第232号へ | 第233号 2005.12.16 | 第234号へ |
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから |
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■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ | ||
◆宮部の時代小説に出てくる料理を再現! という本の企画が進行中らしい。発売は来春を予定! |
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■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー | ||
◆衝動買い 仕事場に新しい一人掛け用のソファーを入れた。イタリア製でちょっとお高かったのですが衝動買い。背もたれが可動式になっていて、それを立てると上半身がすっぽりと包みこまれるぐらい大きいもの。搬入時は本棚をずらしたりと手間もかかった。使い心地は非常に快適! もともとオイラは家具に執着がなく、今から25年前、六本木に引っ越してきたときに買ったテーブルもいまだに使っているくらいだ。なので新しいソファーを買うというのは道楽をした気分。でも、考えてみれば仕事机以外ではもっとも長く座っている場所だし、今年は腰を悪くしたことを考えると、長く使ってクッションのへたったソファーはかえって腰に悪いのではないかとか考えられるし。ここにきて寒い日が多く部屋にいる時間も長いので、三つの体のケガをおして頑張った自分へのご褒美と考えさせていただきます。 その新しい家具を置いた隙間をお掃除ロボット「ルンバ」が走り回っている。タバコの灰やらゴミやらを吸い取っているその姿は、なんとなく出来の良いペットのように見えてくる。 と…こんなことをネタにするぐらいだから、この一週間は本当に大きな変化がなく、夜ちょこちょことお酒を飲みに出かけるぐらいだったなぁ。 ◆新刊 ちょこちょこ飲みに行った中に、連載終了の打ち上げもあった。で、年明けに文藝春秋社から『魔女の笑窪』というタイトルで出版されます。 女性を主人公にしたかなりエッチなハードボイルド小説。「オール讀物」で連載していたときには、内容は結構エグイ話が多いのに、女性編集者たちに非常に評判が良かった。 ハードボイルドというと男の世界というふうに敬遠されがちなんだけど、女性を主人公にしてもここまでハードなものもありますよと言うことで、読まず嫌いの方もぜひ読んでみてください。男のオイラが書いたのにこんなことを言うのもなんだけど、男がどんなふうに女性に見られているかというのもけっこうこの作品では赤裸々に語っています。連載中に読まれた女性の意見も、どうしてこんなに女の気持ちがわかるんですか? と言われたぐらい。女性の心理研究にも役立つのではないかと思うのですが。 |
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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー | ||
◆ゲーム女の生きる道 やっとこさっとこ7体目を撃破。はい、「ワンダ」でございます。 マラソンで言うところの「足にきてる」状態であります。ぜいぜい(泣)。 わたし心から思うんですけど、模範プレイのDVDがないかなぁ。それをじいっと見て勉強したいです。これ、「鉄拳」や「ソウルキャリバー」のときも思ったんですけどね。上手な人のプレイを見てみたい。 さて。 超美麗なグラフィックのテレビCMが気になっていたものですから、発売日に買いました。話題の大作「ローグギャラクシー」。 ごめんね、ワンダ。でも、いささかアクションゲームに疲れちゃったので、このへんでちょろっとRPGに浮気したかったんです。 「OZ」も「ワンダ」も傑作だと思いますし、アクションゲームは嫌いなんてこともないわたくしです。でも、やっぱり疲れることは疲れます。首が回らなくなるし。 ところが、この「ローグギャラクシー」も。 システムはアクションゲームでした(泣)。 しかも、プロローグの練習編的存在である惑星ロザのラスボスは、そいつの身体の上に上って斬りつけないと倒せないんだよね。 おまえもか(泣泣)! まあ、真性のアクションゲームほど操作が難しくはないし、序盤はサクサク進むんですけどもね。グラフィックは本当にウルトラ級に凄いし。トゥーンシェイディングだというところも、わたくしの好み♪ でもわたし思うんですけど(今日は思うことが多い)、どうしてこのごろのRPGって、こういうバトルシステムになっちゃうの? わたくし個人の勝手な物差しとして、戦闘中にキャラがジャンプできるシステムのゲームは、アクションゲームであって、RPGではないんですよ(FFの竜騎士は除きます)。 お願いですから 誰か普通のRPGを作ってください(泣泣泣)。 それはもう、S−RPGにお任せってことなんですかね。だからわたし、「ラプソディア」を120時間もやりこんじゃうわけで。 だから、ね。 