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 第202号へ 第203号 2005.5.13 第204号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆今年の夏おこなわれる「第十回世界妖怪会議」では、映画「妖怪大戦争」の特別試写が予定されているらしい(詳しくは「」ホームページにて近日発表)。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆勝浦民宿
 異例ともいえる長期間となった今年のGW。9泊10日を勝浦の別荘(民宿)で過ごした。前半、中期、後半と途切れることなく友人、知人、編集者が来て賑わいをみせる中、あたまの二日間は潮干狩りと磯でのエビ捕りで、残る七日間は全部ゴルフ漬けという内容。とにかくこれだけ天気に恵まれたGWというのは記憶にないぐらい。非常に充実した勝浦生活をおくりました。
 途中、餃子を大量に作ったので、三浦のK方K三邸へ伝令にお土産として持たせた。もろもろ苦労をかけたらしいけど、結果的には美味しく食べてもらえたようだ。

◆新連載
 いよいよ週刊誌での新連載が始まる。…とは言うものの、第1回の原稿をまだ書いていないのだが(このコーナーが更新されている頃には書き終わっているはず。ってゆうか、書き終わっていないとマズイ)。
 ただし、タイトルは決めてある。
 『Kの日々』
 「週刊大衆」で今月下旬から連載スタートの予定。
 乞うご期待。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 皆様、GWをいかがお過ごしになりましたか?
 ゲーム女は「ふぁいあ〜 エムブレム♪」にどっぷり。
 GC版期待の新作、「蒼炎の軌跡」。
 いよいよ「終章」まで来たのですがね。
 ぢごくのように難しいかと恐れていたのですが、ここまでは、案じるほどのことはなかったのです。スイスイきちゃった。手間を惜しんで仲間にしてないキャラはいますが、戦死者はなし。
 なのですが、あまりにスムーズにきちゃったんで、不安なんですよ。これでクリアできるのかなぁ。一応、主人公は「ロード」のレベル20だし、他にもクラスチェンジ後レベル20が2、3人。
 でもな〜んか足りないような不吉な予感が。武器はほんとにこれでいいのかなぁ。
 いろいろ思案しちゃうところが、このシリーズの醍醐味ですねえ。

 それにしても、いやぁ、やってくれます! 手強いシミュレーションの面目躍如。
 だって、自軍のレベルがいい加減上がってる終盤で、いきなり「わたくしも戦います」とか言いやがってあんた、レベル1のお姫様ペガサスナイトが強制出撃してきやがるんだよ。ふざけんじゃねぇ!

 たいへん失礼いたしました。

※今週、一部に不適切で乱雑な罵倒言語が存在いたしますが、書き手の心理の変調によるものでございますのでご容赦ください※

 で、バトウの続き。
 あんたのせいでジルが出撃できなくて、結果的にハール隊長との支援がBで止まっちゃったんだぞ! どうしてくれる。隻眼の隊長さん、仲間になるのが遅いので、時間が足りないんだよう。いいカップルなのに。
 おまけに、このマップから参入するお姫様の家臣3人がまた、弱っちくて使えねェ。
 はい、マップクリアと同時に。

 家臣もろとも二軍送り。

 戻ってくるな。
 主人公アイクの支援相手に、いつまで経っても「???」が残ってるんで、たぶんこんなことなんだろうなぁと予想はしてましたけどね。フン。先手を打って、とっととセネリオと支援A、オスカーと支援Bにしてましたので、お姫様の入り込む余地はございません。シッシッ。
 わたくし、こうゆう「ココロ優しくケナゲな風情」の姫君が大嫌いです(怒)。何だこの女は。この不愉快さはニニアンの時とそっくりだ。似てるんだ、この二人。
 またぞろ言いたくなっちゃうじゃないか。昨今のRPGにおけるジェンダーの問題はどうなっとるのだ??
 いえ、この質問は禁句でありました。王道は王道として保守されるもの。
 お姫様と騎士道の物語なんですからしょうがない。文句は言えません。

 でも、それでもなおわたくしは問いたい。

 なぜワユちゃんと支援がつかないのよう??

