第92号へ | 第93号 2003.2.14 | 第94号へ |
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館 ▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから |
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■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ | |||
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■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー | |||
◆到来!? 寒いからゴルフも行かないし、ウォーキングもしていない。 花粉症の方は、軽〜く来ているかんじ。朝、クシャミ4発ぐらい。 ヨーグルトだとかトマトだとか漢方だとか… いろいろ飲んでるんだけどな。 ◆手入れ 3月に角川書店から出る『秋には墓標を』のゲラチェック中。 長い連載だから会話などに矛盾が生じていることがある。 本にするための最後の作業だ。 ◆感謝! 第3回ホラーサスペンス大賞特別賞を『邪光』で受賞した大阪在住の牧村泉さんが、 以前このHPで"劇団新感線"のことを書いたのを見ていて、新感線の昔のビデオを 2本送ってくれた。 牧村さんは昔から新感線の追っかけだったらしい。 どうもありがとう! で、届いたビデオをさっそく観たいんだけど、そんな時間すらないのだよ…ああ。 ◆以上 これといって報告することありましぇん。仕事だけ。 こんなことでいいのかな? まあ、寒いからしかたないのだけど…。 とはいえ、そろそろカレイの投げ釣りぐらいは計画したい。 |
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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー | |||
◆『奇妙な論理』 昨年、とても残念なことに社会思想社さんが倒産してしまったので、同社の 現代教養文庫に収録されている名著の数々が散逸してしまうのではないかと 心配していました。 しかしこのたび、マーティン・ガードナー著『奇妙な論理』が、めでたくハヤカワ・ ノンフィクション文庫に入ることになりました! 『奇妙な論理 I だまされやすさの研究』は既に発売されておりますし、『 II 』は 今月中旬発売予定だそうです。 一見したところはもっともらしい場合もあり、面白くもあるのだけれど、実は わたしたちの生活に密接にからんで、下手をすると実害をこうむることさえある 疑似科学の何たるかを知る上で、基本図書にして古典の書。 何十万円もするのに、よくよく考えてみると効果のほども、その働きの根拠も はっきりしない健康機械なんてものを買わされてしまう前に、ぜひご一読ください。 ちなみに、『 I 』には「と学会」会長の山本弘さんによる解説がついているのも 嬉しいところです。山本さんのご著書といえば、『こんなにヘンだぞ! 空想科学 読本』も面白かったなぁ! わたしも、ここで山本さんが主張しておられる「SF考証と科学考証」についての お考えに、強く賛同するものであります。 そういえば、皆神龍太郎さんが監修しておられる『古代文明の謎はどこまで 解けたか』の『 II 』は、いつ出るのかなぁ。 さて、もうひとつ宣伝。高野秀行著『幻獣 ムベンベを追え』(集英社文庫)。 ミヤベが解説を書かせてもらった本ですが、そんなこと抜きにしても超お薦め! 著者の高野さんが、早稲田大学探検部在籍時代に、コンゴ奥地のテレ湖に 棲息するというUMAモケーレ・ムベンベを求め、ホントめちゃくちゃ大変な 探検旅行を敢行したときの全記録です。 モケーレ・ムベンベって、要するにコンゴ版ネッシーみたいなものなのですが、 この名前には、現地の言葉で「虹と共に現れるもの」という意味があるのだそう です。ちょっと素敵ですよね。 さあ、早稲田探検部の一行は、虹と共に現れるものに遭遇することができたのか? それは読んでのお楽しみ♪ ◆ゲーム女の生きる道 2周目の「大地の神殿」で、再びメドリちゃんとご一緒しています。 今度は彼女をピヨらせずにすんでいますが、相変わらずフロア・マスターに捕まっちゃ 腹を立ててるワタクシは進歩がないですねぇ。 |
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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー | |||
