週刊大極宮

HEADLINE RUMORS燃えよ山椒大夫安寿のがまぐち厨子王の逆襲編集者Sのウラ情報まるひの秘書ヒショバナシノリノリ編集後記アンケートから

- 第404号 - 2009/7/03
HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ  
  • 今さら直せない
↑「風のウワサ」という言葉は実際にはないらしい。(冷や汗を流すスタッフ一同……)


過去の大極宮へ
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー  
  • 朗読会に向けて
今週、オフィス会議が開かれまして…秋の朗読会に向けての最初の読み合せをおこないました。

真剣?

 ただし、この演目ができるかどうかはまだ微妙な状況でありまして…。いろいろとクリアになればとしか今のところは言えません。楽しめるものにはなりそうですが…はたしてどうなることでしょう。

はたしてどうなることでしょう

 読み合わせのあとは、久しぶりにオフィスに全員集まったということもあり、バカ話に花を咲かせて深夜遅くまでワイワイやっておりました。

 でっ…
 今週末から、いよいよダイエット合宿の本番決行で勝浦に向かいます。
 梅雨の終わりということで天気もさだまらないのですが、梅雨が明けて暑くなってしまうとそれはそれで体がつらくなってしまうので、多少雨に降られても今ぐらいがウォーキング等にはいいのかなと思っております。

 …というわけで、
 来週は勝浦からダイエットの進行、ならびに釣果のぐあいなどを報告する予定でいます。乞うご期待!?
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー  
  • ゲーム女の生きる道
今週はお休みさせていただきます。
arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー  
  • ◎今週の上映◎
平山夢明監修「超」怖い話フィクションズ眼球遊園ワンナイト上映会が開かれまして。
 黒史郎くん、児嶋都さんと共に行ってまいりました。

 上映されたのは「大日本ノックアウトガール」「ラムズスクワッド」「血族」の三本。
 平山さんは原案・監修のほか、「大日本ノックアウトガール」の監督も務められております(残り二本の監督は清水匡さん)。

 児嶋さんは「大日本ノックアウトガール」の美術協力、僕は特殊映像制作附打(つけうち)という、スタッフですね。
 附打というのは、歌舞伎なんかで振りに当てて鳴らしものを鳴らす人。
 平たく言えば効果音ですね。
 いや、SEを依頼されたのではなくって。実は、以下のようなやりとりが(漫才仕様に変換しております)。

夢「こんどな、映画とりますねん」
京「さよか」
夢「予算ありまへんねん」
京「そら、難儀やなあ」
夢「それだけやない、メリケンサック使うたらあかん、いうんやな」
京「あかんか。誰がゆう。テレビがか」
夢「テレビがや。どないせえちゅうんじゃ」
京「そないな凶暴な映画にせなええやないの」
夢「そうはいくかい」

 数日後。

夢「あれな、腹立つからデコピンで殺すようにしたったで」
京「デコピンてあんた、そないなもんで死ぬか?」
夢「死ぬて。デコ、ぴーんとはったるんやで」
京「死なんやろ」
夢「死んだように見えればええねんて」

 数日後。

夢「あれ、必殺仕置人みたいなレントゲン入れよう思うねんけど」
京「ほう。そらおもろいな」
夢「おもろないわ。作れへん、ゆうんや」
京「なんで。予算ないんか」
夢「予算もないけど、作ったことないゆう話や。あれ、面倒なんやろ?」
京「アニメでええやん。それっぽかったらええのやろ」
夢「アニメて。簡単にゆうなや。頭蓋骨バキバキやで」
京「バキバキか」
夢「あんた作れるか」
京「作れんことないで」
夢「なら作ってー」

 で。
 何かのパーティ会場で適当に引き受けたわけですが。その段階で僕は内容を知りません。
 ただ、「デコピンで殺す」だけ。

 でもって、前後の映像くらいないと作れないよということで、殺陣のところくらい頂戴よと言いました。
 その後、過酷な撮影があったようで。やがて送られて来た映像にちゃっちゃとアニメを入れまして。

レントゲン

 これは、骨のパーツを一個一個描いて、でもって動かしてます。ヒドイですね。
 まあ、その時に仮のSEを入れたわけですね。それが、そのまま採用されちゃったというのが真実。なので、全編つけたわけじゃないんです。
 しかも。

夢「あんな、こう、腹のほうにずぶりずぶずぶぐっちゃぐちゃ、ちゅうのも作れんか?」
京「なんでやねん」
夢「なんか、死んだ感じせえへんねん」

 でまあ、乗り掛かった船なので、作りましたが、ここまでの会話、全部殺してますよね。殺す前提ですよね。
 ところが。
 題名は「大日本ノックアウトガール」。ノックアウト強盗という設定。
 殺しちゃったらノックアウトじゃなくて強盗殺人じゃないですか。

