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 第133号へ 第134号 2003.12.12 第135号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆朗読会小倉公演の会場が超豪華でキレイらしい。

◆大沢オフィスに風邪蔓延の兆し・・・

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ぼやき節。でも…
 街はすっかりクリスマスイルミネーションで輝いている。
クリスマスが楽しかったのはやっぱり自分がプレゼントをもらう側の年齢までで、さしあげる側になると正直言って楽しいとは思わない。ただ、ああ、もう一年が過ぎたのかなあ…なんて。
 まあ、それにつけても街の華やかさとは裏腹に、日々、ひたすら、年末進行原稿、年末進行原稿とは。暮れのパーティーも用事ができて出られなかったものだから、忘年会らしい忘年会は大沢オフィスの忘年会のみ出席ということになりそうなあんばいだ…。

 とはいえ、今週末、東京を離れてサイン会をしに暖かいタイへ行ってきます。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 さて、「サモンナイト3」に戻りました。
 このゲーム、以前にも書きましたが、可愛らしいグラフィックに似合わぬ硬派のシミュレーションRPGなんですな。外見は藤崎詩織だが中身は豪鬼だという――このたとえはおかしいか? 会社違うもんね。
 というか、すみません、わたくし今、ツマラナイ見栄を張ってしまいました。
 上記の文章だと、まるでわたくしが「豪鬼」を使ったことがあるみたいにも読めますね。使ったことないです。見たことしかありません。
 わたくしは、「波動拳」しか出せないんです!
(でも「ソウルエッジ」は一応クリアしたのよ。ソン・ミナちゃんの斬馬刀のおかげで――って、これもまた会社が違うぞ)

 取り乱してしまいました。コホン。「サモンナイト3」のどこが硬派かというお話であります。
 説明するなら一行で足ります。

 同レベルなら、敵ユニットの方がダンゼン強い。

 普通、考えられないでしょ。でもホントなの。だから地道なレベル上げが必要なんです。その点では「今日もトレーニング、明日もトレーニング」の「タクティクスオウガ」と似てます。フリーバトルが楽しいから苦になりませんけど、下手するとストーリーを忘れちゃうんだな。3日ぶりぐらいに本筋に戻ると、「あれ? 次はどこへ行くんだっけ?」という事態に――
 上手なヒトは、レベル上げなんぞしなくても、戦略で勝てるらしい。「3」で導入された「ブレイブクリア」というマップクリア条件は、そういう上級者向けなのね。
 いいの、わたしは。ブレイブクリア5回しかできてません。いいのよ、ほっといてちょうだい。とにかくカルマルートにだけは入らないように踏ん張ってるんだから。それでもアズリアとギャレオは仲間にならなかったんだよう。前半でカルマ値が上がっちゃったからさ。だってしょうがないじゃない、自動的に抜剣覚醒しちゃったのが3マップも続いちゃってさ。それもこれもジルコーダのせいなんだ。
 また取り乱してしまいました。
 それでも頑張ってるのは、ただひたすらクノンさんが好きだから♪ いつもいつもバカ丁寧で真面目なクノンさん。意外に強いし、テコテコ歩くのも可愛い。
 クノンさんは、看護師の女性ロボットなんですよ。アルディラという召喚士(魔法使い)の姐さんの助手をしているのですが、終盤になると、この二人で「神剣イクセリオン」という強力な協力攻撃を出せるようになるんです。アルディラ姐さんが「行くわよ、クノン!」と声震わせて発奮する傍らで、「サポートいたします」とぺこりとお辞儀するクノンさんが可笑しいのです。
 わたくしはこうゆう愚直で健気で可愛いキャラに弱い。サブイベント「乱れた振り子」で泣いたかって? そりゃ泣きましたとも。
 あ〜あ。クノンさんを助手に、ヴァルゼルドをボディガードに、オウキーニを料理人に雇えたら、人生楽しいでしょうねえ。
 GBAの「天外魔境オリエンタル・ブルー」もプレイしたいし、GCの「バテン・カイトス」も気になって眠れないほどですが、でも「サモンナイト3」クリアするまで、もう浮気はできません。そうそう、でもちょっとだけ浮気してた「ワイルドアームズ アルターコード:F」で、全国のオリジナル版「ワイルドアームズ」ファンの皆さん、カンゲキしましたよね? 今度のハンペンは、カーブできるんですよ!
 ハードの進化を実感しますね!
 って、今日はずっと取り乱していましたね、わたくし。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆イッセー尾形。
 今年も拝見させていただきました。
 今年はいつにもまして、身につまされる演目が多かったような。
 大家族の長男も工業高校に入れて一安心だし(知らない人にはわかりませんね)。

