週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.4.6

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆映画『ブレイブ ストーリー』が、いよいよ地上波に登場するらしい。放映日は後日お知らせしまっす!

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆『銀座百点』
 銀座のあちこちのお店に置いてある小冊子『銀座百点』に収録する座談会で、作家の北原亞以子さんとドイツ文学者の池内紀さんにお会いしてきました。北原さんとは直木賞受賞の先輩(北原さん第109回)、後輩(オイラ第110回)の間がらでもあるのですが、年上をつかまえて失礼だけれど…いつも愛らしいたたずまいと雰囲気に魅せられていました。
 今回、初めて仕事でご一緒することになり若干緊張もしておりましたが、お二人ともとても聞き上手で、すんなり座談会はすすみました。本当なら『銀座百点』にふさわしい銀座での食事とかお酒の飲み方とか、そんな話になるかと思ったのですが、実際ふたを開けてみたら若いころのオイラの"すべったころんだバカ話"をさんざん引っ張り出されて…やれやれでした。でも楽しかった。

◆『日本冒険小説協会第25回全国大会』
「第25回日本冒険小説協会日本軍大賞」を『狼花』がいただいたと知らせを受けたので、熱海に行ってきました。
 前回この熱海の総会に出席したのは、第20回で日本軍大賞を『闇先案内人』でいただいたとき。それ以来の参加となる。同賞3度目の受賞は、船戸のオッチャンの6回に次ぐ回数ということで…その記録を塗り替えるまで頑張るぞと、集まった会員の皆さまに挨拶しました。恒例のアイスバケットでのシャンパンイッキ飲みでは、長年の"鮫番"であるW氏も壇上に呼んで一緒に飲み干した。会場では、20年ぶりに会うジャズピアニストのTさんなど、懐かしい顔にお目にかかることもできました。
 今回は特別賞があって『映画がなくては生きていけない(上下巻)』(水曜社)という、映画の話だけではなく小説の話だとか…すごい知識が詰まっている面白いエッセイ集が受賞した。著者は映画評論家の十河進さん。受賞の喜びを、外国軍大賞がディック・フランシスの競馬シリーズだったので、「シッド・ハレーと鮫島に挟まれての受賞なんて緊張します」なんておっしゃっていた。
 じっさい話をしてみるとすばらしい博識で、次から次に古いフィルムノワールの話とか…お互い話が止まらなくなっちゃって、まわりにいた編集者が目を白黒させて聞いていた。そして、最近DVDBOXがでてオイラが20年ぶりにハマってしまった『少女コマンドーいづみ』を皮切りにオタク話でも異常な盛り上がりをみせてしまった。十河さんとはいつかオタクネタで対談をやりましょうと約束をして、帰ってまいりました。


授賞式その1

授賞式。
左は、会長の内藤陳さん。

授賞式その2


ちょっとカッコつけてみました

副賞のコルト・ガバメント


オタクの語らい?

十河進さんと盛り上がり中。


賞状と副賞

こちらのページでも
当日の写真をご覧いただけます。
↓↓↓
第25回 日本冒険小説協会全国大会

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週はお休みさせていただきます。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆変わった場所
 に呼び出されまして、いや、校舎裏とかではないんですが。
 先週に引き続き取材があったわけで。といっても取材するのはよく知った顔ばかりだったわけですが。
 ただ、ここはいったい何処なんだというようなセッティングではあったわけで、続けて二件ほどこなしたわけです。
 で、web用に動画も撮ったんですが、「なんかあの手の動画って撮りっぱを流すだけでつまんないですよね」、とぼくが言ったらば、「まあ手間だから編集はできんがねー」とか言いつつ、後の花を少しずつ移動させたりして遊ぶ怪編集長G。おもしろいのか。つーか、それはホントに効果なのかい?

◆もっと変わった場所
 に移動して打ち合わせ。何の打ち合わせかはヒミツ。
 エスニックというかアジアンというか、そういう場所。「こーいう場所に和服は浮きます」などといわれたわけですが、日本はアジアで和服は日本の伝統的服装なんだから、むしろスーツの方がおかしいんじゃん、と言い張るぼく。まあ食べたのはエビマヨとかその辺なんですが。

◆そしてとどめ
 は、ロフトプラスワン。
 木原浩勝プロデュース/ホスト化野燐の『妖・怪談義』があったわけで。何回目だか忘れましたが、もうかなり続いてますね。

 で、ひさしぶりに顔を出してみたらば、まあどういうわけか知った顔がぞろぞろ。
 怪編集長に怪工作員・怪販売員、村上健司多田克己@妖怪馬鹿、異の世界の担当N、東雅夫幽編集長と酒月茗さん黒史郎くん田辺青蛙さんのてのひら怪談組、物怪観光の天野さん、マキゾエホリックの東亮太くん、東アジア恠異学会関係者の若者達、メディアファクトリー編集N(通称R)、鬼太郎第五部第二話の演出中の角銅博之さん、超怖い話の加藤一さんなどなどなど。妖怪怪談混じりっぱなし。同窓会みたいだ(どんな学校か)。
 妖怪プロジェクトの皆さんの演奏もあったり。ぼくは途中でひけましたが、みんな朝までいたのでしょうね。うーむ。盛況だなあ。

◆というわけでアダチ版画コーナー
 刷り師の方の熟練の技巧まではお伝えしておりましたが……。
 刷った後はどうなっているんだ! という声にお答えしまして、ちょっとだけ見せますね。

妖怪版画!?

