週刊大極宮

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2008年2月〜2009年6月のバックナンバーはこちら
- 第429号 - 2010/1/08
HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ  
  • 大極宮フェア2010
　エコバッグの他にも目玉賞品があるらしい。お楽しみに♪

過去の大極宮へ
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー  
  • 明けましておめでとうございます
　年末から予定どおり勝浦の別荘に行き、釣ったイワシを干物にしたり、大沢家定番のおせち料理や年越しラーメンのスープを作りながら…めずらしく家族だけで元旦を迎えました。
　しかし2日からは一転。一挙に20人以上の人がやってきて、ゴルフに宴会とにぎやかに過ごしたのです。
　ただしその喧騒も2日間で終了。5日からは六本木で通常業務に戻っております。

　昨年末から準備をしている「新宿鮫」シリーズの『絆回廊』がWEBサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』さんでスタートするのをはじめ、小説誌でも長編の連載が決まっており、今年の前半は新連載でバタバタと過ぎていきそう。

　そんななか…タイにいるH田氏から電話が。本来は乾季のはずなのに毎日猛烈な雨が降り、暑くて異常気象だとぼやいていました。
　韓国で大雪。日本でも北海道や東北などで大雪と、天候的には不穏な感じのするスタートですが、どういう一年になるのか…。

　今年もどうぞよろしくお願いいたします。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー  
  • 明けましておめでとうございますm(_ _)m
　本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
　好天の三が日、冬の青空をバックに、建設中の＜東京スカイツリー＞を見ながら、初詣に行ったり、初売りのバーゲンセールに行ったりして過ごした宮部です(^^)。
　今年も仕事に励みつつ、去年よりはたくさんゲームをプレイしたい、と思っています。
arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー  
あけてしまいました。
  • ◎今週の明けるまで◎

　クリスマスなんかもありまして。その後。
　怪の反省会に続き幽の反省会。
　この世は反省することばかりですよ。
　ってなわけで。ちょいとばかりわかりにくい感じの場所で、車も入れないポイントなので「おやおやここいらだろかい」と繁華街に似付かわしくない恰好の僕が入り口を探していると、山下昇平さんが。「まだ誰もいませーん」的な話をしつつ二人で入店。
　そこに、待ち合わせには「遅れるとコワイので一時間前から早く来てしまいます」という黒史郎パパ（おめでとう）が。どうやらあまりに早く着いていたので近所をウロウロしていたそうで。
　で、東編集長、ヴァンパイアK、デスメタルS、ジェイソンR、そういうものに囲まれたμという編集サイドが到着。加門七海さんと編集μは補導されてしまう畏れアリと心配していましたが無事に来られたようで。
　でもって、待ち合わせの時間や〆切り的なものは「ハードルなのでつい越えてしまいます」という夢明ミサイル平山さんも着弾。着くなり爆発。
　天野モノノケ行雄さんもいらっしゃいまして、みんなで何やら反省。
　移動後、児嶋都さんも混じってくださいまして、反省すべきは存在そのものだろう的な（それは主にミサイル関係ですが）しょうもないお話に。なぜか綾辻さんに電話でご挨拶したり。
　で、まあオフィス、委員会、怪、幽とひと通り忘年的な集いは終わったかと思いきや。
　
　舞台の「南極（人）」が。
　ああ、こっち方面もあったか！　という。で、ついでなので版元である集英社の方々と打ち合せ。C塚的な人、祝田的な人という登場人物風な編集者に加え、単行本担当のTくんや文庫担当の子供店長（と呼ばれているんだもの）などと、嘘つきな話なんかをしまして、その後観劇。
「あぁルナティックシアター」の南極（人）の舞台ですね。最終日ということもあって、音楽担当のグレート義太夫さんもいらっしゃってました。