待ってるよ、「幻想水滸伝V」!! ゲオルグさまのお顔が濃くても、もう文句を言いません。 雑誌の情報を見たら、やっぱ出てきたよねぇ。キリィとローレライ♪ ファレナ女王国が舞台でゲオルグが出るとなったらそりゃキリィも出るに決まってるし、キリィが出るってことは、もれなくローレライがついてくるわけ です、うん。因縁の間柄。 それと、ビッキーちゃん! 「ラプソディア」には出てこなかった彼女ですが、「V」にはばっちり、またまた衣装変えをして登場♪ 永遠の16歳ですから、あいかわらず可愛いですね。 彼女のファッション、わたくしは「II」と「III」が好きです。特に「III」は民族衣装風で愛らしかった。顔も、いちばん少女っぽい丸顔でラブリーだったと思います。これは主人公(たち)との年齢差のバランスもあるのかな。なにしろ「III」には、大人の女のクリス隊長と、ゲドのおっさんがいましたからね。 「V」の新キャラに、シンダル遺跡の研究者ツヴァイクという人がおるそうで、パッとイラストを見た瞬間、髪を切ったザックかと思いました(違うってば)。学者というより、トレジャーハンターみたいですしね。ノットトレジャーハンターではない(って、もうこのゲームを知ってる人はいないか)。 このツヴァイクさん、棒術の達人らしい。でも、公開されたパッケージイラストを見ると、もう一人、棒術の使い手がいるみたい。若者というか少年というか、ひょっとすると少女かもしれないのですが――。 あるいは「I」の坊ちゃんのお師匠さまのカイ先生の、若き日のお姿かもしれないという説が出てましたが、そうかなぁ? ゲオルグさまの歳のとり具合と重ねて、カイ先生だと計算が合わなくないですか? いきなりおじいさんになっちゃうもの。 というようなことを考えるのも、大河シリーズならではの楽しみですね♪ で、話を「ローギャラクシー」に戻しますと、先が楽しみなゲームですね。ただ、キャラが揃って濃ゆいのに、ちょっとビックリ。一人ぐらい、和風薄味のヒトがいてもよかったんじゃないかなぁと思いますが、これは好みですから、仕方なし。 ボイス付きですが、それが故にシステムが重くなってないところも素晴らしい。よくあるでしょう? ボイスを聞かなくちゃならないからゲームプレイが遅くなるっての。あれ、わたくしは苦手なんです。本末転倒だと思うので。 昔、わたくしの大好きなシューティング・ゲーム「フィロソマ」の広告コピーに、「映画をゲームする」という言葉がありました。「ローグギャラクシー」は、まさにそれだと思います。 だからねぇ、しょうがないのか。バトルがアクションゲームになるのも。これも時代ってことでしょうかね。わたくし、取り残されそう。トシは取りたくないです(泣)。 |
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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー | ||
◆ケイタイデンワ 携帯電話で小説を読む、という人もいらっしゃるようです。 いろいろと工夫を凝らしたサービスが行われているんですね。 大極宮の三人の作品も配信されたりしてるわけですが。 このたび、『姑獲鳥の夏』も配信されることに。ちょっとビジュアル面白いかも。 詳しくはバヂャーさんから告知されると思います。 ◆今年も もうそろそろ終るようです。 一年が「あ」っという間ですね、齡をとると。 そのくせ、去年のことがはるか昔のことのように思えたり。 いやはやなんとも。 |
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■編集者Sのウラ情報 | ||
前々回に複数巻で出版されたとき、まとめて買う派ですか、それとも一冊ずつですかと書いたのですが、「模倣犯」の動きはどうなんだろうかと書店さんや版元に訊ねたところ、大体が一冊ずつですよという返事でした。一冊ずつ買う派が大勢なんですね。3冊まとめてだと荷物にもなりますし。 版元担当者によると12月に入って暫くしてから2巻が動き出したとのこと。みなさん1巻を読み終わったのですね。今頃は3巻が勢いを増している頃かな。いずれにしろ20日過ぎには4,5巻が店頭に並びますから皆さんスピードア〜ッッップ。それとも冬休みの楽しみにとっておくのかな。(スネコスリをゲットするか思案中、S) |
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■まるひの秘書ヒショバナシ | ||
◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ) 火星人類の逆襲 うお! ヨコジュン様ではありませんか! 「ああそういえば"超革中"ってあったよなあ」などと、アレやコレや思い出して感慨にふけってしまいました。 雑誌に連載中(月刊小説誌に不定期掲載されるシリーズものも含む)の作品に、ちょっと変わった呼び名を私が勝手につけてしまうことがたまにあります。まあたいてい大沢のだったりするんですが。 たとえば「お父さん」。 「ちょっとちょっと、今週の"お父さん"の原稿まだですかあ?」 「もうちょっと待ってくれいー」 って感じですね。 ちなみにコレは『流れ星の冬』のこと。主人公のイメージが「お父さん」だったので、そう呼ぶようになりました。大沢も別に腹を立てたりしないですしね。 んで、1月に発売される『魔女の笑窪』なんですが、これもオール讀物掲載時は独特の呼び方をしました私。 それは「キシキシ」。 「次の"キシキシ"はいつ書くんですっ?」(自分が読みたいので催促) 「えーと"キシキシ"はねえ…」(そのままウニャムニャごまかす) なぜそんなヘンテコな呼び名がついたのかは、読んでのお楽しみです。すぐわかりますよー。わはは。 |
