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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼レポート ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ
 
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆京極『ルー=ガルー』の気になる進行度・・・・・・只今62%。

◆国会中継などで、お気に入りの『テレビ体操』(第1号参照)がぶっ飛んでも、
録画テープを持っているから、宮部はちっとも困らないらしい。

◆その宮部、『模倣犯』の完成で、抜け殻になってしまった模様。
もっぱらの口ぐせは「今ワタシ人間のクズなの〜」「もうなーんにもしたくないの〜」

◆が、先週言ってた『打ち上げカラオケ大会』では、しっかり歌い倒したそうな。(笑)

◆大沢は『タイ式マッサージ』という、新たな楽しみを見つけたらしい。週1のペース
で通っているとか。「決してアヤしいマッサージではない!」とは、本人の弁。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ほくそ笑む山椒大夫
さっそく沢山のアクセス、ありがたいねぇ。
『灰夜』の注文も順調に入ってるみたいだし。
ろくにURLの宣伝もしないうちから、これだけあるということは・・・
(イッヒッヒッヒッ)。
娘が春から中学生。金がかかる! 稼がなアカン!!
ナンボでもサイン書くでぇ〜っ!
腱鞘炎になっても書くでぇ〜っ!(原稿じゃないのかよ)。
ご注文、お待ちしております。

◆講談社新社屋(今ごろ!)探検ツアー
先日、光文社に打ち合わせで訪れた帰り、向かいにそびえ立つ講談社に立ち
寄ってみた。超高層新社屋になってから初めてなので、急きょ担当編集者に
ガイド役になっていただいた。
立派だ! 床も壁も大理石。(階段一段ぶんぐらいは、オレが貢献したのかな?)
素晴らしい! 冬なのにエントランスには夏ミカンがなってる・・・。
「こういうところで仕事したいなー」思わずつぶやくと、編集者
「いいですよ、いつでも大歓迎!」待ってましたと笑顔で返された。
「・・・ヤバッ」

案内はいよいよ文芸フロアへ。
と、奥の部屋にカンヅメ状態のI集院静先生を発見!   I
さっそく仕事の邪魔をしに乱入。ちょっとヒソヒソ話も。
ひととおり見学した後、眺めのいい場所に案内された。
コーヒーをご馳走になりながら眼下の建物の説明を受けていると、なにやら背中が
寒くなり・・・・・・あっ!?
いつの間にか編集者達に取り囲まれてる!!
編集者A「大沢さん、ジョーカーシリーズも復活させましょうよ・・・」
編集者B「アルバイト探偵、書き下ろし約束しましたよねぇ・・・」
編集者C「そろそろ、坂田シリーズも連載で・・・」
あぶら汗、タラーッ。
「どーも、お邪魔しましたぁ!」と、あわてて帰った始末。
とんで火に入る夏の虫、だったぜ。(冬だけど)

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女ミヤベの今週のひと言
コナミの『シャドウ・オブ・メモリーズ』(PS2)をどうぞよろしく。
ホントにきれいなゲームなんですから。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆豪華『鬼武者ナイト』!
前号の記事にも載っている、HP公開直前ミーティング。
なかでも、『鬼武者』(PS2)プレイタイムは圧巻だった。
タバコをくわえながら、余裕でコントローラーを操る大沢さん。
隣で、講談師のように流暢な解説をしてくれる、宮部さん。
ぜんぜんゲームをしない京極、口をあけて見るばかり。
二人ともお忙しいハズなのに・・・、なぜこんなに上手くて、しかも詳しい!!
この後、会議に戻ってもテンションは下がることなく、大作家お二人のご講話を
朝まで拝聴できた。
なんてありがたいことなんだろう。ああ、ありがたい。(自分にそう思い込ませる)
充実した12時間が過ぎ、しらじらと夜が明けてから散会。
家に着いたら、娘がちょうど登校するところ。
これって朝帰りじゃん。(しらふだけど)。

で、あの日以来ひたすら仕事に追われる日々です。
(これまで通りですが)

◆小説以外にも
お友達の物集高音さんの新刊、『冥都七事件』(祥伝社刊)の装丁をさせて
いただきました。

『必殺シリーズ完全殺し屋名鑑』月が笑ってらぁ編&荒野の果てに編(角川ザ・
テレビジョン文庫)の装丁も、実は京極です(笑)。

綾辻さんと有栖川さん原作のミステリードラマ、『安楽椅子探偵』シリーズ(メディア
ファクトリー)のDVDパッケージのデザインをさせていただきました。
役者ではなく、原作者の顔写真を使ってしまいました。

光文社から依頼の『新宿鮫フォン』(携帯電話)のデザイン、完成間近。

世界妖怪協会の影の参謀・京極は、6月からリニューアルする新生『怪』の企画を
邪悪な編集者Gとともに練っております。
ただ今、暫定的に立ち上がっている『怪』のサイトも、夏からは本格始動の予定。
全国の妖怪馬鹿を巻き込んでの決定版を目指します。
『続・巷説百物語』単行本や、水木グッズも出まーす。 

こつこつと研究会を重ねて来た国際日本文化研究センター(日文研)小松和彦班
の『日本における怪異怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究』もいよいよ
大詰め。
昨年末に研究発表した京極のパートも、いずれ論文集に収録される予定。

◆楽しみです
漫画版『巷説百物語』を、森野達弥さんが描いてくれました(4月刊行予定)。

◆もうチェーンは巻きたくない・・・
この号が更新される日、2月27日。「日文研」定例会のため京都へ行ってきます。

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■蔵出し写真館(といいつつ、今週は写真じゃなかったり)

