Back logo



 第90号へ 第91号 2003.1.31 第92号へ 
 最新号へ    


▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆3月頭に発売が決まったミヤベの新刊『ブレイブ・ストーリー』の公式サイトが
もうすぐ角川書店のホームページ内にできるらしい。わくわく♪

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆『第3回ホラーサスペンス大賞授賞式』
第3回ホラーサスペンス大賞授賞式の会場で、十うん年ぶりに女優の浅野
ゆう子さんと再会した。テレビドラマ化される第2回受賞作『リカ』の主演をする
ので、ゲストで授賞式に来られたもの。
会えて懐かしかった。
以前会ったのは、彼女の写真集に書き下ろし小説を付けるという企画だった。
先にあらすじを作り、それに合わせてアメリカでロケをして、カメラマンの立木
義浩氏が写真を撮る(一週間ほど同行)。日本に帰って、出来上がった写真を
見ながら小説を書く…変則的な仕事であった。
そのとき以来だが、あいかわらず抜群のプロポーション!
代官山で眼鏡屋さんをやっているので、今度メガネをプレゼントしますといわ
れた。
ちなみに当時の写真集は、古本屋で大変なプレミアがついた時期があった。
自分の手元にも2冊しかなかったのに、ノリノリに1冊がめられた覚えがある。
(仕事場の大掃除をしたときのギャラじゃないですかっ!…ノリ)

◆『推理作家協会新年会』
新年会だというのに、インフルエンザが猛威をふるっていて出席者が例年に
比べると少なかった(安寿も風邪で欠席してたし)。
締切り漬けの今、インフルエンザなんかにかかったらえらいことになる。
出かける用事が続いているから、帰宅時のうがいと手洗いは欠かせない。

◆神崎京介氏
推理作家協会新年会のあと、自分でもわからないくらい連載を抱えている
人気"純愛"作家神崎京介氏と飲みに行った。
六本木に連れて行ってくれというから案内したのだが……。
神崎氏「この店、通っていいですか?」「いいよ」
「この店、ハマっていいですか?」「いいよ」
係の女の子「この店に、ハメていいですか?」「ケツの毛までむしってやれ!」

▲TOP
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 ついに――『風のタクト』クリアしました! やっとこさ!
 攻略本も出て嬉しい♪
 で、すぐ2周目に突入であります。1週目では「ハートの器」18個だった
ので、今度こそ20個集めたいのですが、わたしはあの「郵便物仕分け」の
アルバイトが下手クソなのですよ……。
時間内に20通仕分けるのが精一杯。動体視力が悪いのかな。反射神経が
鈍いのかな。赤シャチのおじさんに500回打ち込むこともできなかったし。

 2月14日には、ゲームボーイアドバンスSPが発売になりますね。
わたしは『ファイナルファンタジータクティクス2』と同梱の、パールホワイトのが
欲しいので予約します。待望のメトロイドも、GBAのとGCのと2つも出るし!
おまけに、GCでこれまでのGBAソフトがプレイできる周辺機器も出るんです
よね。
ああ、忙しいわ!

▲TOP
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆リトグラフ
先週バヂャーから報告があったと思いますが、横浜高島屋8階ギャラリーで
『京極夏彦の世界 妖怪図譜リトグラフ展』というのが開かれていまして。
ちょろっと顔を出しに行ってまいりました。

完売品もあるので今回並べられたのは作者分(つまり僕の)であるはず。
35点並べて飾ってるんですか? なんて聞かれる方がたま〜にいらっしゃい
ますが、そんな訳ないでしょ(笑)。
全点並べて見るのは前回の展示会以来、二年半ぶり。
ところが当日はかなりのお客さんで賑わっておりまして、ありがたいなと思う
反面、結局並べて一度には見られませんでした(笑)。お客さんの顔は一同に
見られましたが。
で、絵の前に並んだお客さんの顔の隙間からにゅっと伸びる何本もの手!
続いて「ペロリ〜ン♪」「ぴろり〜ん♪」みたいな音が連発。
写真撮影機能付き携帯電話ね。別にいいんですが。
「携帯で撮ってメールで送った」って、やっぱり妙だな、日本語。
でもって、皆さんリトグラフはご覧になれたでしょうか?

