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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼レポート ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ
 
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆京極『ルー=ガルー』の気になる進行度・・・・・・只今65.5%・・・・・・

◆『百器徒然袋 第四番』(メフィスト)の進行度、堂々の100%!
しかも今までの最長バージョンになったらしい。(だから『ルー=ガルー』が・・・)

◆京極のトークショウのお相手は、なんと市川團十郎さん!?

◆宮部が「人間のクズなの〜」と言ってられるのも、15日あたりまでかも。

◆更新日の本日(3月13日)、都内某所で「バイオナイト(謎)」開催とか。
「毎日の筋トレの成果を見せるゾ!」と、ものすごく張りきっているらしい宮部。
(詳細は次号にて)

◆『灰夜』の営業(?)を終えた大沢は、花粉症地獄に耐えかねて、とうとう
国外逃亡を決意した模様。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆山椒大夫なげき節・・・
サイン会などでよく「著作は全部読んでます」と言われるが、その場合だいたい
30冊前後の人が多い。
はぁ・・・
「30冊で満足しないでくれ〜! 著作は60冊あるんですよ〜!
コンプリート目指してくださいよ〜!(1冊欠番があるけど)」

◆サイン会(地方巡業編)
名古屋と福岡にサイン会で行ってきた。
名古屋の星野書店では、名物会長と出版業界のウラ話に花が咲いた。
会場では、書店のサービスで全員にポラ写真の記念撮影つき。
目をパッチリ開けるよう気をつけたつもり。男前に写ってるといいが。
遠方から来られた方、最後尾で一時間以上並んで待って下さった方、
お疲れさま、そしてありがとう。

ところ変わって福岡では、あいにく小雪ちらつく悪天候。
それでも金文堂に足を運んでくれた方々、ありがとうございます。
名古屋より女性の割合が多かったよ。(だから?)

両会場ともサイン会終了後、親睦会が開かれた。
初めての試みに、自分を含め全員どうしていいか戸惑っていたが、
ひとりひとり自己紹介を兼ねて、大沢在昌の本との出会いを尋ねてみた。
友人に勧められて、書評を読んで、売上ランキングで、ネット上の感想を読んで、
文庫の解説者によって、全員がミステリファンという家族の影響、
なかには「フカヒレスープが好きで、新宿鮫・・・」(爆笑)てな方も。
なるほど、いろんなきっかけがあるものだ。
あと、『一年分、冷えている』(角川文庫)に収録の『ビデオショップで』を読んだ
のがもとでビデオ屋に勤め、いまや店長になっている、なんて方もいた。
原作者別の「ハードボイルドコーナー」を作っているそうだ。大沢原作のビデオは
いつまでも店長おすすめ扱いで頼みますよ!

限られた時間ではあったが、楽しく歓談できた。
(次回作についてなど、厳しいツッコミがなくてホッとした。)
参加してくださった方々にも、喜んでいただけていたら嬉しい。

◆地方巡業の楽しみ。それは食べ歩き
博多で、天ぷら、牛タン、ラーメン・・・あー、喰った喰った。
(ダイエットはどうした?)

◆博多の夜、謎の『奇術BAR』で仰天!
バーテンが奇術をすることで有名な店。
さあ始まると思ったとき、バーテンの手の中には、すでに腕時計がひとつ・・・
「あっ!?」声をあげる、光文社『小説宝石』の担当編集者T氏。
ボーゼンと腕時計のなくなった手首を見つめている。
かつて、K書店のS氏も引っかかった手口だ。
「まさか俺まで・・・それもしらふで・・・」T氏、ショックでギャグも言えず。
お見事でした、バーテンさん。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女ミヤベの今週のひと言
老眼予備軍の強い味方〜、
SGB(スーパーゲームボーイ)でゼルダ、ゼルダ♪

◆『模倣犯』こぼれ話(その1)
単行本化に向けての追い込みで、担当編集者Tさんに白髪が急増!
ミヤベのせいです。ハイ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆こんどはトロフィー製作業者の京極
発起人となった本格ミステリ倶楽部から、『本格ミステリー大賞』受賞者に
贈られるトロフィーの製作依頼を受けたため、熱い討論が繰りひろげられる
執行会議会場へデザインを持って出向いてきた。

会長・有栖川さんをはじめ、二階堂さん、笠井さん、貫井さん、と、強面が並んで
いるところに失礼して、お伺いをたてる。
「予めお送りしてあります、ラフスケッチの中からですね・・・」
ああもう私は業者。ただの一介の業者なんです。なすがまま。
「こーいう細工はできないの?」
「そ、それはご予算の範疇ではちょっと、その・・・」
「できないの?」
そこで気がつく。
をを、そういえば僕ぁ当クラブの発起人じゃないかぁ!
でも、できないものはできまっしぇーん。
とはいうものの、本格ミステリを愛する人々の熱い視線がぢりぢりと。
「ほな、べんきょうさせていただきまひょ(再び関西風)」

