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 第59号へ 第60号 2002.5.31 第61号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆京極の書き下ろし長編『覘き小平次』の進行度…不明…(笑)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆…選考委員
『推理作家協会賞』の選考会に出てきた。
今年担当したのは、"評論その他の部門"と"短編賞"。
"評論その他の部門"は受賞作ナシだったけど、"短編賞"は二人の
受賞者が出た。短編賞はなかなか受賞者が出ないから、二人も出せた
のはよかった。ところで――、
こういうところで言っていいのか……んんん。
新人の方の候補作の中には、編集者がもっと注文をつければいい
短編になりそうなもの…形としてすごくいいんだけど最後の詰めが
甘くて、いい短編になりきれてない惜しい作品がいくつかあった。
編集者はもっと注文をつければいいのに…と、ジイさんのように思って
しまった。
惜しいところで終らせないようにするのは編集者の仕事じゃないか?
そのあたり、最近の若い作家と編集者の関係というのはどうなのか
なぁ…?

そして、厨子王様! 選考委員お疲れさまでした。
選考委員を務めるということは、実は自分のいろんなものを試される
ことでもあり、かなりプレッシャーもかかるし疲れる仕事だ。
でも、それがまた自分の作品に向かう時、いい意味でのプレッシャーに
なる(と思う)。これからもいっぱい依頼が来ると思うけど、相応しい人材
なんだから、がんばってくれい!! 
…と、仲間を盛り立ててどうする!
じつは、厨子王が頑張ってたくさん選考委員を引き受けてくれれば、
俺がそこから外れていけるという願望もあるのだけどね…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆トピック
テレビで『太陽にほえろ!』の再放送を見たところ、伊佐山ひろ子さんが
七曲署捜査一係の“お茶くみ”役で出演していたことに感激。
そして…彼女が読んでいた本をワタシは見逃しませんでした。
ハヤカワポケミスの『Yの悲劇』!!
ポケミス版というところに、しみじ〜み感動。

◆今週のゲーム女の一言
『幻想水滸伝3』のHPに出張中です。
そちらでお楽しみください。


 只今、コチラに出張中 

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宮部みゆきの先行体験記


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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆シェラザード。
えー、日本推理作家協会という団体がありまして。
いや、今更何を言い出すんじゃこいつはとおっしゃいますな。
知らない人は知らないんです。
で、私も、↑のお二人もその団体に所属しております。(知らなくて
知りたい方は
ホームページへ。知ってる人もホームページへ。何度も
見てる人ももいちどアクセスしてみよう/笑)
その、推理作家協会の理事会やら総会やらがございまして。
もののついでに光文社さんにあるシェラザード財団のミステリ図書館
(正式名称なんだったっけ)をですね、北村薫さんと貫井徳郎さんと
ご一緒に、覗いてきました。
生誕百年ということで、若き日の横溝正史の写真がかざってありました。
たった十分くらいのことだったのですが、なぜに本が沢山あるところは
それだけで楽しいのでしょうね?

◆妖怪会議
日取りやら場所やら決まりまして、後は中味ですな(笑)。
毎年きつくなりますねえ、いろいろな意味で(泣)。
『怪0013』の打ち合わせも兼ねての実行委員会が。
テーマやゲストについての侃々諤々……というか困った困ったというか。
いや、でも今年はどうも切り札のシークレットが出るかもですよ。
来年はどーするんだ?
(つうかもう一回あるだろーが、今年)
(つーか怪談之怪もあんだろーが。同時に)
いろんな突っ込みは聞こえないふりをします。
なぜならその前に書き下ろしがあるからです(笑)。

◆パーセント。
風の噂のところで進行度のパーセントが出てますが、どこで聞いてくる
のかしらんが(笑)、あれはほぼ正確です。
ところが今週は中央公論新社さんのご協力などを得まして、大掛かりな
システム整備のためのテストを行ったりしたので、正確にわかりません。
ごめんなさいね。
どんなふうにしたかはまたこの場などを借りてご報告いたします。
ご協力いただいた中央公論新社のデジタルな方々、ありがとうござい
ました。

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■写真館 〜 アラーキーがやってきた!

5月某日
あの、アラーキーこと荒木経惟さんが
「小説現代」の表紙撮影のため、オフィスにいらっしゃいました。


イカすTシャツ!