大沢オフィス公式年賀状 1998

1998年 公式年賀状


大沢オフィスから出す年賀状のデザインは、
京極厨子王の重要任務です。
この際せっかくですので、皆様にもご覧に
なっていただきましょう。
いやその
決して写真のストックがないわけでは・・・(汗)

※画像をクリックすると、より大きなサイズで
 見ることができます。(ちょっと重いです)
 
■ノリノリレポート

◆『灰夜』出版ドキュメントフォト(Part1)

新刊発売日、そしてこの「大極宮」がオープンした日でもある、2月20日(火)
「山下書店」主催で『灰夜 新宿鮫Z』特別限定版の販売が、新宿マイシティ
地下に特設売場を設けて行われました。
にわか販売員となった光文社販売部及び、カッパ・ノベルス編集部の方々が、
声をからして売りさばく様子です。


いらっしゃいませ〜!   カッパ・ノベルスの「鮫番」こと
ワタナベ氏(左)も加わり
売って!売って!売りまくり!!
スピードくじもあって大盛況!?

●お客さん二人やんけ!(まるひのツッコミ)
   
お母さん、どうぞご覧になっていって下さい   思わず足をとめた年配の女性。
幅広いファン層に
販売員全員唸る・・・


そして、夕方近く販売員に疲れが見え始めた頃・・・。
スタッフにも内緒で、この様子を柱の陰からそっとうかがっていた大沢山椒大夫が
いてもたってもいられず特設売場に乱入した!
売上を伸ばすために、緊急ゲリラサイン会を開いたらしい。
(ノリノリが現場を引きあげた後の出来事。オイシイ写真撮り逃したっ! くぅぅ)

この騒ぎに新宿署のおとがめもなく(?)、無事終了。
スタッフの皆さま、お疲れ様でした。
お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました!

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■まるひの秘書ヒショバナシ

宮部が、『安寿のがまぐち』を「しばらくは、ゲーム女の今週の一言だけに絞る
の!」という、きわめてシンプルかつ大胆な方針を打ち出しました。
毎号何がどれだけ載るのやら、先行き不透明な山椒大夫のブルーと厨子王の
紫・・・に挟まれたピンク色のスペースは、今後、常に安定した内容と、本人と同じ
スモールサイズを固持(誇示か?)していくのです。こりゃ、かえって目立つかも。
なんてことを言うと、「えーっ! 近況とか、もっと知りたいのにいいいいい!」って、
安寿ファンからブーイング浴びせられそうですが・・・。
ままままま、落ち着いて下さいませ。
自分とこはそれでいくけれど、例えば『HEADLINE RUMORS』とか、私やノリノリ
君のコーナーでは、嘘じゃなかったら"何を書いてもかまわない"というお許しを
得たのでございますよ。現に本号のトップは、宮部のウワサが最多になってます
でしょ。宮部に関する情報が、決して減るわけではないので、どうかご安心下さい。
(アンナコトもコンナコトもバラしていいのかな、いいんだよな・・・ククク)

立ち上げたはいいけど、当分は開店休業状態が続くんだろうなあ、って覚悟して
いましたが、いやはや、思っていたよりずっとずっとたくさんのアクセスがっっっ!
お祝いの花をいっぱいもらったみたいで、嬉しいです。ありがとうございますー!
アンケートにご回答くださった方々のコメントもおおむね好評で、作家・スタッフ
一同とりあえず胸をなでおろしております。
アンケートを通じて、リクエストや質問も多数いただきました。
お応え(お答え)できるもの、そうでないもの、いろいろありますが、あわてず
焦らず少しずつ改良したり、謎(?)を明らかにしていきますね。
(ネタは小出しに。くふ)

あ、ひとつだけ書いてしまいます。皆様、お悩みのようだし。そう、それは・・・
このサイトのタイトル「大極宮」の読み方です。
トップページには安易な由来が載っていますが、こっちはもっとアバウトでっす。

正しい読み方などありません。最初から決めてません。
あなたの好きなように、お読み下さっていいのです。

ホントですってば!
何度めかのHP会議でタイトルが決定した際、「あえてこっちからは指定しないで、
読み方はお客さま次第、ってのが面白いんじゃないの?」で、全員の意見が一致
したんです。
事実、我々ですら「だいきょくぐう」だの「だいきょっきゅう」だの「おおきわめの
みや」だの、てんでバラバラ、勝手気ままに呼びあってる有り様だし・・・。
そういうわけですんで、あなたなりの「大極宮」で読んでいただければ幸いです。

って、このコーナー長すぎますかね?(とある検索エンジンの登録申請フォームに
サイトの読みがなを書く欄があって、とっても困ってしまったまるひ)

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■編集者Sのウラ情報

問題首相のおかげで一躍脚光を浴びた、ゴルフ場での「チョコレート」のやりとり。
官房長官が苦しい言い訳をしておりましたが、「チョコレート」が現金の隠語で
あるのは、周知の事実。
この業界でも出版社や作家が主催するゴルフコンペが盛んで、大小いろんな
種類の「チョコレート」が飛び交っております。
ほとんどが顔見知りで、誰と握っているのか訳が分からなくなり、気づいたら
全員と握っており、たまに火だるまになることも。
3人の作家のうち、ゴルフをするのは、山椒大夫だけですが、これが「チョコレ
ート大好き。だから太ったわけではなく、だってこの「チョコレート」、税金がかかん
ないものね。(S)

 
■ノリノリ編集後記

宮部さんにならい、『テレビ体操』を始めた。思ったより運動量が多い。
・・・モデルも多い。
好みのタイプを探すため、録画予約をして夜中にチェック。
ピアノを弾く人がチラッと映るのがよけいだな、などと思いながら
・・・体操は三日坊主でした。(ノリ)

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