第2号へ 第3号 2001.3.6 第4号へ 
 最新号へ    


▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ
 
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆京極『ルー=ガルー』の気になる進行度・・・・・・只今65%。

◆『百器徒然袋 第四番』(メフィスト)の進行度・・・・・・いきなり90%!(おおっ)
「これで勘弁して・・・」(京極談)

◆宮部は「人間のクズなの〜」をまだまだ継続中・・・?

◆しかし、大沢に続き『鬼武者』(PS2)を完全制覇したらしい。ゲームは別なのね。

◆しかもある目的のために、かつてクリアした『某ゲーム』を日夜猛特訓してるとか。
ゲーム女ミヤベの目的とは何ぞや? (次の次ぐらいの号で明らかになるかも)

◆4月から、あるスポーツ紙で連載を始める予定の大沢。だが、タイトルがまだ
決まっていない。正式に告知したくてもできずに、スタッフも歯がゆさ倍増。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆今年も戦いが・・・
あぁ、厄年から始まった花粉症の季節がやってきた。
厄年でほかに悪いことは起きなかったが、毎年恒例となっては厄介だ。
漢方薬で何とか鎮めるも・・・辛い。
そろそろ、ダイエット合宿(千葉の別荘でランニング、ダンベル、その他筋トレ&
食事制限)に行かなくてはヤバいのに、例年より花粉が多いと聞いちゃあ、くじける。
去年と同じように石垣島へ脱出するのが賢明だろうか。

◆久々の講演会
2月25日。
前日の雨もあがった晴天のもと、釣りに・・・
じゃなく、講演会のため木更津市立図書館に行ってきた。
演題は「ミステリーと私」。
デビューのいきさつから永久初版作家と呼ばれた時代、 ときに、直木賞の裏話から
現在の出版不況にいたるまで、いくらか脱線しながらも気持ちよく語った。
講演後のサイン会では、『アルバイト探偵』をラジオドラマで聴いていた方、遠く川越
からわざわざ来てくれた女の子、など、熱心でありがたいファンの存在も明らかに。
楽しい時を過ごして頂けただろうか?

館長をはじめ永野さん、小泉さん、関係者の皆さん、そしてわざわざ足を運んでくだ
さった皆さん。
温かく迎えていただき有難うございました。

◆講演会の風景

しゃべってます    150人近い大盛況に、つい・・・
 「××××と△△、ふたつの作品が映画化に
 向けて企画が進んでいます!」
 と、教えてしまった。
 (企画が潰れぬように祈る)
   
えーっとえーっと・・・ポリポリ    講演後のサイン会。
 シリーズ物の復活要望や、
 かなりマニアックな質問も・・・(汗)
    ※写真撮影 : ノリノリ


◆『灰夜』耳より情報
以前、カッパ・ノベルスの『らんぼう』出版記念で募集した、「新宿鮫の小説中で
鮫島と競演できる権利」の当選者が、『灰夜』に登場してます!
3人+α、さあ誰だ?

▲TOP
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女ミヤベの今週のひと言
2月27日に決定した今年の横溝正史賞の受賞者は、セガで働いていたことの
ある方です。
作中にもゲームが登場、これがなかなかきれいなゲーム。
もちろん、受賞作そのものも面白いです。
ミヤベは最初からイチ推しの作品だったので、この受賞はたいへん嬉しい!
本が出るのを楽しみにしていてくださいね。

というわけで、元社員も頑張ってることだし、セガ、頑張れ!

▲TOP
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆そんな馬鹿なっ!?
『妖怪馬鹿』重版に困惑。

◆さらに・・・
調子に乗った担当・青木(仮名)、『妖怪馬鹿』続編検討中?
「青木なんて人は知らない」(京極談)

◆いよいよ大詰め
2月27日。
国際日本文化研究センター(日文研)研究会のため京都へ。
今回は大雪に見舞われるようなこともなく、無事終了。

いよいよ年度末を迎え、研究会も総まとめ体勢に突入。予算獲得のためにも、
何とかまとまった成果を出さねばならぬという正念場を迎えています。
と、いうわけで間をおかず行われる3月の研究会は、2日連続の拡大版。
ヒートアップした研究発表が予測されます。ただし打ち上げの懇談会場には温泉も
あるらしいと、密かに喜ぶ京極(温泉好き)。
で、終わりかというと、その後には論文が待っているわけで・・・・・・それはどのみち
書かなければいけないわけで・・・・・・(北の国から風)。
3月後半って、大学関係者の方は一段落の時期なんでしょうが、私ゃ死にそうな
時期でんがな(関西風)。

▲TOP
■蔵出し写真館(そして今週も写真じゃなかったり)

大沢オフィス公式年賀状 2000

2000年 公式年賀状



前号に引き続き、厨子王デザインの年賀状を
ご覧下さいませ。
(1999年は、都合により作っていません)
この流れでいきますと・・・
来週は何が載るのか、簡単に予測できますね。
次号もお楽しみに〜♪ (それでいいのか?)

