Back logo



 第111号へ 第112号 2003.7.4 第113号へ 
 最新号へ    


▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆ベッカム様加入で、大好きなグディとフィーゴの動向が気になるミヤベ・・・。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆映画『天使の牙』情報!
試写を観てきた。…といってもフィルムではなく、色の調整とかが終わっていない段階でビデオにおとしたもの。
画像的にはまだ本物とはいえない状態だが、早めに観たかったのでワーナー側に無理をいって観せていただいた。
感想は……良くできてます。
佐田真由美さんは思ったより大人っぽい演技をしていて、大沢たかおさんはメリハリの効いた芝居をしている。
ショーケンこと萩原健一さんにいたっては、怪演としかいいようのない悪役ぶりでこれは見もの。
さらに西村雅彦さんと佐野史郎さんの悪役合戦も…。
それぞれの演技はほんと良かった。
そしてストーリーではウルっとくるシーンもあった。
自作だからなのかなぁと思っていて、あとで聞いたら同行したスタッフも「ホロっとくるシーンとかありましたねぇ」と言っていた。
男女の愛情に関して、泣かせる部分がけっこうあるかな…女性が観ると泣ける映画という印象だ。
もちろん原作どおりとはいかないけど、映画として良くできている。CGなどアクションシーンの演出も、専門家らしくよく頑張っている。
これがデビュー作だということを考えれば、西村監督はいい仕事をしたといえる。ひとまず安心。
これから宣伝とかをきちんとやってヒットして欲しい。
わたくし的には、もうじき発売になる『天使の爪』と映画がらみの『天使の牙』が今年最大の目玉だから、これがうまくいってくれないと2003年はショボくなってしまう。
サイン会と試写会の合体イベントみたいなこともどうやら考えているらしいし…。
とにかくもう一度ちゃんとした映像で観る試写が楽しみだ。

◆でっ…!
そのへんの折り合いをみて、ダイエット合宿の日程を決めねば。
一見華やかに見える日々とは別に、地味で辛いダイエットの日々も横たわっているのだ。人生とはこんなもんですなぁ…。

▲TOP
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆『間取りの手帖』
 という本が出ています。新書サイズで、薄緑色の表紙。
わたしは書店のレジの脇に積まれているのを買いましたし、奥付を見ると4刷ですので、すでに話題になって売れてる本なのかもしれない。
 面白いんですよ。いろんな間取りのサンプルが載っていて、そこにひと言コメントがついているのですが、このコメントが秀逸。あいだにインタビューみたいな文章も入っていますが、コメントだけでも充分楽しい。
 『間取りの手帖』 佐藤和歌子著 
 (株)リトル・モア発行 950円+税

◆ゲーム女の生きる道
 ようやくゲームの日常にも復帰したのですが、まだまだゲーム戦線遥かなりという感じで、『ティアリング・サーガ』の入口をのぞいている状態。
 で、前項を受けましてゲーム的間取りのお話です。
 なぁんてったって洋館ですよね、洋館! で、洋館といえば絨毯廊下の『バイオハザード』ですよ。しつこくGC版をプレイした宮部ですが、何でそんなに再プレイを繰り返すのかと自問自答してみて、はたと気づきました。あの洋館のなかを見学したいのね。
すんごいお屋敷でしょう? 特に図書室が立派だ。憧れちゃう。模型を作りたくなっちゃう。
1F西側廊下の角にさりげなくティールームがあるのも洒落てるし(死体が転がってることには目をつぶるとしてね)、ベランダが広くなったのもいいですね。そこここに配置されている家具備品、壁の絵画や室内装飾品も、じっくり見ると実に凝っていることがわかって感動します。
 大沢大夫にその話をしたら、「あの屋敷のなかをよく見るために繰り返しプレイするなんて酔狂なヤツはめったにおらんぞ」というコメントをいただきましたが、そうかしら?
 これから屋敷観察をする方は、ゲームを進めながら、敵をきれいに片付けた部屋ごとに見ていけばいいわけですが、タイミングによってはゾンビやハンターの侵入イベントが起きちゃいますので、気をつけてね。もちろん、ゾンビを倒しちゃった場合には、クリムゾン・ヘッドにならないように処置しておきましょう。
 けっこう、ハッとする発見がありますよ。たとえば、東側物置を出たところから2Fにあがる階段(最初に来たとき、ゾンビが3体いるあの階段です)の踊り場で、壁にかけられているたくさんの写真を観察してみてください。
「すべて顔の部分が消されている」というメッセージが出ます。
文字で読むと何てことないでしょうが、実際にあの雰囲気のなかでやると、不気味だよ。他にも、絵画を調べると意味深なコメントが返ってくるところが多々あります。
 そういえば、『コード・ベロニカ』の刑務所島の洋館でも、びっくりしたことがありました。ピアノ(ピアノ・ロールをかけるあのピアノね)やスロットマシンのある娯楽室。
あの天井は、一面に大きな水槽になっていて、アロワナとかが泳いでいるのです。ただし、本編のゲーム中では見られません。
バトルゲームで、娯楽室に入ったら自己視点に切り替えて見上げてみてね。

▲TOP
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆水木男の生きる道
新コーナーです。
安寿姫の真似です。白状します。
しかし関東水木会の私にとってはまさに王道ぢゃないか。
「何故に京極は水木男になったか」とか「水木男の一言」でも可。
毎回書く訳ではないが(笑)。

さて。
おいしい魚ときれいな海、鬼太郎に会えるまち──境港に、ご存知のように今年の3月8日(水木大先生の81歳の誕生日、これが山椒大夫の誕生日でもある。うーん)水木記念館が開館しました。

