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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ
 
■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆京極の次の新刊となる『ル−=ガル−』(徳間書店)は、進行状況60%
らしい。

◆『妖怪馬鹿』の座談会が行われたのは、実は二年前だったとの噂
(事実)。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ごあいさつ
いよいよ大沢オフィスの公式ホームページを開設することになりました。
大沢、宮部、京極の三人から、みなさんに喜ばれる情報を発信します
ので、期待していてください。
業界の山椒大夫としましては、いろいろとたくらみもあり・・・。
安寿と厨子王!! 覚悟はできておるな? ムフフッ。

◆ぼやき
近況も少し話そうと思ったのだが、このところの寒さは何だっ!
釣りも、正月以後は行く気になれない(そのときは、本命のヒラメを釣った
けどね)。
・・・銀座のネオンも遠のくばかり。

◆『灰夜』って・・・
実はこれが新宿鮫シリーズ第7弾で、去年出版した『風化水脈』が第8弾
なのだ。

◆しゃべってきます
2月25日、木更津市立図書館で講演。時間は1時30分から。
冬場に沖合いでカレイ釣りをするので、木更津は馴染み深い。
アクアラインで、GO!

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ごあいさつ
祝ホームページ公開! 安寿はパソコンを「ワープロとして」しか使って
おらず、インターネットもしていませんが・・・よろしくお願いします。

◆オススメです!
最近ちょっとハマっているのは、NHK総合で2時50分から放送している
『テレビ体操』です。
始めて二ヶ月になりますが、肩凝りと昼間のウトウト気分の解消になり、
シャキッとします。
一年間続けるのが目標なので、月曜から金曜まで、毎日どんなに疲れて
いても気力を振りしぼってテレビに向かうつもりです。皆さんもお試しあれ。

◆おわび?
e-NOVELSと週刊アスキーにて連載中の『ドリームバスター』。
当初12回の予定が2回増えてしまいそうですが、よろしくお願いします。

◆そしてまた歌うらしい
めでたし! 1並び出版!
新潮文庫で通算11冊目となる『平成お徒歩日記』が2001年1月1日に
発行されました。
のびのびになっていた、出版打ち上げカラオケ大会を、近々関係者で
ひらく予定。
とうぜん深夜(というか朝方)に及ぶものと思われるので、コンディション
作りをしっかりせねば・・・
テレビの前で振りまわす手足にも力が入ります!

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆ナニヤラ言い訳めいたごあいさつ
厨子王は、三人中唯一パソコンを操れることになってるらしいが、
今時ぜんぜん威張れることではないぞ。
ただ、文書はワープロ専用機、グラフィックはMAC、表計算はウィンドウズ、
そして映像はVAIOと使い分けておりまして、それぞれほぼフル稼働なので、
ネットが割り込むスキはないし、まずヒマがないんだよう(泣)。
ちなみに巷では、私は小説を書かずに趣味の映像編集(主に時代劇)を
しているという噂が流れておりますが、それは間違いだと声を大。
趣味の映像編集は、専属にアルバイトを雇ってやらせております(それは
趣味なのか)。
アルバイトを雇わなければ趣味ができないほどに、小説を書いてるんですう。
本が出ないだけだよん。

◆書いているんですう
徳間書店の『ル−=ガル−』も、ただ今佳境です。
引き続き「メフィスト」(講談社)に『百器徒然袋 第四番』と
それから「小説NON」(祥伝社)の『厭シリーズ』も再開します。

◆裏話アレコレ
1月にCS京都チャンネルで放映された『徹底検証安倍晴明』。
京極は声の出演だけと思われていますが、実はビデオ編集も京極&京極
スタッフ。
番組中に登場する百鬼夜行の妖怪画は、実は京極が所蔵するホンモノの
絵巻。
時間がなかったため、撮影せずに直接スキャンして、コンピュータアニメに
したという力技(無謀)。

1月20日に行われた日文研の定例研究会は、突然の大雪。
日文研は山の上にあるため、アクセス不能。途中までタクシーで登っていた
京極たちは途中で降ろされ、チェーンを巻く間、雪の中に立たされて笠地蔵
状態に。
ところが運転手さんいつまでたってもチェーンが巻けず、まるでメーテルの
帽子のように頭に雪を積もらせた京極自ら、免許もないのにチェーン装着。
ついたらついたで、今度は下山不能。食材が届かないので食堂も休業。
食料のない山中に、学者のみなさんとホワイトアウト状態に。
真保裕一さんか織田裕二さんに助けて欲しかったです。

◆手が疲れた・・・
昨年9月に公開した「百怪図譜」リトグラフの刷り作業が完了。
一枚一枚手刷りなので、時間がかかるんですね。
ところが終わった途端に、待っているのがサイン。何しろすんごい数。
というわけで、お買い上げいただいた皆さん、そろそろお宅に届いている
ことと思いますが、お待たせしました。