 剣士だから主人公と歩調も合ってるし、常にセットで戦わせてたの。
 ワユちゃんにとって、主人公は命の恩人の息子なんですよね。だから頑張る。いいじゃないですか! 恩義を忘れず信義を尊ぶってのは、なにも男性だけの特質じゃないんですよ。
 天使の衣もエナジーの雫も竜の盾も女神の像も、全部彼女に差し上げて、大事に大事に育てて、めちゃめちゃ強いソードマスターに仕立て上げました。それもこれも、ただただワユちゃんに主人公の背中を任せてやろうという親心があったから。
 てゆうか、まっしぐらに主人公と支援Aを勝ち取れるセネリオの言動が怪しいよな。念のために確認いたしますが、あの子は男の子ですよね? わたくしが勝手にそう思い込んでいるだけで、実は女の子なのかしらん?

 女性といえば。

 ファルコンナイトって強い!

 タニスさん、惚れ惚れしました。過去、ペガサスナイトをクラスチェンジした経験がいっぺんもなかったわたくしです。だって使えないんだもの。
 彼女は違いました。物理攻撃は避ける、魔法には強い、移動に優れて素早く、二回攻撃もバンバン出す。「力」もそこそこ上がるから言うことなし!
 が、彼女がいたからジルの出番がなかったということはありました。痛しかゆし。

 今作から初めて登場したユニット「ラグズ」と「化身」のシステム。

 モウディが良いです♪

 質実剛健、誠実にして温厚。1度だけ、うっかり戦死させちゃって速攻リセットしたのですが、倒れるときのセリフがまた泣けました。
 さらに。
 シリーズ定番、実は戦闘にも使えるシーフ。ザザが育つと強い、強い! クラスチェンジがないのにはちょっとがっかりしましたが、それでも強力なユニットになってくれて、ウルトラ愛しかったです。スティレット一丁装備させておくだけで、重騎士まで倒してくれるんだよ〜♪
 同じく定番、序盤のお助けパラディンのティアマトさんも重宝でした(わたくし的には、お助けパラディンはやっぱ爺様が理想ですが)。でも、ぐんぐん成長して早々に彼女のお株を奪ってしまったオスカーも頼もしかったです。彼に「挑発」をつけておくと、回避の高い囮になってくれるんで助かりました。このヒトも温和な糸目キャラで、人柄が好いたらしかったです。
 逆に、オスカー以外のパラディンは今ひとつ。意外でしたなぁ。過去の作品では、わたくしの自軍は文字通りの「馬揃え」だったんですけどね。
 攻撃後移動が可能になり、初めて本当の一撃離脱作戦がとれるようになったので、飛行ユニットがぐぐっと使い易くなったせいもあるかな。だから騎乗騎士はオスカー一人でも大丈夫。でも、ハール隊長に「フルガード」装備させても、やっぱり弓には弱かったのがちと不満。「力」もちょっと伸びが悪かったかな。前作「聖魔の光石」のドラゴンマスターは、空飛ぶ要塞そのものでしたけどね。そうそうクーガーさん。彼があまりに強すぎたんで、ちょっとバランス調整したのかしら。
 わたくしは冷酷非情なプレイヤーですので、使えるとなれば女子でも子供でも容赦なく前線に投入してきましたが、今回ばかりはあの弱弱しいヨファを戦線に赴かせる気にはなれず、結果、アーチャー(スナイパー)不在の軍になりました。そ、あのいっぺん離反しちゃった目つきの悪い弓使いは仲間にしなかったのです。それでも、オスカーとボーレに弓を使わせたので問題なし。こんな編成も初めてでした。Sランクの弓がもったいないんだけど……。
 で、それが終章に来て不安のタネになってるわけなのですが。

◆ゲーム女の追加報告
 やってみました。
 悪い予感、的中。ズタボロ。
 約束が違うと思いません?