開館以来なかなかの人出だそうで。なんともめでたいことです。
なんでも今年の来館者予想も2倍以上に上方修正したとか。
地元の商店も売り上げが2倍になったそうで。すごいなあ。
この不況下にねえ。経済効果もあったようです。よかつたよかつた。

で、記念館二階の「企画展示室」で、「ゲゲゲの鬼太郎特別展」が開かれます。
公式カタログいいです。買いです。
マニア垂涎のグッズが紹介されています。
つってもも買えない物ばかりだが。と思ってみると買える物もありました。
怪0013の表紙、三人の写真がプリントされた、例の白いTシャツ。
今年の夏は、この公式カタログとTシャツを買いに境港にいきんさい。
と、ノリノリさんが書いておけというので(笑)。




公式カタログ

水木しげるロード公式サイトにて
カタログプレゼント実施中です。
応募はコチラから
▼▼▼
http://www.mizukiroad.com/
(7月31日まで)




◆小平次はきっと生きている
生きているから祟るんだ〜♪
と歌っている場合ではないな。

鈴木泉三郎さんの戯曲、『生きている小平次』が上演されます。
大正13年「演劇新潮」に発表され、翌年新橋演舞場で六世尾上菊五郎らによって上演された『生きてゐる小平次』の再演です。
今回はネオリアルカブキ第弐弾。
キャストは大鶴義丹さん、毬谷友子さん、西川箕乃助さん。
公演パンフレットに原稿を書きました。小平次つながりですな。
大正の歌舞伎が復活したわけで、一応伝統芸能担当の役割でもあり。
アートスファイアで7月18日から上演されます。

※公演の詳細、チケット予約等については
 コチラをご覧ください。→ 舞創ネット かぶきはともだち

▲TOP
■おめでとう写真館 パート2

◆2003年6月20日 山本周五郎賞贈呈式 の 二次会で
 お祝いのお言葉をいただいた皆様シリーズその1



北原亞以子さん 真保裕一さん
北原亞以子さん 真保裕一さん

小松和彦さん 岩井志麻子さん
小松和彦さん 岩井志麻子さん

貫井徳郎さん 喜国雅彦さん
貫井徳郎さん 喜国雅彦さん

東 雅夫さん 木原浩勝さん
東 雅夫さん 木原浩勝さん

中山市朗さん&京極
中山市朗さんに尺八をいただいて喜ぶ京極

まだまだ次号に続きます。

▲TOP
■編集者Sのウラ情報

 山椒大夫も触れていますが、8月下旬公開の「天使の牙」、一足早く見てまいりました。なかなか良い出来ですのでぜひ見てください。
アクションはもちろん、ほろりとさせられる――おじさんはほろりに弱いのよ――みどころ満載です。
映画初主演の佐田真由美さん、初監督の西村了氏といったフレッシュな方々とベテランの面々も持ち味をそれぞれだされ、安定感のある作品に仕上がっていると思います。
そんなわけでこの夏はプロモーションのお手伝いに駆け回ります。あと同時進行しているナニもありますが、それはまた来週。
(個人的に嶋田久作がお気に入りの、S)

▲TOP
■まるひの秘書ヒショバナシ

DVDの新作やBOXセットの予約は、発売日より何か月も前に受付開始されることが多いです。注文してから手元に来るまで半年かかるなんてザラですよね。
で、私は自分で予約したDVDの発売日をいつも忘れてしまいます。
ソレらしき宅急便が届くたびに、「コレハイッタイナンダロウ・・・」って首をかしげながら開封してます。
たいていの場合は、中身を見て「おおお、やっと来たか♪」と思い出して嬉しがるのですが。
最近届いた「エヴァンゲリオンDVD-BOX」に関しましては、予約したことすら忘れてました・・・。うはははは。
私は、ずいぶん前に何夜連続かでやった一挙再放送しか観てないんですが。目をショボショボさせながら最終回までがんばって・・・得た感想はただひとつ。
すみません、私バカなんでしょうか? よくわかりません理解できません(;;) だったです。とても情けなかったです自分が(;;)
そうだそうだ、思い出してきたゾ。DVDでじっくりと観なおせば、少しはわかるかもしれないって考えたんだった!(たぶん)
というわけで週末は、エヴァンゲリオン勉強会です。
エヴァを語らせたらオフィスでいちばん、になれるでしょうか。
(いや、なる必要もないんですけどネ・・・買っちゃったしネ)

▲TOP
■ノリノリ編集後記

世界遺産の白神山地(青森側)に行って来ました。
残念ながらマタギのガイドは受けれなかったけど、白神山に登山することによって一般に立ち入れることができる唯一のコア(核心)部分に立つことはできた。
でも、同じ世界遺産の屋久島に比べると全体的にちょっと地味かも(そこが良いんだと言う同行者もいたが…)。
十二湖や日本キャニオンを上回る見所も欲しい。ちなみに…今回のツアーで最も好評だったのは「黄金崎不老ふ死温泉」。
宿泊はできなかったが立ち寄りで温泉に浸かった。
日本海にせり出した露天風呂から眺める夕陽はオススメです。
さてさて、月末には妖怪会議でまた青森にお世話になります。
大沢さんにオススメ飲み屋を聞いとかなきゃネ。
(ヒシミラクルで2億円かよ…ヒモ抜けノリ)

▲TOP
■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆面白いです。でも更新が金曜の夜なのが…(;_;)
学校にあるパソコンで見てるものですから、土日が恨めしい。休日を憎む変な学生です。どうせなら金曜の昼にしてくれませんか?

スタッフは、ホームページだけでなく他の仕事もせにゃならんので、無理ですごめんなさいデス(;;)ぺこぺこぺこ。(まるひ)

▲TOP


 第111号へ 大極宮トップページに戻る 第113号へ 
 最新号へ