記念写真

　で。
　そもそも僕の場合、映像化やアニメ化や漫画化や舞台化「しにくいようにしにくいように」書いているわけで。小説ですから。何かに変換する場合はそれなりに「変えて」もらわんとどうにもならんわけです。
　で、この「南極（人）」は「どすこい。」からのスピンオフシリーズ。
　これは「ギャグ漫画があるのにギャグ小説がないのはくやしい」というコンセプトで、徹底的にくだらない無意味なギャグ小説を目指したもんでありまして。
　まあ、しょーもない作品なのでありますが、「いひひひ流石にこればっかりはどうにもならんだろう」とほくそえんでいた作品でもあります。
　なのに。
「まんま」だったのには驚きました。というか、敗北しました。くだらないです!!!
　原作と同じくらいくだらないです。まず、「リアル南極」はあり得ないと思っていたんですが、あり得ました。わざわざスダレ禿げにアレンジした橋沢進一さんは、そのまま南極。
　こんな人がいるんだとしばし呆然。
　後で座員の方に聞いたところによると、橋沢さんは「普段からリアル南極」的生物であるということが判明。うーん。素材を生かして構築された演技であったのか。
　それ以外も、椎塚由美子が若くて綺麗になっている以外（あ！　ぶたないで）、おおむねそのまんま。それにしても台本の八割以上に登場していて、とにかく長いセリフを喋りまくるという鳥越夕幾子さんは大変だったと思います。ええ。怒鳴りっぱだもんなあ。
　で、インチキ心霊研究家の中大岡百太郎役は唐沢俊一さん。本職の役者さんでもないというのに、あのクソ長いセリフをこなしてくださいました。
　
当初はクチビルを貼りつけたりして扮装するアイディアもあったようですが、橋沢さんの「そのままが一番うさんくさい」という禿げの一声、もといツルの一声で、ほぼ普段のスタイルで登場することになったそうで。っていいのか（笑）。打ち上げでは橋沢さんが「雑学の先生じゃなくて雑穀の先生とか、いや、雑な先生とかいうキャラで続編を」などという話をされてましたが。だからいいのか（笑）。素材を生かして料理するタイプなんですね、橋沢さん。
　いずれにしても、リアル南極が「あり得る」ということが証明されてしまったわけです。今回は負けました。

今回は負けました。

　付記：あぁルナティックシアターのメンバー、NC赤英さんが、一月四日に永眠されました。一昨年のルナティック映画祭にお呼びいただいた際にお会いしてその突き抜けたキャラクターに感心し、昨年の映画祭では作品を拝見して大いに笑わせていただきました。
　病気療養中とうかがっておりましたが、残念です。ご冥福をお祈りいたします。
　
  • ◎今週の明けてから◎
　大晦日とお正月なんかもありまして。その後。

　オール讀物（文藝春秋）に定期掲載させていただいております「百鬼夜行・陽」が今年の一本目でございます。
　このシリーズは既存作のアナザーストーリー的な位置づけになるのですが、今回は既存の作品とリンクしておりません。既存じゃない作品とリンクしてます。何を言っているのかわからんと叱られそうですが、そういうことです、ハイ。
　ちなみに妖怪はこちら。