「昼間お会いするの初めてですよねー」
なんてあいさつをするモデルの山椒大夫。
(夜の銀座でしか遭遇したことがない?)
というわけで
「夜」のライティングで撮影。
雰囲気を出すために、急遽テーブルに
"なんちゃってショットグラス"を用意しました。
(中身はウーロン茶・・・)


撮影ちゅう


「おー、いいねいいねー」
「バッチリだー!」
終始モデルに声をかけてノせていくところは
さすがアラーキーさん。
楽しい雰囲気で撮影は進みます。
でも・・・
「今のかっこいいよねえ? ねえ? ねえ?」
って、こっちに同意求められても
何て答えてよいのやら・・・わはは。


ってことで
「小説現代7月号」(講談社)の表紙をお楽しみに!?


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■まるひの秘書ヒショバナシ

S氏の今週の原稿、下から2行め「まあみんなしたたかだから、」の
ところ、最初は「まあみんな強かだから、」となっていました。
原稿のテキストを貼り付けながら、私は「まあみんな"つよか"だから」と
心の中で読みました。
はて? つよか?
冒頭が関西弁ちっくだから、最後は九州弁っぽくしたのか?
いやそれはいいんだけど、ちと意味がわからんぞ!
というわけで、そばにいたS氏に「ココちょっとヘンじゃないですかあ?」
ってツンツンしてみたです。
そしてヘンなのは私の読み方だということが判明しました。
「読めねえよおお! ふつう漢字で書かないよー!」と、S氏にクレーム
つけて、ひらがなに直すことにしました・・・
強か=したたか
読めます? 知ってました?
私は読めませんでした! きー! 恥ずかしいいいい!

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■編集者Sのウラ情報

ワールドカップとかいうもんが始まるんやて。
これでまたしばらく本が売れなくなるんだろうな。
一部雑誌では特需があるだろうが、大部分の人は小説よりテレビに
かじりつくんだろうね。
まあこういったことは過去、なにか大きなイベントや事故があったとき
には繰り返されてきたことだし、影響を受けるのは出版界ばかりでは
ないだろうから、なにかW杯がらみで儲けることを考えるか、一月おとな
しく首をすくめているか……。
まあみんなしたたかだから、終了後のことを当然考えるだろうから、
7月以降はひょっとしたら新刊ラッシュかな(S)

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■ノリノリ編集後記

いよいよW杯。でも、口惜しいことにとうとうチケットは手に入らなかった。
そのせいか、思ったほど気分が盛り上がらない。
結局TV観戦…いつものW杯と同じじゃん! ナマで見られるのは、
フーリガンぐらいか? ウチの事務所は六本木だし…。
それと、テロはどうなのかねぇ? 
世界中からいろんな奴が来るんだろうなぁ。
そんな中、期待しているのが“ストリーキング”(性別問わず)。
過去に海外の大きなイベントに出没した連中が、大挙してやってきそう
でしょ? どこかの雑誌が特集を組むと思ったけど…
ブラックリストがあるのかなぁ? 入国の際、きわどいブリーフとか
持ってたら捕まるとか…。でも、こんな大舞台のおいしいところを海外組
だけに持っていかれるのもしゃくだ。
やっぱり、日韓両国からもストリーキングの代表を送り込むべき!
そういう団体はないのか? ないんなら個人で誰かやってくれ。その
場合、完全な裸は駄目ですよ。生中継でカメラが追えるかっこうでね。
井手らっきょあたりはどうかな…逃足も速いし…期待しよう。

さて、今週の競馬…安田記念は、エイシンとグラスを本線。
これに、よくわからない香港のレッドと忘れちゃいけない江田照かな。
ちなみにダービーは、押さえで買ったワイド馬券三点がパーフェクト
(助かった…)。武が3着なら完勝だったのにぃ!
(出たっ!大井競馬で400万馬券!! 早く中央でも三連単を…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆はじめまして。楽しく拝見させていただきました。
週刊大極宮を全部読むのに1週間かかりました。
というか1週間で楽しみが終わってしまった・・・。
これからは金曜日を待ち焦がれることになりそうです。
めでたく金曜夜の「まだ更新されとらんのかああ!」イライラ組に
仲間入りですね〜♪ って、そんなこと言ってる場合じゃ・・・(まるひ)

◆お忙しいのは重々承知しているんですけど、
更新まだですか?(^^;
はいいいい! 今やってます! って、出前をせかされた蕎麦屋の
常套句みたいですな・・・ぅぅ。(まるひ)


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