週刊大極宮バックナンバー

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 最新号へ 2007.1.26

▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王
▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆安寿がゲーム女のコーナーで新企画を思案中らしい…。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ネタに乏しい一週間
 今週は本当に何もありません。
 …というわけにもいかないか。じゃあゲームの話。

 去年からハマっていたニンテンドーDSでは、FFシリーズをGBアドバンス用のソフトも含め3本立て続けにクリアした。さらに「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」にも取り組んでクリアしたところ。すっかりロープレづいてしまっている今日このごろ…。寒い夜はおもてに飲みにも行かず、ただひたすら指が痛くなるまでDSをやっていた。
 しかし、ついに目ぼしいソフトがなくなり、今はプレステ2の「FFXII」にとうとう着手。まだ始めたばかりだが、なんせグラフィックの綺麗なことに驚かされる。シンプルなアドバンスのグラフィックに慣れてきた者としては、同じFFでもまったく違う新ゲームをやっているような違和感があり、そのことでクリアまで続けられるかが心配なところ。
 ここまでくるとゲームというよりは映画を動かしている感覚。それはそれで悪くはないのだけども、やっぱり文章でいえば…行と行の"間"のようなものが失われている感じがある。「足り過ぎて、もの足りない」気持ちとでもいおうか。まぁ、そんなことを考えるオイラはたぶん少数派だろうと思うけど。
 ともあれ、ゲームは時間が過ぎるのを忘れさせてくれる夜のお供。寒い夜はピコピコやっている大夫であります。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆今週はお休みさせていただきます。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆やっと出ました
 って何が? という話ですが。
 ええ。「天才バカボンDVDBOX」ですよ。
「元祖」「平成」「レレレ」はあるのに、何故ないんだファーストバカボン!! と、海に向かって叫んでいたのは去年のこと。いや、海には行きませんでしたけど、そういう気分だったということで。
 と、いうわけで、やっと出ました、西から昇ったお日様が。とてもウレシイわけですね。旧作のア太郎も出ないかしら。
 昨年末には「ゲゲゲの鬼太郎’60・’70」も出ましたし、充実してますね、この分野。

 ええ、僕は水木大先生は死ぬ程好きなわけですが、赤塚先生も大好きですハイ。
 バカボンは曙版もKC版もその他も、竹書房の文庫も、何度出てもみんな買っちゃいます。異本というより、微妙に違いますからね。
 最近は発表順にきちんと並べたり、カット部分を復活させたり、未収録作を収録したりする「完全版」みたいなものが多く出て、オールドファンとしてはウレシイわけです。
 昨年は楳図先生の貸本なんかもどーっと復刻されましたし。しかもオリジナルの造本を生かしていて、なおかつ普及版というオイシさ。

 やはり、きちんと読みたいですからね。好きな作品ほど、丁寧に編集されてリニューアルされるとウレシイものです。

 横山先生の「鉄人28号原作完全版」(潮出版)なんか、欠損原稿や改稿部分が「復元」されちゃってるわけで、ここまでやられると感動ものだったりもするわけですが。
 漫画の場合、単行本化の際に連載時の原稿を改変しちゃうのは当たり前という時期があったんですね。しかも結構大胆(杜撰ともいいますが)にカットしちゃったりしてたわけですね。

 いや作者が加筆や改変をするのは、これは仕方がないわけです。手塚治虫さんや諸星大二郎さんあたりは、もうページ差し替えちゃったりされてるわけですが、これは「作品をより良くするため」「より望ましい見せ方にするため」の改稿ですから、いいんですね。
 問題なのは、「ページの都合で切っちゃえ」とか、「片起こしになっちゃったから左右は入れ替えだな」的な、編集サイドの改変。
 まあ、長編の場合、連載時の扉がカットされちゃうのは仕方がないことかもしれませんが(最近はギャラリー的に再録するなどして工夫をしているようですが)、コマ削ったりネーム落としたりするのはいかがなものかと、大昔から思ってました。大先生の「鬼太郎」なんかけっこうやられてるもんですから。

 まあ、何もかも元通りがイイとはいいませんが、何でもいいからアリもん出しちゃえ、的な仕事をされると哀しくなります。
 のみならず、「完全版」「復刻版」と銘打っておきながら、完全でも復刻でもないようなものをヘーキで出しちゃうような恥知らずな出版社もあるわけで。
 好きな作品がそういう扱いを受けると、まあホントに哀しくなってしまうわけです。原典にあたって、一度でもきちんと読めば、こんなことはしないだろうに……というような本が、たまにあるわけですよ、ええ。出ないよりマシだ、といわれてしまえばそれまでですが。
 うーん。

 で。
 どうやら映画化その他もろもろの影響もあって、来月あたりから数社から「鬼太郎」の文庫が出はじめる模様。いやあ、大変喜ばしいことです。
 と、同時に、今度こそ、ぜひともきちんとしたものを作っていただきたいと切に切に願うものであります。
 熱烈な水木ファンとしても、本好きとしても、出版にたずさわる者のひとりとしても、ですね。

 不朽の名作なんですよ「鬼太郎」は!!! 粗略に扱っちゃいかんのです。

 今度ヘンなもの出したら暴れますよ、僕は。今回は、期待してます。

 というわけで、何の話だかわからなくなってるわけですが、話を元に戻しますとですね、どうやら続いて「元祖天才バカボン」のBOXもリリースされる模様。
「元祖」は以前に3BOXで出てまして、まあ持っているわけですが……もしかして画質や音質が良くなってたりするのかしら。すると、また買わなくちゃいけないのかしら←すごく不安。