◆うーん。 連載作品と違って、書き下ろし作品というのは発行日が決めにくいものです。 出版社の希望やら都合やら、小説家の希望やら都合も一応はありますが。 商品はあくまで書籍であって、原稿というのは書籍の素材に過ぎないわけです。 素材が揃ってから料理が始まるわけで。そこでようやく日取りが確定します。 書籍は小説家がだけが作るものではないのですね。 出来上がるまでに大勢の人の力が必要なのです。 ですから。 まだ素材が揃っていない出版物の発売予定など、出せるわけがないのですが……。 最近なぜか「また発売が遅れましたね」と言われます(笑)。 何を基準に(笑)。 ちなみに「塗仏の宴・宴の始末」は予定より一週間遅れて入稿、15日発売が 20日発売になりました。出版予定は5日遅れ。 しかし講談社ノベルスの通常発売は5日なので、世間的には半月遅れ(最初から 10日遅く設定してあったのですね)。 ところが「半年も遅れるとは何ごとか」とおっしゃる読者もいらっしゃいました。 5日遅れがいつのまにか半年……。 半年前って前作の「宴の支度」が出た頃じゃないかい(笑)。 デビュー以来一貫して同じペースで仕事してますので、僕的には遅いも早いもない のですが、世間的にはどんどん遅くなる印象があるようですね。 まあ、待っていてくださる方々がいてくださるというのは、とてもありがたいことなんだ と思います、はい。 ちなみに次作の正確な出版日はまだ決まっておりません。 遅れないように編集部ともども頑張っておりますので、遅れちゃう前から遅れちゃい ましたねとおっしゃらないでくださいね(笑)。編集者も凹みましょうし。 と、ネタがないのを誤魔化す(←をいをい)。 ◆秀治。 いや、「最後の弁護人」レギュラーですよ。 久し振りに元気な秀治様を拝見してうれしいです。 しかも駄洒落いうし。むひひひ(←をいをい)。 |
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■毎年恒例? 年賀写真館 | |||
◆大沢オフィス2003年公式年賀状 デザイン by 厨子王 |
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■編集者Sのウラ情報 | |||
山椒大夫の「天使の牙」、撮影は順調に進んでいるようです。 で、先日その製作会社の方と食事をする機会があったのですが、話題はもっぱら 映画の話。そのなかで自分のベストワン映画は、ということになりました。 映画ファンと名乗るのはちょっと、という程度ぐらいにしか見ていないわたしとしては 即答に困るネタなんですが(じゃあ小説では、と問われるともっと困るのですが)、 とりあえず答えるのは「アメリカン・グラフィティ」ですね。 ハイスクールを卒業した若者たちの一夜を描いただけのどうってことのない話なん ですが、ちょうど公開された頃に上京した田舎者には、共感する部分が多かったの ですね。そんなわたしも今年でちょうど上京×0年。ただのオヤジとなりさがって しまった我が身を振り返り、たまに「アメリカン・グラフィティ」をみるとね……。(S) |
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■まるひの秘書ヒショバナシ | |||
2月14日。世の中はバレンタインデーということになっていますが、大沢オフィスに おきましては、まったく関わりのないイベントでございます。 義理チョコのギの字もなし。きっぱり。 アンケートで「バレンタインのチョコはどれぐらい送られてくるのでしょうか。オフィスで 管理してるんですか?」という質問がありましたが・・・ タレント事務所ではないので、とっても少ないですよ。(自宅にどれだけ届いている のか知りませんけどね) それよりも私は、バレンタインと同じ日に発売の"ゲームボーイアドバンスSP"の予約 合戦に敗れて買えなかったことがクヤシイ! この週末は、FFタクティクスざんまいと いきたかったですよ!(ミヤベは首尾良く手に入れたんでしょうか。次号の『ゲーム女 の生きる道』に期待しよう・・・) |
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■ノリノリ編集後記 | |||
バヂャーの事務所には、僕が"あやや"ファンだと知ったK方K三事務所のAさんが 送ってくださったカレンダーが掛けてあります。 ずいぶん色っぽく写ってます。とくに1、2月は和服で… フジじゃん!? …いいけど。 (400分の1持馬ジェネラーレ3歳未勝利戦勝ち抜き! クリューガー、ダートで巻き返せ!! …ノリ) |
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■アンケートから (●はスタッフのコメントです) | |||
大阪プロレス ☆○(゜o ゜)o ◆大阪プロレスブームが大沢オフィスに…! 私なんて大阪の下町の人なので見たい放題です。面白いですよね〜。 旗揚げ間もなくの頃から応援しています。 まるひさんもぜひぜひ、くいしんぼう仮面からお菓子を貰って、えべっさんから ご利益を授かってくださ〜い。 ◆自他共に認めるプロレス好きの私としては、このサイトで大阪プロレスの名前が 出てきたことに大感激しております。 ところで「えべっさん」と「くいしんぼう仮面」が見たい、とのことでしたが、2月1日の 大阪城ホール大会でこの両者は「敗者キャラクター剥奪マッチ」を行い、くいしんぼう 仮面が負けてキャラを剥奪されてしまっています。 だからくいしんぼう仮面はもう見れないんですよ。 ちなみに次回から、「現代科学の技術を結集した超合金ロボット、スーパーロボK」が 変わりに登場するようです。 ●うわあ、お菓子くれるのね、くいしんぼう仮面! と喜んだのもつかのま・・・ キャラクター剥奪とは! シクシク・・・ って、スーパーロボKの"K"は、くいしんぼうのKなんですかね。うーむ、謎。 せめて、えべっさんには長生きしてもらいたい。ご利益さずかりたいでっす!(まるひ) |
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