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 第75号へ 第76号 2002.10.4 第77号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼レポート

▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆トップページのお知らせにある、ドコモの『M-stage book』で無料配信
されることになった「大極宮EX」。が、PDAを持ってるスタッフがいないため
(もちろん作家も持ってない)、大沢オフィスの関係者は誰ひとりとして
自力で見ることができないという……、とっても情けない状況らしい。
(誰か買えよっ!)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆“甘く危険な香り”
生まれて初めて競輪に行ってきた。日本自転車振興会が発行している
『月刊 競輪』にエッセイを書くための取材。
とはいえ…当然、車券も買って楽しんだ。
それも、当日の平塚競輪はナイター開催だったので、たっぷり10レース。
スタンドでは、同誌で連載をされている白川道さんに懇切丁寧に教えて
もらった。がっ、なんらわからない。
どう説明されてもよくわからない。出身地方ラインだの、聞けば聞くほど
混乱してくる。結局、自分なりに推理をめぐらせて(セオリー無視もあった
だろう)的中は二回。
配当が100倍を超える3連単を一度と3連複も一度。
収支は…とんとんといったところか。
それでも、まわりの方からはひじょうに優秀だと褒められた。
とくに3連単の的中はすごいといわれたが、これは明らかにビギナーズ
ラック。競輪の才能があるとはとうてい思えない。
それと自分の性格もよくわかった…負けず嫌い。
負ける(外れる)のが嫌だからどうしても多点買いしてしまう。
だから当っても儲からない。こういう公営ギャンブルで儲けようと思ったら、
一点集中でドーンと勝負を賭けるしかないのに。
でも、それをやってハズレればすっからかんだと思うと…
どうもそれができないんだなぁ。
あと(本来の目的である取材)、選手の控室とか検車場に入らせて
もらった。
電話は一切かかってこない、かけてもいけない、ケータイも禁止の場所。
ここで選手はものすごくストイックな状態になる。
開催期間中は、この中の宿泊所に寝泊りして外出は許されない。
外部との連絡も一切遮断される。
そんなすごくストイックな状態におかれた選手が戦っているバンクの周り
には、金網越しに言いたい放題野次をとばす酔っぱらいオヤジたちがいる。
ストイックとは正反対、対極にあるオヤジ。ストイックとデカダンとでも
いえばいいのか。
とにかくその落差がおかしかった。
初競輪の感想は…情報が多いほど推理をめぐらせるから楽しいし、
配当がデカいというのも魅力。
“甘く危険な香り”のするギャンブルだ。
レース後…(ポケットのあちこちに札束が入っていたから、おそらく勝った
のであろう)白川さんが銀座でおごってくれました。

◆“御礼”
都内と神戸で『砂の狩人』発売記念サイン会をやってきた。
当日会場にお越しになったみなさん、上下巻3,500円でお買い求め
くださって、さらに長い時間並んでくださってありがとうございました。
話すとホームページを読んでくれている方が多くて、けっこう安寿の
ファンを吸い上げているという印象もあり…
山椒大夫としてはホクホク!?

◆“お気に入り”
『新宿鮫』ジッポ…カッコイイのでけっこう気に入っている。
外でも使いたいんだけど、落としたり強奪されそう(すでに飲み屋で1個
強奪された)。それでも、宣伝のために外で使わなくっちゃなぁ。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆茂七の事件簿
NHK金曜時代劇「茂七の事件簿」第二シーズン10話の放映が、好評の
うちに終了しました。ありがとうございました。
来年、第三シーズンの製作も予定されています。お楽しみに!

◆今週のゲーム女のひと言
まだまだ『幻想水滸伝III』。
完全攻略本を参考に、未見だった風呂イベントを観ています。
今作では、キャラの組み合わせパターンが豊富になり、イベントの数も
ぐっと増えてますね!

で……ある男性キャラ3人を揃えると起こる「尻に敷かれる男たちの共感」
というイベント(攻略本によっては「女性を追い求める心理」というタイトルに
なってる)に、なんともいえない既視感を覚えるのですよ。
銀座のクラブでK方先生とO沢先生がこういうお話をしておられるのを
聞いたことがあるなぁ……。誰のことかって? それは内緒。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆うんすん。
以前からちらちら語っていた「うんすんカルタ」の会が開かれまして、参加
しました。
うんすんにも遊び方は幾つかあるようで、今回やったのは『八人メリ』という
本式の遊び方。わが家で試験的にやったものを勘定に入れると3回目、
旅先で遊んだのも入れると4回目の『八人メリ』でした。
これ、中々ルールが判りにくくて、やるたびにあーだこーだ言ってたわけ
ですが、今回は事前に本場・人吉の方にアドバイスをうけていたので安心。
ちゃんとしたルールで遊ぶといっそう面白いです。
幹事は妖怪馬鹿仲間の村上・札好き・健司君(ごくろうさま)。
妖怪関係者(笑)やら編集者やらの有象無象が多数参加。
多数といっても8人でやるゲームですからね、16人いたって2組しか
できないわけで。
交代要員なんかを入れると常時20人以上は部屋に居ることになるわけ
です。で、1ゲーム2〜3時間かかるので、午後から始めても3回戦で
もう夜というような感じですな。
そんな長時間、20人以上がべったり居続けられるような和室って、実は
中々ないわけです(笑)。ま、コミセン関係になっちゃうわけですね。
ま、そんなに広くないです。そこに20人。
で、9時間とかね(笑)。
しかも。
メンバーの中には必要以上に酸素を消費する多田・重いよ・克己さんやら、
もっと重い某編プロの巨漢・Uさんやらがいるので、下手すると酸欠だ。
そのうえ多田さんはルール無用の虎の穴出身ギャンブラーですから。
こりゃ大変。
いや、でも面白かったですよ。
日本伝統遊戯研究会(って誰がいつ付けた名前なんだか)はこれからも
開催されることでしょう。