 というような、ウレシイような不安なような今日この頃なわけです。

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■編集者Sのウラ情報

 久々の地方移動携帯更新です。いま鹿児島から宮崎に移動中です。鹿児島は東京の人間からすると、たまたまでしょうが汗ばむような温暖さでした。鹿児島の書店でも何店かフェア参加店があります。リストから確認してのぞいてみてください。(外は雨……、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名(これまでの歴史は→コチラ
 大極宮のしたたり
 なんというものを教えてくれたんですか厨子王ったらもうもう(身モダエ)。買うしかないじゃないですかバカボン!「元祖」もポチッと予約してしまったじゃないですか。あー嬉しいったら楽しみったら♪

 先にブログでギャーギャー大あわてで謝りましたが、こちらでも再度。
 1月24日にアップした「大極宮フェア2007 参加書店リスト」に、神奈川県が入っていませんでした。神奈川県の皆さま、申し訳ございません! 現在はちゃんとリストに載ってます。他にもイロイロ間違っていたところを直しました。ご指摘くださった皆さま、ありがとうございます!

 さて、明日(1月27日)は、推理作家協会の麻雀大会です。山椒大夫と私が出場いたします。
 私の参加は、バックナンバー189号(2005.1.28)に書いて以来ですから、二年ぶりに麻雀牌に触ることになります。ああオソロシイ。あまりにオソロシイので、明日、会場の雀荘に先乗りして練習会を開いてもらうことにしました。ええもう、勝とうとかゼンゼン思っていませんよ! ドラの山からツモったり、チョンボなんかして他の皆さまのご迷惑にならないように…です。
 まあそうは言っても、麻雀そのものはキライではないので(むしろ好き)、実践で打てる数少ない、というか唯一の機会を楽しんできまーす。
「山椒大夫 vs まるひ」因縁の対決が実現するかどうかは、当日の成りゆき次第。あるといいですなあ。(ブログのネタになるから♪)

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■ノリノリ編集後記

 購読している新聞に「自治体なんでもランキング」というコーナーがあります。毎週読みながら、そのうち我が故郷"島根県"も、なにか1位になるかな〜と思って注意していたところ…今週1位になってました。
「位置が分からない都道府県はどこ?」ランキング。昨年8月にライブドアがおこなったインターネット調査だそうです。
「やっぱり…」ってゆうか、「…でしょうね」ってゆうか、出身者としてなんとなくわかります。観光にしても何にしても、そこそこ良いものはあるんですが、パッと思い浮かぶ目玉がないんですね。なのでマスコミやメディアに取り上げられることも少ない。
 調査結果で気になったのは、この手のイメージの悪い(!?)調査ではいつも上位争いをする"永遠のライバル"というか…もはや同士か運命共同体か…"山陰"でひとくくりにされてしまうお隣りの鳥取県が、この調査では5位だったこと。水をあけられちゃったなぁ〜。鳥取砂丘があるからか、もしかしたら水木ロードのある境港効果かっ!? 島根も「石見銀山」が(地味だけど…)世界遺産登録されたら、少しは知名度が上がって場所をわかってもらえるかしらん…。県知事さん、なにか手を打ってくださいね。
(ある意味、宮崎がうらやましい…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー)

◆まるひさま。
イベント情報の【サボテンの花 詳細】をクリックしたら、朗読会情報へぶっ飛んでしまいました。

下の段の「詳細」をコピペして、肝心のリンク先を直すの忘れていましたー。相変わらずのマヌケですー。ご指摘ありがとうございまっす!
フェア書店リスト関連もたくさんいただいてます。載せきれないので省略…うひ。(まるひ)

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下の方でコッソリ
■厨子王原稿メール件名の歴史

◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜

大魔神逆襲 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア → フランケンシュタインの逆襲 → 八岐之大蛇の逆襲 → 十津川警部の逆襲 → 虚航船団の逆襲 → 笑犬楼の逆襲 → 劇場版スタートレック2 カーンの逆襲 → 劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 → スネークマンショー ピテカントロプスの逆襲 → 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 → ヴァンパイヤー戦争7 蛮族トゥトゥインガの逆襲 → バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! → 地底人の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第三部 妖怪天狐地底王国の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第四部 逆襲!妖怪さら小僧 → トンデモ一行知識の逆襲 → MOTHER 2 ギーグの逆襲 → 火星人類の逆襲 → アラジン ジャファーの逆襲 → 化石人間の逆襲 → ハリセンボンの逆襲 → 殺人鬼(2) 逆襲篇 → 村上朝日堂の逆襲 → キリオン・スレイの敗北と逆襲 → 新宿少年探偵団 まぼろし曲馬団の逆襲 → 新ジェイムズ・ボンド・シリーズ スペクターの逆襲 → 二階堂警部の逆襲 → 逆襲の地平線 → 秘拳水滸伝2 凶剣軍団の逆襲 → 千里眼 メフィストの逆襲 → ナゴヤ帝国の逆襲 → 創竜伝3・逆襲の四兄弟(ドラゴン) → 社会派くんがゆく! 逆襲編 → 記号論の逆襲 → 風雲ジャズ帖の逆襲 → 蝿男の逆襲 → それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲 → 巨人獣 プルトニウム人間の逆襲 → 水曜スペシャル 川口浩探検隊 恐怖! ブラジル魔境に人食いピラニア大軍団を追え! 逆襲死闘 → 怪傑ハリマオ 第二部 ソロ河の逆襲篇 → 月光仮面 第4部 幽霊党の逆襲篇 → 逆襲大蛇丸 → デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲 → ドラえもん ギガゾンビの逆襲 → 十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲 → マリンコングの大逆襲 → マシンロボ クロノスの大逆襲 → 宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲 → 逆襲(終了)
 

◆旧シリーズ
「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号]

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 非更新。 → 故・牛毛雲崗氏(享年88歳)。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了)

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