◆厨子王もしゃべってきます
3月14日、札幌大学学長の山口昌男さんとの公開対談があります。
6時から札幌市時計台にて。

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■蔵出し写真館

初回から、まったく「蔵出し」じゃない写真を載せたりして・・・。
ハイ、今週の1枚は、2001年2月16日(金)に撮ったばかりのホヤホヤ!
作家とスタッフが集まって、HP公開直前会議を開いたときのもの。
場所は、大沢山椒大夫の仕事場マンションの一室。
デリバリーのイタメシに全員満足満腹、食休みのヒトコマです。



大沢と宮部が、ともに今ハマっているゲームが「鬼武者」(PS2)
「みゆきちゃんの見てない画面を出してあげよう」と、得意げにプレイする大沢。
迫力のシーンに食い入る宮部&京極

手に汗握りすぎたのか・・・京極は「いつもの手袋」はずしちゃってます。

熱中する3人の図

普段は自分じゃゲームをまったくやらない(これもアルバイト任せらしい)京極が
見終わって一言
「僕も徳間の仕事が終わったら、コレやってみようかなあ・・・」

はたして京極のゲーマーデビューなるか!?


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■まるひの秘書ヒショバナシ

「いったいどっからそんな与太話が出てくるんでしょうかねえ。 火のない
所から思いっきり煙がモクモクたってますねえ。うはははは」
怒るよりも、アキレテ笑ってしまう、まったくもって信憑性のないウワサの
数々。それらのガセネタを真に受けて、喜んだりがっかりしたりオロオロ
したり・・・。はたまた、次の新刊はいつ出るのか? とっくに連載が終わっ
てるのに、なかなか本にならないあの作品は、どーなっているのか? って
気を揉んだり・・・。
そんなファンの人たちの様子を、ネット上でしばしば見かけるようになって
から、もうずいぶんたちます。
こりゃ、ほっとけないかも。
我々も公式ホームページを作って、『正しい情報』を発信せんとあかんかも。
作家たちの瞳に正義の炎がメラメラ燃え上がったのは、1年以上も前で
しょうか。

※激しく中略・・・(おい)

そして、2001年2月20日、ようやく公開にこぎつけた次第であります。

このサイトを作るにあたって心がけたのは、見ために凝ることよりも、読み
やすさ、わかりやすさ、そして読み込みの軽さを重視することです。
そう、ここを訪れてくれる方々が見たいのは『情報』であって、『最新のWeb
技術』を駆使した美しいデザインではないはずだ!
ハイこれポイントです。いかにも情報を発信する側として、オノレの役割を
ちゃんと自覚し、何が大切なのかを真剣に考えている・・・ように見えますね。
(いや、もちろん作家、スタッフ全員が考えてますけど)
が、裏を返せば、「私ってば、しょせんシロートだからー、この程度のページ
しか作れないんですー。だからカッコイイのなんてできませんー。京極デザ
インのロゴでごカンベンくださいー。ごめんなさーい」っていう、言い訳に
他ならないのですわ。がははははは。

というわけで、笑ってごまかしながらも、実は内心じゃビクビクだったり。
期待して飛んできたら、(見ためが)ぜんぜんたいしたことないじゃん。
もっとカッコイイかと思ってたのにさー。
なんてガッカリさせちゃったら、ごめんなさいです。ぺこぺこぺこぺこ
そのへんは、今後のコンテンツの充実でお許しいただくってことで・・・
ノリノリ君! あとは任せたっ!(おいおい)

皆様に長く長くご愛顧いただけるサイトにしたいなあと、心から思います。
よろしくお願いします。(初回からいきなり原稿のしめきり破った、まるひ)

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■編集者Sのウラ情報

大沢オフィス公式ホームページ「大極宮」、楽しんでいただけたでしょうか。
みなさまのご意見、ご要望でどんどん更新していきたいと思っていますので、
どうぞご支援ください。
さて、このコーナーは現役編集者Sがその立場を駆使して知り得た業界
裏話を赤裸々に暴露! していくものです。
でも簡単に身許がばれるので、まあそのへんはね。
で、第1回目でもあるし、自己紹介を。Sは20年弱、某出版社で文芸部門の
編集者を勤め、理由あって会社を飛び出し、いまはフリーランスで単行本の
編集をやっており、縁あって、このホームページの運営を手伝うこととなり
ました。
ということで、今後ともよろしく。(S)

 
■ノリノリ編集後記

パソコンとはまったく無縁でしたが、ついにこの仕事で必要になり、
去年からパソコンスクールに通ってます。
ついでに携帯もiモードに替え、わが家にも遅れたIT革命が!
でも、いまだ機能は使いこなせず・・・。(ノリ)

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