※画像をクリックすると、より大きなサイズで
 見ることができます。(少し重いです)
▲TOP
■まるひの秘書ヒショバナシ

まあ私も、スタッフである以前に3人の作家の大ファンだったりするので、新刊が出る
ときは、そりゃあワクワクいたします。
(なんかタイヘンそうな雰囲気だから、あんまり突っつかないほうがいいよなあ・・・って
本人にはなかなか直接きけなかった『ルー=ガルー』の進行度も、毎週わかるように
なって嬉しい限り。わはは)
純粋に作品そのものを楽しみにしてるのがファンの部分だとしたら、売れますように、
重版が順調にかかりますように・・・と、祈る心がスタッフの部分ですかね。
でも、私なんかよりも数字が気にかかるのは、やっぱり作家本人だと思います。

近々発売される『模倣犯』の部数に関して、宮部は非常にひかえめ、というか弱気な
発言をしました。前の号でもお伝えした、2月16日のミーティング終盤でのことです。
目標発行部数をクリアする自信がないって、突然言いだしたんですよ。ったく・・・
大沢や京極が「そんなことないって、大丈夫!」と声を大にして叫んでも、宮部ったら
なかなかガンコな一面もありまして、「ダメ〜、自信ない〜」って言い張るばかり。
ま、実際に店頭に並んでからじゃないと、どれだけ売れるかなんてわからないこと
ですからね。この場で結論が出るわけないんです。
いやー私、ちょびっとハラハラしながらこの論争(なのか?)を見守っていたですよ。

で、さんざん言い合いをしたあげく、結局どこに着地したと思います? くす

はたして『模倣犯』が目標部数をクリアできるかどうか?
「大沢&京極タッグチーム」 vs 「宮部」で、賭けをすることになったのです。
目標部数をめでたく達成して大沢・京極組が勝ったら、宮部がこのふたりとスタッフ
全員に、超高級中国料理をバーンと大盤振る舞いする。
宮部が勝ったら、某有名店の天ぷらを大沢・京極がお金を出し合って彼女にオゴる。
こんな具合です。
って・・・、思わず「スタッフ全員」のところを太字にしてしまいましたが・・・
私めが言いたいこと、もうわかっていただけましたよね。
今回の『模倣犯』の部数にはですね、私(やノリノリ君)が、自腹じゃ一生食えない
超高級中国料理(ああ、また太字にしちゃった)が、かかっているのでございますよ。
(うう。。。どんな料理なのか想像つかないところが悲しい)

皆さま、軽くて薄いお財布しか持ってない私とノリノリ君が、一生に一度のイイ思いが
できますよう(S氏はひょっとして、仕事で食べているかもしれない)、どうかどうか
ご協力お願いいたします! ぺこぺこぺこ。(安寿に天ぷらなんか絶対食わせてなる
もんかの会・会長まるひ)

▲TOP
■編集者Sのウラ情報

大藪春彦賞、日本SF大賞の授賞式へ行ってきました。
このような文学賞の授賞式は数多くありますが、受賞作家を祝うという趣旨とは
別に、編集者や作家にとって大事な営業(?)の場です。わたしもこういう文壇
パーティを利用して、人間関係を広げていきました。最初の頃は知った作家や
編集者も少なく、ドキドキしながら学生時代に読み漁った大御所の姿を見ては、
「ほんまもんや」などと、妙にミーハーな気分になったものでした。
さてこういったパーティにつきものなのが、料理。一流ホテルなどで行われるので、
それなりに美味しいのですが、今回の会場となった東京會舘はカレーが絶品。
だからといって大盛りを注文するかね、K書店のS戸君。定食屋じゃないんだから。
でも、本当にうまそうで、ちょっと羨ましかったです。
ちなみにわたしは普通盛りね。(S)

▲TOP
■ノリノリ編集後記

部屋着用に某有名安売り店のフリースを買った。
乾燥した日は静電気がすごく、部屋中のホコリを吸い寄せる。
いくら部屋着といってもみっともないのでガムテープでホコリを取る。
静電気防止ブレスレットも買った・・・1600円。
世話のやけるフリースだった。(ノリ)

▲TOP
 第2号へ 大極宮トップページに戻る 第4号へ 
 最新号へ  
大極宮トップページへ戻る