偶然隣のギャラリーで「美の世界 画業40周年記念展」を開かれていた
「魂の画家」丁 紹光(ティン・シャオクァン)さんが会場にいらっしゃって
いて、 ぜひ会いたいと、声を掛けてくださいました。大きな方でびつくり。
握手をしていただいてツーショット写真を撮らせてくださいました。
丁さんはアメリカ在住の中国人画家。雲南省の女性の姿をモチーフに作品を
生み出されているのだとか。
会場で配られていたチラシには「東洋美術界に新境地を拓いた現代の巨匠」
と記されていました。
通訳の人が僕をどう紹介してくださったのか僕は知りませんが(笑)。
「ジャパニーズ・ヨーカイバカ」だったりして(笑)。
ちなみに私はチラシの方には「10の顔を持つ」作家と書かれてましたが……。
あと10で二十面相だな。

▲TOP
■編集者Sのウラ情報

今週は新年会などのパーティが毎晩続き、すこし疲れぎみです。
不況のおり年々、派手なパーティや作家が主催する会が減少気味とはいえ、
やはり新年会、忘年会は別物なんでしょう。
とはいえ個人的なものは別として、版元などが長年続けてきたパーティを
おいそれと中止するわけにもいかないという事情もあるのですね。
何いわれるかわからないですからね。
料理の質を落としたり、お土産がなくなったりするだけでも、「あそこは
危ないんじゃないの」なんて噂になったりしますからね。
ところで一年で開かれる文学賞関係のパーティって一体いくつぐらいあるんで
しょうかね。(S)

▲TOP
■まるひの秘書ヒショバナシ

前90号の続き。
第14回日本推理作家協会麻雀大会に参加してきました。
下の写真は四回戦(最終戦)の模様です。


がんばれないまるひ パッとしない大沢


結果から申しますと、出場者40名中「まるひ18位」で「大沢30位」でした。
ププププププププ。
私の順位は(いちおう)上から数えたほうが早く、大沢のは下から数えたほう
が・・・・・・。プ。
今大会の目玉は、一回戦の「ボス vs 秘書 直接対決」でございました。
おほほほほ。勝ったざます。この回、私がトップ! 大沢2位。
ドラ表示牌"白"で、「はく・はつ・ちゅん! ドラは中!」と元気良く発声して
大沢を脱力させる作戦が、みごと功を奏したのですな。(この場合ドラは發)
「ああああ、オレはこんなドマヌケに負けたのかああああ!」ってまあまあ、
悔しがること悔しがること。プ。
大沢の成績がパッとしなかったのも、この初戦のショックが尾を引いたんで
しょうねきっと。プププ。
18位でいただいた賞品は、シーバス・リーガル12年!(喜♪)
いやー、大沢に勝ったことよりも、お酒もらえたことのほうが、実は嬉しかったり
するかも・・・な、私でございます。わはははっはっは。

▲TOP
■ノリノリ編集後記

ナマあやや見ました(かなり遠かったけど…)。映画『青の炎』
完成披露試写会。超満員の渋谷公会堂(イスがとっても小さい!)で。
とにかく、嵐の二宮くんファンとあややファンの声援の凄かったこと…。
僕のいた二階席の招待客(映画出資企業のおっさん)は、ぼう然。苦笑い。
映画は、蜷川監督が「芸術映画を撮るつもりはない。正統なるアイドル映画を
撮りたい。」と言っていたとおりにできています。ちょっと懐かしい雰囲気。
映像もきれい。その映像作りの一端を担っているのが照明の渡辺三雄氏。
かつて『XXダブルエックス 美しき機能』でも照明を担当された方。
今回もいい仕事してらっしゃいます。
(浅野ゆう子写真集、リトグラフ"狂骨"となら交換可…ノリ)

▲TOP
■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆パソのOSですが、XPはメモリを恐ろしく使うのでメモリ増設したほうが
いいですよ?
はーい。とりあえず1Gほど積んでみましたー。(まるひ)

◆ 待つのにはなれているんですが、いつまでも、待ってますが、他のを
読めたのもうれしかったのですが、やっぱり知りたいと思うのはわがまま
なのでしょうか?『陰摩羅鬼の瑕』の進行状況。
せめて、前半のいつ頃なのかだけでも・・・。
進行状況、実はスタッフもよくわかってません。脱稿のめどがつくまで、京極から
明るい声で報告が来るまで、ただじーっと待つのみなのです。(まるひ)


▲TOP


 第90号へ 大極宮トップページに戻る 第92号へ 
 最新号へ