妖怪はこちら

　そんなこんなで2010年も始まってしまいました。
　今年も何とか生きているようですので、また来週。
編集者Sのウラ情報  
  • 吹雪……
　あけましておめでとうございます。
　本年も「大極宮」をよろしくお願いします。
　昨年末は日本海側の実家に帰省していたのですが、大雪で散々でした。普通なら20分くらいで通過できる高速に3時間かかったり。戻ってきての勝浦でのゴルフは天気に恵まれ快適でした。同じ日本かい。日本海側の雪はまだまだ続きそうです。みなさんご注意ください。
　さて、出版界はこのところの凋落傾向に歯止めがきかず、今年も前のみえない吹雪の年となりそうです。ですが、嘆いてばかりいても仕方がないので、まずはできることをやっていくだけです。
　で、「大極宮フェア」が始まります。多くの方から買ってプレゼントに応募したいのだけどもう買う作品が無いよ、との声をいただいておりました。ですので今回は三人の新刊を入れました。まさに新刊の「狼花　新宿鮫IX」、「孤宿の人」（上下ですので応募券が2枚）、それと「前巷説百物語」の3冊です。
　今年の賞品、オリジナルエコバック、見本が手許にありますが、コンパクトに収納できて使い勝手も上々です。多くの方の応募をお待ちしています。
まるひの秘書ヒショバナシ  
  • 今週の厨子王原稿メール件名
　大極宮なんか怖くない（←もう何を目指しているのやら）
　パッと思い浮かんだのは歌なんですけど、あっているんでしょうか。
  • 2010年も
　ウラに続きまして、こちらでもあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますー。
　今週号の「アンケートから」は、間違いのご指摘でニギヤカですね。「とほほ〜」なんて言ってますけど、本当は嬉しいです。間違えておいて「嬉しい」ってのもヘンですが。
「間違い探し」を楽しみにしてくださる方がたくさんいらっしゃるのは、マヌケなワタシには何とも心強いです。2010年も、ミスをしないように気をつけながらも、ご指摘をお待ちしております。
  • 2010年の
　仕事始めの日、歩道で思いっきりコケました。ほんのわずかの段差に足がグキっとなり、そのままスッテンと……。
　ひどい捻挫等にはいたらず、足首をかるーくひねったのと、膝小僧を少しすりむいただけですんだのは幸いでした。
　しかし縁起でもないですねえ、まったく。これが新年・仕事始めの日じゃなかったら「あーあ、やっちゃった」って思うだけなのに。
　2010年のワタシの行く末が思いやられます。むむむ。
ノリノリ編集後記  
  • 明けましておめでとうございます
　本年もよろしくお願い申しあげます。
　お正月は…練馬区に引っ越してから初めて、ご近所板橋区の“東京大仏”がある乗蓮寺まで初詣に行きました。じつは去年も元旦に行ってみたのですが、夜は門が閉まっていて入れなかったんです。そのときは出ばなをくじかれたショックを引きずってバーミヤンで夕食をとりました。ちなみに今年は晴れやかな気持ちで同じバーミヤンで昼食をとりましたよ。
　2年連続で最初の外食がバーミヤン。「黒酢の酢豚」がお気に入りです。
（箱根駅伝、東洋大5区柏原の走りに今年も興奮…ノリ）
アンケートから  
  • 有終の美を飾れず！
◆お久しぶりです。誤字を見つけたのでお知らせします。
　週刊の中の京極センセイの
「まあそう思うと以外にあるもんで。」は
「まあそう思うと意外にあるもんで。」ではないでしょうか。

　これで最後の週刊大極宮ですね。
　皆さん、良いお年を！

◆間違い探し。一番乗りかな？

　厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー
◎今週のまだやるのかよ◎

(誤）この後に及んで
(正）この期に及んで

　変換ミスですね。ではよいお年を。。

・くぅぅぅ、痛恨のチェックミス！　こっそり直したものの、間違いはこれだけではなかったのでした。下に続きます。（まるひ）

◆間違いではないのですが……
　更新情報から週刊大極宮にいくと「準備中です」との文字が。
　これはバグですか？　更新されてるのに……。

◆いつも楽しく見させていただいています。
　ちょっと気になるのですが、『更新情報』から週刊大極宮や特別企画の文字？をクリックすると、『ただいま準備中です』と出るのですが、これはもしかしてエラーですか？
　左側のコンテンツからは普通に週刊大極宮が見れるのですが……。
　もしかして、初『間違い探し』発見！？

◆更新情報のページから、「週刊大極宮」第428号をアップしました。のリンクをクリックすると、ただいま準備中です。となります。
　リンク落ちてます？　最後の更新でやっちゃいましたか？
　それとも私のPCだけ？
　来年も楽しみにしています。みなさん良いお年を。
（他多数）

・こちらはリンク先の設定ミスです。大マヌケですねー。2009年の有終の美は飾れませんでした。とほほ〜。（まるひ）

裏大極宮へ

- 第429号 -
2010/1/08