◆水木しげる展。
 準備が着々と進んでおります。
 現場担当のUさん(巨漢)や村上(妖怪馬鹿)健司さんも奮闘の毎日。
 みなさんどっぷり水木漬け。かくいうボクも、(ここでお前はずっとだろうというツッコミあり)徐々に作り物も出来上がり始めましたし。
 時間はあまりないようですが、凝った展示になればよいなと思います。
 ボクもあれこれ作ります。

◆師走。
 ってのは慌ただしいものですねえ。
 あー。

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■編集者Sのウラ情報

 昨日(11日)は急遽予定に入れていなかった推理作家協会・サントリーほか主催のオリジナルブレンド「謎」のトークショーへ。会場は六本木ヒルズ49階。よほどのことがないと足を踏み入れることのないところですな。ある意味「外国」みたいなもんです。
 オフィスの窓からヒルズの全貌が見えるので、逆はと思いましたが残念ながらブラインドが下ろされてました。
 で、会場では今年栄えあるチーフブレンダーに輝いた馳星周氏のブレンドしたウイスキーが振舞われたのですが私は残念ながらパス。旨いと評判でしたので興味のある方は「謎」のホームページから購入できますので是非どうぞ。
http://www.suntory.co.jp/whisky/blend/mystery/2003/
(山椒大夫がタイへ、おれも行きてェ、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

 金曜の更新を終えたら、オフィスの近所にあるヤキトリ屋に立ち寄り、週のしめくくりに一杯やるのが常でした。女の私がひとりで行っても、気後れもせず肩ひじも張らずに美味しく飲めて食べられる、居心地の良い店でありました。至近、大将&従業員フレンドリー、酒&料理イケル、お値段リーズナブル。こんな奇跡的に好条件のそろった飲み屋さん、そうそう見つかるもんじゃないです。なのになのに、11月いっぱいで閉店してしまったのですよ。ううう、切ないサビシイ・・・でもってタイヘンコマッタ! 私はこれからどこへ飲みに行けばよいのだ!!!
 この飲み屋難民状態を解決すべく、年明けから「新たな憩いの店を探そうプロジェクト」(大げさ)が展開される予定なのですが・・・。何よりも今夜! 私は飲みたいんだよおおおお! シクシクシク(;;)
 と、週末のささやかな楽しみを失った者の悲痛な叫びはこのくらいにして。

 新コーナー(?)今週の厨子王メール件名。(前々回よりスタート)
 子牛ん〜健康です。
 むう、またしてもやられましたな(ってナニがだよ)。っていうか、どこまで行くんでしょう、コレ・・・。

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■ノリノリ編集後記

 早っ。早っ、一週間。師走はホントに慌ただしく時間が過ぎますねえ。先週も報告したとおり打ち合せだらけの日々なのですが、なかなか楽しみな企画(守秘義務で今は書けませんけど)もありまして…いくつかは来年かたちにできるといいなと思っています。
それと朗読会vol.2グッズに関しまして、ホームページでの販売時期の問い合せがきておりますが、来週から注文受付を開始する予定です。遅くなって申し訳ございませんでした。皆さまよろしくお願いいたしますぅ。
(更新日の今日は打ち合せで博多。わーい!…ノリノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆西原理恵子さんの新刊『できるかなV3』、読みました。大沢さんの「新宿小判鮫」もさることながら、78ページ2コマ目の「宮部"テディベア"みゆき」に大笑いしてしまいました。宮部さんはこれを読んでどう思われたのでしょうか?

オオウケしてましたです、ハイ〜♪(まるひ)

◆それぞれの、先生方が書かれている作品が、何時頃文庫本になるのか?と言う事が解からないです。インターネットで、読めたりしても、僕みたいに文庫が良いと言う人々もいると思うので、そういう細かいことも解かり易くしてくれたほうが良いと思います。特に僕みたいに最近こういった文庫を、読み始めた人々に、解かるようにして下さい。

単行本が出てから3〜4年後に文庫化、というのがウチの作家たちの"おおまかな"基準です。これを目安にしていただければと思います。が、さまざまな事情で時期が早くなったり遅くなったりする場合がありますことをご了承くださいませ。(まるひ)

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