 何だこのラスボス。

 そりゃないよ! あんまりだ。飛ぶんだもん。
 やっぱり武器の問題がありそうなので、やり直しかもしれません。戦い方のコツがあるのだとしても、雑誌で情報が出てくるまではおあずけです。
 あ〜あ、だから手強いっていうんですよね。そこが面白いわけですから、苦にはならないですけれど。
 この際だから、わざと全滅させて、各ユニットの倒れ際のセリフを聞いてみました。
 主人公が倒れると、またあの役立たず姫がきゃあきゃあ叫ぶんだな。
「わたくしを置いていかないで」ですって。ふん!

 100万光年後ろに置き去りだ。

 GW明け、不機嫌なゲーム女でありました。ホントすみませんね(怒)。

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■編集者Sのウラ情報

 ものすごく久しぶりな感じがします。みなさんはどのようなGWを過ごされたのでしょうか。10連休だった方、サービス業などでまったく休めなかった方それぞれの過ごし方があったことでしょう。わたしは山椒大夫に付き合って勝浦ゴルフ三昧。怒涛の5連荘。大夫はその上をいく7連荘。お疲れ様でした。
 そんなタフな大夫様ですが、共同通信のニュースで流れてしまったので心置きなく書いてしまいますが、今年の6月から日本推理作家協会の理事長に就任することとなりました。正式決定は後日。任期は一期2年で、通例として二期4年務める場合が多いです。出版界でも元気のある方のミステリー界ですが、それでも難題はいろいろあります。25年の作家キャリアで培った人脈、ノウハウで頑張ってくれることと思います。
 で、その新理事長(内定)ですが、6月18日(土)午後博多での講演が決まりました。詳細は改めて。(この時期の博多旨いもん情報求む、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆厨子王こと京極夏彦のコーナーはお休み中です。本人からの説明は、バックナンバー第200号にありますのでお読みくださいませね。

 暖かい(というか暑い)日が続いたかと思ったら急に冷え込んだり、まったくもって不安定な気候です。そのせいで気分も体調もいまひとつスカっとせず、まったくもってやんなっちゃいます。ここはロックのチカラを頼るしかない! というわけで、来週ジューダス・プリーストの武道館公演に行ってきます。「ペインキラー」で爆発してきまーす。わーい、たのしみ〜♪

(厨子王原稿メール件名の歴史→コチラ
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■ノリノリ編集後記

 15日の日曜日、東京競馬場で行われるG2京王杯スプリングカップに愛馬ウインクリューガーが(昨年の同レース覇者である同僚ウインラディウスも)出走します。現在、G1NHKマイルカップに勝って以来11連敗中。名古屋まで応援に行った高松宮記念も厳しい10着(でも上がり3ハロンは最速だった!)でしたが…。差す競馬を覚えた今、武幸四郎騎手との黄金コンビ復活で何とか連には絡んで欲しいところ。その先にあるG1安田記念にも出走させたいし。頼むよぉ〜。

 それと…同じ日。新潟競馬場で行われるG3新潟大賞典には昨年秋のオールカマー出走以来となる愛馬ウインジェネラーレが出走します。じつはこのジェネラーレ、ブドウ膜炎という病気で右目を失明し休養していたのです。このレースが復帰戦。よく出走にこぎつけたなあと感慨深いものがあります。失明の影響は大きいと思いますが、昨年の日経賞では"あの"ゼンノロブロイに競り勝った実力の持ち主。見せ場は作って欲しい。

 ……というワケです。同じ日に愛馬がそれぞれの競馬場のメインレースに出走するのです。400分の1口とはいえ、馬主冥利につきます。ひょっとしてひょっとすると両方勝っちゃったりするかもしれませんし…なんて夢が膨らみます。馬券は気合いの単勝勝負! サイフがはちきれんばかりに膨らみますように。