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■ノリノリ編集後記 | ||
カズ、カッコいいねぇ! 日本代表戦も含めてこの一年で観ていて一番アツくなりました。来年のW杯、なんとかメンバーに入れられないものでしょうか。一部の現役選手から不平は出ると思いますが、サポーターの大半は歓迎するとおもいますよ。紅白の「スキ歌」みたいな制度、サッカー協会にも作ってほしい。正直、今の代表候補のFWなら誰だって同じでしょう? サポーター推薦枠とかないかなあ。予選リーグF組…ブラジル、クロアチア、オーストラリア(予選突破したらトーナメント一回戦はイタリアの可能性高い)となると、カズの歴史そのもの。各試合1分でいいからピッチに立たせたい。1分でも何かしてくれそうな気もするし…。日本開催ほど盛り上がらないだろうから絶対、救世主になると思う。ゴンとのツートップスタメンだったら、試合前の国歌斉唱から泣いてしまいそうだ。たのむよジーコ! 今後は一切批判しないからさぁ。 (それにくらべて清原ってば…ノリ) |
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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー) | ||
◆毎週更新を楽しみにしてます。 で、私も初めて気が付きました。書きまつがい! 「雑誌掲載情報」の京極さんの短編が掲載されてるのは、「幽」の003号ではなく004号では?! ◆いつも楽しく拝見させていただいております。 見つけてしまったのです! 「幽」のところに誤字を! 京極さんのコーナーはNo.003となっているのですが、「雑誌掲載情報」のところではNo.004になってました! まるひさん頑張って下さいね……(ほろり) ◆まるひさん!! 僕にもチャンスをくれてありがとです。 今週は、「雑誌等の掲載情報」コーナーの「幽」がvol.003になってますよ。 vol.004の間違いですよね。 いつものように、こっそり直してくださいね。 (他多数) ●素晴らしき大極宮ラーの皆様(感動中)、これからも頼りにしてます。さあ今週も目を皿のようにして、ご指摘お願いしまっす。ぺこ。(まるひ) |
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下の方でコッソリ | ||
【厨子王原稿メール件名の歴史】 ◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜 大魔神逆襲 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア → フランケンシュタインの逆襲 → 八岐之大蛇の逆襲 → 十津川警部の逆襲 → 虚航船団の逆襲 → 笑犬楼の逆襲 → 劇場版スタートレック2 カーンの逆襲 → 劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 → スネークマンショー ピテカントロプスの逆襲 → 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 → ヴァンパイヤー戦争7 蛮族トゥトゥインガの逆襲 → バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! → 地底人の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第三部 妖怪天狐地底王国の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第四部 逆襲!妖怪さら小僧 → トンデモ一行知識の逆襲 → MOTHER 2 ギーグの逆襲 |
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◆旧シリーズ 「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号] 更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) → 前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了) |
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