◆フェア。
はぢまったらしいですが。
本屋さんに行けないので見られません(泣)。
みなさん、僕の代わりに本屋さんに行って、見てきてくださいね(笑)。

◆ちりめん。
今回縮緬本を作る大入さんのホームページです。縮緬本復活までの経緯
なんかが書いてあります。
今回、縮緬紙の製作過程が写真入りでアップされました。
興味をお持ちの方はどうぞ↓
http://www.ooiri-co.com/chirimen-2.htm

(大入さんのホームページはこちら→http://www.ooiri-co.com/

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■ノリノリレポート

◆大沢在昌著『砂の狩人』出版記念サイン会レポート
9月27日(金)、福家書店銀座店でのサイン会に行ってきました。
同書店は“大極宮フェア”にも参加されているだけあって、いたるところに
三作家の書籍が並べられていました。
お客様も、雨ニモ負ケズたくさんおいでくださいまして、
ありがとうございました。




きれいどころが勢揃い


日頃の御礼を兼ねて、出勤前に
続々とあらわれる銀座の美女美女美女…。




真面目に論議


サイン会の後、関係者とBARでいっぷく。
でも“大極宮フェア”の事など…真面目トーク。





翌28日(土)の紀伊國屋書店神戸店
(同行&撮影 S)

がっちり握手


ファンの方ひとりひとりと固い握手




平積みの展開


フェアの模様ですー




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■まるひの秘書ヒショバナシ

しばらく前、ふとご飯を土鍋で炊いてみたら、これが旨いのなんのって。
お米のツヤ良し、ふっくら加減バッチリ、こうばしいオコゲもしっかり出来て
「たいしたもんじゃん私ぃぃぃぃ!」と自画自賛の限りをつくしまして・・・
あげく、けっこうなお値段のする「炊飯専用土鍋」を購入し、何年も前に
いつか使う日が来るかも! と思って買っておいた「おひつ」を、とうとう使う
日が来たぞ! って押入の奥から引っ張り出し・・・
すっかり米の飯に燃える女となっております今日このごろ。
ネットで見つけたとても良心的なお米屋さんの「新米購入スタートダッシュ」
3回目のチャレンジでようやっと買えたぴかぴかのお米が、自宅で待って
いるのです。
早く帰りたい!
とっとと作業しなさい。>私

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■編集者Sのウラ情報

山椒大夫のサイン会にくっついて神戸へ行ってきました。
紀伊國屋書店神戸店のみなさん、お世話になりました。
神戸初体験のわたし、高架下商店街、楽しかったです。
神戸牛も美味しかったです。
港の観覧車(あれ、なんていうんですか。ちゃんと名称、あるんですよね)、
幻冬舎の担当編集者と男ばかり3人で乗ったのは、悲しかったです。
で、フェアのことになりますが、何人かのかたから実施書店へいったのに
やってなかったよー、というメールをいただきました。
確かにわたしが訪ねた書店さんのなかにも、何店かそういうお店があり
ました。どうやらスペースをすぐに空けられないとかの理由で開催が遅れて
いるようです。
知らずに訪ねていったみなさんには御迷惑をおけしました。
改めて出版社を通じて現状確認をおこなってもらって、未開催店を減らす
べく努力してますのでよろしくお願いします。(S)


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■ノリノリ編集後記

テレビ番組の改編時期にいつも思うことだが、終わるのがとっても残念な
番組がある。今期は『福山エンヂニヤリング』。
モノ作りにおけるこだわりとあそび心を、大極宮書店でグッズを作る際にも
参考にしたいと思って観ていた。あまりに残念なので、番組のHPの“ひま
わりの種”プレゼントに応募しといたけど…。
もうひとつ『スーパー競馬』での“さとう珠緒”卒業。これもショック!
「日刊スポーツ」での予想も辞めてしまうのかなぁ?
後任の“高島彩”局アナも悪くはないが…どうせなら“松浦亜弥”でしょう。
     (連続テレビ小説「まんてん」を観て、
         また屋久島に行きたくなった…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆9月28日、オールスター感謝祭を見ていたところ、ある問題で
京極先生の写真が使われていました。
何故だか非常に嬉しくなったので報告します。格好良かったです
僕も見ました。たまたまチャンネルを合わせてから2問目でした。
ラッキー!(…なのか?)使われた写真は、朗読会で作った赤いスタッフ
ジャンパーを着ている姿でしたねぇ…なぜか。(ノリ)

◆ノリノリは映画「新宿鮫」のどの場面に出ていられたのですか?
大沢さんは、真田さんと田中美奈子さんの間の奥で女性とデートして
いましたよね。
とても重要な場面です。田中美奈子さんが怒って階段を駆け下りるシーンで
すれ違う役。よーく観てもわからないと思いますが、背中に鮫の絵が
プリントされたTシャツを着て主張しています。(ノリ)


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