郎のバージョンもいまだに"8"だったりしますけど、高度な機能が必要になる作業はしない(できない)ので、ちーっとも困りません。
ノートパソコンで「大極宮」のページを作っているのは、まあ・・・4年モノと3年モノ、この1年の差が「ノートなのにデスクトップ機よりもスペックが格段に上」という、皮肉な現象を引き起こしたせいでもあり。(HP作成ソフトに画像処理ソフトにブラウザ二種にテキストエディタとかめったやたらにバカスカ立ち上げても、さほど機嫌が悪くならない)
第1号にあるような、大沢の仕事場に皆で集まってHP会議をするとき、コイツを持って行けば話が早くてラク、というのもあり。
(つまり、大沢の仕事場にはパソコンがない!ということですね・・・)
ボーナス査定アップを狙って、ここはひとつ「休日でも自宅で仕事ができるからっす」と、優等生的な理由をとってつけとくのもいいですな。
うひひ。(もちろん、そんなコトめったにしません。休日はネットゲームざんまいに決まってまっす)
まーでもオフィスと自宅の行き来に、決して軽くはないパソコンバッグを肩に担ぐのも何だか疲れたなあ・・・という気もしてまいりましたし、ギガヘルツのマシンもお手頃な価格になってきましたし、「なんだったら私が組み立てまっせ。お安くつきまっせ」と、編集者S氏もささやいてますし・・・。
そろそろ大極宮用にニューマシンの導入を検討したいものよのう・・・てなところに降ってわいた(棚から落ちてきた)ナナオ様!
もう夢のようでございます。今後のサイト作りにも、いっそう力が入るというものです。
よーし! こうなったら、ナナオ様の高画質に負けないスーパーマシン導入を目指すぞおおおおおお!
なーんてコブシを握りしめてもですね、しょせん私のシロートレベルではWindowsMeと2000、いったいどっちにすればいいのかすら判断できなかったりして・・・判断できないから両方入れてみたかったりして・・・でもそんなことして意味があるのかどうかわかんなかったりして・・・。
なんか逆上してます。わはははは。
というわけでアドバイザーS氏、出番ですぞー!
(いくらパソコン環境が良くなっても、自分のスキルを向上させなければ○に真珠、という現実から目をそむけているまるひ)

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■編集者Sのウラ情報

ほんとに一週間は早いものでもう締め切りで、さてネタをどうしようなどと思いながら、起きぬけにテレビをザッピングしていると、飛び込んできたのが、「チーズがバターを訴えた」というニュース。
なんのことかわからない人に説明すると、300万部をこえたあの大ベストセラー(これには『灰夜』も『模倣犯』も泣かされた!?)、「チーズはどこへ消えた?」のそっくり本「バターはどこへ溶けた」の販売差し止めを求めて訴えたというもの。
ベストセラーの二番煎じはよくあることですがここまで露骨にやられると、よくやるよなと感心してしまいます。
同じような事例としては、「サラダ記念日」がベストセラーになったとき、「チョコレート記念日」(だっけ?)や「動物占い」でもありましたよね。やる方は罪悪感などなく、売れてるものに乗っかろうと軽い気持ちでやってるだけなんだろうね。単純に比較はできないとは思いますが、似たような例はどの業種にもあるわけで、ある商品がブームになると必ず後追いはあるのはしょうがないのかもしれません。
競合商品が出ることによって、マーケットが拡大したり性能が向上したりするわけですから。
ただ出版物が他の商品と決定的に違うところは、どのメーカーよりはるかに他品種で一点一点の企画内容が重要だということ。
これはとりもなおさず、著者や編集者のオリジナリティーに負うところが大きいと思います。やっぱり、このベストセラーやブームは自分が作り出したと言いたいもんね。(S)

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■ノリノリ編集後記

通っているスポーツジムでボクシングを教わって一年。
(某ボクシングジムから現役選手が臨時コーチに来る)
やってみるとわかるが、かなりキツイ! ミット打ちや、サンドバックを1分間連打するだけで全身に乳酸がまわる。
それでも、最近やっと左フックがさまになってきた。
こうなると試合とかスパーリングで試してみたくなるのだが…、けっして喧嘩は買わないよ。 (ノリ)

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