 ははははは。これ、実際に見ちゃうと絶対欲しくなります。
 色も風合いも、なにもかも印刷物とはまるで違います。いま刷られたってだけで、ホンモノですからね。
 うーん、安く売ってほしいなあ(江戸時代に刷られたものは逆立ちしたって買えやしませんからね)。
 と、見蕩れるワタシと怪編集長。

ヨダレが出てますよ!


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■編集者Sのウラ情報

 ミッドタウンデビューがドリアンチップス(裏大極宮参照)というのもどうかと思うのですが……。
 さて前回書きました書店のポイントカード、結構あるのですね。勉強不足でした。情報ありがとうございます。都内だと三省堂書店が発行しているそうです。
 本屋大賞が発表されました。昨夜の発表会に安寿の「名もなき毒」がノミネートされていた関係もあって足を運んでみました。受賞作は「一瞬の風になれ」。その帰りに某JR駅前の書店に寄ったらもう大賞受賞オビを巻かれた本がありました。ついさっき発表されたばかりなのに……これが大人の事情というやつですか。事前にわかっていてもはじめて知ったフリをする。というかフライングしすぎ。
 で、「名もなき毒」は10位でした。これは作品云々より、「いまさら同じ土俵に上げなくても」「黙ってても売れる」という書店員さんの思いが反映されているようです。(やっぱりミッドタウン混みすぎ、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名(これまでの歴史は→コチラ
 大極宮で朝食を

 うう、すみません、今週はお休みさせていただきます。ぺこ。

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■ノリノリ編集後記

 日曜日に新宿でキャラメルボックスの舞台を観てきました。宮部さん原作の『サボテンの花』。「我らが隣人の犯罪」に収められている短編で、舞台化されるのは今回が2度目。前回は5年前に"母と子の日生劇場"で上演され、そのときの演目(タイトル)は『ありがとうサボテン先生』。教頭先生役のいかりや長介さんをはじめ、豪華キャストでした。終演後、宮部さんと楽屋訪問して、いかりや長介さんとお話しできたことがすごくいい思い出になっています。脚本は今回と同じ元高校教師の成井氏。成井氏は今回のキャラメルボックス版では演出も担当されています。
 キャラメルボックスの舞台は初めて観たのですが、上演前の注意事項を含めた前説や、終演後の"終らせる男"など…すべて楽しく、人気がある理由がわかりました。今後、大極宮に関わる他の小説も舞台化していただきたいところです。ちなみに宮部さんは、中学のときにお世話になった教頭先生をモデルに小説『サボテンの花』を書いたとか。チューリップの曲とは一切関係ないようです。
(いただいた「サボテン栽培キット」を育ててみます。成長過程はブログで報告…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆今週はお休みさせていただきますー。

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下の方でコッソリ
■厨子王原稿メール件名の歴史

◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜

大魔神逆襲 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア → フランケンシュタインの逆襲 → 八岐之大蛇の逆襲 → 十津川警部の逆襲 → 虚航船団の逆襲 → 笑犬楼の逆襲 → 劇場版スタートレック2 カーンの逆襲 → 劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 → スネークマンショー ピテカントロプスの逆襲 → 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 → ヴァンパイヤー戦争7 蛮族トゥトゥインガの逆襲 → バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! → 地底人の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第三部 妖怪天狐地底王国の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第四部 逆襲!妖怪さら小僧 → トンデモ一行知識の逆襲 → MOTHER 2 ギーグの逆襲 → 火星人類の逆襲 → アラジン ジャファーの逆襲 → 化石人間の逆襲 → ハリセンボンの逆襲 → 殺人鬼(2) 逆襲篇 → 村上朝日堂の逆襲 → キリオン・スレイの敗北と逆襲 → 新宿少年探偵団 まぼろし曲馬団の逆襲 → 新ジェイムズ・ボンド・シリーズ スペクターの逆襲 → 二階堂警部の逆襲 → 逆襲の地平線 → 秘拳水滸伝2 凶剣軍団の逆襲 → 千里眼 メフィストの逆襲 → ナゴヤ帝国の逆襲 → 創竜伝3・逆襲の四兄弟(ドラゴン) → 社会派くんがゆく! 逆襲編 → 記号論の逆襲 → 風雲ジャズ帖の逆襲 → 蝿男の逆襲 → それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲 → 巨人獣 プルトニウム人間の逆襲 → 水曜スペシャル 川口浩探検隊 恐怖! ブラジル魔境に人食いピラニア大軍団を追え! 逆襲死闘 → 怪傑ハリマオ 第二部 ソロ河の逆襲篇 → 月光仮面 第4部 幽霊党の逆襲篇 → 逆襲大蛇丸 → デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲 → ドラえもん ギガゾンビの逆襲 → 十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲 → マリンコングの大逆襲 → マシンロボ クロノスの大逆襲 → 宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲 → 逆襲(終了)
 

◆旧シリーズ
「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号]

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 非更新。 → 故・牛毛雲崗氏(享年88歳)。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了)

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