夢「丈夫な人達だから死んでないの」

 いや、死んでるから。頭蓋骨バキバキでお腹ずぶずぶだから。
 そんなこんなで、できてしまったわけです。
 水崎綾女さん、松本若菜さん、富田麻帆さんの主演三女優と監督二人による舞台挨拶のあと、上映。

殺し屋チームっぽい

 抽選会でポスターを一番に当てちゃった児嶋さん。自分で描いたんやないのんか(笑)。中央は助演男優ジュキアこと真藤順丈さん。
 どことなく殺し屋チームっぽいなあ。このメンツ。
 眼球遊園、DVDも発売されるようです。
 
  • ◎今週の読み合わせ◎
ええと。
 朗読会というものがあるのだそうで。
 今年の演目は。
 うーん。
 なんか、イジメみたいだなあ。
 どうして僕がこんなことを!!!
 大沢さん、ズルイです。カッコいいのとウケるのと総ざらい。
 宮部さんは宮部さんで、ハマり役と好きなキャラと。
 僕はたいへんに不本意であります!
 きゃーーーー。

不本意?


 と、いうわけで。佐賀に行ってきます。
編集者Sのウラ情報  
  • 当たったよ……
大夫と厨子王からも報告されているようですが、今年の朗読会の読み合わせが行われました。今年もご期待くださいませ。おいらはそれにあわせ、せっせと台本作り。テキストを入力し、ルビをふり体裁を整え、製本。本番でトラブルなく朗読してもらえる「美しい」台本が目標ですが、これが意外と……。
 みなさんは、「冒険作家クラブ」という団体をご存知でしょうか。25年前、大夫を始めとする13人の作家、評論家が立ち上げた会です。その25周年記念パーティが開かれました。8月に公開される「トランスポーター3」の試写会付きという豪華版。おいらは残念ながら、仕事の都合で試写会には参加できませんでしたが、パーティのビンゴで「1」「2」のDVDが当たったので、週末はそれをみて過します。
まるひの秘書ヒショバナシ  
  • 今週の厨子王原稿メール件名
がんばれ!! 大極宮くん
 先週思いっきりスベりまして……。
「ダムじゃなくてガンダムではー?」と、山ほどツッコミをいただいたので、今週は何も言わないでおくのでありました(笑)。
(ガンダムってわかってて、わざと書いたんですよう)
 
  • 抽選がやっと終わりました。
週刊大極宮400号突破記念プレゼントの発送は、来週になります。
 抽選にいちばん苦労したのが「ナイトレンジャー」。倍率が低いからこそ、どの方も落とすのにしのびなく……。かといって全員当選にするほどCDが余っているわけでもなく……。
 最後はエイっと鉛筆を転がしたりもしました。はずれちゃった方、本当にごめんなさいです。

 ちなみにー。
 約400倍の「魍魎の匣」BD-BOXにみごと当選されたのは、福岡県にお住まいのHさん(女性)ですー。
ノリノリ編集後記  
  • キリマンジャロ
ウフル・ピーク到達、キリマンジャロ制覇!…“珍獣ハンターイモト”さんに先を越されました。
 アフリカ大陸にそびえる標高5,895mのキリマンジャロ制覇は、私の夢でもあるのです。

キリマンジャロの地形図ポスター

 写真はバヂャー事務所内。押入れの引き戸に貼ってあるのはキリマンジャロの地形図ポスターです(左)。ちなみに右に見えるのは、日本百名山一覧のれん。
 じつは山登りを始めてすぐにキリマンジャロ挑戦の夢を打ち立てたのですが(ルートはイモトさんと同じく、もっともメジャーな“マラングルート”)、いつのまにかその準備のつもりだった国内の山登りが、日本百名山制覇のような目標に切り替わってしまったのです。その百名山も半分を過ぎたところで足踏み状態…。今では登山よりも麓の温泉の方が楽しみになっています。
 …と、山に対してはそんな現状だったので、テレビ番組でイモトさんの登りっぷりをみたときはショックを受けました。すごいです。尊敬します。と同時にうらやましくもあります。
 放送後、ふつふつとキリマンジャロ挑戦の夢が復活してきましたが…行動に移せるかどうか。まずはダイエットかな(←そこからかよ)!
(10年ぶりに富士登山に挑もうか…。とうぜん自信ナシ…ノリ)
アンケートから  
  • こんなところをなぜ間違う……
名ゼリフ大全の第21回、一覧の更新日が28日になっとります。

・同じページの上のほうは正しい日付になっているのに、なぜ下の日付を間違えるのか。自分でも首かしげちゃいます、ほんとに。
 ご指摘ありがとうございます。こっそりこっそり直しましたー(まるひ)

裏大極宮へ

- 第404号 -
2009/7/03