 ついでに、「ウインレーシングクラブ」の会報誌『ウインデイ2月号』に寄稿したウインジェネラーレに関する文も転載します。

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 この原稿は個人的にテンションが上がらない有馬記念直前に書いている。ウインブレイズ感動の激走、掲示板から一年。今年は残念ながらウイン勢の出走がない。春の段階では我が出資馬に期待をしていたのだが…。
 ウインジェネラーレ。イタリア語で「将軍」。会員になって最初に買ったうちの一頭。父親のタマモクロスが大好きで、いつかは天皇賞や有馬記念に出走してくれないかなあと願いをこめて選んだ馬。競馬を知っている友人にそれを言うとバカにされ、話す自分ももちろん冗談のつもりだった。
 ところが、まずは一緒に買ったウインクリューガーが想像を絶する大活躍! 競馬界の確率から考えると同時に出資した他の馬達がクリューガーに匹敵する活躍をみせるなんてありえない。と、思っていたらジェネラーレも堂々のオープン入りですぐさま重賞獲り。そしてあれよあれよと天皇賞出走!! 自分が勝手に思いこんだ常識やら確率はまったく関係なし。
 でも、ジェネラーレにとってそれまでの道のりは平坦ではなかった。熱発やフレグモーネとやらでデビューは再三延期。毎週確認するホームページの情報ももどかしい。やっと走り出したらソエに悩まされたりと我慢の連続。初めて観戦した府中の青葉賞はバンテージが痛々しかった。天皇賞や有馬記念なんて言わないから、少しでも長く走ってくれよと願望を大幅に下方修正したぐらい。
 しかししかし休養明けの秋、晩秋特別からはご承知のとおり。冬至ステークスではウイナーズサークルで口取り写真に初参加。当日、2枠に合わせ黒いシャツを着て行くバカっぷりで馬主気分も謳歌。このころは出資した2歳馬も活躍し始め、毎月のように優勝パネルが届いていた。冬だけど我が世の春。で、めぐって来た本当の春には天皇賞観戦。京都まで新幹線で日帰りの弾丸ツアー。口取り写真に申し込んでいたのでスーツにネクタイ姿。ちなみにシャツは4枠に合わせ青。ネクタイはゲンを担いで、冬至ステークスでも締めていた大井の帝王賞でもらったもの。いま思えば、馬主バカもピークで幸せ絶頂でした。
 さて、現在のジェネラーレは…予想だにしない厳しい現実と戦っている。ブドウ膜炎、右目失明。報告では競走馬にとって片目でも影響ないって言うけど、影響なくはないでしょう! クリューガーの脱臼の時だって結局影響あったわけだし(と意地悪なツッコミ)。でも、復帰して片目で走るとなるとかなりドラマチックだ。アイパッチを付けるのか? シャドーロールも付けてるのに。包帯やサポーターだらけの力士みたいになんだか顔が痛々しくなっちゃうけど。そもそも中央競馬会にはアイバンクのようなのはないのか? おっと不謹慎なこと言ってすみません。動揺してます。奇跡を願うしかないのですから。
 ああ、ジェネラーレ。こうなったら、能力か努力か運だかわからないけど、あるもの全部出して復活してくれ。2歳、3歳のときも克服できたじゃないか。身体的にはかなりマイナスだが、あえてプラス思考。セカンドチャンスだ。セカンドチャンスといえばウインレーシングクラブの専売特許(古っ)、代名詞だし。ねえ、森本社長。ジェネラーレよ、日本のシービスケットになってくれ!
 あっ、それとクリューガー。お前も忘れちゃいないよ。2度も万馬券を取らせてもらったけど、もう貯金ないからね(負けすぎ)。I−PAT口座の残金も底をつきそうだよ。
 さあみんな、早く出てきて稼いでおくれよぉ〜!!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 以上、長々と…お粗末さまでした。
(馬のことしか自慢話がない…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆ はじめまして。
こちらを知ってから日参し、週刊大極宮バックナンバーを読破! ついにアンケートデビューです。
大好きな作家さん(私は御三方皆大好き!)の近況がわかるって嬉しいです。これからもずーっと「週刊」でお願いします♪ GW中は我慢して次回を待ってます!!
今後は私も誤字誤リンクを見つけるべく(失礼)、隅から隅までこちらのHPを楽しもうと思います。それでは。

おおお! 心強い味方がまた増えて嬉しいでっす! マヌケミスのご指摘お待ちしておりマース♪。わは。(まるひ)

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下の方でコッソリ
◆厨子王原稿メール件名の歴史(本人確認用?)

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!

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