現在、その試作品に職人さんと取りかかったところでおます。

というわけで、
日本推理作家協会ならびに本格ミステリ倶楽部もよろしく。

◆でもまだ続きがあったり・・・
本格ミステリ倶楽部執行会議終了後、角川書店別館会議室へ。
『必殺シリーズ』関連出版物の今後の方向性についてのリサーチ会議に、
装丁担当者として(強い)出席依頼があったのですね。
予定がどうううっしてもとれなかったので抱き合わせ。
お集まりの皆さん、私の都合に合わせていただいて、どうもすみません(林家
三平風)。
ファンは何を求めているか、マニアは何が欲しいのか、出版社は何が創れる
のか、それは一般読者を獲得できるものなのか・・・と、真面目な会議でござい
ました。
果たしてどんなものができるんでしょうね。角川さんに期待。

◆こんなこともやってました
光文社・季刊『GIALLO(ジャーロ)』の表紙デザインを創刊号から担当してます。
黄色いんだよ。

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■蔵出し写真館(年賀状シリーズ最終回)

大沢オフィス公式年賀状 2001

2001年 公式年賀状



厨子王デザイン年賀状、第3弾です。
(第4弾があるとしたら、来年ですね)
右下にさりげなく「大極宮」と入っている
ところがポイント!

さて、次号からどうしましょ・・・(大汗)

※画像をクリックすると、より大きなサイズで
 見ることができます。(いささか重いです)
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■ノリノリレポート

◆『灰夜』出版ドキュメントフォト(Part2)

3月3日
名古屋「星野書店」近鉄パッセ店でのサイン会


抽選はあくまで公正です   親睦会参加希望者の抽選会。
抽選箱に入れる手に気合が感じられる。
狙いは・・・!?
 
全員、固いです   抽選で選ばれた15人の読者と親睦会。
ホテルの一室でサンドイッチをつまみながら・・・
妙な緊張感に包まれる。
 

※休日返上で名古屋まで行ってきました。
 福岡は・・・ごめんなさい。(ノリ)



◆『灰夜』出版ドキュメントフォト(Part3)

がんばってます   光文社にて。
当サイトで販売する特製『灰夜』に
せっせとサインをする大沢。
ドカッと積まれた本の山もなんのその!?
 
なかなか終わりません   「全部同じじゃつまんないな・・・」
「キスマークでも入れますか?」
「それって、アタリ?ハズレ?」
「・・・・・・」(しばし沈黙が流れる)
 
これがサインです   もちろんキスマークなんか入っていません。

ご注文下さった皆さま、お待たせしました。
いよいよ発送開始です!

 ※巻末のページに、もっと大きな鮫マークが入ってます。

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■まるひの秘書ヒショバナシ

今週はココより先に、S氏のコーナーをお読みいただきたく存じます。

そう、確定申告なのです。しかも私、大沢と宮部ふたりぶん担当してます。
だから毎年この時期は・・・もうめっちゃくっちゃに忙しいんです。
ええええ、朝の四時半なんていう時間に、原稿の催促メール送りましたよ。
徹夜で「この妙なレシートはいったい何買ったやつなんだあ!」なんて、格闘して
ましたからね。でも、すぐさま返信してくるS氏だって、人のこと言えないんだわ。
そんなわけでして、今回は秘書ヒショバナシのヒの字もありません。ぺこ。
週1の更新が滞らなかっただけでも、奇跡です。ホメてやってください・・・(;;)
ヘンなところがあったら、後からこっそり直します♪ (進み具合はいかがです
かぁ〜っていう税理士さんからの電話が、今いちばんコワイまるひ)

 
■編集者Sのウラ情報

一週間は早いもので、まるひの編集者顔負けの取り立てにビビッてる
今日この頃。だって、朝の四時半にお願いメールが入るのよ。
というわけで、先週の大沢山椒大夫のサイン会にはたくさんの方に、来て
いただきました。わたしも神保町、池袋と様子を見に行ってきました。
その模様はノリノリがレポートしているはずですので(多分)、そちらをどうぞ。
懸案だった初めての確定申告も終わり、一安心。この時期、自由業である
作家も確定申告と無縁ではありません。
税理士に任せているひとが多いようですが、それでも領収書をそろえたりで、
編集者からの催促に「確定申告だから……」というのが、この時期の言い訳の
定番に。大変さはよくわかりました。でも原稿は遅れないでね。(S)

 
■ノリノリ編集後記

ああ、仕事になかなか慣れないなー。
いままで担当してたマネーロンダリングとは、ずいぶん勝手が違うし。
そもそも高校のころからずっと理系だったから、文章書くの苦手なんだよね・・・。
じゃあ、何でパソコンも使えないのかって?
友達に体育会系が多かったからかなぁ。(ノリ)

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